敬老金中止で本来の活動検討 宮城県人会(中沢宏一会長)主催の第三十七回敬老祝賀会が、四日午前十時から聖市リベルダーデ区の同県人会館で開かれ、約八十人が出席した。昨年まで実施されていた母県からの敬老金が中止されたこともあり、今年は例年に比べて出席者も減少したという。しかし、この日は八十八歳以上の高齢者九十四人に対して県人会から祝い金が渡され、参加した人々は県人会側で用意されたサンマ弁当を食べたり、演芸会を見るなどして一日を楽しんだ。 敬老会では、先亡者への黙祷のあと中沢会長が挨拶。昨年まで三十六年間続いた母県からブラジルへの敬老金が、延べ一万五千人に対して二億五千万円に上ったことに触れ、「(実施が)終わったとは言え、最後まで宮城県に敬老金を出してもらったことは忘れてはならない。こういう機会にいつまでも思い出して県に感謝することでも敬老会の意義は大きい」と述べ、県に対して参加者全員が拍手を贈った。 また、中沢会長は会館の有効利用として四年前ほど前から継続している青葉祭りと有機野菜販売センター構想などについても語り、「これまでややもすると、敬老金を渡すだけの敬老会だった。今後は家族ぐるみでお付き合いできるやり方を取り戻し、本来の敬老会をつくっていくためにも様々な行事を行なっていきたい」と強調した。 渡辺勇相談役、鈴木運蔵副会長の祝辞に続いて、角田カズキ君(九)が、「おじいちゃん、おばあちゃん、元気でもっと長生きしてください」と高齢者へのメッセージを贈った。 県人会から八十八歳以上の高齢者に祝い金が渡されたあと、参加者全員で「さんさ時雨」を合唱。昼食は「宮城県沖でとれた」(中沢会長)というサンマと弁当が配られ、慰安演芸会では、須田国雄氏の踊りを皮切りに民謡、カラオケのほか、佐々木光躬家族による日本舞踊などが披露され、参加者を楽しませた。 百五歳の高齢ながら娘と孫とともに元気な姿を見せた浜田敬三さんは、「中沢さん(会長)は友達なので、毎年敬老会には来ています」と、しっかりした口調で嬉しそうな笑顔を見せていた。 聖市ミランドポリス区に在住し、家族とともに足を運んだ川村さたよさん(一〇一)も「ここに来るのを毎年、楽しみにしています」と話していた。 写真:敬老会で乾杯する会員たち
Blogs
イビウーナ=マ・ゴルフの内村さん=金婚祝いに350人 07年度パウリスタ・スポーツ賞マレット・ゴルフ部門を受賞した内村久男さんと幸子さん夫妻の金婚式(結婚50年)が9月12日正午からイビウーナ文協サロンで開かれ、友人知人ら350人が祝福に訪れた。 イビウーナ文協の高野信喜会長、園田昭憲鹿児島県人会長なども来場。祖先の法要、金婚式の指輪交換に続いて4人の娘さんから花束とお礼の言葉が贈られた。当日は日本に住む三女ケイコさんから歌が送られ、出席者が耳を傾けていた。 内村さんは「渡伯7年で結婚し、あっという間に50年の歳月が流れた。皆様のお世話になって生きてこられ、感謝している」と感謝の言葉を述べた。 乾杯後はカラオケダンスなども行われ、盛り上がった。
ニッケイ新聞 2009年10月20日付け 鹿児島県人会(園田昭憲会長)は「創立96周年記念式典」を11月8日午前10時から同県人会館(R. Itajobi, 54, Pacaembu)で行う。式典では仏式法要を執り行い、併せて敬老会を開催する。75歳以上の会員には記念品が贈られる。同会では多くの会員の参加を呼びかけている。問い合わせは同県人会(電話=11・3862・2540)まで。
ニッケイ新聞 2009年10月17日付け ブラジル北海道協会は31日午後6時から同会館(R. Joaquim Tavora, 605)で、ブラジル北海道人移住90周年を記念したバイレを催す。二回目となる記念バイレは、道人記念式典の資金集めを目的とした前回とは異なり、感謝の意味も込めて、広く多くの人に気軽な気持ちで参加してもらいたいとの趣旨から企画されたもの。第1回は500人が参加した。当日は特別な専門のDJが曲を選曲。ボレロ、サンバ、フォホ、チャチャチャ、マンボ、サルサなどバイレでおなじみの音楽のほか、今までに取り入れられることのなかった曲目も交える。今年同協会に新しく導入された照明機器やミラーボールがフル回転し、色鮮やかなイルミネーションが会場を盛り上げる。入場チケットは、当日券30レアル、前売り25レ。飲み物代は別だが、コンソメスープと軽食が用意される。同バイレを担当する同協会の大沼宣信副会長、中浜オズマル理事は、「パーティータイプのミュージックを取り入れたバイレなので、とても賑やかになります。誰でも簡単にダンスに参加できる場所ですので、ぜひ皆さん気楽な気持ちで参加して下さい」と呼びかけている。関する問い合わせは同協会ロベルト(電話11・5084・6422)、またはマリーナ(同11・5062・0723)、ソニア(同11・2275・8095)、ネイデ(同11・2578・2699)まで。
ニッケイ新聞 2009年10月16日付け 【既報関連】18日午前10時からサントス市エミサリオ・スブマリーノ公園で予定されていた「日本移民上陸記念碑移転祝賀式典」の開始時間が11時に変更された。当初、式典会場でサント日本人会による売店を設置するなどフェスタの開催を準備、市側も了承していたが、州の検察局から許可がでなかったことから、スケジュールの調整が行われた。予定されていたフェスタは式典後、サントス日本人会会館(Parana, 139, Vila Maatias)に移動して開催される。桜の植樹、鳥取県人会の傘踊り、沖縄県人会の太鼓は予定通り、公園の式典で行われる。13日にサントスを訪問、ジョアン・タヴァレス市長、中井貞夫市議、地元日系団体と会合を行った坂本アウグスト(栃木)、吉村幸之(佐賀)両会長が同日来社、時間の変更を報告したうえで、「サントスで楽しく一日を過ごしましょう」と呼びかけている。
ニッケイ新聞 2009年10月15日付け ブラジル香川県人会(菅原パウロ会長)は、18日午前10時から同県人会館(R Itaipu, 422)で「金毘羅祭り」を開催する。入場無料。当日は祝詞をあげ、武道演武や日本舞踊、隠し芸などが披露される。青年部が中心となって準備を進めており、郷土料理の讃岐うどんも約100食販売する。菅原会長は「三世でも四世でも、香川県にゆかりのある人は是非来てください」と呼びかけた。詳細は同県人会(電話=11・5587・5303)まで。
ニッケイ新聞 2009年10月15日付け 【既報関連】ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、与儀昭雄会長)とASEBEX(日本元研修生・留学生協会)は、18日午後1時(夏時間)から広島県人会館(R. Tamandare, 800)で「第三回弁論大会」を「私のまわりの日本文化」のテーマのもと開催する。入場は無料。参加者は15歳から27歳までの24人。非日系人が5人含まれている。日本語学校からの応募が多く、全員が日本語を学んでいるという。発表時間は5分程度で、審査員は杉本俊和(長崎県人会)審査委員長を始め、在聖総領事館や文協、日本語センター、日本語学校、椰子樹社、前回大会優勝者など7人が務める。大会は3部構成になっており、余興として詩吟、剣舞、長唄などが披露される。副賞としてグローバル・ツーリズモ社から日本往復切符やフォス・ド・イグアス往復切符などが贈られるが、神奈川文化援護協会(村田洋会長)の協力で、1位から3位には、二宮金次郎のブロンズ像が贈られる。さらに、1位には「滞日中の宿泊の面倒を見る」(同協会)という。案内のため、8日本紙を訪れた山田康夫滋賀県人会長、本橋幹久鳥取県人会長は、「日本文化に興味のある人は来てください」と呼びかけた。問い合わせは県連(電話=11・3277・8569)まで。
ニッケイ新聞 2009年10月14日付け 毎年恒例の「石川県人会文化祭」が17、18両日、聖市の同会会館(R. Tomas Carvalhal, 184、地下鉄パライゾ駅の松原ホテル方面)で開催される。入場無料。同会で開講している文化講座の生徒らが成果を発表する同祭。昨年は2日間で約200人が訪れるにぎわいを見せた。10回目の今年は、15年間続く陶芸をはじめ俳句、謡曲、生花、水彩画、絵手紙など各講座の作品を展示。そのほか、17日午前11時からブラジル宝生会による謡曲の発表、同日午後には陶芸のワークショップ、17、18両日は終日サンパウロ絵手紙愛好者グループによるワークショップが開かれる。参加無料。両日とも午前10時から午後5時ごろまで開催。17日午前10時から会場で開会式とカクテルパーティー、続いて餅つきを行い、希望者に販売する。同会の竹下康義顧問、陶芸講座コーディネーターのアンドラーデ九十九道子ラッシーさんが案内のため来社、「興味のある方は気軽に参加してほしい」と呼びかけた。問い合わせは同会(11・3884・8698)まで。
ニッケイ新聞 2009年10月14日付け ブラジル北海道協会(木下利雄会長)は18日午前11時から午後3時まで同協会会館(Rua Joaquim Tavora, 605, Vila Mariana)で「ひな祭り」と「第3回うな丼祭り」をあわせて開催する。雛祭りは初めての試み、当日は北海道から贈られた7段飾りの雛檀が2セット飾られる。「うな丼祭り」では、同会壮年部「おやじ会」が200杯のうなぎ丼を用意する。1杯40レアル。そのほか、サンドイッチやパステルなども販売する。案内に訪れた木下会長と高橋昭副会長は、「雛祭りは、よそでやっていない新しい企画をやろうと始めました。雛人形を楽しんで、自慢のうな丼を食べに来て下さい」と来場を呼びかけた。問い合わせは同協会(電話=11・5084・6422)まで。
ニッケイ新聞 2009年10月10日付け ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、与儀昭雄会長)の9月度代表者会議が1日午後、文協ビル会議室で行われた。先月ウルグアイで開かれたパンアメリカン日系人大会についての報告、県連定款改正案の配布などがあったほか、来年の第13回フェスティバル・ド・ジャポン実行委員長に坂本アウグスト進・栃木県人会長が選ばれた。事務局報告、会計報告に続き、約200人が参加してアマゾン移住80周年式典を訪れた「第32回移民のふるさと巡り」が無事終わり好評を得たこと、18日に開かれる県連弁論大会に24人の参加者が集まったことなどが報告された。9月17、18、19日にウルグアイのモンテビデオ市で開催された「第15回パンアメリカン日系人大会」に出席した矢野敬崇大分県人会長(パンアメリカン・ブラジル日系人協会会長)が同大会に関して報告。大会にはカナダ、米国、メキシコ、チリなどから約250人が参加し、南米大陸での日系青少年の交流の活発化や二世企業の継承問題などが議題に挙がったという。また17日同市で行われた総会で、次回2011年の第16回大会をメキシコのカンクン市、第17回大会をアルゼンチンで開催することが決定。矢野会長が引き続きブラジル代表を務めることも決まった。県連の定款改正最終案が発表され、日ポ両語の改正案が配布された。約20条項に改正が提案され、園田昭憲副会長から「時代にそぐわない点に改正案が出された」と説明が付け加えられた。各県人会で検討され、次回の代表者会議で内容を話し合う。来年の「第13回フェスティバル・ド・ジャポン」実行委員長の選出が行われ、執行部が推薦した坂本アウグスト進・栃木県人会長が出席者の拍手により承認された。坂本委員長は、ニッケイ新聞の取材に対し「各県人会とよく話し合い、協力しなければいけない」と述べ、「黒字を増やせるよう調整したい」と抱負を語った。◎会議ではこのほか、18日の「サントス上陸記念碑移転祝賀式典」、31日の「留学生・研修制度50周年祝賀会」について案内があり、11月8日に創立55周年式典を行う和歌山県人会と、11月22日に創立50周年式典を開催する長野県人会の代表があいさつした。
ニッケイ新聞 2009年10月9日付け 鳥取県人会の「とっとり歌謡会」は31日から聖州カナネイアとレジストロ灯篭流しを訪問する旅行を実施するにあたり、参加者を募集している。31日午前6時にリベルダーデ広場を出発。カナネイアでは船でイーリャ・カルドーゾ周遊を行い、11月1、2両日にレジストロ灯篭流し(灯篭を流すのは2日)を訪れ、3日早朝に帰聖する日程。費用は一人288レアル。 問い合わせは鳥取県人会(11・2276・6032)または同会(3726・3324)まで。
ニッケイ新聞 2009年10月9日付け マナウスで日本人アマゾン移住80周年式典が開かれた9月20日夜、同市内のダイアモンド・コンベンションセンターで祝賀夕食会が行われた。祭典委員会、市、州の来賓はじめ、パラーやサンパウロの日系団体関係者など400人あまりが出席。同地の記念行事が無事に終了した事を喜んだ。当日は式典出席のため来伯中の井上信治衆院議員(日伯議連代表)、島内憲大使(祭典委名誉委員長)、柴崎二郎マナウス総領事(同副委員長)、芳賀克彦JICAブラジル事務所長、千坂平通同聖支所長ら日本政府関係者も訪れた。錦戸健祭典委員長(西部アマゾン日伯協会長)は、「80周年の成功は関係者の団結の賜物。改めて感謝したい」とあいさつ。井上議員は「日伯友好にアマゾン日系社会が果たした大きな貢献を忘れることはできない」と述べ、「開拓魂が受け継がれ、ブラジル社会発展のため日系社会が発展することを祈る」と祝辞を送った。サンパウロからの慶祝団を代表して与儀昭雄県連会長もあいさつし、「これからも全伯で交流を強め、日系社会、ブラジル発展のため力をあわせていきましょう」と呼びかけた。鏡割りの後、武田興洋・祭典副委員長の発声で一同乾杯。食事の後は、西部アマゾン日伯協会の青年らによるYOSAKOIソーラン、和太鼓演奏や、地元チーム「Kualup」によるボイ・ブンバなども披露され、祝賀の日の最後を飾った。式典で外務大臣表彰を受けたエフィジェニオ・サーレス移住地自治会の宮本倫克会長(66、石川)は、祭典副委員長として8月の慰霊祭などを担当した。皇室の来訪が叶わなかったことを残念がりながらも、「先人が80年の間培ってきた功績が今の発展、今日の私たちの喜びにつながっている」と式典の成功を喜んだ。アクレ州キナリー移住地、ロンドニア州トレーゼ・デ・セテンブロ移住地を経てマナウスへ移り、07年まで日伯協会の理事を務めた川田敏之さん(79、長崎)は、「いつまでも年寄りがしがみつくのでなく、若い人にバトンタッチしようということでやってきた。よくこれだけのイベントをやってくれたと思う」と話していた。◎祝賀会の席上錦戸委員長から、病気療養中だった村山惟元・同文協前会長が同日死去したことが伝えられた。錦戸委員長は「世代交代のために尽された方でした」と追悼の言葉を述べ、会場全体で故人に黙祷を捧げた。
ニッケイ新聞 2009年10月9日付け ブラジル熊本県文化交流協会(小山田祥雄会長)は、7日から同県人会館(ギマランエス・パッソス街142)で日本語講座を開講した。同講座は、毎週水曜日の午後4時から6時、午後7時から9時の2回に分けて開かれる。ブラジル日本語センターの講師が指導にあたり、初級から上級まで全てのレベルに対応する。生徒と相談し、それぞれの能力に見合った教材を用意する。同県人会では初の試み。非日系人も歓迎している。案内に訪れた小山田会長と宮原ジョルジ副会長は、「日本語を学習する良い機会を与えたかった。ぜひ日本語を上達させましょう」と呼びかけた。申し込みは随時受け付ける、同県人会(電話=11・5084・1338)まで。当日から受講可能。受講料は、1カ月会員30レアル、非会員50レアル。
石川県人会(小堀勇ジェラルド会長)では十七日と十八日の両日、同会館(聖市パライゾ区トマース・カルバリァール街一八四番)サロンにて第十回県人会文化祭を開催する。 同会会員がこの一年間に手がけた俳句、陶芸、生花(池坊)、水彩画、絵手紙が二日間にわたり展示される。その他にも十七日午前十一時からブラジル宝生会による宝生流謡曲の発表、同日午後からは陶芸のワークショップが開催される。 五日、案内に来社した竹下康義顧問は、「十七日の午前にはカクテルパーティーも行ないますので、多くの方のご来場をお待ちしています」と呼びかけている。 問い合わせは同県人会事務局(電話11・3884・8698)まで。 2009年10月9日付
ニッケイ新聞 2009年10月8日付け 「日本移民ブラジル上陸記念碑移転祝賀式典」が、18日午前10時からサントス市のエミサリオ・スブマリーノ公園で開催される。同記念碑はブラジル日本移民90周年記念事業として98年、同市ポンタ・ダ・プライアに建立された。しかし、「付近に駐車スペースが少ない」「自転車や通行人が多いため写真撮影が難しい」との声を受け、このたびジョゼ・メニーノ海岸にあるエミサリオ・スブマリーノ公園に移転されることとなった。実行委員会の坂本アウグスト(栃木)、吉村幸之(佐賀)、前田ネルソン(三重)各県人会会長らが、中井貞夫サントス市議の協力を得て、移転を記念したイナウグラソンの準備を進めてきた。当日はサントス日本人会が売店を出すほか、鳥取県人会の笠踊り、沖縄県人会の太鼓などが披露される。案内のため来社した坂本会長は、「同公園は大竹冨江さんのモニュメントもあり、気持ち良いところ。ぜひ皆さん訪れてください」と参加を呼びかけた。当日、三重県橋のニッケイ新聞社前(R Gloria 332)から午前9時にバスが出発する。利用者は、9日までに県連(電話=11・3277・8569)まで。費用は一人25レアル。
滞納家賃踏み倒しの実例も ブラジル、特にサンパウロなど都市部の不動産が高騰する傾向にある中、日系の学生や若い世代の社会人にとっては比較的賃貸料が割安の各県人会館などに入居している人が少なくない。しかし、県人会によっては、入居者のマナーに欠けた態度に頭を悩ませているところがあるのも現状だ。ひどい例になると、家賃を滞納した上に支払いを行なわないまま逃亡したという話もある。今後、各県人会が横の連絡を取り合い、こうした悪評のある人物に対して、何らかの対策を取ろうとする動きも出てきつつある。 団体同士で対策考慮 ある県人会では、入居者からインターネット不備の問題でクレームを受け、「条件が整わないなら、家賃を値引きしろ」などと言われ、話し合いの結果、本人の了解を得て出て行ってもらったという。 また、会館敷地内で県人会の許可を得ないまま、入居者が個人所有する乗用車を本人が洗車し、その泥が排水管に詰まったり、女性入居者が便器に生理用品を流して詰まらせるなど、一般常識としてのマナーを守らず閉口したという実例もある。 別の県人会では数年前、二か月分の家賃を滞納した日系人入居者の行方が分からなくなり、その後の連絡もなく、家賃を踏み倒されている。 同県人会長の話では、ある制度で一年間来伯していた日本人女性が、地方に在住する日本人男性と連絡を取り、県人会側に何の連絡もないまま、部屋の鍵を渡していたという。 「いつだったか、勝手に見知らぬ日本人男性たちが入ってきたので、『何だ、君らは』と言ったところ、入居している女性から鍵を渡され、それぞれに旅行している間に部屋を交換したと説明された。あまりにも自分勝手な話で、呆れて物も言えなかった」(同県人会長) そのほかの県人会でも十年ほど前に混血の日系人を入居させたところ、その人間が麻薬常習者で、出て行ってもらうのに苦労したという。 さらに、入居した時点では独身だった日系男性が知らぬ間に結婚し、同じ一人部屋に女性と同居していたことが後になって発覚したという話もある。 「今は、そんなことはないけどね。一人部屋には勝手に人を入れさせないように常にチェックしているよ」と同県人会長は、そうした事件の後、監視の目を光らせている。 県人会によっては、入居前に正式な契約を結んだり、家賃を先払いさせているところもあり、そういう団体は比較的問題も少ないようだ。 「うちの場合は、家族なら部屋まで入っても良いけれど、友人ならサロンなど部屋の外で話をしてくれと言い、徹底している。もし、それに従わず問題を起こすようなら、すぐに出て行ってもらうように契約している」と、ある県人会長はきっぱりと話す。 ほとんどの県人会は、一般の人間ではなく、他の県人会や団体などの紹介によって入居を許可している。信頼関係を通じて、その人間を入居させているが、これらの諸問題が表面化していることも否めない。 「せっかく縁があって、県人会に来てもらうため、できる限り良い関係を保ちたい」と考える県人会長がいる一方、入居者によっては、各県人会を渡り歩き、どこに行っても悪評が付いて回る人間がいることも否定できない。 現在、各県人会では、それぞれの情報を交換しあい、悪例に関してはそれなりの処置を行なうための対策を考慮している。 2009年10月8日付
第13回日本祭り実行委員長に坂本氏 県連(与儀昭雄会長)の九月度代表者会議が、一日午後四時から聖市リベルダーデ区の文協ビル一階会議室で行なわれ、定款改正案や来年の第十三回日本祭りなどについて発表された。 八月度会計を含めた各種報告の後、議題では、九月半ばに実施の第三十二回移民のふるさと巡りでアマゾン地域を訪問した一行約二百人が、怪我もなく無事終了したことが報告された。 十月十八日午後一時から広島県人会館で開かれる第三回弁論大会は、九月二十四日に公募が締め切られ、二十四人が応募。遠方からはパラナ州マリンガからの参加もある。 定款改正については、同委員会から日ポ両語の改正案が配布され、各代表者が持ち帰って検討後、次月の会議で意見を出し合い、最終的に専門弁護士に見てもらうという。 第十三回日本祭りでは、新実行委員長として栃木県人会長の坂本アウグスト氏が選任され、拍手で承認。同委員会では今後、十月末までに各種スポンサー関連企業への働きかけを行なっていく考えだ。 2009年10月8日付
多彩なショーで盛り上がり 栃木県人会(坂本アウグスト進会長)の敬老会が四日、聖市ビラ・マリアナ区の同県人会館で開催され、約百人が集う賑わいを見せた。今年の敬老会は先没県人の法要を厳粛に行なうため、午前十時半から同会では初めてとなるイビラプエラ公園内の慰霊碑にて法要を実施した。 法要後には、同公園内の日本館を見学。一九八〇年の栃の葉国体の際に栃木県知事より寄贈された御みこしや、錦鯉が優雅に泳ぐ日本式庭園を前に、参加者からは「懐かしい。日本を思い出す」と感嘆の声が上がった。 正午からは会場を同県人会館に移し、婦人部の人々が前日から準備したという、心のこもった特製うどん、手巻き寿司、おはぎなどが振舞われた。昼食後、坂本会長が「イビラプエラ公園内の慰霊碑と日本館を訪れたことがない方が多かったので、本日の敬老会でみなさんに見てもらえることが出来て本当によかった」と挨拶した。 その後、同県人会館の学生寮に宿泊している生徒六人による「東京音頭」や、管理人を務める山崎敏夫さんの漫談と富山民謡の立山節が披露された。「東京音頭」を踊った石塚潤子さんら六人の生徒は「今日のために二か月練習してきました。少し緊張したけれど、楽しく踊ることができました」と笑顔を見せた。 また、ブラジル人手品師のルイス・ゴンザガ氏が、箱に入れた手袋を鳩に変えたり、重ねた新聞紙から水を出したりする手品ショーを行ない会場を魅了。驚きの光景に、老若男女を問わず全員が大きな喝采を送った。 余興の後、七十五歳以上の敬老者二十七名が祝福を受けた。敬老者には、アマゾン日本人移民八十周年記念祭典の時にアマゾン栃木県人会より贈られた「アマゾンの黒ダイヤ」と呼ばれる黒胡椒が、敬老金とともに渡された。 参加者最高齢の鈴木ふみさん(九三)は「十歳の時にブラジルに渡ったため、今ではブラジルが故郷です。敬老会でみんなが一堂に集まるのはとても楽しい。栃木県人会のような、みんなが集まれる場所は貴重なもの」と元気に語ってくれた。同会では婦人部、青年部が一丸となって運営を盛り上げている。真藤浩子婦人部長は「今年はブラジル移民一〇一年目。みんな歳を取ってきているけれど夢は大きい。次は二〇〇年に向かって大いに頑張るつもりです。今年の敬老会では、学生寮の若い子たちが踊りを踊ってくれたことが良かった」と満足した表情を浮かべていた。 終始和やかな雰囲気のもと全プログラムが終了。訪れた参加者は県人同士の絆を深め合った。 写真:祝福を受けた敬老者一同
ニッケイ新聞 2009年10月6日付け 中川昭一元財務相(享年56、北海道)が東京都世田谷区の自宅で4日、死亡しているのが見つかったニュースを受け、ブラジル北海道協会関係者から、その死を惜しむ声が上がっている。06年5月、農水大臣として来伯、同協会会館を訪れ、歓迎会で道系人との交流を深めた。「北海道に帰ったみたい」―。空港に出迎えた協会関係者にそう言葉をかけ、喜ばせた。約20人が集まった歓迎会では、「自分の父も北海道で開拓農家だった。みなさんも苦労されたと思う」と挨拶。出席した木下利雄会長(当時副会長)は、「『日伯関係を大切にしたい』と話されていた。芯のある惜しい人を亡くした」と声を落とした。会館を案内したのは、当時会長だった大橋皖吾さん。「立派ですね」と感心した様子の中川氏に記念の銅像を贈り、「大変喜んでもらった」と振り返る。「明るく行動力がある人だった。あと10年は頑張って欲しかった」と話した。フェジョアーダとカイピリーニャを用意した婦人部を労うため、台所にも姿を見せ、部員らを感激させた。水野誠子部長は、「全員に名刺を配っていた。気さくな方だった」と語った。
沖縄県人会(与儀昭雄会長)は十二日午前九時から午後五時まで、ジアデーマ市の沖縄文化センター(セッテ・デ・セッテンブロ大通り一六七〇番)で『第四回こどもまつり(呉屋新城春美実行委員長)』を行なう。 当日は、フットサルコートに遊技場を設け、滑り台等を設置する他、屋内球技場では午前中に、折り紙、書道、凧作りなどのワークショップを、午後二時からは、花柳流日舞、ヨサコイソーラン、ストリートダンス、空手の型などを子どもたちが披露する。 また、駐車場には、沖縄名物サーターアンダギーや沖縄そばの食堂、玩具売り場のテナント等が出店する。 道路脇にあるのぼりやちょうちん飾りが入場口までの目印。入場に際し、保存の効く食料一キロ分を持参すること。なお、来場した子どもにはポップコーンや綿菓子、ピルリット等が配られる。 九月三十日、案内に来社した呉屋実行委員長、知念直義実行委員は、「家族で楽しめる子どもが主役の催し。多くの来場を」と、呼びかけている。 写真:来場を呼びかける呉屋実行委員長、知念実行委員(左から)
