06/03/2026

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第四回さんしんの日(野村流音楽協会ブラジル支部、野村流古典音楽保存会ブラジル支部、琉球民謡協会ブラジル支部共催)が三月一日午後一時から、聖市の沖縄県人会館(リベルダーデ区トーマス・デ・リマ街七二番)で開催される。 当日は初心者、教師、師範など四百人以上が出演、民謡、古典、琉球舞踊、太鼓、三線(さんしん)などを披露する。 沖縄では語路合せで三月四日を三線(さんしん)の日と定め、三線を弾く楽しさや歓びを分ち合おうとテレビなどを通じて盛大に催され、ブラジルでは沖縄文化の普及、継承、技術向上、親睦を目的に毎年三月第一日曜日に催され、今年で四回目。 二十五日、案内に来社した知念直義実行委員長、仲村善正琉球民謡協会ブラジル支部長、高江洲義栄(会計担当)、島袋安雄(書記)の各役員は「会場には二百年前、楽聖と謳うわれた知念積高師愛用の三線(本紙既報)の展示もされている。多くの愛好者の来場を」と呼びかけている
ニッケイ新聞 2009年2月26日付け 鳥取県が実施する「中堅リーダー交流事業」で来伯した河本弘三さん(44)、富村仁美さん(29)の二人が、帰国前日の十三日に本紙を訪れ、約一週間のブラジル滞在を振り返った。一年ごとにブラジル県人会と鳥取県が中堅リーダーを派遣する同事業は、今回で六回目。河本さん、富村さんは六日に着聖後、聖市の松柏学園・大志万学院を訪問。八日に県人会総会に出席後、同県が開設に関わった聖州ミランドポリスの第二アリアンサ移住地を訪れ、リオでも県人会関係者と交流した。九四年に県人会との青年交流事業でブラジルを訪れた経験のある河本さんは、「サンパウロもリオも思っていた以上に街が様変わりしていて驚いた」と感想を語る。松柏・大志万の訪問では、二年前にスキー交流で鳥取を訪れた同校訪日使節団の子供たちとも再会できたという。今回の訪問の目標として挙げたのは、「県と県人会がきちんとつながれるように関係者と話し合うこと」。滞在を振り返って、「県人会の人たちに親戚のように扱っていただき、感謝している」と話し、帰国後は「民間同士の交流の可能性を模索していきたい」と抱負を語った。初めてブラジルを訪れた富村さんは、米国の高校に留学していたころブラジルの日系人と交流があり、興味をもっていたことが応募のきっかけだという。ヨガのインストラクターでもあることから、滞在中、県人会で開かれているヨガ教室にも参加。「言葉の問題はあったけど、いい経験になった」。アリアンサ訪問では「田舎で驚いた」が、「日本人に対して良くしてくれた」と振り返る。来伯前は県人会の活動を知る機会がなかったという富村さん。「ブラジルを知ることができたのが財産。情報発信が大事だと思った」と話していた。昨年の同事業で鳥取県を訪れた末永正さんと千田伊藤初美さん、末永由美子さんも共に来社。「鳥取にもう一人ブラジルのファンが増えて良かった」と喜ぶ。本橋幹久県人会長は、同事業の継続に期待を表わすとともに、「おんぶにだっこではなく、ブラジルから母県に対してできることがあれば提案していきたい」と双方向の交流に意欲を見せた。
ニッケイ新聞 2009年2月26日付け 将来の日伯友好・経済交流の基盤作り―。学生が運営し、世界各地の企業、NGO団体で交換研修を行う特別非営利活動法人「アイセック・ジャパン」(http://aiesec.jp/)の高橋俊さん(19、東京大学)が三月末までサンパウロに滞在、日本の学生を受け入れてくれる研修先を探している。公式ホームページによれば、アイセック(AIESEC、本部オランダ)は、一九四八年に設立。次代の国際社会を担うリーダーを生み出すため、学生に自己の可能性を発見、発展させる機会を提供することが目的。現在百カ国、八百の大学に委員会がある世界最大規模の学生団体であり、日本支部創立は六二年、二十四大学で約一千人が活動している。二十日に帰国した酒井邦明さん(20、青山学院大学)によれば、「日本からはアジア、アフリカを中心に年間二百五十人を研修に送り出している」と話すが、ブラジルへの派遣はほとんどないという。「昨年は移民百周年があり、『BRICs』と期待されているにも関わらず、繋がりがほとんどない」と二人は声を揃え、「日本での受け入れも含め、ブラジルとの関係を強めたい」と来伯の理由を説明する。伯国最大のアイセック委員会があるUSPの学生と連携しながら、すでにブラジル日本商工会議所、JETROなどを訪問、情報収集に努めている。「職種を問わず、日系企業の受け入れ先があれば。学生がブラジルを知る機会になり、将来の日伯関係を担う人材作りになるのでは」と呼びかけている。研修期間は二カ月半から一年半。二十六日にある県連代表者会議にも出席、県人会を通した協力も呼びかける考えだ。関心のある方は高橋さん(11・8924・3248)まで。
ニッケイ新聞 2009年2月26日付け 沖縄県人会で最大規模の琉球芸能イベント「さんしんの日」が今年も、三月一日午後一時から聖市の同県人会館(トマス・デ・リマ街72)で開催される。知念直義実行委員長、仲村善正副委員長と高江洲義栄会計が案内のため来社した。古典音楽、民謡から舞踊、筝曲、エイサー太鼓などジャンル・流派を超えて琉球芸能関係者が総出演する同イベントは、沖縄で毎年三(さん)月四(しん)日に開かれている琉球芸能祭にならって始まったもので、母県では今年十七回目を数える。ブラジルでは今年が四回目。昨年は県人移民百周年記念事業に向けた資金造成芸能祭として実施され、好評を博した。今回は古典音楽、琉球民謡四団体の伯支部が共催し、筝曲、舞踊、太鼓の五団体、留学・研修生OB会「うりずん」が協賛、県人会と協和婦人会が後援する。当日は午後七時ごろまで開催され、のべ四百人以上が出演して舞台を彩る。そのほか、先月本紙でも紹介した、二百年前の琉球王朝時代のものとされる三線も展示される予定。協力券は十レアルで、前売り・当日券ともに販売する。知念実行委員長は、「沖縄文化の普及、継承というさんしんの日の精神にのっとり、親睦を深めたい。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼びかけた。問合わせは沖縄県人会(11・3106・8823)まで。
青森県人会救援活動続行で協力呼びかけ 【既報関連】青森県人会の玉城道子会長と近沢マリーナ副会長の両役員が今月十三日、サンタカタリーナ州イタジャイを訪問。昨年十一月に同州で水害の被害を受けた日系人のためにサンパウロで募った義捐金約一万五千五百レアルを持参し、関係者に直接手渡した。現地側では、義捐金を直接持参してもらったことに大きな喜びを示し、同地日系人の生活安定に向けて活動していく考えだ。 イタジャイ日系協会では今回手渡された義捐金について、被害の激しかった日系家族を優先し、責任を持って分配する考えだ。 イタジャイ日伯協会から義捐金の領収書と礼状を受け取った玉城会長は、今月二十六日に開かれる県連代表者会議でも詳細事項について発表する考えを示している。 なお、青森県人会役員の今回の同地訪問で、イタジャイ日伯協会への直接の銀行振込み口座が分かった。今後の義捐金送付は、同口座に振込むことで、同地日系人被害者への直接的な協力を行なうことができるという。
ニッケイ新聞 2009年2月21日付け 広島県人会は十五日の定期総会で役員改選を行ない、新執行部を選出した。任期は二年。役職、氏名は次の通り。【会長】大西博巳【副会長】落久保博、村上佳和、森永カルロス、中森紳介、吉弘ロベルト、【会計】石井キミオ、梶原パウロ(副)【書記】伊達すみえ【理事】道管武保、高路昭、山田茂利、伊東信幸、新川一男、中西茂雄、力石健次、重田エルゾ、平崎靖之、本永アレシャンドレ、矢島エリザベッチ、佐々木ヒロエ、山本ジュリア、中川カルロス、和田セリーナ【名誉会長】田中洋典【相談役】沖桝春登、金高繁登、細川晃央【監査役】正=小田シゲオ、落久保ロジェリオ、中平エリカ、補充=高路ジェツリオ、渡ヒデカ
ニッケイ新聞 2009年2月21日付け 「鹿児島県農業・語学研修生制度」十期生の山下琢磨さん(25、鹿屋市)が一年間の研修期間を終え、あいさつのため本紙を訪れた。ブラジルでの生活を振り返り、「楽しくてしょうがなかった。自分のブラジル第一章は終わったけど、しっかり準備してまた来る」と言葉を残し、十九日に帰国した。昨年四月に来伯、先月までサンパウロ新聞社で記者として研修した。「恥ずかしいけど、来るまでコロニアのことを知らなかった」というが、「いろんな人に出会え一生の財産ができました。取材先の人や各県人会の人に可愛がってもらって、感謝でいっぱい」と語る。来伯して二カ月で百周年を迎え、「何も役に立てなかったけど、すごく楽しかったです。特に皇太子さまに会えたのは一番の思い出」と貴重な経験を振り返る。四月上旬に帰国予定だったが、親しい知人の訃報のために急遽帰国が決まった。しかし、「『やりきった』という気持ち。心残りはありません。また帰ってくるつもりでいるから」。山下さんは、大のサッカー好き。研修を通じて、「鹿児島にプロサッカークラブを作って、日伯の交流をはかりたい」という夢ができ、「来るべくして来た」と研修の充実ぶりを表現する。「外から鹿児島を見ると良い面、悪い面が見えて成長できた。素晴らしいチャンスを与えてもらい感謝してもしきれません。大いに継続して欲しい」と研修制度について話していた。
ニッケイ新聞 2009年2月24日付け 二〇〇九年度ブラジル北海道協会(木下利雄会長)の定期総会が十五日午前十時から聖市の同会館で開催され、三十四人が出席した。今年は八月三十日に北海道人移住九十周年、協会創立七十周年、会館落成十周年の記念式典が予定されている。木下会長は「この式典開催のため、会員みなさんの力を貸してください。私も精一杯やります」と会員の力の結集を呼びかけ、成功に向けての意気込みを見せた。続いて質疑応答が活発に行われた。研修生・留学生が帰国後に会員になっているかという質問が出され、「会員の子息が研修生で、五人中四人が会の活動に参加していている」と高橋昭副会長が説明。「帰国後は協会に支援や協力を約束している」と付け加えた。また、「地方代表者会議の参加者が少ない。もっと地方を大切にしてほしい」との声もあった。ロンドリーナの会員が日本政府から受勲した際、本部から誰も出席がなかったことに対し、同会長は「忙しく出席できなかったが祝電は出している」と述べた。地方の会員から、同協会月報の配達が遅れており緊密な連携が取れてないとの声も出た。碓井事務局長は「会計理事が業務の傍ら翻訳しているので時間がかかる。その分、プロに頼めば早くなるが会の負担が増える」などと現状を説明した。〇八年度事業・決算報告、〇九年度の事業計画・予算案は出席者全員から承認を受けた。〇八年度収支は収入が二十九万三千四百十二レアル、支出が二十八万三千二百五十八レで、一万百五十四レを繰越し。〇九年度予算は三十二万レアルを計上している。同会では八月の式典のほか、十月十八日には子供の日と第三回うな丼祭りを兼ねたイベントを同会館で行う予定。その時に幅一メートル五十センチで七段飾りの雛壇をお披露目するという。今年の総会では役員改選も行われ、全役員留任となった。
ニッケイ新聞 2009年2月24日付け 昨年十一月に起きたサンタカタリーナ州の洪水被害に対する義捐金が、今月十三日、募金を呼びかけた青森県人会の代表者から同州イタジャイ日本人会に渡された。姉妹州県をきっかけに始まった今回の支援活動。寄せられた金額は一万五千レアルに上った。 同募金活動は、サンタカタリーナ州と母県が姉妹州県であることから同県人会が中心になって呼びかけたもの。昨年十一月末から約二カ月間で約一万レアルが集まり、さらに現地に向かう直前に沖縄県人会から五千レアルが寄せられ、合計金額は一万五千四百九十レアルになった。検討した結果、農作物流出や家屋浸水など大きな被害を受けたイタジャイの日本人会に渡すことを決めたという。玉城道子県人会長と近澤マリーナ副会長が十三日午後に現地を訪問。空港で日本人会の角園セザリオ稔会長夫妻、佐藤伍介副会長らの出迎えを受けた後、会員らが集まった会館で角園会長に小切手が手渡された。渡す際に寄付を集めた団体の名と金額も伝えた。「お金以上に感謝され、申し訳ない気持ちだった」と玉城会長は振り返る。同地では水害にともなう避難勧告が急だったため、そのままにされた家財や衣類が水に漬かり、使用不能になった。現地訪問時に被害者宅を訪れた玉城会長は、「浸水の跡が私の背丈くらいあり、小屋もひび割れが入っていました。外に置いていた農機具も流されたそうです」とその様子を説明する。また、農業面ではクリチーバ総領事館の支援で購入した種の植付けが始まったものの、まだ育っていない状態。支援物資は各地から寄せられたもので足りているが、収穫後に現金収入を得るまでの生活費が足りないことが当面の問題になっているという。日本人会では各地から寄せられた義捐金から、被害者宅に毎月生活費の支援を行っているそうだ。「これからもまだ必要な状態だと思います」と玉城会長は現状を説明する。一方で、被害を受けた人が「悲しんでいてもしょうがない。どう再起するか考えるのが先。がんばるしかない」と話していたことを振り返り、「実際に目で見て、日本人の気丈さを感じました」と話していた。◎今後の募金活動継続については、同県人会で現在検討しているところ。現地へ直接送ってもらうことも考えているという。
ニッケイ新聞 2009年2月20日付け 地域直送の有機野菜、ADESC(農協婦人部連合会=内海千代美会長)手作りの加工食品、屋上で食べる郷土料理でお馴染みの、ブラジル宮城県人会(中沢宏一会長)主催「青葉祭り」が、昨年十二月で二周年を迎え、ファンのニーズに応えようと新しい挑戦を始めた。今月、NGO(非政府団体)「青葉健康生活協会」(代表=中沢宏一宮城県人会長)を設立し、従来の第三土、日曜日に加えて、第一土曜日に「青葉福祉祭り」を開催。新鮮な野菜や手作り加工食品がより身近になった。 今月七日、第一回目となる「青葉福祉祭り」を同県人会館で開催。NGOとしての活動がスタートした。会員は、青葉祭りを支えてきた宮城県人会員やADESCなどが中心。「もっと開いて欲しいという声に応えたかった」と中沢会長。青葉祭りを通じて、健康的な生活を支えるための組織作りの必要性を実感。「会員のための活動」という県人会会則からは外れるため、NGO設立へと踏み切った。中沢会長は、「小さな活動ですが」と前置きした上で、「有機栽培などをしている生産者の活動を援助し、消費者が安心して購入できる場を作りたい」と説明。口調からは決意とやる気が伝わってくる。第一回目の七日は、地下駐車場で野菜や加工食品販売、屋上テラスで婦人部が手作りカレーを振る舞った。よく晴れて気温が上がったため、カレーの売れ行きはまあまあだったというが、「皆さんに知ってもらって、これから少しずつペースをあげていきたい」と婦人部の皆さん。来月からはサンパウロ日伯援護協会(森口イナシオ会長)が屋上テラスで食事を提供する予定。福祉センター建設のための募金活動も同時に行う。同NGOは運営責任団体として、健康的な環境作りのために、様々な場を提供してゆく考えだ。昨年十一月には、NGO設立のための視察も兼ねて、青葉祭りやADESCのメンバー二十人余りで一泊二日の「農業視察旅行」を実施した。カッポン・ボニートでADESC支部や、カッポン・ボニート農業組合(CACB)と交流。ADESC支部の女性たちが開催する月に一度の「フェイラ・ダ・ルーア」と呼ばれる夜のフェイラにも参加して、各地の工夫を学んだ。また同旅行では、青葉祭りで新鮮な有機野菜を販売している宮田農場を訪問。宮田隆行さんが「直売とコスト減が鍵」と話す独自の有機栽培方法を教えてもらうなど、貴重な交流をした。ヴァルジェン・グランデでも、ADESCの活動の中心として活躍している同支部の皆さんと交流、またカウカイアの杓田蘭農園を視察した。各地で横の関係を深めると同時に、「日系農家のいかに根を張った繋がりがあるかを再確認した」(中沢会長)という。同NGOは今後の活動として、第一土曜日に福祉祭りを実施するほか、このような旅行や講習会を計画する予定だ。▼   ▼次回青葉祭りは、二十一、二十二日午前七時から午後五時まで。会場はリベルダーデ区の同会館(Rua Fagundes,152)。恒例のさんま定食、イカポッポ焼き、はらこ飯、ずんだ餅、冷やし中華、牛タン入り餃子などメニューが豊富。また、土曜日に売切れがちの有機野菜だが、日曜にも入荷予定。
ニッケイ新聞 2009年2月20日付け ブラジル大分県人会(矢野敬崇会長)は〇九年度定期総会を十五日午前十時から、宮城県人会館で開いた。昨年八月に亡くなった牧政治県人会顧問を始め、先没者に一分間の冥福を捧げ、矢野会長の司会のもと、議事が進行された。昨年度の事業報告では、九州ブロックでの活動のほか、百周年や周年行事を行った他県人会への参加などが報告された。〇八年度会計報告で収入六万八千九十二レアルに対し、支出六万二千四百八十九レが承認された。五千六百三レが来年に繰り越された。来年度の事業計画では、愛知、和歌山、滋賀各県人会と合同で行う「屋台祭り」(四月)、「日本祭り」(七月)、ピクニック(九月)などを行うことが確認された。来年の予算案は六万五千六百十四レアル。広瀬勝貞県知事から、喜寿・米寿を迎えた県人へ表彰状、記念品が贈られた。続いて行われた新年会では、昨年研修で母県を訪れた与座スザナ、四条アルヴァロ、栗原フェルナンドさんらが報告を行った。与座さんの父オタヴィオさんは、県人会関係者らに感謝の言葉を述べ、「娘が一回り成長したと思う」と挨拶した。矢野会長は、現在県で移住家族会に代わる国際交流協会が立ち上げられていることを報告、「若い世代を活動に呼び込み、研修制度を継続できれば」と母県との繋がりを強調した。表彰された高齢者は以下の通り。喜寿=柿坂公正、福本真澄、福本美智子、梶原正子、米寿=原本久之、利光国忠、山元平冶、工藤嘉平、三宅喜代江、郷トメ子、石見ツネコ、岩尾淑子。
ニッケイ新聞 2009年2月19日付け 和歌山県企画部企画政策局文化国際課の山田啓之副主査(34)が県と南米日系社会の交流事業促進の可能性を探るため、十五日に来伯、サンパウロ、カンポ・グランデ、ドウラードス、パラグアイ、アルゼンチンを視察する。木原好規県人会長と十六日午前、来社した。ブラジル訪問では、今年十月十八日に予定されている県人会創立五十五周年の打ち合わせや、県人会活動の現況を調査。県側の要望で和歌山県人が多く入植した松原、クルパイ植民地への慶祝団訪問が検討されていることから、カンポ・グランデ州政府を表敬訪問、ドウラードス市、松原植民地の県人らと調整も行う。木原会長は、「高齢のため出聖が難しい県人も喜ぶ。通り一遍の式典で終わらない周年行事になれば」と期待する。和歌山県は予算削減に伴い、昨年から研修制度や助成金支給を休止している。山田副主査によれば、「研修は公募制、助成はプロジェクトに対して行われる」と現制度について説明、県人会独自の交流事業の実施を呼びかける。研修制度に関しては、「JICAと連携を強め、継続していければ」とも。すでに元研修生ら二十人と十五日夜に会合を開き、十七日には県人会役員と交流のあり方について協議した。現在、県では仁坂吉伸知事や県議会議員を派遣する予定となっており、昨年四月に発足した中南米交流協会とも連携、慶祝団を発足させる方向だという。山田副主査は二十二日にパラグアイ、二十五日にアルゼンチンに移動し、二十八日に帰国の途に就く。
道人移住90周年 協会創立70周年に全力 ブラジル北海道協会(木下利雄会長)は十四日午前十時すぎから、同協会交流センターで二〇〇九年度定期総会を開催し、〇八年度の事業および決算報告ならびに、〇九年度の事業計画案、予算案の審議を行った。 木下会長はあいさつで「不肖な私がまた選ばれたこと、ありがとうございます。大きなイベントが八月三十日にありますが、一人ひとりが努力し、協力していかなければ実現できない。いろいろと不満はあろうかと思いますが力を貸してください」と述べ、道産子(どさんこ=北海道人)の団結を訴えた。
岡山県人会婦人部は三月一日午後一時半から、同県人会会館(聖市リベルダーデ区グロリア街七三四番。電話11・3207・3487)で恒例の雛祭りを行う。 煎茶会メンバーによるの点前の披露、折り紙講座も行われる。 多数の子女の出席を呼び掛けている。 参加費は随意志しで結構という。
ニッケイ新聞 2009年2月19日付け 「なんとしても新会館を建てたい」。ブラジル山口県人会の定期総会が十五日に聖市の同会館で行われ、平中信行会長はそのような強い意気込みを会員ら七十人に説明した。三階建ての中に宿舎十五部屋を備え、百人が座れる大サロンを作る構想だ。「完全に決めたら、改めて皆さんに協力をお願いします」と平中会長は頭をさげ、「不況で難しいのは百も承知だが、チャンスは今しかない。日本の理解者や企業に協力を求めていくつもり」と熱く訴えた。 三年前から温めている新会館構想。六年目を迎えた平中会長は毎年、母県に行く度に、県知事はじめ、関係者に協力を訴えている。「夕方は学生でいっぱいになり、この辺は身動きできなくなる。メトロ駅が近くて立地がいいから、それを会運営に活かさない手はない」。定期総会の最後で平中会長はそう説明し、〇九年県人会予算の収入六万五千レアルの約半分、三万三千レアルを占める寄宿費・会館賃貸料を伸ばして、定期収入として安定させる方策を説明した。現在十室だが、新会館では「最低十五室を確保したい」。近年近隣には大学が林立し、新築なら需要は高い。現会館は同じ頃に続きとして建てられた隣家が歴史的建造物に指定されたぐらいに古く、「雨漏りとシロアリが問題」という。敷地は間口十メートル、奥行き三十二メートル。市建築基準では、道路側を五メートルと奥一メートルを空ければ両脇はびっしり建築できる。一昨年までは四階建て構想だったが予算を削減するため、昨年から三階建てに縮小した。総工費百三十万レアルのうち半額を県に負担してもらう交渉をしているが、残りは日本側の民間協力者とブラジル側で負担しなければならないからだ。県人会に理解が深い二井関成知事が昨年四選目を決めたことから「今が好機」と平中会長は考え、「まずはブラジル側の誠意を見せ、ふんどしを締めなおす」と構想を固めている。井上ロベルト副会長の司会で進められた総会ではその他、〇七年の創立八十周年での県知事、〇八年の慶祝団の来伯を振りかえり、母県との交流が盛んになってきていることが報告された。また〇八年の事業・会計報告が拍手で承認された。福田稔会計理事は収入八万七百二十三レアル、支出が十万千七百十八レアルで、一万四千余レアルが赤字になったと報告。単年度では赤字だが、はみ出したのは〇七年に企画した八十周年記念誌発行費用(一万五千レアル)で、実際には〇七年の余剰金でまかなわれており、通年では赤字ではないと説明された。〇九年の事業計画は広谷耕作総務理事、予算は安部薫会計理事から説明され、共に承認された。平中会長は「今年からカラオケなどを毎週行い、親睦活動を再開するように努力する」との抱負をのべた。続いて新年祝賀会で持ちより料理に舌鼓をうち、和やかに半日を過ごした。
一致団結と協力誓う 沖縄県人会、与儀会長は続投へ 「二団体が統合し、与儀会長が続投」―。沖縄県人会(与儀昭雄会長)の第七十二回定期総会が、十五日午前十時半(第二次招集)から聖市リベルダーデ区の同県人会本部大サロンで行なわれ、二十六支部の代表ら百二十一人が出席した。総会では、長年の懸案事項だった県人会と沖縄文化センター(与那嶺真次理事長)の「統合」が正式に承認。与儀会長を筆頭に、両団体役員から構成された新執行部が今後、双方の運営を行なうことになる。 役員改選では、二団体の執行部を合わせた一つのシャッパが承認され、与儀会長が続投する形となった。 与儀会長は「両組織が今まで一緒にやった経験は無いが、皆様と一緒に良い方法で進んでいきたい」と述べ、会員への理解と協力を求めた。 新執行部は次の通り(敬称略)。 会長=与儀昭雄。第一副会長=与那嶺真次。第二副会長=松堂忠顕。第三副会長=崎間達雄。第四副会長=高安宏治。第一書記=島袋安雄。第二書記=与儀哲雄。第一会計=大城ビセンテ。第二会計=西原正三。正監査=呉屋ミルトン、小波津セルジオ、玉城ロベルト。補充監査=上原真栄、田港ネルソン、新里哲雄、仲田直。
ニッケイ新聞 2009年2月18日付け ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)とブラジル沖縄文化センター(ジアデマ市、与那嶺真次理事長)は十五日、聖市の県人会サロンで定期総会を開いた。今年の総会は、二団体統合を前提に初めて合同で開催。役員改選で両団体共通の執行部メンバーを選出し、与儀県人会長が二団体の新会長に就任した。 二〇〇六年の定期総会で合併を決議した沖縄系二団体。その後、両団体を法人として残しながら定款の内容をそろえ、行事・運営を共通化する統合の方針に変更された。現在定款の改正準備が進められているところだが、今回の総会は統合を見すえて初めて合同での開催となった。当日はカンポ・グランデ、ブラジリア、マリリア、アララクアラ、ジュキア方面など遠方からの参加者を含め、二十六の支部から百二十一人が出席。午前中に県人会と文化センターがそれぞれ別々に〇八年度の報告を行ない、午後から二団体合同で〇九年度事業・予算案を審議した。冒頭、定款改正案を起草した与那嶺ルーベンスさんが統合にいたる三年間の経緯を説明。続いてあいさつした与儀会長は、県人会行事を取りやめて百周年行事・事業に注力した昨年の会活動、多数の慶祝団、沖縄芸能団体来伯などを振り返り、喜びを表した。進行中の記念事業については、文化センター敷地に建設中の移民資料館が四、五月ごろまでに完成の予定と報告。写真集とポ語版移民史も「できるだけ早く発刊したい」と話した。県人会の昨年度会計は収入約三十九万二千レ、支出約三十一万六千レで約七万六千レを繰越し。八一年以来続いてきたIPTU(土地建物税)の免除が〇三年から止まっていたが、交渉の結果免除される見通しだという。あわせて県人移住百周年の会計も報告された。ドル・円を除く収入は約九十八万三千レ、支出は約七十三万七千レ。百周年事業の会計について一部質問が上がったが、〇八年度会計とあわせ拍手で承認。文化センターの収支は収入約十八万八千九百レ、支出約十八万八千百レと発表され、承認された。午後からの総会では行事計画は二団体共通に、予算案は別々に審議。県人会予算は約三十二万五千レ、センター予算は二十万六千レを予定している。行事計画では、執行部から十五の年間行事が提案されたが、日程が多すぎるとしてサントアンドレー支部がいくつかを合同開催できないかと提案。意見交換の結果、行事数を変えず日数を十三日程度にするよう検討されることに決まった。続く役員改選は、選挙管理委員会から、評議員などの推薦による両団体共通の執行部シャッパが提示され、出席者の拍手で承認された。両団体の新会長に就任した与儀さんは、「とても大切な二年になると思う」と決意を表しながら、「(二団体)が一緒にやるのは初めてのことで、経験もない。両組織を強くし、ブラジルのウチナーンチュのためになるよう、皆さんと共にいい方向に向けてやっていきたい」と述べ、協力を呼びかけた。新役員は次の通り。【会長】与儀昭雄【副会長】1=与那嶺真次、2=松堂忠顕、3=崎間達雄、4=高安宏治、【書記】1=島袋安雄、2=与儀哲雄、【会計】1=大城ヴィセンテ、2=西原正三(敬称略)
ニッケイ新聞 2009年2月18日付け ブラジル広島県人会(大西博巳会長)は第五十三回定期総会を十五日午前、同県人会文化センターで開いた。会員ら約七十人が出席した。県人会先亡者に対し、一分間の黙祷の後、理事の力石健次議長によって進行された。昨年度の事業報告では、ブラジル日本移民百周年事業で神楽の公演が多くあり、六月に藤田雄三県知事や県議団を迎えて行われた式典、母県に招待された研修生や高齢者対象のデイサービスなどの事業が報告された。続いて、梶原パウロ会計理事会計報告を行った。昨年度の繰越金は三十八万九千五百五十二レアル。〇八年度の収入は、三十八万一千四百三〇レ、支出が三十五万一千二百七〇レ、収支が三万百五十九レとなることが報告された。現在の銀行残高は、四十三万千七百十二レアル。外貨収支では。繰越金が四千四円と五百十二ドル。百周年慶祝団からの協力金が六十四万円と三百ドル、支出が二十万円と五百ドル、残高は四十四万四千円と三百十二ドルであることが報告された。力石議長は〇三年の会館建設時に懸念されていた維持運営に触れ、「よく出来ていると思う」とまとめた。事業計画では、例年通りの事業に加え、五月に広島日伯協会(筒井数三会長)の創立三十周年式典が母県広島で行われることから、村上副会長が「百周年には慶祝団が来伯され、センター建設も同協会の協力が大きい」と強調、県人会を挙げての答礼訪問団派遣を提案、検討課題となった。役員改選では、すでに四期を務めた大西会長の再選が決定、田中洋典元会長が名誉会長に就任することが決まり、拍手で迎えられた。県知事からの高齢者表彰では、上村好江、渡恵美子、中野富士枝、山縣政秋、吉本芳江さんが表彰を受けた。総会後は、スクリーンに映し出された神楽の映像を楽しみながらの昼食が行われ、会員らは歓談を楽しんでいた。