【既報関連】在伯島根県人会(足立操会長)主催の「第1回島根県日伯児童交流絵画展」が2月21日から23日まで、サンパウロ(聖)市プラッサ・ダ・アルボレー区の同県人会館で行われた。同会としては初めての試み。島根県庁の資金面での支援と聖州教育局の協賛のもと開催された。 初日午後8時から行われたオープニング・セレモニーには、来賓として国際交流基金の深野昭所長、JICAサンパウロ長谷川辰雄ボランティア班長、聖日本人学校から村石好男校長らが出席し、関係者を合わせて約50人の来場があった。あいさつでは足立会長、来賓および、今回の絵画展を企画した石川セルジオ同県人会副会長が開催の趣旨と経緯を説明した。 会場には島根県の母衣(ほろ)小学校、本庄小学校、鰐淵(わにぶち)小学校の児童が「自然」「環境」「地球の持続性」をテーマに描いた絵画100点余りが展示され、来場者は作品の一つ一つに熱心に見入っていた。 22、23日も多くの人が訪れたという。足立会長は「1世移住者が年々減少し、県人会の活動が徐々に沈滞化していく中、今回の試みは今後の県人会活動の活性化への新たな曙光。継続的、かつ積極的に推進していきたい」と期待を表した。 2014年3月4日付
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会員増加の取り組み求める声も ブラジル沖縄県人会(AOKB)及びブラジル沖縄文化センター(CCOB)の第77回定期総会が、2月23日午前10時(第2次招集)からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同県人会館内サロンで開かれ、会員ら約80人が出席した。田場ジョルジ会長は諸事情で欠席したものの、総会は問題なく進行し、各種審議事項が承認された。また、移民100周年を記念して準備されてきた「写真で見る沖縄県人移民100年の歴史」の発刊が4月末に予定されているとし、5年の歳月をかけた集大成が完成することも発表された。 総会では先亡者への黙とう、2013年度業務報告に続き、13年度会計報告が発表。AOKBは、収入60万2709.08レアル、支出56万8905.42レアルで前年度繰越金(6万1479・92レアル)を合わせた9万5283・58レアルが次年度繰越となった。 CCOBは、収入35万4349.08レアル、支出37万3102.16レアルで、前年度繰越金(2万7002.05レアル)を合わせた8248.98レアルが計上された。 質疑応答では、前会長の与那嶺真次氏が、ブラジル沖縄協会からの寄付金54万1000円(1万2334.80レアル)について、沖縄文化センター内資料館のカメラやパソコン機材を購入することを目的に寄付されたもので、県人会ではなくセンターの会計に入れるべきではとの意見が述べられた。 このことについて、島袋栄喜副会長は「寄付されたお金でセンター内資料館の機材は購入するが、寄付をもらったのはあくまで県人会」として、県人会の会計で処理することを説明した。 昼食を挟んで午後からは、14年度行事・事業計画案が発表。田場会長が昨年度から寄付やリッファ(協力券)に頼らない方向性を打ち出したため、ビンゴ、資 金カンパ芸能祭などを開催する行事案がAOKB及びCCOBの年中行事として一覧表に提示された。また、西本エリオ聖州議の資金援助により、第1回沖縄空 手古武道大会を10月下旬に開催することなども確認された。 しかし、「本部の年中行事とその他の行事は分けたほうがいい」との意見が出され、一覧表に提示されていた九州ブロック運動会、県連日本祭り、資金カンパ芸能祭は年中行事欄から外し、その他の行事として位置付けられた。 14年度予算案は、AOKBが48万5238.58レアル、CCOBが20万レアルが提示された。 評議員名誉会長の山城勇氏は、14年度の予算案で収入の「本部会費」欄で1800人分(年会費1人50レアル)9万レアルとなっていることに「会員数が 年々減っているが、なぜ減っているのかをじっくり考える必要がある」と強調し、県人会の会報「協和(年1回)」が11年度から発行されておらず、その予算 が計上されていないことを指摘。「会員を増やすためには、本部が何をやっているのかを会報を通じて各地の会員に知らせることが大切」と述べ、会報発行の重 要性を訴えた。 08年の移民100周年を記念して5年の歳月をかけて準備されてきた「写真で見る沖縄県人移民100年の 歴史」について、編纂委員長の宮城あきら氏が説明。製作費の13万レアルはすべて西本聖州議が議員割当金で資金援助してくれるとし、「5年もかかってし...
Publicado em Sexta, 28 Fevereiro 2014 14:56Escrito por Célia Abe Oi Na noite do último dia 24...
ニッケイ新聞 2014年3月1日 日系社会を代表する5団体と在聖総領事館が手を結んで1月に立ち上げた「ブラジルワールドカップ日本人訪問者サンパウロ支援委員会」が28日午前11時、サンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会(文協)で会見し、設立の目的を発表し、公式サイト(www.bunkyo.org.br/ja-JP/worldcup)を公開した。 同委員会の会長には木多喜八郎文協会長、副会長にはサンパウロ日伯援護協会の菊地義治会長、ブラジル日本都道府県人会連合会の園田昭憲会長、ブラジル日本商工会議所の藤井晋介会頭、日伯文化連盟(アリアンサ)の中谷アンセルモ理事長が就任している。在サンパウロ総領事館の福嶌教輝総領事が顧問となり、会見に列席した。 木多氏は「来伯者の保護、援護が目的。公式サイトを通じ、治安状況などの情報提供をする」と概要を述べ、園田氏は「邦人保護の総領事館を中心に文協は広報、援協は医療、県連は宿泊、アリアンサは通訳、商議所は後方支援と、得意な役割を分担して支援をしたい」と加えた。 文協サイト内に前記の特設ページがすでに公開されており、交流サイト「Facebook」のアカウント(www.facebook.com/worldcup.brazil.nikkey)も作成済み。日本人向けであるため、サイトは大半が日本語となっており、前述の役割分担に沿うよう各団体のサイトへリンクが張られている他、関連施設の地図や試合日程・結果、無料wifiスポットも案内している。 総領事館、援協は24時間体制で電話等の窓口を設け緊急時に対応する方針。援協は緊急連絡先が記載された名刺カードを500枚用意する予定で、菊地氏は「各日系団体や店舗、訪問者個人に配布する」とした。 各会館に雑魚寝となる宿泊に関しては、宮城(40人)、秋田(30~40人)、福島(10人)が場所を開放する予定。範疇を越えた場合に対し、園田氏は「あくまで緊急であり、先着順にならざるを得ない。未知数な部分まで対応は難しい」と強調した。 実際の試合会場となるレシフェ、ナタル、クイアバ3都市の日系団体との連携について質問をすると、「5団体の能力は限られる」と前置きし「各地の日系団体から要請があればサンパウロの文協が検討する」と前向きでない姿勢を示した。各地から資金難が叫ばれている件を藤井会頭に問うと、「結局のところ各企業の判断に委ねられる」と語り、一括した窓口を作って地方を支援する形の運営費捻出に難色を見せた。
ニッケイ新聞 2014年3月1日 ブラジル沖縄県人会・沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)の定期総会が、23日午前10時から聖市の県人会大サロンで行われ約80人が参加した。体調不良で欠席した田場会長の代理を務めた島袋栄喜第一副会長は「今までは芸能行事に力を入れていたが、もっと若者を呼び込むスポーツやバイレを積極的に開催したい。本部に青年部を作り、企業家から体験談を聞く機会を作るなどの取り組みもしていきたい」と意気込んだ。 13年業務校報告に続いて目差(めざし)ジョン理事から会計報告があった。県人会収入は60万2709レアルで、支出は56万8905レ、12年度の残りを合わせて9万5283レが14年度に繰り越され、拍手で承認された。うち那覇のブラジル沖縄協会からの寄付金54万余円が同文化センター史料館の映像機材購入に充てられる件も説明された。同文化センターは収入35万4349レ、支出37万3102レと赤字会計だったが、12年度の残金があったので8千レ余りが繰り越された。育英基金の決算報告も行われ承認された。 午後から与儀昭雄さんが議長となり、14年行事予定が発表された。従来の13年中行事に加え、逼迫した会計を助けるためにビンゴが4月6日、バイレが11月22日、資金支援の芸能祭が7月20日、若者を取り込むための第1回沖縄空手古武道演武会が10月26日に組み込まれ、承認された。加えて各支部行事や野村流音楽協会60周年(8月3日)、カンポ・グランデ式典(8月)、ボリビア移民60周年(8月16、17日)など周年行事も続々と予定されている。 14年の県人会予算案は収入48万5283レ、支出41万レ、15年への繰越金7万5283レ、同文化センターは収入支出とも20万レで承認された。新定款による14~15年評議員(正45人、補15人)が選任された。来年の理事会は、この評議員と44支部長が指名する。 また、宮城あきらさんからは5年越しで編纂作業を進めてきた100周年記念『写真で見る沖縄県人移民の歴史』が、4月30日に刊行予定であることが報告された。県人から寄せられた2800枚の写真から厳選された1100枚が掲載され、その中には神戸港での笠戸丸など貴重な未発表写真も多く含まれていることが発表され、午後4時頃終了した。
ニッケイ新聞 2014年2月28日 島根県人会(足立操会長)主催の『島根サンパウロ児童絵画交流展』が22、23の両日、同県人会館で開かれた。島根県が支援、サンパウロ州教育局が協賛した。 21日にあった開会式には、国際交流基金の深野昭所長、サンパウロ日本人学校の村石好男校長らが出席。企画した同県人会のセルジオ石川副会長が開催の趣旨と経緯を述べた。 母衣、本庄、鰐淵小学校の児童が自然と環境と地球の持続性をテーマに描いた絵画、100点余りが展示され、来場者らは熱心に見入っていた。 足立操会長は、「県人会の活動が徐々に沈滞化していく中、活性化への新たな曙光。続けていきたい」と決意を述べた。
Publicado em Sexta, 28 Fevereiro 2014 19:10Escrito por Célia Abe Oi Está no ar, desde este dia...
ニュース動画を見るにはこちらクリック:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140301/k10015631491000.html ことし6月からブラジルで開催されるサッカーのワールドカップに訪れる日本人観光客のために最大の都市、サンパウロの日系人団体が支援委員会を発足させ、救急施設の情報や緊急の際の宿泊場所の提供などを行うことになりました。 支援委員会はサンパウロにあるブラジル日本文化福祉協会など日系の5つの団体が発足させ、28日、現地で記者会見を開きました。 委員会の木多喜八郎会長は「日本からの訪問者にブラジルへのすばらしいイメージを持って帰ってもらえるよう日系人団体としてできる支援をしたい」と述べました。 委員会は、ワールドカップの観戦に訪れる日本人観光客にサンパウロの観光や日本語が通じる医療機関などの情報を特設のホームページやフェイスブックを通じて紹介する予定です。 また、緊急時には現地の総領事館と連携して、救急施設の情報を提供したり宿泊先が見つからない人のために地元の施設を開放して、宿泊できるようにしたりすることにしています。 さらに委員会では今後、日本代表の試合が行われるレシフェ、ナタル、クイアバの3つの地域の日系人団体とも連携をとり、会場周辺の情報も提供していきたいとしています。
ニッケイ新聞 2014年2月28日 聖州パラナパネマ市の中川アントニオ市長は「私は選挙で選ばれていないし、政治家の経歴もゼロだった」と語って聴衆を驚かせ、「副市長としてシャッパに入った。だが当選した市長が、天文学的な借金を市が抱えているのと、市長の給与の安さに驚き、辞任してしまった。それで私がやらざるを得なくなった。可能な限り出費を削減し立て直した」という、前任者の後始末から始まった苦汁の出発を語った。 またポンペイア市のヤスダ・オスカル市長も「選挙の当初、世論調査で僕に投票すると答えたのは2%しかいなかった。でも約7千軒の家のドアを全て叩き、僕の考えを説明した。JACTOの存在感は大きく、19年間、西村農学校で教諭をした経歴、日系人の顔がその状況を覆させた」と振りかえった。 三世で47歳の若さで2期目を務める樋口市長は「事件や問題は〃連邦〃では起きない。常に市が現場だ。どんな問題もまず市役所に持ち込まれ、ここから州や連邦に上げられる」と市政の難しさを滔々と説いた。 メンサロン事件など汚職が蔓延する政界の現状を青年から指摘され、樋口市長は「ブラジル社会は現在、誰を信じていいか分からないぐらい暗いトンネルの中にある。その先にようやく信じられそうな政治家がでてきた。それが日系人に期待されている役割だ。真面目さ、誠実さを発揮することで市民からの期待に応え、この国を良くすることができる」と想いを込めて訴えた。 加えて榎本市長は「汚職は政界だけでなく、全ての社会階級に蔓延している。現実を知り、我々はもっとインテリジェンチになる必要がある」とし、ただ真面目なだけでなく、不正や汚職と立向うための知恵を編み出す必要を訴えた。さらに「僕らのそんな経験を伝え、青年の政治への関心を高めるこのような機会は素晴らしい。これからもできる限り参加したい」と述べ、総領事館の先導を称賛した。 中川市長は日系子孫の立場から「伯国は我々の親を受け入れてくれた素晴らしい国。それを少し良くするために我々は役立たなくてはならない」と青年に語りかけた。 安部順二連邦下議や羽藤ジョージ州議に加え、西本エリオ州議もマイクを握り、「我々が親から受け継いだ誠実や真面目さを、もっと社会に普及することが最も必要とされている。ここに並ぶ日系市長は、周りに良い刺激を与える模範だ。私が初めて会う青年リーダーがここにたくさんいる。革命的に新しい関係を促す交流会だ」と高く評価した。 青年文協の西村リカルドさんは「ただ話してお終いではいけない。行動が大事。これを起点にして、全ての日系団体が力を合わさるような取り組みをするべき」と呼びかけた。予定時間を大幅に超過して3時間も交流した。(終わり、深沢正雪記者)
ブラジル三重県人会の2014年度定期総会が、23日午前10時からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同会館で開催され、会員ら約60人が出席した。 同会では、昨年度の事業報告、決算報告と今年度の事業計画や予算案が報告され、昨年度は純益で2万2000レアルの黒字を計上したと発表された。 また現会長の前田ネルソン氏が2期を務め満期となるため、新会長を選任する予定だったが延期し、別途臨時総会を設けて改めて決定することが決まった。 延期の理由は、3人いた選挙管理委員(選管)のうち、渡部一誠氏が総会直前に辞任。選挙における現行の定款では、選管が2人になった場合の会長選挙の可否を明記しておらず、総会内での決定が見送られた。 下川孝氏と大谷パウロ氏を会長候補とした二つのシャッパが提出されているが、次回の会長選定の臨時総会までに定款を見直し、一つの統一シャパを擁立して会員に発表するという。 同会終了後は新年会が行われ、会員たちが親睦を深めた。 2014年2月28日付
安全性と品質が魅力 兵庫県漁業協同組合連合会(山田隆義代表理事会長)から突々淳(とっとつ・きよし)参事(55)、多田義治顧問(70)、小林豊弘のり海藻事業本部次長、株式会社グローバル事業開発研究所の中野正也代表取締役(58)が17日より来伯し、ブラジルでの兵庫県産海苔(のり)の販売調査を行った。 同会が最初にブラジルで海苔の販売を検討したのは4年前。農林水産省から委託され、三菱総合研究所と組んで市場調査をしたところ、ブラジルでは中国産海苔が市場の95%を占め、残り5%は韓国産という結果が出た。中国産の海苔は、パッケージを日本産であるかのように見せた商品がほとんどだという。 中国産が選ばれる理由は価格の安さだったが、ブラジルが高級品への志向が高いことに着目し、同会は最高級の海苔で調査。高評価ではあったが、最終的にブラジルの消費者の元に届く値段が日本の4倍まで跳ね上がるため、すぐに事業化するのは難しく、また品質と同時に価格も調整しなければならないという結論が出た。 そして現在、中国産海苔の価格が4年前の倍に上昇したのに対し、日本産海苔は低下。価格差が縮まったことで、同会は本格的にブラジルへの輸出を再検討した。 販売する海苔には、焼き海苔と味付け海苔の2種類があり、焼き、味付けの加工済のものを日本からブラジルへ輸出する従来の販売方法に加え、日本から原料を輸出し、ブラジルで生産する方法も検討。飲食店や流通業者にも相談し、可能性を探った。 結果的には1年後のブラジルの景気が読めないことなどから、伯国で加工するための工場を建てるのは時期尚早と判断。日本で加工した海苔を輸出するところからテストすると決定した。 またブラジルでは、巻きずしなどで食べる焼き海苔は浸透しているが、味付け海苔はほとんど知られておらず、滞在中、どのような味が好まれるかの試食調査も行った。味は4種類で、日本で最も一般的な砂糖しょうゆ味、ブラジル用に開発した甘い味付け海苔、わさび味、塩味を試し、砂糖しょうゆ味とわさび味の評判が良かったという。 同会は「今なら価格的に戦える。海苔は非日系人にも浸透しており、事業として日本産海苔を普及させたい」と意気込み、日本産海苔の魅力は「安全性と品質。また中国産は噛み切れないという課題があるようなので、日本産のパリパリとした海苔は喜ばれるはず」と語った。 また同会は直近のめどとして、「中国産より1、2割高いくらいの価格設定で、できるだけ早く見積もりとサンプルを出し、年内には動けるようにしたい」と話し、「ゆくゆくは原料をブラジルへ送って加工するようにしたい。そうなれば産業、雇用の創出にもつながる。また、日本で販売されているおにぎりのように、フィルムに入れてパリパリ感を保つ加工などもできるようになれば」と展望を語った。 2014年2月28日付
青葉健康生活協会(中沢宏一会長)主催の3月度青葉祭りが1日と15日、サンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館(Rua Fagundes, 152)で開催される。開催時間は午前7時から午後3時ごろまで。 同祭では、ADESC(農協婦人部連合会)による恒例の手作り加工食品のほか、イビウーナやカッポン・ボニート地方の有機野菜、各出店者の薬草、クエン酸、餅などが販売される。 また、会館3階の食事処では1日は天ぷらうどん、はらこ飯、冷やし中華、餅料理各種、15日は、はらこ飯、ニシン定食、イカ定食、冷やし中華が用意される。 また同祭では、兵庫県漁業協同組合連合会(山田隆義代表理事会長)が日本から持参した海苔(のり)約200帖(1帖10枚入り)も販売される。1帖18レアルで、2帖まとめて買えば35レアルとなる。 詳細は宮城県人会(電話11・3209・3265)まで。 2014年2月28日付
ニッケイ新聞 2014年2月27日 在ブラジル日本国大使館の三輪昭特命全権大使の送別会が24日夜、文協ビル貴賓室で開かれた。日系34団体の共催。大使の節目に政府関係者や、日本から外務省の山田彰中南米局長など、約150人が駆け付けた。2010年の10月に着任、今月26日に任期を終え帰国した。 日伯両国歌斉唱後、共催団体を代表して木多喜八郎文協会長があいさつ。商議所の藤井晋介会頭、アリアンサの中谷アンセルモ理事長が感謝状を、太田慶子、安部順二両連邦下議らが記念プレートを贈呈した。主要日系5団体からも記念品が贈られ、花束が手渡された。 三輪大使は「大統領の訪日が直前で中止となったことは残念だった。商用ビザの数次化、造船業3社の伯国進出は大変喜ばしい。経済、社会、文化と多方面で貢献できたのでは」と任期を振り返り、「国境なき科学など人的交流がより盛んになるよう願う」と締めくくった。 後任には中国公使、南部アジア部長を歴任した外務省国際協力局長の梅田邦夫氏(59、広島)が決定している。
ニッケイ新聞 2014年2月27日 東京都友会(坂和三郎会長)の『新年会』が先月19日、聖市のニッケイパラセホテルで行われ、会員ら約80人が新年を祝った。 昨年9月に開催が決まった、2020年東京五輪の招致成功祝賀会も兼ねた。会員らは「東京ラプソディ」の合唱に始まり、藤間流師範のファビアナ・サンシェスさんによる「新年祝賀の舞」やカラオケ、ソルテイオなどを楽しんだ。還暦、古希、喜寿、傘寿を迎えた各会員を祝うケーキカットも行われた。 報告のため来社した坂和会長は「新顔が毎年増えて賑やか。都民の結束を強める良い機会になっている。新しい都知事(今月11日に就任した舛添要一氏)にもぜひ私達の活動について知って欲しい」と笑顔で話した。
ニッケイ新聞 2014年2月27日 在サンパウロ総領事館(福嶌教輝総領事)が主催する初めての「日系市長と若手日系リーダーとの交流会」が25日午前、聖市モルンビー区の公邸で実施され、聖州内の19日系市長のうち13人が出席し、アセベックス(留学生研修生OB会)、アベウニ(日系学生医療ボランティア団体)、国際青年会議所(JCI)、インテル・カイカン、文協青年部など若手団体リーダーら30人余りに自らの政治経験を語り、伯国をどう良くするかについて熱い討論を交わした。 丹念に地方移住地を視察して回っている福嶌総領事は冒頭の挨拶で、「各地にたくさんの日系政治家が活躍していることに驚いていた。青年の参加なくしてコムニダーデや地域社会の将来はない。日系政治家の存在は日伯関係において重要」と語り、地域の政治家と青年との交流の意義を説いた。山田彰外務省中南米局長も「各国で日系人の貢献は顕著。日本と各国との絆を強めるためにも、青年の力に期待する」とのべた。 出席者の中で最多の28万市民を抱えるスザノ市のトクズミ・パウロ市長(PSDB)は基調講演で、元々は副市長を3期も務めた重鎮・森和弘に依頼されて地元文協青年部、さらに25歳で市議に推され、副市長、市長になったと経歴の発端を説明した。「日系人口が多いと思われているが実は市の3、4%しかおらず、70%はノルデスチーノ(北東伯人)だ」とし、「でも日本人の顔をしているからこそ市民みんなから信用される」と語った。 先週、麻薬密売人の抗争による殺し合い、その報復でバスなど8台が同市内で焼き討ちされ、全伯的に報道された。「警察は20人捕まえたが、うち14人が未成年ですぐ釈放され、悪の道に戻る。この国では法が機能していない」と渋い表情を浮かべた。市長の足元を掬おうする政敵から70件もの裁判を起こされているが、「ここに並ぶ市長はみな同じ経験をしている。それでも市民の生活を良くするためには立ち向かわなければ」と締めくくった。 ノーヴォ・オリゾンテ市(約4万人)のトヨタ・トシオ市長(PPS)も親が福島県出身と自己紹介して「二世であることに誇りを持っている」と強調し、公教育向上に努力した結果、昨年のベージャ誌で同市は州内最良の公教育機関だと評価されたと報告した。 質疑応答に入り、ペレイラ・バレット市の榎本アルナルド市長(PSDB)は、小野ジャミール市長(アンドラジーナ市)、樋口マルコス市長(ヴァルパライゾ市)、山下ヒロシ市長(ラヴィニア市)と奥ノロエステだけで4人も日系市長がいると胸を張った。 福島県人元会長としても有名な小野市長は、「従来は大農場主か大企業主しか市長に立候補できなかった。僕のような農夫の息子が出馬し、しかも当選するなんて考えられないことだった。奥ノロでは地域住民がみな、あの辺の土地は元々日本人が一生懸命に開拓し、後から大農園主が買い取って牧場にしたと知っている。そんな歴史が刻まれ、地域に根っこがあるから日本人が信用され、わずかな選挙費用で当選できた」と語った。(つづく、深沢正雪記者)
裁判問題の進捗状況を説明 神奈川文化援護協会の定期総会が2日、サンパウロ市ビラ・マリアーナ区にある同会館で開かれ、2010年に発生した偽弁護士による約60万レアルの詐欺横領事件や前会館売却問題での裁判(刑事及び民事)など同協会が抱えている5件のうち民事裁判問題4件について担当弁護士から説明があった。なお、総会では2期4年を務めた永田淳氏に代わり、白又タカノリ氏が新会長に選任された。 神奈川文化援護協会では、(1)偽弁護士への刑事裁判(2)前会館売却の際に書類をそろえた仲介者から訴えられた民事裁判(3)前会館売却に際しての不動産会社に対する民事裁判(4)協会の許可なく預金を引き出させた、当時のサンタンデール銀行に対する民事裁判(5)偽弁護士事件発生当時の会長と副会長に対する証明書提出を求める民事裁判、の5件を抱えている。 (1)は、2日の総会に担当弁護士が出席しなかったことから詳細は不明だが、協会関係者によると昨年の第1審で協会側が勝訴している。しかし、偽弁護士だった浅川マルセロ被告が行方不明の状態が続いているという。 (2)は、ビラ・マダレナ区にあった前会館売却で必要書類をそろえた仲介者の森西ユタカ氏から訴えられ、協会では既に支払っている5万レアルに加え、さらに9万4000レアルの支払いが求められていた。協会と森西氏両者の弁護士同士の話し合いの結果、協会が森西氏に約7万7000レアルを支払うことで解決したという。 (3)は、前会館売却の際に通した不動産会社「メガ・ブラジル」に協会から手数料が払われたが、同社から森西氏に払われるべき金額が払われなかったために、森西氏がメガ・ブラジルと協会を相手取り、訴訟を起こしたもの。その後、森西氏は「メガ・ブラジル」への裁判は取り下げ、協会が不動産会社を訴えていたところ、昨年の第1審では協会が勝訴。しかし、不動産会社がその後控訴し、現在第2審で係争中。 (4)は、第1審で協会が敗訴したが控訴しており、第2審での判決を待っている状態だ。 (5)は、当時会長だった村田洋氏と同副会長だった高村純氏に対して第1審では協会が勝訴しているが、両氏側が現在、第2審への控訴手続きを進めているという。 同協会では、これらの裁判の結果が出しだい、改めて発表する考えを示している。 2014年2月27日付
日系団体共催による三輪昭在ブラジル日本国全権大使の送別会が、24日午後7時30分からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル2階貴賓室で開催され、日系団体代表者ら約150人が出席した。 貴賓室壇上には日系議員と日系5団体各代表、このみ大使夫人、山田彰外務相中南米局長、福嶌教輝在サンパウロ日本国総領事が並んだ。 日伯両国歌斉唱後、日系団体を代表して木多喜八郎文協会長があいさつし「4年間、大変お世話になりました。今後ますますのご活躍を私ども日系団体一同、心からお祈りします」と述べ、特に記憶に残っている出来事として「東日本大震災の支援金活動をサンパウロ州知事公邸で開催した際、わざわざブラジリアからお越し下さったことで、日伯関係の強いきずなを結んだ」と印象を語った。 その後、感謝状を日系団体と日系議員連盟が三輪大使に贈呈し、日系団体を代表して中谷アンセルモ氏日伯文化連盟理事長(ポ語)、藤井晋介商工会議所会頭(日語)、議員連盟を代表して安部順二連邦下議がそれぞれ感謝状を読み上げた。また日系団体からは画家の半田知雄氏の作品が三輪大使に贈られた。 あいさつに立った三輪大使は「慣れ親しんだ文協での別れの言葉が私の最後の仕事となりました」と話を切り出し、在任中の出来事について「東日本大震災では日系人はもちろん、日系人以外の方からも温かい支援をいただいたことが強く心に残っている」とし、日伯社会保障協定、商用ビザ発効が実現したことなどを挙げ、「やり残した仕事はあるが、後任にしっかり引き継がせたい。査証(ビザ)の問題については日系団体からの要望を受けて、岸田外務大臣が努力していますので今しばらくお待ちください」と出席者に伝えた。 同会後は、菊地義治援協会長が乾杯の音頭を取って食事会へと続き、三輪大使を囲みながら雑談し出席者たちは別れを惜しんでいた。 出席したサンタ・カタリーナ州のラーモス移住地文協の本多泉美会長は、昨年11月に三輪大使が同移住地を公式訪問したことについて触れ、「移住地を訪れて、ラーモスを気に入ってくれていただけに大使が代わられるのは残念。でも、次の大使にもラーモスのことをしっかり引き継いでくれると思う」と心境を述べた。 なお、三輪大使の後任には中国公使、南部アジア部長、2012年9月から国際協力局長を務めた梅田邦夫氏(59、広島)が就任する。 2014年2月26日付
2014/02/25(火曜) 15:50 8月、母県から慶祝団迎え=「ソバ祭り」も開催 南マットグロッソ州カンポ・グランデ市で「沖縄県人移住100周年」が8月に開催されるにあたり、主催団体である沖縄県人会支部の志良堂ニウトン会長(58、三世)が、「沖縄県人の功績を広くPRしたい」と張り切っている。沖縄県へも招待状をすでに送付し、姉妹州県を結ぶ同州政府の協力も取り付けた。市無形文化遺産である沖縄そばを前面に押し出し、「SOBAフェスティバル」を企画するなど、県系人の存在感を大きく打ち出す考えだ。 ポルト・エスペランサ、バウルー両方面から延びていた線路が1914年にカンポ・グランデで連結され、ノロエステ線が完成した。7年かかったこの敷設工事に約70人ほどの日本人が工夫として働いた。そのうちの一人、山城興昌氏が野菜作りを始めたのが同地コロニアの草分けとされる。(カンポグランデ日系コロニアの歩み)。 現在、カンポグランデには約1万5千人の日系人が住み、うち約7割が沖縄系といわれる。06年には沖縄そばが市の無形文化財となり、バスターミナルにはモニュメントがあるなど独特の沖縄文化が発展している。 志良堂会長は、「鉄道開通、沖縄の食文化普及を、県人の功績として大きく評価する機会にしたい」と一世紀の節目を位置づける。 鉄道建設に関わった日本人が写った写真がブエノスアイレスの鉄道博物館にあることを伝え聞いていることから、「探して式典の場で披露できれば」と話している。 「アンドレ・プチネリ州知事はかつて訪問した沖縄に、とてもいい印象を持っている。今回の行事にもとても協力的だ」と話し、25日には知事とフェイラ関係者と会合を持ち、「SOBAフェスティバル」の開催も進めている。 志良堂会長は「我々の祖父母は何もなくブラジルに来た。持ってきたのは文化。これを今後も維持していければ」と力を込める。 なお同月、ノロエステ線を通り、開拓に向かったボリビア・オキナワ移住地も創設60周年を迎える。
2014/02/25(火曜) 18:49 広島文化センター(大西博巳会長)は23日午前に総会を開き、会計・事業報告、計画を説明した。約40人が参加した。 昨年の事業報告では、中国ブロックでの運動会、広島フェスタの初開催(3月)、県との連絡内容などが、来年度については通常の活動に加え、会館の修繕作業、15年の県人会創立60周年に向けた準備などが確認された。 会計報告では、本年度の収支が51万4042レ、来年度予算は50万9千レであることが発表、承認された。大西会長は今後の経済状況を心配しながら「一日1600レかかる計算になる。会員のご理解と協力をお願いしたい」と話した。 昨年3月に諸事情で開催が中止されたデイサービス「もみじの会」の再開を求める声が上がった。大西会長は「料理の準備する手が足りなかった」と説明。「お茶菓子でもいい」「みんなが集まる場所を確保してくれれば」との声を受け、大西会長は「再開に向け理事会で検討したい」と話した。平崎靖之副会長も「継続を望む意見を直接役員に届けて」と付け加えた。 続いて、新年会が開かれ、昨年11月に島根県益田市であった「国際神楽フェスティバル」に参加した神楽団の舞台が映像で流されるなか、会員らは料理に舌鼓を打ちながら、親睦を図った。
会館新設事業を引き継ぎ3年後の創立90周年をめどに ブラジル山口県人会の2014年度定期総会が、16日午前10時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同会館で開催され、会員ら約50人が出席した。役員改選では、要田武氏(73)の3期目(1期2年)の続投が決定した。要田会長は本紙の取材に対し、「できるだけ次の人に(会長を)譲りたい考えなのだが」と胸の内を語ったが、前会長の平中信行氏(故人)の念願でもある会館新設事業の思いを引き継ぎ、続投を決意した。 山口県人会館は推定築150年と古く老朽化が激しいため、取り壊して会館を新設する計画が平中前会長時代から進んでいたが、12年に、同会館がサンパウロ歴史文化環境遺産保存審議会(CONPRESP)によって「文化保護地区」の指定を受け取り壊しはできず、進めていた計画が白紙となっていた。 そこで、県人会では文化保護の指定を受けた代替案として、会館横にある150平方メートルの土地に新しい会館を建てるプランが進行中で、総会で伊藤紀美子事務局長から説明があった。説明では2階建てで10部屋程度を確保し、事務所や宿泊施設として活用するという。 しかし現状は、文化保護に指定された土地に新たな建築物を建てられるかは未知数で、要田会長は「まずは(建設)許可を得ないことには県側にも協力を要請できない」と苦言を呈した。 必要とされる建設許可の取得だが、CONPRESP関係者とパイプがあるという日系2世が代表の建築業者が協力の意向を示しており、近日中に交渉を開始す るという。だが、近日中に許可が降りるという状況ではなく、伊藤事務局長は「新しい会館の建設は長い目で見てもらいたい。2017年の(山口県人会)創立 90周年で形になれば」と理解を求めた。 会館建設について要田会長は「戦前の人にこの会館を残してもらった。次は戦後の人が会館を残す番」と任期中に同問題を解決したいとの意欲を示している。 総会では13年度の会計報告が、前年度繰越金(43万8691・14レアル)を除いた収入14万6242・25レアル、支出17万5756・89レアル で、13年度の赤字分2万9514・64レアルを引いた40万9176・50レアルが次期繰越(総資産)。14年度の予算案は12万7500レアルで、 13年度事業・会計報告も合わせて異議なく承認された。 なお、新役員は後日発表するという。 【コラム】 モザイク 山口県人会の定期総会中、何やら「いいにおいがするぞ」と思っていたら、会館外で第3副会長の広谷耕作さんが炭火で大きなニシンを焼いていた。総会後の新年会で振る舞われ、モザイク子もごちそうになったが、ノルウェー産のニシンは腹に大量の卵を含んで、卵のプリッとした食感と炭火でじっくり焼いた白身は最高だった。「おいしかったです」と広谷さんに報告すると、「持って帰らんね」と2匹ほど土産まで渡された。そのほか、キンピラゴボウやヒジキも婦人部の手作りで、最近の総会は仕出し屋に頼るところが多いが、やはり手作りはいいもんだ。...
