06/03/2026

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ニッケイ新聞 2016年8月25日  高知県人会青年部(武田アウグスト部長)主催の『第5回土佐祭り』が、20、21日に聖市アグア・ブランカ公園で行われた。両日とも雨天での開催となったが、県人会手製の郷土料理やコスプレイベントを楽しみに、約1万5千人が来場した。  会場は、食事と雑貨の買い物が楽しめるバザリスタ区、2日間で40の演目が披露されたステージ区、アニメ関連の雑貨販売やコスプレ大会が行われたアニメ・コスプレ区に分けられ、各所には、卓球や合気道などの体験型講座のブースも設置された。  バザリスタ区には、約100軒の出店が並び、高知県人会によるカツオのたたきや鯛の蒸しも提供され、賑わいを見せた。同祭は、青年部へ様々なノウハウを伝えることも目的としており、昨年度の県費研修生、川上カミーラさん(24、三世)も「料理の勉強になる」と婦人部の手際の良さを学んでいた。  20日の開会式には、羽藤ジョージ州議ら日系議員、中前隆博在聖総領事らが参列。挨拶に立った高知県人会の片山アルナルド会長は、「稀に見る経済不況の中、今年も開催できたのは、協力してくれた皆さんのおかげ」と感謝を述べた。聖州議会から同県人会婦人部の功績を称える表彰プレートの授与も行われた。  21日夜には、日本の有名アニメソング歌手グループ『JAM PROJECT』の伯人メンバー、リカルド・クルーズさんが、人気アニメ『聖闘士星矢』の主題歌を熱唱し、集まったファンを歓喜させた。来場したパウロ・ブルーナさん(33)は、「今日はとても楽しい一日だった。来年も楽しみ」と、次回の開催に期待を膨らませた。
ニッケイ新聞 2016年8月24日  【リオ発=小倉祐貴記者】オリンピック・パラリンピックに合わせ開設されたリオ市内の広報施設「トーキョー2020ジャパンハウス」(以下JH)で19日午後、岩手、福島2県と東京都から来訪した芸能団がステージに立ち、伝統文化を披露した。4年後の東京大会をPRするだけでなく、東北2県は東日本大震災における復興支援への感謝の気持ちも込めた。また小池百合子都知事も視察に訪れ、PRの手応えを語った。  東京都などはリオ五輪期間中に、4年後の東京大会をPRすべく複数の文化事業を展開している。その一つが「トーホク&トーキョー・イン・リオ」で、3つの郷土芸能団が来伯し18日にはセントロで、翌日はJHで舞台に上がった。  岩手からは鬼剣舞が舞台に上がった。お囃子の独特な音色が会場に響き、鬼面や甲冑を身につけ刀を手に妖艶に舞った。福島からはじゃんがら念仏踊りのグループが訪れ、復興支援への感謝も込め、太鼓の小気味好いリズムと共に踊った。  東京からは火消し隊による江戸鳶木遣(とびきや)りが、はしごによる曲芸を披露。江戸消防記念会の高柳博一理事(61)は、「観衆の反応が良く気持ちよく演目をやり切れた。ばっちり東京をPRできたと思う」と満足げに語った。  3団体で演者は総勢50人以上。大規模な一団が彩ったステージを見届けようと、県連は日帰りバスツアーを企画した。聖市から日帰りで、日系3団体代表を始めとする約50人が参加した。  母県の芸能団を出迎えるため、岩手県人会は役員ら5人がリオを訪問。事前に連絡を取り合っていたという千田曠暁会長は、「些細なことだけど直接会うことが大事だと思う」と意義を語った。  この日は閉会式出席のため渡伯していた小池都知事も来館。記者団の囲み取材に、「1日最多で6、7千人の来場があると聞く。東京大会のPRにつながっている」と手応えを語り、江戸鳶木遣りの演目を見届けた。  「『リオの次は東京ですよ』と出来る限り広報に務めたい」と狙いを語り、今後の広報展開について「日本国内では当たり前でも、世界から見れば価値の高いものがある。そんな日本、東京の宝を洗い出し、伝え方にも工夫したい」と思いを語った。2日後の閉会式には着物姿で臨んだ。   □関連コラム□大耳小耳  リオのジャパンハウスを訪れた県連バスツアーの一行。事前に来館を伝えていたため、最初は招待客として応じられた。しかし特設舞台前の観覧席で座って開演を待っている時に、なぜか立ち退くように注意を促す係員が現れた。事情を知らない者が、手違いで一行に立ち見を命じたよう。結局最後まで席についてゆっくり見ることができなかった。最後は、平謝りする運営側だったが、柔軟に対応しない悪い意味での〃日本らしさ〃が出てしまったような…。
ニッケイ新聞 2016年8月24日  今年、創立90周年を迎えたブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)は、写真展、芸能祭、式典をという3つの記念事業を企画した。  『写真展』は28日から聖州議会(Av. Pedro Alvares Cabral, 201)で開催。同会の歴史を振り返る。来月4日まで。  3日午後6時からは、1300年の歴史が凝縮された公演『琉球芸能の夕べ』をサーラ・サンパウロ(Praca Julio Prestes, 16, Santa Cecilia)にて。  記念式典は翌4日午前10時から、沖縄文化センター(Av. 7 de Setembro,...
ニッケイ新聞 2016年8月24日  北海道協会婦人部「はまなす会」(鈴木妙子会長)とYOSAKOIソーラングループ「一心」(長谷川ターレス代表)が『第28回ラーメン祭り』を28日に開催する。場所は北海道協会会館(Rua Joaquim Tavora, 605, Vila Mariana)、午前11時半~午後3時半まで。  毎年続いている同イベントには昨年から「一心」が運営に協力したことで、千食用意する事ができた。麺は日本から輸入し、本格的な醤油ラーメンが人気となっている。それ以外にシュラスコや餃子、デザートなども用意。前売り券は25レアル、当日券は27レ。  はまなす会の鈴木会長、柳生エレナ副会長、本田ルイーザ秘書、一心の長谷川代表、野田果里さんが来社し、「心を込めて美味しいものをご用意します」と来場を呼び掛けた。  問い合わせ、前売り券の購入は同協会(11・5084・6422)まで。
 山梨県人会(高野ジョルジ会長)は、13~15日の3日間にわたってサンパウロ(聖)市ビラ・マリアーナ区の日本語センターで「和紙作り体験」のワークショップを開催した。  山梨学院附属高等学校から来伯した小澤あかねさん(17)と廣瀬久実さん(16)により、山梨県から持参した和紙の材料を用いて、和紙の作り方やデコレーション・習字のデモンストレーションなどが行われた。  2人は、山梨県の公益財団法人小佐野記念財団が3月に行った「高校生企画コンクール」で最優秀賞を受賞。3歳から書道を習い、山梨の和紙に幼い頃から親しんでいた小澤さんの「書道半紙に限らず、山梨の和紙を世界に広めたい」との思いから「和紙作り体験」が2人によって考案された。  13日は約40人が参加し、非日系人の参加者もメモを取りながら和紙について熱心に学ぶ姿が見られた。  また、山梨県と姉妹友好都市締結を結ぶミナス・ジェライス州の訪問のため、9日に来伯した山梨県の新井ゆたか副知事が13日のワークショップを視察した。  聖市サウーデ区の自宅で押し絵と押し花の教室を開いている佐口千恵子アリセさん(72、2世)は「普段から和紙を使うので和紙作りに興味がありました。作品に手作りの和紙を使えたら」と笑顔で話し、「山梨県に行ってみたくなりました」と和紙作りを通して山梨県の魅力を感じていた。  大きな声で和紙の説明をし、たくさんの参加者と積極的に交流していた廣瀬さんは「言葉が通じないからこそ、和紙作りという体験を通じて交流がしたい」と3日間の意気込みを語った。「思っていたより人が集まってくれた」と喜びを口にした小澤さんは「この経験を、私たちだけでなく他の高校生にも共有したい」と帰国後の目標を語った。  新井副知事は本紙の取材に対し、「メモを取って話を聞く参加者の姿に感激しました」とワークショップの感想を述べ、「山梨県人会には来伯の度にお世話になっています。これからも交流を深めていきたいです」と県人会との今後の関係について語った。 サンパウロ新聞 2016年8月25日付
 ブラジル北海道協会(大沼宣信会長)主催の「第20回ラーメン祭り」が、28日午前11時から午後3時までサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同協会会館(Rua Joaquim Távora, 605)で開催される。  毎年大好評の醤油ラーメン。昨年は用意した1000食がほぼ売り切れる人気ぶりで、今年も同じく1000食が用意される。麺とメンマは日本から取り寄せたものを使い、他にもチャーシューやゆで卵、ナルト、海苔などをトッピング。特製スープとよく絡み、至高の一杯となっている。昨年に引き続き、同会婦人部「はまなす会」とよさこいソーラングループ「一心」が共同で運営にあたる。  また会場にはおにぎりや餃子、シュラスコなども販売される。  案内に訪れた「はまなす会」の鈴木妙子会長、柳生エレナ副会長、本田ルイーザさん、「一心」のリーダー長谷川ターレスさん、野田果里さんは「皆様に美味しいと言われるラーメンを、心をこめて作ります。ぜひお越し下さい」と来場を呼びかけた。  ラーメン前売り券は25レアル、当日券は27レアル。券の購入、問い合わせは同協会(電話11・5084・6422)まで。 サンパウロ新聞 2016年8月25日付
 ブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)の創立90周年式典が、9月4日午前10時からサンパウロ(聖)州ジアデーマ市セントロ区のジアデーマ沖縄文化センター(Av. Sete de Setembro, 1670)で行われる。  90周年を記念し、今回は3つのイベントが予定されている。一つは聖州議会で8月28日から9月4日まで行われる写真展。同県や同県人会の歴史を紹介する写真が展示される。  式典前日となる同3日には、聖市カンポス・エリーセオス区のサーラ・サンパウロ(Praça Julio Prestes, 16)で芸能祭「琉球芸能の夕べ」が開催される。知念直義さんを実行委員長、琉球舞踊玉城流扇寿会ブラジル支部の斉藤悟代表を舞台監督に据え、約100人が出演する。同祭は2部構成になっており、1部は「琉球王朝芸能」をテーマに古典舞踊や音楽、伝統舞踊が披露され、2部では「沖縄芸能の今、これから」と題し、創作舞踊や創作エイサー太鼓が披露される。  同4日の同式典には同県庁、県議会からの慶祝団をはじめ、一般慶祝団も合わせて母県から計57人が出席。北中城村慶祝団以外が到着する同2日には、聖市イビラプエラ公園の先亡者慰霊碑や聖州議会を訪問し、午後8時からは同県人会主催の歓迎会が行われる。  同式典にはペルーとボリビア、アルゼンチンの沖縄県人会代表者も参加。午後の祝賀芸能では三線と太鼓、サンバなど沖縄とブラジルを代表する芸能が披露される。  案内に訪れた島袋会長ら一行は「これまでは日系社会に向けて行事を行っていたが、これからはブラジル社会へ発信していこうとイベントを企画した」と話し、芸能祭で舞台監督を務める斉藤さんはじめ、各イベント運営に「うりずん会」の若者を起用。ブラジル人である彼らが中心となり、ブラジル社会へアピールする。また「ブラジルの施設を使うということは今までなかったこと。非常に素晴らしいイベントになると思う」と一行は話した。  イベントはすべて入場無料。芸能祭入場には同県人会で配布している整理券を持参のこと。問い合わせは同県人会(電話11・3106・8823)まで。 サンパウロ新聞 2016年8月24日付
 沖縄県人会ビラ・カロン支部(上原テーリオ支部長)は「第14回おきなわ祭り」を6日、7日の両日、サンパウロ(聖)市ビラ・カロン区の同支部会館そばの広場で開催した。  同祭は、例年2万人以上が来場する聖市東部の恒例イベント。今年は飲食店とバザリスタそれぞれ50店、計100店以上が出店し、ヤギ汁、沖縄そば、サーターアンダギーなどの沖縄料理や、衣類雑貨、CDまで多種多様な商品が並んだ。  中央グランドでは600人の演者による琉球国祭り太鼓、三線、空手、古武道、ダンス、歌や踊りなど様々な沖縄芸能が2日間で総勢約400人掛かりで披露された。さらに、沖縄の歴史や文化を紹介する展示では、戦前戦後、沖縄から世界へ移住した国の状況などを説明するパネルや、『紅型』(びんがた)と呼ばれる染め物などを紹介する場所や琉球舞踊を体験する場もあった。  佐藤良雄(87、福島)、良子さん(74、3世)、佐藤広さん(80、2世)たちは「初めて来ました。とってもきれいで驚きました。ブラジルのテレビで沖縄にルーツを持つ日系ブラジル人が沖縄で働いているのを見ました」と語り、感激していた。  金城ベアトリス・よしみさん(26、4世)は「ウチナーンチュですが、踊りは習っていません。今日はシュラスコや甘いお菓子を食べる予定。県人会は時間があれば手伝いたい」と笑顔で語り、宮原久美さん(71、2世)は、「8年前から毎年来ています。娘がウチナーンチュの人と結婚し、2人の孫と一緒に太鼓と踊りを習っています。所属している『謝縁海渡』の皆さんが温かく迎えてくれ、色々と教えてくれるので楽しいです。今日は孫の晴れ舞台なので嬉しい」と孫の出番が待ち遠しい様子だった。 サンパウロ新聞 2016年8月24日付
県連も46人がバスツアーで参加  リオ五輪・パラリンピック期間中、東京2020大会や日本の魅力を発信する目的で、五輪競技中心地バーラ・ダ・チジュカ地区にある複合文化施設シダーデ・ダス・アルテスに「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE(ジャパンハウス)」が特設された。19日はリオ五輪閉会式出席のため来伯した小池百合子都知事がジャパンハウスの視察を行い、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、山田康夫会長)が企画したバスツアーで県連、文協、援協の関係者ら46人がサンパウロ市から同施設を訪問した。  ジャパンハウスは、日本オリンピック委員会(JOC)、日本パラリンピック委員会(JPC)東京大会組織委員会、東京都が主催し、日本政府やスポンサー企業も出展。会場入り口付近の文化庁エリアには、約1000体の雛人形が飾られ、来場者を出迎えた。会場内は、東京2020組織委員会、東京都、関係各府省庁、パートナー企業、日本代表選手、自治体、文化体験エリアと、在リオ総領事館連絡室の8つが設けられ、日本がPRされた。  また、当日は午後2時45分からイベントステージで「&TOKYO」のキャッチコピーとともにフットボール・エンターテイメント集団「球舞」によるリフティングのパフォーマンス、東日本大震災からの復興をアピールする郷土芸能「鬼剣舞」(岩手県)と「じゃんがら念仏踊り」(福島県)、東京の伝統芸能「江戸鳶木遣り(とびきやり)」が披露された。その後、テレビタレントのヤマイ・ケンジとサブリナ・サトウが登場し、東京の観光についてのトークショーが行われた。  伝統芸能「江戸鳶木遣り」のパフォーマンスを見学した小池知事は、報道陣に「次の開催場所が東京であることをPRすることに(ジャパンハウスが)大いに役立っている」と述べ、食品サンプルの展示を挙げ、「日本人の目からだけでなく、海外の方々から見て面白い文化が日本にはたくさんある。それが上手く展示されていると思いました」とジャパンハウス視察の感想を語った。  さらに、小池知事はリオ五輪・パラリンピック終了後、会場が解体され、4つの小学校を作るのに資材が役立てられることを述べ「3Rという日本のエコサイクルの観点からも、今回のリオのケースを参考にしたい」と述べた。  設けられたコーナーの中でも絶えず行列ができていたのは、茶道や書道の体験、ヨーヨー釣りや浴衣の試着ができる文化体験コーナー。家族連れで訪れたブラジル人や観光客で賑わい、日本文化への理解を深めた。  県連のバスツアーに参加した岩手県人会の千田昿暁会長は印象に残った展示について「自治体エリア」とし、「各県のパネルや郷土品が展示されていて、東京だけでなく日本全体が紹介されていることがよくわかり良かった」とその理由を答えた。  「東京五輪組織委員会には県連の日本祭りを手伝ってもらったし、この機会に東京五輪を日系社会で盛り上げたい」という思いからバスツアーを企画した山田会長は「もう少しブラジルのことを知っている人が関わっていれば今以上に盛り上がっていたのでは」と指摘し、「日系社会との交流を持ってほしかった」と率直な感想を語った。 サンパウロ新聞 2016年8月24日付
 10日にサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)ビル多目的ホールで開催されたサッカー日本代表のパブリックビューイングの受付で、入場者300人から寄付された洗剤が15日、サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)へ寄付された。  入場者から集まった洗剤は約120キログラム。呉屋会長から洗剤一式を受け取った菊地会長は「援協傘下の各施設に配布して使いたいと思う。これで何でも洗えてきれいになる」と笑顔を見せ、「オリンピック・パラリンピック日本人訪問者サンパウロ支援委員会の日系団体、在聖日本国総領事館、そして寄付して下さった応援団の皆様にお礼申し上げたい」と感謝した。 サンパウロ新聞 2016年8月24日付
ニッケイ新聞 2016年8月20日  山口県人会(要田武会長)は9日、郷土出身選手へ現地の声援を届けようと、リオ五輪応援ツアーを実施した。日帰りという強行軍にも関わらず、参加したのは総勢20人。加えて、岩手県人会(千田曠暁会長)では聖市の同会館で12日、母県からリオ五輪男子20キロ競歩に出場する高橋英輝選手(23、岩手)を応援するため、観戦会を開いた。  山口県人会では、郷土から卓球女子日本代表になった石川佳純選手(23)の個人戦を応援に9日、リオを訪れた。青年部らが発案し、5月頃にから「観戦に行こう」との声が内々で上がっていたという。  というのも、1年前に山口県でリオ五輪に関するセミナーが行なわれ、アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日大使が講演をした際、県人会からも要田会長、伊藤紀美子事務局長が出席した。そのような縁もあり、会全体で関心が高まっていたという。  最高齢89歳を乗せた貸切りバスは9日深夜聖市を出発し、午前10時には「石川選手がんばれ! ブラジル山口県人会」と書かれた横断幕を手に五輪会場へ。ただし、肝心の石川選手は7日の初戦で姿を消してしまっていた。残念がる参加者も多かったが、気持ちを切り替え、もう一人のエース、福原愛選手(27)の応援に張り切った。  横断幕の「石川選手」の上には急きょ「日本」の文字をかぶせた。熱烈な声援に応えるように、福原選手はシンガポールの選手を4―0と圧倒。参加者は勝利を見届けることができた。参加した中尾契信さん(67、山口県)は、「私たちの横断幕に気付いたのか、愛ちゃんはこっちを見て一礼してくれた。声援が届いた」と笑顔。「他県人会も応援に行けばよかったのに」とも話した。  会場では河村建夫衆議とも再会した。同衆議は日本卓球協会副会長を務める関係で、観戦に訪れていた。同衆議とは、つい2日前に聖市の会館で交流したばかり。いわば〃アミーゴ〃だ。「この間はありがとう」と気軽に声をかけられ、つかの間の会話を楽しんだ。  またパラリンピック最終日にあたる来月18日には、視覚障害者マラソンに出場するメダル候補者、道下美里選手(39)の応援にも訪れる予定だ。   岩手県人会「高橋選手頑張れ!」  岩手県人会は12日、母県からリオ五輪男子20キロ競歩に出場した高橋英輝選手(23、岩手)を応援するため、聖市の同会館に県人を中心とする約30人が集まった。  午後2時から始まった応援観戦会では、日伯両国旗を手に「がんばれ、ニッポン!」と大きなエールを送る場面も。中盤までトップ集団にいた高橋選手だったが、終盤徐々に追い上げられ、42位でゴールを迎えると、残念がる声が相次いだ。  観戦後には、蕎麦などが振舞われ、和気あいあいとした雰囲気の中、参加者は五輪の余韻に浸った。開会式から五輪観戦を楽しんでいるという竹中ふみ代さん(70、大阪)は、「選手の喜ぶ姿を見たかったので残念。でも、とても和やかな雰囲気で、皆で応援できて楽しかった」と喜びの笑顔を浮かべた。   □関連コラム□大耳小耳  日帰りという弾丸日程ながら、リオ五輪卓球の観戦に向かった山口県人会。お目当ての石川佳純選手敗退は不運だったが、河村建夫衆議との再会もあり、交友を温めるなど目に見える成果があった。事務局曰く、「チケットを買ってバスを貸しきるだけの、実は単純な作業」と一言。それなら、他の日系団体も行けそう。パラリンピックの機会に、リオ見物をかねて企画してみたら? その際は、ぜひ編集部にも一報を。
ニッケイ新聞 2016年8月19日  「一瞬、故郷に帰ってきたという気持ちになった。まるで郷里の町内会のよう」――。河村建夫衆議院議員(日伯国会議員連盟幹事長、中南米日系人支援議員連盟会長)は6日、聖市の山口県人会(要田武会長)を訪問すると、待ち構えていた40人以上の会員らが割れんばかりの拍手喝采を送った。リオ五輪開会式に日本政府を代表して出席した後、イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑を6日に公式参拝し、県人会館を訪問。感激した同会会員らは手を取り合って喜んだ。翌7日に県連創立60周年式典に出席した。  河村衆議は出国前に安倍首相を訪れた際、「山口県人会にくれぐれも宜しく」との言葉を託されたと披露。五輪開会式について「大変素晴らしかった。特に日本選手団が入場した際、一際大きな拍手が送られ感激した」と絶賛した。  五輪開催地選考を日伯で争っていた当時、「ルーラ大統領(当時)と会談した際に『会場にジャポネース(日系人)を半分入れるから五輪はリオに任せてくれ』と言われたのを思い出した」との裏話も飛び出した。  日本卓球協会副会長をしてきた河村議員は、卓球女子団体に出場して銅メダルに輝いた石川佳純選手を応援するために山口県人会が作った横断幕を写真に撮って「さっそく激励のメールを本人に送りました」と機転を利かせ会場を沸かせた。  「世界最大の日系人口を抱える伯国は、日本にとって一番大事な国。両国の絆を深めるために努力していきたい」と意気込みを見せた。本紙取材に対し、県連日本祭りへの継続的支援に前向きな姿勢を示した。  2年前に安倍首相来伯の際に同会へ寄贈された最新カラオケセットで、河村衆議は「長崎の鐘」を熱唱、参加者全員で「長州音頭」を大合唱した。「故郷に思いを馳せて歓迎してくれたことを故郷に帰ってPRしたい」と笑みを浮かべた。  あっという間に2時間が過ぎ、河村議員の今後の活躍を願って「エイ! エイ! オー!」と選挙前の後援会のような熱気に。帰りの車に乗り込むまで「河村先生、頑張って!」と熱烈に見送った。同会の西村武人顧問は「郷里の先生に足を運んで頂き、エネルギーをもらいました」と喜びをかみしめた。   □関連コラム□大耳小耳  五輪開会式を終えた翌日、河村衆議が空港から真っ先に向かったのは開拓先没者慰霊碑。案内を務めた県連の本橋幹久元会長、山田康夫会長が、建立に至るまでの歴史を振り返り、その存在意義を語ると、河村議員と隆子夫人は熱心に耳を傾けた。建立の背景に、恩師である故田中龍夫議員の尽力があったことに話が及ぶと、「日系社会を思い大変尽力された。田中先生はブラキチと呼ばれるほどだった」と感慨深げ。文協の山下譲二副会長らの案内で視察した日本館も一つ一つじっくりと見学。そろそろ中南米日系人支援議員連盟会長として、何らかの具体策を打ち出してほしいところか。
ニッケイ新聞 2016年8月17日  沖縄県人会ヴィラ・カロン支部(上原テリオ会長)主催の『第14回沖縄祭り』が6、7の両日、同支部からほど近い運動場、クラブ・ヴィラ・マンチェスターで開催された。国内最大の沖縄祭りを楽しみに、2万人が来場、寄付された保存食18トンは、12の福祉施設に送られた。またヴィラ・カロン出身の県系柔道家、知花チャールズ選手の五輪試合観戦会も行われた。  開会式には西本エリオ州議や飯星ワルテル連邦下議らが出席。上原会長から関係者、来場者への感謝が述べられ、ヴィラ・カロン支部が今年創立60周年を迎え、11月20日に記念式典を行うことなどが伝えられた。  会場には130もの出店が並び、特設ステージでは68演目が披露された。定番の天ぷらや焼きそば、県系団体による沖縄ソバが人気で、癖のあるヒージャー汁(ヤギ汁)も移民一世を中心に好まれた。舞台でもエイサー太鼓や琉球空手などの琉球芸能が好評を博した。  7日午前はリオ五輪の男子柔道66キロ級代表選手、知花選手の試合時間とも重なった。特設ステージでの演目を一時中断し、大型モニターに試合映像を中継、会場一杯の700人が声援を送った。  初戦の対戦相手、海老沼匡選手(日本)は世界選手権3連覇の実績を持つ金メダル筆頭候補。海老沼選手の押さえ込みが決まり勝敗の決した瞬間には、地元の英雄の敗退を惜しむ声が会場一杯に広がった。  観戦会に参加した沖縄県人会の高安宏治副会長は、「彼の努力は皆の知るところ。今回は残念だったが、まだ十分若いので、東京五輪目指して頑張って欲しい」と健闘を称えた。沖縄県人会では知花選手が優勝した際に、ヴィラ・カロンで優勝パレードを行う計画もあったという。  閉会式では、レキオス芸能同好会エイサー太鼓と琉球国祭り太鼓が合同演奏を披露。最後は来場者も参加してのカチャーシーが行われ、賑やかな終宴となった。
ニッケイ新聞 2016年8月17日  東京都友会(尾和義三郎会長)は創立50周年を記念して、『ブラジル東京都友会 50年の歩み 1965~2015』を刊行した。創立当時の様子から、現在に至るまでの都友会活動や、研修生派遣事業といった母都との繋がりの歴史や、友好協定を結ぶ東京都と聖州の交流史が纏められている。  日伯外交樹立120周年、東京都と聖州の友好協定25周年、在聖総領事館創設100周年という記念すべき年に、創立50周年を迎えた同会。坂和三郎前会長は「世代継承は進むが次世代に記録を残していければ。都との交流を通じ、会が新たな発展を遂げることを期待したい」と巻頭の辞を締めくくった。
ニッケイ新聞 2016年8月17日  4月14日からの一連の熊本地震を受け、義援金募金運動を精力的に行なってきたブラジル熊本文化交流協会(田呂丸哲治会長)。これまで2回に分けて母県に送金した総額は、およそ1148万円に上った。同協会からの支援を受け今月1日には、蒲島郁夫県知事から感謝状が送られた。  地震発生2日後に緊急招集された臨時理事会で、「県のために何かしなくては」と始められた募金活動。支援の輪は県人会員のみならず、日系社会一般に行き渡り、梅田邦夫駐伯大使と中前隆博在聖総領事からも、各々の館員から募った義援金が贈呈されるなどの広がりを見せた。  田呂丸会長は「まさかこれほどまで集まるとは思ってもみなかった。今回のことで県人会の結束力を強めるきっかけになった」と率直に語った。日下野良武理事長も「有事の際には、団結して助け合っていかなければとの機運が生まれ、母県との絆をより強く感じた」と振り返る。  2回目の送金後もまだまだ募金が寄せられており、今後1~2カ月程度は継続される予定。
 広島県人会(平崎靖之会長)主催の「南米浄土真宗本願寺派(西本願寺)の久保光雲(くぼ・こううん)開教使による講演会」が、7月23日午後2時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区のブラジル広島文化センターで開催された。  昨年7月にブラジルに赴任した久保氏は、6月26日に落慶法要が行われたモジ・ダス・クルーゼス本願寺(清水円了主管)のふすま(幅約5メートル高さ約2・5メートル)と内陣(ないじん)に、約10カ月かけて極楽浄土の絵を制作した。広島県広島市安佐北区可部町出身の久保氏のブラジルでの講演は今回初めてで、モジ本願寺の絵(蓮の花、孔雀、鸚鵡(おうむ)、頭が二つある共命鳥など)の写真をスクリーンに映し、アクリル絵の具やイタチの毛でできた筆を日本から取り寄せたり、足場を組んで制作するなどの苦労話も披露。また、「みんな一人でなく、仏様とつながっていることを絶えず心に置き、『南無阿弥陀仏』を唱える。みんな一人一人に浄土が用意されている」と極楽浄土に行く道を説いた。  キリスト教系の中・高等学校で学んだ経験を持つ久保氏は、「身内に原爆による被爆者を持ち、広島に生まれた者として果たせる責任を問い続け、死後の世界を考えるうちに京都で仏具の製作に関わり、仏教に導かれた」と話した。  聖市アクリマソン区に住む大野宏江さん(69、京都)は「新聞を見てきました。京都にいた頃は西本願寺の信徒であったので、毎月お坊さんに家に来てもらって拝んでいただいたものですよ。京都女子高等学校に通っていた頃、仏参りを週に1度行っていた。講話はとても良かった。死んだら行くところが決まっている。心のゆとりができた。良いことをして極楽浄土に行きたいものです」と穏やかな表情を見せていた。 サンパウロ新聞 2016年8月19日付
開拓先亡者慰霊碑、山口県人会も訪問  日本政府を代表し、リオ五輪の開会式に出席した河村建夫衆議院議員(73、山口)は、7日に行われたブラジル日本都道府県人会連合会(県連、山田康夫会長)の創立50周年記念式典に出席するため、6日サンパウロ(聖)市に到着した。イビラプエラ公園内の開拓先亡者慰霊碑を訪れた後、聖市リベルダーデ区の山口県人会(要田武会長)を訪問。ブラジルについて「我々にとっては一番近い思いのある国」と述べ、同じ県人としての思いを語った。  6日午後2時頃から開拓先亡者慰霊碑に参拝・献花した河村衆議と隆子夫人は、山田会長と本橋幹久鳥取県人会長による「日本移民の心の拠り所」となった慰霊碑に関する説明に、熱心に聞き入った。  その後、河村夫妻はブラジル日本文化福祉協会の山下譲二副会長と中島エドアルド事務局長の案内のもと、同公園内にある「日本館」を視察した。  午後4時から山口県人会を訪問した河村夫妻は、集まった約40人の山口県人会会員らと6年ぶりとなる再会を喜んだ。要田会長はあいさつで「山口に帰った気持ちで、今日は限られた時間でございますが、ごゆっくりご歓談してください。本当に良くおいでくださいました」と感極まりながら、河村夫妻の訪問を歓迎した。  この日のために、同県人会青年部の協力のもと壁一面に貼られた松下村塾の写真を見ながら、河村氏は「ここに来ると故郷に帰ったような気持ちになれて、大変嬉しく思います」と話し、山口県人会にカラオケを寄贈した安倍晋三首相から「みなさんにくれぐれもよろしく」と伝言を預かっていることを話した。また、「皆さんは日本にとって一番遠いブラジルにおられますが、我々にとっては一番近い思いのある国」とブラジルと同県人会に対する特別な思いを語った。  河村氏は取材に対し「今はブラジルに目を向けている安倍政権下。必要性があり、関わることができるなら日本祭りを応援したい」と県連主催の日本祭りに触れ、今回のサンパウロ訪問について「しっかりPRしたい」と自身のフェイスブックページで訪伯について投稿し、日本にブラジル日系社会について伝える旨を語った。  河村夫妻は、それぞれカラオケを披露した後、全員で「長州音頭」を熱唱し、最後は「河村先生頑張れ」と県人会からエールが送られた。 サンパウロ新聞 2016年8月17日付
 岩手県人会(千田曠曉会長)は 日午後2時半からサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館で、岩手県出身唯一のリオ五輪日本代表選手、高橋英輝さんの キロ競歩テレビ応援観戦会を行った。  当日は約 人(うち6人が岩手県出身者)が集まり、日本とブラジルの両国旗を手に持ち、「ジャポネース行け、高橋頑張れ」と応援に励んだ。  高橋選手は今シーズンの世界最高記録を持っていたこともあり、メダルが期待されていた。前半は上位グループに入りペースを維持し、 位につけていた。「岩手は粘り強いから後で巻き返す」とのメダルを期待する声も上がったが、後半伸び悩み、 位という結果に終わった。参加者らは「すごく残念」と浮かない顔で口を揃えた。  一方、ブラジルのカイオ・ボンフィン選手が4位、神奈川県出身の松永大介選手が日本人初の入賞となる7位でゴールした。  岩手県出身で郷土の選手を応援しようと応援に駆け付けた菊地義治援協会長( )は「メダルは獲れなかったけど頑張った。健闘を称えたい」と感想を語った。  千田会長は「残念だけど、勝負だから仕方がない。みんなで応援しようという気持ちが少しでも伝われば」と語った。  観戦後は岩手県の郷土料理「そば」を参加者で頬張り、懇親を深めた。 サンパウロ新聞 2016年8月17日付