ニッケイ新聞 2016年6月15日 サンパウロ日伯援護協会、熟年クラブ連合会、鹿児島県人会の共催で、17と20の両日、介護の専門家による講演が行われる。日語のみ。 九州大学および山口大学の名誉教授である小川全夫氏が来伯。同教授は生涯現役で暮らす方法や認知症の介護を研究し、東アジアの高齢化問題に取り組んでいる。 17日午前9時から熟連会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 134, Liberdade)、20日午前10時から援協5階神内ホール(Rua Fagundes, 121, Liberdade)にて。入場無料だが事前申込が必要。 来社した援協の坂和三郎副会長、熟連の玉井須美子副会長、鹿児島県人会の松村滋樹会長は、「高齢者が増え認知症になる人も多い。興味のある方は、ぜひご参加ください」と呼びかけた。 申込みはそれぞれ熟連事務局(11・3209・5935)、および援協(11・3274・6518/6519)まで。
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ニッケイ新聞 2016年6月15日 沖縄県人会(島袋栄喜会長)による『第40回琉球民謡大会』が5日、聖市の沖縄県人会館で行なわれ、46人が出場、約200人が来場した。 島袋会長は開会式で、「琉球民謡はうちなんちゅの絆を強め、人の心をひきつける力を持った大切な文化」と話し、出場者を激励。年齢と技量によって、9部門に分かれ腕を競った。 色鮮やかな琉球着物を纏った出場者らが、琉球民謡独特の緩やかな三線の伴奏と共に日ごろの練習の成果を披露した。新人は自由曲、優秀、最高は「命身節」「恋語れ」などの課題曲、グランプリの部は出場者自身が三線を演奏し自由曲を歌った。 10人の審査員が旋律、拍子、声量、態度の4点を評価し、最高位部門である一般グランプリの部では、伊集ジュリアナさん(36、四世)が「恋ぬ花」を見事に歌い上げ優勝を果たした。授賞式の後、伊集さんは「叶わぬ恋の切なさを表現出来るように、去年から練習してきたのでとても嬉しい」と喜びを語った。 県系人を中心に会場は埋まり、毎年来場しているという田港ネルソンさん(79、二世)は、「皆上手で楽しかった。最近は若い人が多くて嬉しい。これからも続いてくれれば」と大会を楽しんだ。
世界的に活躍している日本の高齢者福祉の第一人者である小川全夫(たけお)氏が、17日午前9時からサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日系熟年クラブ連合会ホール(Rua Dr. Siqueira Campos, 134)で「生涯現役社会をめざして」、20日午前10時から同区サンパウロ日伯援護協会本部5階の神内ホール(Rua Fagundes, 121)で「老いる日本を誰がみる?」と題した講演会を行う。 案内に鹿児島県人会の松村滋樹会長、援協の坂和三郎副会長、熟年クラブ連合会の玉井須美子副会長が来社した。 一昨年、熊本学園の教授を退職した小川氏はNPO法人アジアン・エイジング・ビジネスセンターの理事長や全国老人クラブ連合会の評議員を務めており、アジア諸国を中心に世界各国を訪れ、それぞれの国の介護について比較研究している。 また、同氏は約50年前に日本学生海外移住連盟の第7次団でブラジルを訪問。その後、世界老年学会リオ・デ・ジャネイロ大会で過去2回の来伯経験があり、ブラジルには特別な思い入れがあるという。 案内に来社した一行は「介護問題を抱えている人や、関心のある人に日本の介護状況を参考にしてもらい、ブラジルではどうしていくべきなのか考える機会にしてほしい」と参加を呼び掛けた。 入場は無料で、講演は日本語で行われる。問い合わせは鹿児島県人会(電話11・3862・2540)、熟年クラブ連合会(電話11・3209・5935)、援協(11・3274・6518)まで。 サンパウロ新聞 2016年6月14日付
第2回リオ五輪(オリンピック・パラリンピック)サンパウロ連絡協議会が8日午後7時から約1時間行われ、9日に在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事による記者ブリーフィングが実施された。 当日は、日系5団体のほか、サンタ・クルス病院、在伯東京都友会、ブラジル日本青年会議所、慈善インテル会館の各代表者が集まり、4月末にリオで行われた第2回オリンピック・パラリンピック連絡協議会に出席した中前総領事を中心に、サンパウロで行う取り組みについて話し合いが行われた。 会議では、リオで行われた協議会の概要説明、在サンパウロ日本国総領事館の取り組み、日系団体の取り組みの主に3点について議論された。 在サンパウロ日本国総領事館は、同館ホームページに「リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピック・サンパウロ総領事館特設ページ」(URL=http://www.sp.br.emb-japan.go.jp/jp/jnot_rio_jp.htm)を開設し、随時更新していく予定。また「サンパウロで困ったら」と題したリーフレットを作成。旅行会社や宿泊施設、治安当局と連携し、来訪者へのリーフレットの配布を進めていくという。 ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)は2014年のサッカーW杯時と同様にホームページを作成しており、主にサンパウロへ訪れる日本人向けに、文化・ニュース・観光・安全上の注意などの情報を掲載する予定で、同じ内容が見られるスマホアプリも作成中。 また、8月10日午後7時半から予定されているサッカー男子「日本対スウェーデン戦」のパブリック・ビューイングが文協多目的ホールで開催される。これを機に、日系人の幅広い世代間の交流のみならず駐在員やその家族の参加により、日系人と日本人の交流の場となることが期待される。 最後に行われた意見交換では「クレジットカード等のスキミング被害に対する警戒」や「リオでの日本人向け医療サービスに関する課題」が指摘された。 サンパウロ新聞 2016年6月11日付
ニッケイ新聞 2016年6月11日 ブラジル日本文化福祉協会が25、26日に開催する伝統ある「第51回コロニア芸能祭」で、長崎県人会(川添博会長)が念願だった「龍踊り」を披露してフィナーレを飾る。2012年の同県人会創立50周年以来、4年がかりで母県から100キロもある「龍体」を運び込み、今年から青年部らが動かす練習を重ねている。龍踊り委員会の委員長も兼ねる川添博会長に話を聞いた。 龍体は今年1月24日に長崎市と姉妹提携を結ぶサントス市に路面電車とともに到着し、2月23日にようやく聖市文協に。この龍体の到着までには長い道のりがあった。12年のブラジル長崎県人会創立50周年で、長崎の田上富久市長が龍体を寄付すると表明し、サントス市に寄贈する電車内に龍体を入れ、一緒に輸送する計画が持ち上がった。 積み出し港まで輸送手段に問題があり、特別仕様トラックの費用が必要となり計画は難航。貞方賢彦ブラジルヤクルト経営審議会会長の尽力で、創業者・松園尚巳氏の記念財団が費用支援を申し出、電車と龍体の輸送がようやく実現した。 ところが龍体は輸送中の破損が激しく、婦人部が総出で紙製の約300枚のうろこを修理した。龍体の腹を開けてウロコの縫い付けをしたが、布はとても厚く、太い針が何本か折れてしまった。現在は縫い付けを全て終え、棒やウロコなどの色付けをしている。 龍踊りでは龍体の胴体の下をくぐる動作など、「龍衆」と呼ばれる踊り手同士の息のあった動きが必要になる。 毎週日曜日、イタペセリカ在住の青年らが集まって、聖市文協の体育館で龍体を動かす練習している。全長20メートル、重さ約100キロの龍体を持ち上げ上下左右に振り、くねらせながら飛び跳ねたり、走ったりしたりするため、20人以上が力を合わせる必要がある。頭部だけで約7~8キロもあり、4人が交代する。 川添会長は「『生きている龍の姿』を表現するためにすごいスピードで動かし、なおかつ壊さないように注意深く扱わなければならない。もぐる動作や龍体のねじれを作る際、うまくやらなければ婦人部が直してくれたウロコが取れたり、布の切れ目がぱっくり開いたりしてしまう」との苦労を語った。 芸能祭への意気込みを聞くと、「本番まで2週間ちょっとだがやるしかない。龍踊りは長い歴史を持つ。伝統を重んじながら、これからの伯国の龍踊りの歴史を作っていきたい」と語った。長崎市の各々の町では、それぞれの特徴を持った龍踊りが見られる。伯国龍踊りの今後の発展が楽しみだ。 □関連コラム□大耳小耳 「龍踊り」は中国で発祥した雨乞いの儀式。踊りには「玉」と「龍」が使われ、龍が太陽と月を表す玉を追いかけ、飲み込むことで雨雲を呼び、雨を降らせると言われている。日本では340年の歴史を持ち、龍体を素手で触れることは許されないとか。いつか、旧正月にリベルダーデ広場で行われる中華新年の龍と〃対決〃させてみたいもの?!
ニッケイ新聞 2016年6月10日 ブラジル埼玉県人会に2日、日本からびっくり仰天の一大企画が舞い込んだ。その名も「2020年東京五輪プロジェクト『俥夫(しゃふ)の世界一周の挑戦』」。発案は東京・浅草で観光人力車を引く田中喬祐さん(23、埼玉県)で、リオから東京へ文字通り人力車で世界を一周するというもの。リオ五輪での出張サービスをきっかけに、仲間と目指すは2020年8月、東京での五輪開幕式だ。 埼玉在住の田中さんは今年、芝浦工業大学を卒業。4年ほど前から浅草で観光客向けに人力車を引いている。リオ五輪の開催に合わせ、人力車の出張サービスを企画。競技の拠点となるバーラ・ダ・チジュッカ地区で実際に、観客を運ぶ計画を立ち上げた。 動機としては「世界中のメディアも集まっているところで、日本文化を発信しながら走らせたい。それによって日本からの観客や現地の日本人、そして若者に勇気や刺激を与えたい」。 最寄りのバス停から会場までの移動を無償サポートする。実施は8月10~18日。治安を鑑み正午から午後3時まで。一日の目標は子ども、高齢者を中心に30人とした。 田中さん自身は3~23日に滞伯する。その他、賛同した100人の若者から、志の高い20人が選抜され、現地を訪れることが決まっている。大学生を始め、昨年のミラノ万博に関わった栄養士、スタイリスト、起業家、トレーナーなど様々な人材で構成されているという。 企画書によれば、総経費は約1千万円ながら、「飛行機代、滞在費すべて実費で支払済みです」と気合は充分。期間中は日本食、折り紙など文化発信イベント、薬学生によるリオ五輪の環境問題調査なども行なう方向だ。 このリオ五輪での出張サービスはプロジェクトの一端に過ぎない。「私は一旦帰国し人力車仲間にバトンを渡す。東京五輪に向けて9月、中国・大連から世界一周して日本へ帰ってくる予定です」。別のグループを組織して4年後、各地を分担して東京を目指す。 「国によっては人を乗せられるところと、乗せることのできない場所があるため、柔軟に対応していく。大人と若者が協力し、64年大会を超えるような東京五輪を一緒に作りたい」と意気込みを寄せた。 □関連コラム□大耳小耳 リオ五輪の出張サービスを皮切りに、4年後の東京五輪へ向け、世界一周企画を打ち立てた田中喬祐さん。人力車文化の幅広い発信にも意気込んでおり、五輪版のジャパンハウスとの連携も視野に入れているよう。「施設を訪問する外国人関係者を玄関まで運ぶ」という構想もあるようだ。同館を訪れる世界のVIPも、わざわざ日本から運び込んだ人力車の〃おもてなし精神〃に驚くこと請け合い?!
サンパウロ日伯援護協会の菊地義治会長と足立操事務局長が8日、サンパウロ市ビラ・マリアーナ区にあるブラジル熊本県文化交流協会(田呂丸哲次会長)を訪れ、熊本地震被災者への義援金を贈呈した。 援協では、地震発生直後から義援金の呼びかけを開始。理事をはじめ、職員や運営委員、地区委員、一般の来訪者から義援金を募った。また、日伯友好病院やサントス厚生ホームでも同様に募金活動が行われた。 この結果、援協本部では5898・05レアルと日本円で2万円、日伯友好病院では1万8020レアル、サントス厚生ホームでは610レアルが集まり、合計2万4528・05レアルと2万円が同県人会に寄付された。 援協の菊地会長は「この義援金が少しでも役に立てば。本部や病院の職員には2世、3世が多いが、喜んで協力してくれた。困った人を助けるという援協の信念が消えないよう、日本で何か起こった時はこれからも協力していきたい」と述べた。 義援金を受け取った田呂丸会長は「本当にありがたい。義援金には多くの方の協力があり、日系コロニアの力を感じた。助け合いこそ日本人の精神。同時に一刻も早く届けなければという責任を感じている。義援金で熊本の人々に一日でも早く笑顔が戻ってほしい」と話した。 義援金はこれまでに総額で約30万レアルが集まっている。為替銀行を通じ、熊本県庁の口座に来週振り込まれる予定。また、義援金協力者や団体はすべて一覧にして届けられる。 サンパウロ新聞 2016年6月10日付
第19回日本祭りで販売される郷土食メニューをご覧ください! 01. 希望の家 – ソーニョ 02. 大阪なにわ会 – 関西風やきそば、なにわうどん、巻き寿司、ミックス寿司、弁当 03. 静岡県人会 – すき焼き丼、おしるこ、餃子 04. 岩手県人会 – 三陸ワカメうどん、岩手そば、餃子、コロッケ弁当 05. 子供の園 – やきそば、天ぷら、天ぷらスペシャル、手巻き、豚汁...
ニッケイ新聞 2016年6月9日 石川県人会(森永正行ジェラルド会長)の『第17回文化祭』が、11、12の両日午前10時から、同会館(Rua Tomas Carvalhal, 184, Paraiso)で行なわれる。 同県人会が主催する俳句、水彩画、陶芸など各文化教室の生徒作品を中心に展示販売する。絵手紙ワークショップや特設会場での謡曲、能楽の披露もある。土曜日は杵と臼を使った毎年恒例の餅つきも行われ、手作りの牛丼と共に販売される。毎年300人程度が来場するという。 来社した森永会長、山田グラシエラさん、石井恵子さん、九十九ラシーさんは、「県人会単体としては、最大の文化祭で能楽などは当地でも珍しく、毎年盛況です。是非誘い合わせの上、ご参加ください」と来場を呼びかけた。 問い合わせは同県人会(11・3884・8698)まで。
ニッケイ新聞 2016年6月8日 ブラジル北海道協会(大沼宣信会長)の『第21回北海道祭り』が12日午前11時より、同協会(Rua Joaquim Tavora, 605, Vila Mariana)で行なわれる。 ブラジル北海道協会(大沼宣信会長)の『第21回北海道祭り』が12日午前11時より、同協会(Rua Joaquim Tavora, 605, Vila Mariana)で行なわれる。 今年は恒例の焼きにしん、焼きいかのほか今川焼きも販売し、会場では北海道を連想させる料理を食べることが出来る。ステージではよさこいなど伝統舞踊の発表や、ビンゴ大会が開催され多くの人が楽しめる内容となっている。 案内のため来社した平野オストン副会長、佐藤リカルド竜也事務局長は「家族や友人をお誘いあわせの上お越しください」と来場を呼びかけた。 問い合わせは同協会(11・5084・6422)まで。
石川県人会(森永正行ジェラルド会長)主催の「第17回文化祭」が11、12両日午前10時から午後5時まで、サンパウロ市パライゾ区の同県人会館(Rua Tomás Carvalhal, 184)で開催される。 案内に森永会長、絵手紙講師の石井恵子氏、水彩画講師の脇坂グラシエラ氏、陶芸講師のアンドラ・デ・九十九・ラシー氏が来社した。 会場には生花(河村徳子講師)や、水彩画、絵手紙、陶芸作品など様々な作品が展示される。陶芸品の販売や絵手紙のワークショップや即売もあり、来場者も参加できる文化祭となる。 開会式は11日午前10時から行われ、能楽と謡曲が披露される。式の後にはカクテルパーティーが開かれる予定。また、11日には石川県人会青年部手作りの牛丼の販売や、臼を使った本格的な餅つきも行われる。 「文化祭に向けて、1年間一生懸命学んだ成果を発表する機会。来場者の方にもきっと楽しんでいただけると思います。ぜひ、いらしてください」と一行は来場を呼びかけた。 入場無料。問い合わせは同県人会(電話11・3884・8698)まで。 サンパウロ新聞 2016年6月7日付
ニッケイ新聞 2016年6月7日 サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)の5月定例役員会が先月27日昼、本部会議室で開かれた。熊本地震の義援金や、財務状況などについて報告された。 冒頭挨拶で菊地会長は「8月は五輪で忙しくなる。日本から来る選手や応援団に問題が無いよう、我々も協力していく」と述べた。熊本地震にも言及し、「被災地には家に帰れない人も多い。まだの方は支援をしてほしい」と役員らに伝えた。 4月から募集していた募金を5月末で一度を締め切った。事務局によると、本部や日伯友好病院を合わせ約2万レアルが集まり、8日に熊本県人会へ贈呈するという。 続いて足立操事務局長が、2020年東京五輪について報告。日本オリンピック委員会(JOC)に支援を依頼された日本財団から、援協に協力要請が届いたという。 具体的には障害者に対する理解を深めるための活動で、車椅子バスケットボールの実演や、元パラリンピック出場選手の講演を行なうもの。正式決定すれば、9月ごろに聖市やリオの日系学校で開催される予定。 なお4月度の会計は収入約4570万レ、支出は約2930万レ。同月の退会数者は106人、新規入会が17人で会員数は8653人となった。
ニッケイ新聞 2016年6月4日 第8回日本祭での追加請求を巡る会場設備会社・EXPOSTA社との民事訴訟問題について、裁判所が県連に対し追加請求の支払命令を下したと、ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の5月度『代表者会議』で発表された。会議では30分余りに渡って激しい意見が交わされたが、最終的に支払うことで決着した。 事の発端は、第8回日本祭における会場設備に関して、県連が34万レアルを支払った後、同社が追加工事代として21万レアルの追加請求をし、訴訟を起したこと。県連との契約ではなく、当時のボランティア男性が署名していたことや、総額が55万レアルにもなり、同祭の予算の約半分にあたるため、県連では不当として支払い拒否をしていた。 第一審では「実際に日本祭りが行なわれた日付と、同社が工事を行なった日付が合わない」との事由により、証拠不十分としてサンパウロ中央裁判所民事裁判第三法廷は起訴を退けた。 これに対して同社は控訴。第二審では差し戻しと判断され、再度審議が行われた。裁判所は同社の主張する追加工事を認め、和解勧告として県連に対し、2万5千レアルの支払命令が下されていた。 これを不服とした県連側は異議を申し立て、審議が続行されていたが、5月19日、同地方裁判所より支払い命令が下された。正式な金額はまだ通達されていないが、当時の2万5千レアルをインフレ換算して約6万レアルになる見込みだ。 山田会長は、「上告するという法的手段は残されていたが、勝訴は困難であると予測される。本件に関して県連側に非はなく悔しい思いだが、これ以上裁判を続けることは日本祭りを運営する県連のイメージダウンにつながる」との判断に基づいて、支払命令に応じることになったという。11年におよんだ法廷闘争に、ようやく終止符が打たれた。 第8回日本祭りは、現在の会場(当時は「イミグランテス会場」と呼称)に移った最初の年で、不慣れだった部分があった。山田会長は「当時であれば誰にでも生じえたことだ」とし、「これを教訓として会計に対するガラス張りを心掛けていきたい」と語り、間近に迫る今年の日本祭りを成功させようとの強い意気込みを滲ませた。
ニッケイ新聞 2016年6月4日 鳥取県の中学校英語教師、大場諒さん(29、鳥取)が24日に来伯、聖州ミランドポリスの第二アリアンサ移住地の第12代日語教師に就任した。 1994年から隔年で教師を招聘し、日語指導や現地村民との交流を通じ、日伯両国の文化交流促進を図るもの。大場さんは同地の日語学校で17人の生徒の指導にあたる。任期は18年3月まで。 教師歴7年の大場さんは、「これが初の海外赴任。去年の2月にこの事業を知った。鳥取県ゆかりの村に、日本語と文化を教える手伝いをしたいと思って応募した」という。今後については、「まずは生徒たちと仲良くなること。そして第二アリアンサの大人の方たちと文化交流ができれば。精一杯がんばる」と意気込みを語った。 同地の日語校保護者会で会長を務める河北美智子さんは、「7月には鳥取村の入植90周年が行なわれる。当日は、大場先生と生徒たちにも出し物をしてもらう」と楽しみにしている様子だった。 同県人会の本橋幹久会長も同席し、「教師1人に350万円の経費がかかる。第二アリアンサのために、鳥取県がそれだけの支援をしてくれることが有難い。とても足を向けて寝られない」と謝意を述べた。
ニッケイ新聞 2016年6月4日 オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO、荒木進会長)は11、12の両日午前10時から、同文協(Rua Acenbo, 100, Jardim Umuarama)で『第7回日本祭り』を開催する。入場料は前売り7レアル、当日券10レ。 同市は今年、三重県津市との姉妹都市提携が40周年を迎えることを記念し、両市の紹介や日本料理、三重県の物産が販売される。市内に住むポルトガル人やドイツ人などの郷土料理、工芸品の出店もあり、国際色豊かなイベントとなりそうだ。 また今年と昨年のミス日系オザスコの出場者約20人が、浴衣に身を包み案内役として会場を彩る。 無料駐車場は文協、市役所など。市役所、オザスコ駅から無料バスも出る。 問い合わせ、前売り券については同文協(電話=11・3684・0904、メール=acenbo@gmail.com)まで。
高知県人会(片山アルナルド会長)主催の「第22回カラオケ大会」が5月22日、サンパウロ市リベルダーデ区の静岡県人会館で行われた。 当日は午前7時半から開始。総勢346人が出場し、自慢の歌を聴かせた。真木柚布子の「ここは日本海浜坂の駅」を歌った白石静代さん(73、2世)は「今日は音が止まったり、機械の不調があって、上手くリズムに乗れなかった。来年は優勝します!」と次大会の抱負を力強く語った。 会場では「高知祭り」も同時開催されており、高知県のポスターを展示して同県の魅力を来場者にアピールした。また郷土料理の鰹のたたき、鯛の蒸し、姿寿司などが販売され、鰹のたたきには来場者から「美味しい!」という声が多く挙がった。 県人会員らの野菜なども販売。中でも、スザノの武内七郎さん特製のらっきょは売り切れになる人気ぶりで好評を博した。 サンパウロ新聞 2016年6月4日付
ニッケイ新聞 2016年6月3日 日本国外を拠点にした広報文化施設「ジャパン・ハウス(仮称)」(以下JH)の第3回運営委員会が1日午後、聖市内の総領事公邸で行なわれた。在聖総領事の中前隆博委員長、文協の呉屋春美会長、ロベルト・ロドリゲス元農務大臣に加え、サッカー元日本代表監督のジーコ委員も出席し、「メンバーに選ばれて光栄。両国の文化がより緊密になれば」との意気込みを語った。 JH館長はレアルプラン時の財務大臣、ルーベンス・リクペロ氏に決定した。中前総領事は「政府要職を歴任し、外交官としての顔も持つ。日本への理解も深く、JHの顔として伯国社会に良い影響を与えてくれる」と選考について説明した。 来月の県連日本祭りには、日本政府のブース内にJH用スペースを構え一般向けに広報する。建物に装飾されるヒノキや和紙が展示され、実際に触ることもできるという。それらの資材は日本側で製作中。今月中に輸送される。 初参加したジーコ氏も取材に応じ、「15年間の日本在住経験があるため、日本との繋がりをとても強く感じている。構成員には様々な分野の著名人が揃っており、その一員として選ばれ誇りに思う」とコメント。「今日の会合では的確に議論できた。素晴らしいアイデアもあった」と感想を語り、「日伯はもっと交流があるべきだ。両国が協力し合いながら、JHを通じより強く繋がればと」と期待した。 今会合では「正しい姿の日本を伝える」という考え方の下、JHでは「平和」「環境」「品質と精密さ」「おもてなし精神」といった日本独自の特性を伝えることを確認。各委員や事業主の電通に向け平田アンジェラ事務局長が、開設済みのポ語フェイスブック(www.facebook.com/JapanHouseSP)などで、若年層を積極的に取り込む方針を伝えた。 また先月中旬にはロンドン、ロサンゼルスを含めた3館合同視察で訪日した。会議を終えた平田事務局長は「日本では田舎の古い家屋にも、最先端の電子機器が置いてあることが印象的だった。伝統と最新技術が共存する面白さを、JHにも取り込みたい」などと収穫を語った。 年内に工事を終え、来年3月の開設を目指す。 □関連コラム□大耳小耳 開設に向け準備が進むジャパンハウス。第3回運営委員会を終えた後の会見では、コンセプト(考え方)に関する説明ばかりで、肝心の中身に関する情報はまったく明かされなかった。まだ発表できる段階ではない、ということか。3カ月に一度行なう運営委員だが、「次の会合では企画はもっと決まっているはず」と事務局は言うが、当然だろう。結局、具体的な全体像が分かるのは9月以降になりそう…。
豹射止めショック死の人開拓期 猪野ミツヱ セラードの空欲しひまま鷹飛べり 井上 人栄 今のうち筍塩に一年分 伊藤みち子 庭の隅鶏頭の花明るくす 上村 光代 黒ウルブ空に群舞ひ詩情帯ぶ 菊池 信子 母仕込む樽一杯の白采漬 鈴木 文子 移住地に移民老いたり吊し柿 富岡 絹子 検査みな無事に終了秋灯下 玉田千代美 敷き詰めて花パイネイラ牧の中 那須 千草 母の日や祝ひ祝はれ家族愛 林 とみ代 失業者多くて暗き労働祭 原 はる江 大方は隣の落葉今日も掃く 広田 ユキ ふるさとで子と靴を買ふ母の日に 森井真貴子 身に入むや熊本地震いつ果つる 平間 浩二 新涼や我が家にまさる所なし 須賀吐句志
ニッケイ新聞 2016年6月3日 戦後71年。米大統領として初めてオバマ大統領が広島を訪問した。核廃絶を訴え続けてきた広島にとっては念願が叶った形だが、当地の被爆体験者らは今回の訪問をどのように見ているだろうか――。 ブラジル被爆者平和協会の森田隆会長(92、広島県)は、「ずいぶん長い歳月を要したという感はあるが、米大統領として現職大統領が広島訪問したことは画期的だ」と肯定的に評価した。 開戦直前に訪日し、長崎で被爆した「帰伯二世」鮫島義隆さん(88)も、最高軍事司令官でもある大統領が国内からの批判を受けながら、「現職大統領として広島を初訪問した決断と行動は称賛すべき」と口を揃えた。 盆小原国彦副会長(75、静岡県)は、「これをきっかけに核兵器廃絶に向けた機運となって欲しい」と強く期待し、「地球上で3度目の原爆投下があってはならない」と常日頃、講演で訴えている言葉を繰り返した。 同会は1984年に設立され、原爆の悲惨さを訴えるため、伯国各地で精力的に講演活動をしてきた。伯国での被爆者は現在約120人程度。毎年漸減しているという。現在は、公立学校や大学などを回り、生徒や学生たちに平和を訴える活動をしている。 「原爆投下された広島は、屍だらけでこの世の終りのようだった」と森田会長は当時を振り返る。「戦争の愚かさを理解してもらい、二度と過ちが繰り返されないよう、訴え続けていかなければならない」と語気を強めた。 今年は、リオ五輪とほぼ同時刻に、広島県では平和記念式典が開催される。それに合わせて、聖市の広島文化センター(平崎靖之会長)では毎年恒例の追悼ミサがおこなわれる。 県連日本祭りで子供らが折った千羽鶴が、その場で同センターに寄贈され、戦後初めて原爆を取り上げた映画『原爆の子~広島の少年少女のうったえ』(新藤兼人監督)が上映される予定だ。 オバマ大統領の広島訪問に際して、平崎会長も「意義のある歴史的な出来事だ。平和に向けて一歩前進した」とした上で、胎内被爆者の一人として「命ある限り、恒久平和のために活動していきたい」と力強く語った。
ブラジル日本語センター(立花敏春アルマンド理事長)の諸川有朋副理事長が来社し、同センターが行っている熊本地震の義援金についての報告と今後の予定を説明した。 同センターでは、5月9日から義援金の募金を開始。フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やEメールで呼びかけ、2週間で5883レアルが集まった。5月いっぱいで終了する予定だったが、奥地をはじめ問い合わせが多いことを受け、今月20日まで期間を延長することが決定した。 諸川副理事は「センターが行っている『日本ふれあいの旅』で生徒たちが熊本県でホームステイをしており、非常にお世話になっている。募金は気持ちが大事なので値段は気にせず、たくさんの人に募金してもらいたい。最後まで集められるだけ集め、少しでも多く募金できたら」と話した。 集まった5883レアルは既に熊本県人会に贈呈されており、今後送金される予定。 義援金送金については、同センターの丹羽義和事務局長(電話11・5579・6513)かEメール(niwa@cblj.org.br)で連絡のこと。 サンパウロ新聞 2016年6月3日付
