07/03/2026

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来年度の県費留学生に母県の子弟でない日系人を推薦した富山県人会の市川会長は、「留学を希望する人の中には『県人子弟だから行ける』という考えの人がいる」と志願者の姿勢に言及した。同制度で派遣する留学生には帰国後、日本や母県とブラジルの交流に貢献してほしいというのが母県や県人会の思いだ。市川会長は県人会役員が行う留学生の面談の中で、帰国後そういった活動に協力してくれるか確認するとのこと。志願者はみな「『かしこまりました』と答えるが―」と顔を曇らせた。沖縄系の大城さんが帰国後、留学の成果を富山県とブラジルの関係強化に役立ててくれることに期待したい。 2012年2月28日付
ニッケイ新聞 2012年2月28日付け 「実は、今まで津市のホームページには『オザスコ市と姉妹提携を結んでいる』という記載のみでした」と反省する前葉市長。三重県人会を訪問した際には母県の情報を求める声を多く聞いたようで「中心となるのはインターネット。次の50年に向け、互いの情報を得やすい環境を整えなければ。例えば、ACENBOや県人会などの存在もぜひ知らせたい」とやる気。◎前葉市長は津市で暮らすブラジル人について「現在市内に3千人。全盛期は3800人を数えたが、1千人近くがブラジルに帰ってしまった」と現状を話す。「これからは、再び日本に戻ってきてくれる人の就労、教育サポートが必要」と説明し、「オザスコがどう移民を受け入れたかを学ぶ意義は大きい。日系人の存在が、今後の交流活動の中心となっていくでしょう」と希望を込めていた。
ニッケイ新聞 2012年2月28日付け 岩手県が『岩手県海外移住高齢者百寿祝状贈呈事業』を実施するにあたり、ブラジル岩手県人会(千田曠曉会長)が対象者の申請を受けつけている。申込み締切りは3月2日。従来75歳のみだった対象を、今年度から百歳に拡大して実施する。次のいずれかの項目に当てはまる人が該当者▼日本の移住条約等により移住し、現在外国に居住している▼過去に岩手県内に住所を有していた▼岩手県人会に加入している▼2013年3月末までに満百歳になる。なお、今回は初実施のため、すでに百歳を越えた人も対象となる。千田会長は「現在把握できている該当者は1人だけ。県人会員でなくても申込みを」と呼びかけている。申込みは同県人会(11・3207・2383)まで。
ニッケイ新聞 2012年2月28日付け オザスコ市制50周年にあわせ、姉妹都市である三重県津市から前葉泰幸市長、高松和也市民部長、盆野明弘日秘書課長が来伯、各方面で交流を行なった。24日にあった式典出席のほか、三重県人会訪問、オザスコ日伯文化体育協会(ACENBO)主催の歓迎会にも出席した。前葉市長は「両市民が互いのことを知る機会を増やしたい」と更なる交流の充実にやる気を見せた。 オザスコ市は、サンパウロ市の一区に過ぎなかったが独立運動の末、1962年に市として登録。州内5位となる人口66万人を抱える。津・オザスコ両市は76年に姉妹都市提携を締結。5年ごとに津市長が来伯している。昨年8月には、オザスコ市のエミジオ・ソウザ市長が訪日、津市で催された35周年式典に参加した。同市イベントセンターであった式典は、歴代市長をはじめ、政治家や独立運動の貢献者ら約400人で華やかに行われた。姉妹都市であるイタリアのオザスコ市、アルメニアのギムリ市両市長も出席、ACENBOの荒木進会長も壇上に座った。エミジオ市長は、津市を一番提携が長い都市として挙げ、昨年の訪日での歓迎に感謝の言葉を述べた。前葉市長は、昨年11月にオザスコの女子プロフットサルチームを招聘した国際交流大会を行ったことに触れ「今までの代表者交流に加え、青少年派遣や文化・スポーツを通して交流を推進したい」と宣言し、大きな拍手を受けた。エミジオ市長から功労者に対し表彰プレートが渡され、前葉市長、荒木会長が受け取った。前葉市長は本紙の取材に「歴代市長が社会基盤を一つ一つ整備してきたことで発展しており、これからも成長しようとする勢いを感じた」と印象を述べた。
海外に移住し長年にわたって居住国の発展に寄与した県出身者に対して祝状を贈呈している岩手県は、100歳を迎える長寿者を対象とする「岩手県海外移住高齢者賀詞贈呈事業」を実施する。 これまで75歳以上への贈呈は行ってきたが、100歳は初めて。今回は100歳以上の岩手県出身者についても祝状を贈呈する。締め切りが3月2日に迫っているため、対象者は岩手県人会(電話11・3207・2383)まで早急に連絡のこと。 2012年2月28日付
野村流音楽協会ブラジル支部、野村流古典音楽保存会ブラジル支部、琉球民謡協会ブラジル支部、琉球民謡保存会ブラジル支部、うりずんOB会共催の「第7回さんしんの日」イベントが、3月4日午後1時から聖市リベルダーデ区の沖縄県人会館(トマス・デ・リマ街72番)で開催される。 当日は三線(さんしん)演奏をはじめ、琉球舞踊やエイサー太鼓などが披露され、沖縄芸能団体関係者約400人が出演する。「さんしんの日」実行委員会は「本場沖縄では第20回を迎え、沖縄県庁をはじめ市町村、教育団体、報道・芸能関係者が共催し、世界の三線愛好者たちがインターネットでも参加します。ブラジルでも7回目を迎えることができ、皆様のご来場をお待ちしています」と呼びかけている。詳細は沖縄県人会事務局(電話11・3106・8823)まで。 2012年2月28日付
県連(園田昭憲会長)主催の第37回移民のふるさと巡りが、3月31日から4月2日までの3泊4日で行われる。今回は聖州ボツカツ、バウルー、パラグアスー・パウリスタ、アバレーなどを回り、各地の日本人会関係者と交流を深める。 旅行代金はツイン・トリプル部屋が1290レアル、シングル部屋が1560レアル(いずれも1人分料金)。詳細及び申し込みはグローバル旅行社(電話11・3572・8990)まで。 2012年2月28日付
USP卒業した大城坪井ダニエルさん 1964年度から県費留学生制度を設けている富山県人会(市川利雄会長)は、2012年度の留学生として母県の子弟ではない日系人を推薦した。今年4月から約1年間、富山県での留学が決まっているのは沖縄系4世で、昨年12月にサンパウロ総合大学(USP)を卒業した大城坪井ダニエルさん(25)。富山県観光・地域振興局国際・日本海政策課で富山県南米県費留学生の担当をしている藤田恭子さんによると、同県の県費留学生制度は原則として県人子弟を対象としているが、今回大城さんは県人会からの推薦を受け、特例として派遣が決まったという。 大城さんは在学中、富山県が支給している「サンパウロ州友好記念奨学金」を受給して日本語を学んだ。そういった経緯から、大学側より富山県の県費留学生として大城さんを推薦する声が上がり、県人会が面談を実施。 県人会役員が立ち会った面談では、他県ではなく富山県で学びたいという本人の意思と語学力が評価された。そして県人会から同県庁へ推薦状を提出したところ受理され、派遣が決定した。 同大学で大城さんを推した一人、森幸一教授は「非常に日本語能力が高く、おとなしい人柄」と大城さんについて語り、今回の決定に対して「県人会の中には県費留学生制度を中止しようとする動きもある。そんな中、富山県と県人会は県人子弟でない留学希望者に機会を与えるという意義のある決断をした。県費留学生制度の新たな展開のモデルの一つが出現したと言える。日系コロニアにとってインパクトが強いのでは」と述べた。 富山県庁の藤田さんは、今回は特例であるとした上で「今後、継続的にUSPから県費留学生の推薦を受けると決めたわけではない」と説明した。また、県費留学生制度については「県人会の考えを尊重しつつ、県人会と県の双方に利点のあるものにしたいと考えている。県人会とUSPが連携することで県人会と大学、富山県それぞれの活動に良い相乗効果があれば、今後も大城さんのように県人子弟以外の人が県費留学生となって良いのでは」と今後のあり方について述べた。さらに「いずれにしても県人会と協議を重ね、運営していきたい」としている。 市川会長によると、来年度の県費留学生を選考する段階では同県人会員と血縁関係にある候補者もいたが、語学力が十分でなかったという。市川会長は「県人子弟の留学希望者と大城さんのレベルが同等だった場合は前者が選ばれていただろう」としたが、「県費留学の派遣生は戸籍謄本で決めるのではなく、心で勝負してほしい」と自身の思いを語った。 USPで日本語を学んだ学生の進路は様々だが、大城さんの夢は日本語とポルトガル語の翻訳家になること。大城さんが初めて日本を訪問したのは大学在学中。 長期休暇を利用していとことともに静岡県へ3か月間のデカセギに行った。職場の工場で翻訳家として働いていた人と出会い、「翻訳の仕事は面白いと思った」 ことがきっかけで翻訳家を志した。日本語以外の外国語にも興味があり、英語とスペイン語、フランス語を学んでいる。 大城さんは「留学期間中は日本の歴史や文化を学びたい」と意欲を語った。日本文化は特に歴史や音楽、宗教に興味があると言い「歌舞伎も見に行きたい」と目を輝かせていた。 聖州と富山県は1985年に友好提携を結んでおり、同県は95年から毎年サンパウロ総合大学で日本語・日本文化を専攻する学生を対象に「サンパウロ州友好記念奨学金」を給付している。 同奨学金制度では、毎年5~7人に対して1人当たり毎月100ドルが1年間交付されている。給付を希望する学生は富山系子弟である必要はなく、日系・非日系も問わない。 同奨学金を受給する学生には研究成果の発表が課せられており、昨年行われた報告会を聴講した市川会長は「富山県からの奨学金で学ぶ学生は立派に勉学に励んでいる。研究成果は素晴らしいものだった」と褒めたたえた。 大学側も「奨学金を受けた学生の中には、USPの教授となった日系ブラジル人もいる」と同県からの援助を喜んでいる。森教授によると、同様の奨学金制度は企業が行うものはあるが、県が主体となって実施している例は富山県の他にはないという。森教授は「企業は学生を育てる利点がある。県からの支援はブラジル全国でも珍しい」と話し、17年間続く奨学金の提供に感服していた。 また今年は、同県庁からの要請を受けてこれまでの奨学金受給者の名簿を作成する。森教授は「半分以上が非日系人でしょう」と言い、「名簿が完成すれば、奨学金を受給した卒業生がブラジル社会にどのように貢献しているかが分かる」と意気込んでいる。同県からは同奨学金以外にも日本語の書物やビデオ、映画が送られており、USPでは「富山文庫」として学生らに親しまれている。 2012年2月28日付
県出身ボランティア派遣可能に JICAブラジル事務所サンパウロ支所は昨年、県連代表者会議の席で母県に縁のある移住地などに積極的に同県出身の日系社会ボランティアを派遣することが可能になったとの説明を行った。これは同県出身のボランティアを通じて、これまで以上に県と日系社会の密接な連絡と関係の構築を目的としている。 同制度を活用できるのは移住地だけにとどまらず、県人会などの公共団体であれば要望を行うことが可能。現在、母県出身ボランティアを望む声がどれくらい移住地や県人会から上がってきているかを17日、支所職員の村上ビセンテ氏に質問すると「この制度は偶然、福井県出身のボランティアが福井と縁の深いピニャール移住地に派遣された際に交流がより盛んになったという成功例があったために、今後は積極的に推進していこうという話になった。県連で説明を行った後に希望する県人会とすり合わせは行ったが、正式な形での要望はまだない」と説明した。 このほか要請業務と直接関係はないが、母県出身のJICAボランティアが県人会活動に寄与した例がある。福島県喜多方市出身で現在カンピーナスでシニアボランティアとして野球指導を行っている武藤啓一さんは、派遣前は同市産業部マーケティング部長として喜多方ラーメンを振興する業務に携わっており、ボランティア就任にあたり同県人会を表敬訪問した。その際に「喜多方ラーメン祭り」が行われていることを知り、昨年は企画段階から同祭に協力し、イベントを成功に導いた。 このほか、村上氏は県連を窓口として各県人会などに日系社会ボランティアを受け入れることが可能だとして、「いくつかの県人会のウェブサイトを作成するための指導員としてシステムエンジニアを要望することもできるし、剣道などは複数の県人会会館で行われているので巡回して指導することができる」との例を挙げた。 来年7月からボランティア派遣を望む場合、受入先からの要望の締め切りは例年、今年3月頃となる。詳細はJICAブラジル事務所サンパウロ支所(電話11・3251・2655)まで。 2012年2月28日付
ニッケイ新聞 2012年2月25日付け ブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)が『第37回移民のふるさと巡り』を3月31日~4月3日に実施するにあたり、参加者を募集している。参加費は、ホテルでツイン・トリプルルームを希望の場合は1290レアル、シングルなら1560レ(食事代込み)。 日程の概略は次の通り。1日目=午前7時リベルダーデ広場発。昼はボツカツ、夜はバウルーで、両市の日本人会と交流・食事。2日目=ピラチニンガ温泉で入浴後、現地レストランで昼食。パラグァス・パウリスタ市の日本人会と交流・夕食。3日目=パラナパネマ市内のオランダ移民移住地・オランブラⅡで花園と果樹園を観光。4日目=アヴァレー市のレジャーホテル・ペニンスラ施設内で自由行動。午後5時リベルダーデ広場着。 詳しい日程は県連のサイト(www.kenren.org.br)、申込みは旅行代理店グローバル・サービス(11・3572・8990)まで。
【一部既報】12日に行われたブラジル岡山県文化協会(根岸健三会長)の2012年度定期総会に出席した真名子(まなこ)和洋グァタパラ支部長は、同総会の中でグァタパラ入植50周年記念祭典に向けた同地の取り組みを説明した。真名子支部長は、同地の農事文化体育協会(川上淳会長)で監事も務めている。 同移住地は、岡山県を含む7県から移民が入植。真名子監事によると、同文協の役員と各県人会のグァタパラ支部長らは昨年11月、聖市リベルダーデ区の県連本部を訪れ、7県だけでなく全都道府県人会の出席を呼びかけたという。 なお、同文協の今年度の総会は今月25日に予定されており、今回は役員改選が行われるため祭典に向けた準備が本格的に始動するのは同総会以降になる。真名子監事は県人会の総会で「気楽にグァタパラへ来てください」と呼びかけた。 2012年2月25日付
12日に行われた総会で続投が決まった岡山県文化協会の根岸健三会長は、同総会での退任の意思が相当固かったようで、役員改選では「困った」を連呼。再選が決まってからは疲れた表情を隠し切れなかった。根岸会長は71歳。はつらつとしているが、自宅のあるモジ市から聖市内の同会館までの片道約50キロの行き来は難儀な時もあるだろう。「この6年間は事故なく過ごしてきたが」という反論も空しく、水本議長から押し切られる形で続投が決まった。閉会のあいさつで「次はどんなことがあっても代わってもらいます」と語尾を強めた声は、会員の心に届いているのだろうか。 ◎ 根岸会長の続投を半ば強引に決定した水本議長の「これまでのやり方を見直して、会長にばかり負担がかからないよう会を少しずつ変えていこう」という言葉は、「これまでのやり方は会長の負担が多かった」とも解釈できる。水本氏に、副会長以下の役員を選出する2月度の役員会で今回のように人選が難航した場合どうするのか問うと、「口出しする。それしかできない」と笑みを浮かべた。 ◎ 各県人会の活性化方法については、関係者たちがそれぞれに頭を悩ませていることだろう。せっかく47都道府県人会が集まっているのなら、日本のような各県人会のイメージ・キャラクターを会員などから公募して作り上げ、日本祭りで登場させたり、その商品を一般にも販売するなど実践的な動きをする必要があるのでは。そのキャラクター商品が売れるかどうか、費用はどうするのかなどは各団体の腕の見せどころ。会長だけが責任を負わされる団体もある中、会費を払うだけで何もしないのが会員ではないと思うのですが、いかがなものでしょうか。 2012年2月24日付
兵庫県人会(尾西貞夫会長)の定期総会が、3月4日午前10時半(=第1次招集、第2次招集は午前11時)から聖市リベルダーデ区の宮城県人会館(ファグンデス街152番)で開催される。 議題は、2011年度事業・決算報告、12年度予算案・事業計画案の審議のほか、会の活性化について討論も行われる。 総会終了後は新年親睦会が開かれ、会費は1人30レアル(75歳以上は無料)。申し込みは今月27日まで。詳細は同県人会事務局(電話11・3207・0025)へ。 2012年2月24日付
【既報関連】在伯栃木県人会(坂本アウグスト進会長)は11日、聖市ビラ・マリアーナ区の同会館で開いた2月度役員会の中で役員改選を行った。 同県人会の役員の任期は1期2年。先に行われた1月29日の総会では会長の続投が決まったため、役員会では副会長以下の役員が選出された。 新役員は次の通り(敬称略)。会長=坂本アウグスト進。副会長=大貫フェルナンド克之、阿部清人、永田美知子。法務=田中寅松、坂本アランしんじ。財産管理理事=横田啓、大石マリーゼきみ子。書記=長安セルソ、横田進。会計=福田巴、青山拓也。監査役=小室ルシオじゅんじ、沢里オリビオ、横田エンリッケ浩。相談役=坂田正雄、村田哲、館野忠義、吉田繁、大貫為義、小口進。 【婦人部】部長=尾身千恵子。副部長=坂本益美、柳田美代子、飯塚はつえ。書記=武田ルジア。会計=横田芳子。 【青年部】部長=横田エンリッケ浩。 また同会館では日曜を除く毎日、日替わりで文化活動を行っている。詳細は次の通り。月曜午後=竹本悦子氏のインターナショナル・ダンス(火曜夜と木曜午後も)。火曜午前=古田ジョアナ氏の折り紙、切り絵、手芸教室(水曜午前も)、同午後=浅原セリア氏の日本語筆記教室(金曜午後も)、同午後=福田巴氏のサロン・ダンス。木曜午前=根元杉夫氏の書道教室。金曜午前=芝スエリー氏の墨絵教室、同午後=短歌・荒草の会。土曜午後=戸田マルタ氏のカラオケ教室。問い合わせは同会館(電話11・5549・6572)まで。 2012年2月24日付
場を取り繕った岡山県文化協会総会 ブラジル岡山県文化協会(根岸健三会長)の2012年度定期総会が12日、聖市リベルダーデ区の同会館で行われた。第2次招集の午前10時には約20人が来場。予定より遅れて参加者24人で開会した。同総会では役員選出が行われたほか、11年度事業報告と12年度事業計画案が発表された。役員改選では根岸会長が頑なに退任を希望したが、周囲の声に推されて4期目の続投が決まった。 同会役員の任期は1期2年で、同総会で役員改選が行われた。今回まで3期6年間会長を務めた根岸会長は冒頭で、「選出される新しい役員には、ますますの発展のために頑張ってもらおうと思う」と退任の意を込めてあいさつした。 議題が役員改選に移ると、総会で議長を務めた元副会長の水本裕氏は「6年間会長を続けることは大変な苦労だったと感じる。これまで頑張ってもらったので、重い仕事を引き継いでくれる人はいないだろうか」と出席した会員へ呼びかけた。直後に会場は沈黙に包まれたため、水本議長は「大変だがもう1期」と根岸会長へ続投を提案した。 根岸会長は「(3月の総会で役員改選が行われる)県連でも役員をしていたが、『県人会で断っているから』と役職を降りている。なので県人会で会長を続投するのは具合が悪い」と反論。それに対し水本議長は「人間、時には嘘(うそ)をつくこともある」と場を取り繕った。 さらに、根岸会長は退任したい理由に、自宅のあるモジ・ダス・クルーゼス市でも役職に就いていることや、モジから同会館のある聖市内まで約50キロの道のりを通うことは楽ではないことを挙げた。 また、「他県では女性の会長もいる。今は大統領だって女性が就任する時代だ」と述べ、数人の女性会員を指名したが、皆首を横に振った。水本議長は「今回は岡山県人会長だけ。県連の役職はないのだから」との主張を展開した。 同会は代々、2人いる副会長の1人が会長へ就任する傾向となっているが、今回は副会長が2人そろって総会を欠席した。根岸会長は、そのうちの1人に対し「現役で仕事を持っているから大変だろう」と名前が挙がることを阻止する場面もあった。 年長の役員からは「副会長が引き受けられないのなら、会長が責任を持って続投すべき。そして、その間は若者を育成しなくてはいけない」という意見も出たが、根岸会長も「腹は決めている。6年間務めたのだから」と、引き下がらなかった。 話が進展しないことから水本議長は「これまでのやり方を見直して、会長にばかり負担がかからないよう会を少しずつ変えていこう。定款では何期務めても構わないことになっているので、もう1期頑張っていただけませんか」と言い、来場した会員に拍手をあおった。場内に拍手が沸き起こると、「ありがとうございました」と審議を半ば強引に締めくくった。 4期目の就任が決まった根岸会長は「思いがけないことになった」とつぶやき、「同じ人が続けると発見がありませんよ」と会員たちに忠告。続けて、「岡山で4期会長を続けるという例はあまりないだろうから、皆の協力を得たい。よろしくお願いします」とあいさつし、この日一番大きな拍手を浴びた。 そのほか総会では、松酒イナシオ昌蔵会計理事から11年度の会計が報告された。11年度は13万1933・03レアルの繰越金があり、6万9105・34レアルの収入があった。 それに対して、会館の修繕費5万7523・79レアルなど、計11万7042・27レアルの支出があった。また、今年度の予算は8万3510レアルが承認された。 2012年2月24日付
ニッケイ新聞 2012年2月23日付け 土曜日(25日) 静岡県人会総会、午前10時、同会館(Rua Vergueiro, 193, Liberdade) 日曜日(26日) 新潟県人会総会、午前10時、同会館(Rua Pandia Cologeras, 153, Aclimacao)◎山口県人会総会、午前9時半、同会(Rua Pirapitingui, 72)◎大分県人会総会、午前9時半、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)◎高知県人会総会、午前9時半、同会館(Rua...
ニッケイ新聞 2012年2月21日付け 「夢が叶った」――。サンパウロのカーニバル2日目、『アギア・デ・オウロ』のパレードに出場するため、沖縄から来伯した宮城佳代子さん(32)、弥生さん(30)姉妹は感動を露わにした。アーラ・ダス・パシスタに出場した日本人の中で姉妹一緒は初めて。姉妹は、幼い頃からバレエを習い、ジャズやヒップホップなど様々なジャンルのダンスに親しんできた。沖縄のサッカーチームFC琉球のチアダンスチームに所属したことも。「サンバを始めたのは、ダイエットがきっかけでした」と佳代子さんは笑う。本格的に練習を開始したのは09年。サンバチーム『アンダギーニャ』を同時に結成した。「サンバのステップは激しいけど、上半身は優雅な動き。バレエの経験が役に立ちました」一昨年、知人の紹介でアギアのサンバ合宿に参加、「生で見る本場のサンバはすごい迫力」。心を打たれ、自然に涙が流れた。帰国後、カーニバルに出たいとの気持ちは止まず、昨年5月に自分たちのダンス映像をアギアの代表とサンバ協会へ送った。姉妹であることやオリエンタルな雰囲気が受け、出場が決定。その後は、インターネット動画で練習を続けた。来伯後、全体練習に合流できたのは一日のみ。佳代子さんは「言葉は分からない。それでもステップを踏めば通じあえる」。本番では、黄色と緑色の羽がついたブラジルカラーの衣装をまとい、堂々と観客に笑顔を振りまいた。「多くの日系人、日本人の方が私達を見つけて手を振ってくれた」と嬉しそうに感動を話す弥生さん。パレード終了後も物足りないかのようにステップを踏み、満面の笑顔を見せる姉妹は「どこでも踊れ、盛り上がれるカチャーシーにそっくり。きっと誰でも楽しめるはず」。次の二人の夢は沖縄でのサンバ普及だ。
鳥取県人会の郷土芸能と言えば、傘踊り。聖市・州内だけでなく、最近は州外のイベントにも呼ばれる人気の芸能だ。最近では、まだ人数は少ないが、同じく郷土芸能の銭太鼓の普及にも力を入れており、母県から指導者を呼ぶことも考えているとか。さらに今年は、よさこいソーランにも出場する予定と活動は活発だ。これに合わせて母県の鳥取市から衣装20着が贈られ、総会の場でも紹介されていた。 ◎ 鳥取県海外協会が開設にかかわり、「鳥取村」とも呼ばれる第2アリアンサ移住地。同県からは節目の式典への出席のほか、同地日本語学校へ教師を派遣するなど交流を続けている。このたび帰国する教師の津村雄一さんは9人目。総会を訪れた津村さんは「次の人が決まらなければ残れたのですが」と笑いを誘いながら、「帰国したらこの2年間の経験を子供たちに伝えたい。日本に来たらぜひ連絡を」と感謝の言葉を述べた。 2012年2月18日付
ニッケイ新聞 2012年2月18日付け パナソニック、NEC、豊田通商、三菱総合研究所の4社の企業連合が昨年から、ここ数年の自家用車やバス利用の増加などによる深刻な交通渋滞問題を抱えるサンパウロ、リオ、ベロ・オリゾンテ、ブラジリアの4都市を対象に、道路交通情報収集システムの導入を提案している。ベロ・オリゾンテでは、今月初めに行なわれた日本祭りに出展し、来場者に説明を行なうため日本から三菱総合研究所の山口行一・専門研究員(41、大阪)が来伯した。 14年のW杯や16年の五輪時に向け、国外の選手団の円滑な輸送や的確な道路交通情報の提供は必須の課題とみて、三菱総研が日本側、豊田通商ブラジルが当地側の対応を担当し、日本から担当者が来伯して各市の州政府や市役所などで営業活動を行なっている。リオ市では市交通局と日本の総務省が覚書を締結、市内を走行するタクシー10台に車載器を搭載して実験が行なわれている。各車両が市の中心部や五輪会場、国際空港を接続する幹線道路を中心に走行した結果、約2750キロの車両の走行履歴が収集でき、道路網に正確に反映されることが確認された。山口さんによれば、導入にかかる予算は6~10億円。ミナス州知事、ベロ・オリゾンテ市長のほか州の交通局、文化局関係者らが訪れた。「システムは気に入ってもらえましたが、予算が問題のようです」との手応えのようだ。JICA等から援助を受けられるなら導入できるかもとの声もあったが、「円借款の対象としては金額が低いので難しいのでは」とも。同システムは日本では96年から導入されており、現在では3台に1台が利用している計算だ。渋滞は20%減、二酸化炭素は200万トン余り削減という効果が出ている。渋滞状況や区間の所要時間など、市内の道路交通状況を把握して都市の交通管制に利用するシステムで、パナソニック製の通信機能を持つ安価な端末を車に搭載し、車そのものがセンサーとなり、最新技術で情報を収集するというもの。収集された情報は市内の情報を一元管理する交通管理センターなどに流れ、センターに設置されたNECのサーバで情報を処理し、道路交通情報や車両管理情報が生成される。将来的には表示板など道路上や、システムを持っている人の車のカーナビゲーション、携帯電話にリアルタイムで配信され、視覚的にわかりやすい形で、画面上に渋滞情報や気候情報など運転に有用な情報が表示されるようになるという。伯国では現在情報を収集するセンサーが道路に埋められているため、センサーをもった機械を車に搭載することで、より生の情報収集が見込める。現段階ではどこの市も購入する意志を見せていないものの、山口さんは「予算は安価で、日本のメーカーの技術はやはり高い。需要は高いと思うので、どこかで購入してもらいたい」と意気込みを見せた。
ニッケイ新聞 2012年2月18日付け 山口県人会(要田武会長)は『2012年度定期総会』を26日午前10時(9時半受付)から、同県人会館(Rua Pirapitingui, 72, Liberdade)で開催する。総会後は新年会がある。会費20レアル。主な協議事項は11年度事業・会計報告、12年度事業計画・予算審議、会長および役員選出。要田会長は「新年会は留学研修員の歓送迎会も兼ねて行ないます。皆様お誘い合わせの上お越しください」と呼びかけている。問合せは同県人会(11・3208・6074)まで。