ニッケイ新聞 2011年11月2日付け ブラジル日本都道府県人会連合会(園田昭憲会長)主催で、今年で23年目を迎える「第36回移民のふるさと巡り」(本橋幹久団長、鳥取県人会長)が10月6日から11日まで実施された。今回は国境を越え隣国のアルゼンチン、ウルグアイを123人(うち一世は69人)が訪れ、各地で観光を楽しみながら、地元日本人会の温かいもてなしを受け、交流を広げた。(田中詩穂記者) アルゼンチン共和国(以下、亜国)は南米では伯国に次いで2番目、世界では8番目に広い領土面積を有する。23州と一つの特別区(ブエノスアイレス)から成り、現在の人口は約4千万人。首都ブエノスアイレスは人口約300万人と世界有数の巨大都市で政治、文化、経済の中心であり、「南米のパリ」の名で親しまれ、最も美しい町の一つとされる。6日午前、ホルへ・ニューベリー空港に到着すると、冷涼な空気が一行を出迎えた。コーディネーターの木村マリアさん(36、日系亜人二世)の迎えを受ける。市内へ向かうバスの車窓からは、伯国のファべーラに似たバラック街と、すぐ近くに立ち並ぶ高層ビル群、ヨーロッパ風のカフェ、ホテル、劇場などの建築物が目を引いた。午後、現地ガイドの案内で観光へと繰り出した一行は、市の創設400周年を記念し建設された高さ68メートルの街のシンボル、オベリスクを通り過ぎ、バスは「5月広場」に到着。その周辺には赤っぽい外観から「カサ・ロザーダ」と呼ばれる大統領府、南米開放の父、サンマルティン将軍の柩が安置されている大聖堂がある。小雨が降る中、広場でバスを降りた一行は軍政時代に行方不明になった学生運動家たちの写真を掲げる母親たちのデモが目に飛び込んだ。周囲をざっと眺めると、黒人、インディオ系の人はほとんど見られず、欧州系の白人ばかりだ。一行を乗せたバスはリア・チュエロ川に面する港町ボカ地区へ。この港はかつて亜国随一の港で19世紀後半、ロシアやドイツ、スイス、イタリア、スペイン、ギリシャなど欧州移民を乗せた船は、すべてここに到着したという。バスは観光地のカミニート(「小径」の意)へ。車外からは壁やテラス、屋根をカラフルな原色で塗り分けられ、トタン板で建てられた長屋形式の家々が立ち並ぶ、石畳の通りが敷かれた一角が見えてくる。この家々にはかつて、働く場所が見つかるまで多くの移民が共に住んでいた。もともとは、ボカ生まれの画家キンケラ・マルティンが船の修理工からもらってきたペンキで建物を塗ったのが始まりだという説がある。移民や船乗り、労働者で溢れていたボカ地区は、タンゴの発祥の地でもある。夜は高級住宅街にあるタンゴ・レストランへ。大きなステーキなどの夕食に舌鼓を打ちながら、バイオリン、アコーディオン、ピアノなどの演奏をバックに繰り広げられるタンゴや歌、踊り、フォルクローレのショーを楽しんだ。ふるさと巡りには初めて参加した大力晶子さん(66、福島)は、「とても素敵だった!皆男前だったし…。見ているだけでエネルギーがもらえた気がする」と満喫したようだ。(つづく) 写真=5月広場で記念撮影した参加者一行 この連載はこちらでご覧になれます。http://www.nikkeyshimbun.com.br/2011/2011rensai-tanaka4.html
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アンデス山脈で観光気分を満喫 5日目は終日アンデス山脈を観光。青空の広がる気持ちの良い快晴だったが、寒さと強風で、参加者のはく息も白く、「寒い」との声が続出した。 道中、バスが立ち寄った路側帯は、特に風が強く、参加者の名札や襟巻きが激しく舞った。あまりの寒さに早々とバスへ戻る人も少なくなかった。 午後1時頃、バスは雪を間近に見られる場所に停車。参加者は、ブラジルでは滅多に見られない雪の上を歩いたり、触ったりして感触を楽しんでいた。 耳まで覆う白い帽子を着用していた村越利江さん(71、新潟)は「帽子を持ってきておいて良かった」と言い、「普段、旅行へ行く時は、持参した服を使い切ってしまうことはないが、今回は持ってきたすべての服で防寒している」とアンデス山脈の寒さに驚いていた。 寒い中、立ち寄った民芸店で購入したアイスを食べて楽しんでいたのは荒井五郎さん(79、2世)、寿恵美さん(78、同)夫妻。ふるさと巡りへの参加は、今回が11回目だと言い、旅行へはいつも夫婦そろって出かけると話した。アンデス山脈の雰囲気を満喫した一行は、標高2千メートルに位置するレストランへ移動し、昼食を取った。 同じく夫婦で参加していた荒木滋高さん(79、三重)と典子さん(72、東京)は「昨年はスペイン在住の娘を頼ってヨーロッパを旅行した。ヨーロッパは、どの街へ行っても日本人観光客の姿があり、邦字新聞が売られている。回転ずしまであって驚いた」とこれまでの旅行を振り返り「今回のツアーではDVDを購入したので、帰って2人で見る」と、帰国後の楽しみをうれしそうに話した。 バスで移動中、添乗員が「宿泊先の食事担当者と食事の交渉をした際、白飯を付けるよう頼んだところ、アルゼンチンには白飯を食べる習慣がなく、ジャガイモが主食なので驚かれた」と食文化の違いを説明すると、参加者も関心した様子で聞いていた。 ツアー最後の晩餐となった10月10日は、参加者の小原あやさん(90、岩手)の誕生日前日だったため、全員が誕生日の歌を総立ちで合唱。アルゼンチンを訪れたのは今回が6度目だという小原さんは「1972年に来た時は、天候不良によりアンデス山脈のツアーが中止になってしまった」と以前の旅行の思い出を話した。最終日は、前日の快晴とは異なり、穏やかな水色の空に薄雲が浮かび、アルゼンチン国旗を広げたような空模様だった。 父親が福岡県出身という斉藤利治さん(70、2世)は「3日目に訪れたラ・プラタ市で多くの日系人に会えたことが印象的だった。ラ・プラタ市は小さい街だと思っていたが、福岡出身者とも交流でき、楽しかった」と今回のツアーを振り返った。127人は、出発時より重くなったかばんと思い出を抱え、アルゼンチンを後にした。(おわり、鮫島由里穂記者) 2011年11月1日付
10月6日から11日まで行われた県連主催の「第36回移民のふるさと巡り」は、当初80人とされていた定員より多い127人が参加したため、3組に分けられた。日によっては、別の組の参加者とは顔を合わせない日もあり、参加者同士の交流が希薄だったという声も聞こえた。親戚同士で参加したが、ほとんど顔を合わせられなかったという人もいたらしい。常連の参加者の1人は「何度も参加しているがこんなことは初めて。初めて参加した人はこういうものだと感じたでしょうね」とこぼした。訪問する移住地の日系人はもちろん、参加者同士の交流も楽しみにしている人が多いツアーだけに、今後改善の余地がありそうだ。 2011年11月1日付
ニッケイ新聞 2010年1月30日付け 在伯愛媛県人会(藤原利貞会長)は21日午前10時半から会館(R. da Gloria, 470)で2010年の定期総会を開く。主な議題は09年度事業および会計報告、今年度事業計画および予算案の審議、など。終了後、新年会を催す。会費15レアル。準備の都合のため、出席する人は事務局(11・3207・9575)へ連絡を。
ニッケイ新聞 2010年1月30日付け ブラジル岡山県文化協会は2月7日午前10時(二次招集)から同会館(R. da Gloria, 734)で2010年度定期総会を開く。主な議題は09年度事業および会計報告、今年度事業計画および予算案審議、会長改選など。総会後は一品持ち寄りの新年会を催す。飲み物は会負担。
ニッケイ新聞 2010年1月30日付け 【共同】景気悪化で日系ブラジル人家庭などが深刻な貧困に陥り、子どもが朝食を抜いたり転校を繰り返したりする状況が、山形県で25日まで開かれた日教組の教育研究全国集会で報告された。群馬県の小学校の男性教諭は、派遣社員でブラジル人の父親の転職などに伴い関東各地で7回の転校を繰り返してきた父子家庭の3年生男児について報告。友達ができずに孤独感を持っていたことから、「笑顔大作戦」と名付けたクラス作りに取り組み、図工の模型製作など男児の得意分野を同級生にアピールし、自信を持ってもらうよう努めた。男児は友達もできた一方で、朝食も食べずに登校する日が増えた。転入から3カ月後、また転校してしまった。同教諭は「経済状況に振り回され短期間で転校する例が増えている。子どもたちにはせめて良い思い出を持たせたい」と話した。
ニッケイ新聞 2010年1月30日付け 県連が昨年実施した第12回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)で実行委員長を務めた加藤恵久氏(前副会長)が、同年3月以降は県連役員を離れていたことを理由にスポンサー収入の仲介手数料を要求していることが分った。金額は約1万9千レアル。県連では28日に開いた代表者会議で支払わない方針を確認したが、突然の事態に困惑の色を隠さない。加藤氏は2006年の第9回フェスティバルで実行委員長に就任。以来昨年まで4年連続で務め、昨年2月に鳥取県人会長を退任した後も委員長として同イベントの開催に携わった。手数料を要求する文書は今月13日の日付で加藤氏から県連側に届けられた。その中で加藤氏は、第12回フェスティバルの際には県連、県人会の役職についていなかったことを挙げ、同イベントにあたって得られた日系政治家や企業などからのスポンサー収入(32万3千レアル)について6%(約1万9千レアル)の手数料を要求。6%の根拠として、07年10月31日の県連役員会で新規スポンサーへの手数料としてその割合が決められていることを挙げる。あわせて、08年11月に開催されたオルト・フルト祭り(Horto Frut Festa)で6万5千レアルが今も未収金となっていることに関し、自身が集金した場合その額を県連側と分けることを提案している。(文書では第11回フェスティバルとなっているが、執行部はオルト・フルト祭りと説明)28日に開かれた県連代表者会議の席上、与儀昭雄会長、園田昭憲副会長が同文書について発表した。同連合会定款では、執行部会・監事・会員が職務遂行にあたって報酬を受けることを禁じている。また、理事会メンバーは役職のほかに少なくとも一つの部門または委員会の担当を兼ねると定められ、理事会メンバーが再選されなかった場合は30日以内にそれぞれの役職に関する書類を後任へ引き渡す必要があるとしている。加藤氏はそれを行っていないことから、執行部では、役職がなかったという同氏の主張は妥当でないと判断したという。さらに、6%の手数料を決めた07年の役員会の話し合いは前執行部のもので、代表者会議で承認を受けておらず、現執行部として引き継いではいないと説明。加藤氏が主張するスポンサー収入についても同氏の役員時代から進められていたものであり、与儀会長も同行していたとして、支払う必要はないとの判断に至ったと説明した。この日は、弁護士と相談した結果、代表者会議で会員の総意をまとめることになったと報告され、挙手による賛成多数で支払わない方針が承認された。関係者によれば、同問題は昨年末から両者の間で話し合われたが結論には至らず、文書での伝達となったようだ。役員の一人は「残念」と話し、加藤氏の真意を測りかねる様子ながらも「しかたがないが、県連として対応していくしかない」と話している。
ニッケイ新聞 2010年1月30日付け 「取材した後、なくなられた方が何人もいる。お世話になった方に、できるだけこの手で本を渡し、お礼を言いたいと思って来ました」―。高知新聞社編集局社会部の富尾和方(かずまさ、35、徳島県)記者が26日に来伯、休暇を申請し、自費で本を購入して旅費を払い、10日で3カ国回る旅にやってきた。07年末からブラジルを中心に、亜国、パラグアイを含め約10カ月滞在し、高知県人南米移住100年をテーマに取材。08年元旦号から掲載し始め、翌09年3月まで5部に分かれて計69回の連載をした。帰国後も留守家族を取材し、その集大成が昨年11月に高知新聞創刊105周年を記念して『南へ(高知県人中南米移住100年)』として出版された。昨年は高知出身の〃移民の父〃水野龍生誕150周年でもあり、生誕の地高岡郡佐川町で記念パネルディスカッションなどが開催され、尾崎正直(まさなお)県知事を始め、東京や他県を含めた約200人が参加し、ブラジル移民への認識を深めた。「1年以上もやる連載は初めてだった」と充実感をもって振り返る。95年4月から翌年3月まで日伯交流協会の研修生として日伯毎日新聞で働いた経験を買われ、白羽の矢が立った。1958年、ブラジル移民50周年の時に同社から取材にきた記者が後に編集局長となり、退職した今も90歳近くになりながら社友として健在で、「百周年にはうちとして何かやるべきでは」と提言したことからこの企画が始まったという。今回、高知県で高校を卒業した西森ルイス弘志パラナ州議のはからいで、同州議会から感謝状が贈られることになった。「まったく知らなかった。とても驚いている。まだ自分にできることがあったらやりたい」と笑顔で語り、日伯交流の架け橋としての意気込みを新たにした様子だった。『南へ』は太陽堂書店で発売中。
ニッケイ新聞 2010年1月29日付け ブラジル鳥取県人会(本橋幹久会長)は2月7日午前10時(第二次招集)から鳥取交流センター(R. Dona Cesaria Fagundes, 323)で2010年度通常総会を開く。主な議題は09年度事業および会計報告、今年度事業計画および予算案の審議など。留学生、研修生の紹介も行う。終了後は一品持ち寄りの新年親睦会を催す。
ニッケイ新聞 2010年1月29日付け 在伯青森県人会(玉城道子会長)は定期総会を17日正午から聖市の同会館で行い、約70人が参加した。役員改選も行われ、執行部が提出したシャッパが信任され、玉城会長が続投することが決まった。そのすぐ後、新年会・敬老会となり、会食、ビンゴなど和気あいあいと過ごした。総会では下本八郎元聖州議が議長を務めた。玉城会長から昨年の活動報告が行われ、2月に母県と姉妹州県関係にあるサンタカタリーナ州の日伯イタジャイー協会に水害見舞金を届け、10月25日に蝦名武副知事ら一行11人を迎えて開催した創立55周年記念祝賀会をハイライトとする一連の流れが説明された。今年の活動計画では、9月に東北6県・北海道祭りの拡大版として、物産、観光、文化、郷土食、芸能の祭典を行う計画が進められており、11月には東北新幹線青森開通祝いに馳せ参じる旅行が予定されていることなどが発表された。カマルゴネベス志保子アメリア会計理事は昨年の報告として収入が8万7648レアル、支出が8万7727レアル、残高が79レアルの赤字。前年度からの繰越金が4万2188レアルあるので、赤字分を差し引き、2010年への繰越金は4万2109レアルになったと報告された。2010年の予算は収入が7万9千レアル、支出が8万9400レアルで約1万レアルの赤字になる予定。これ以外に、昨年の55周年を記念した会館改修事業が進められ、総額32万レアルが見積もられている。昨年10月22日から工事を開始、すでに半額近くが支出されている。予定では2月28日に完成し、3月中にはお披露目パーティをすることになっている。総会の書記、名和渋川幸子マリアさんは「IPTUの免税措置を講ずるためにも消防法に適用した補修・改修は不可欠」と説明し、「すでに65%の工事は終わっている」と順調に経過していると報告し、拍手で承認された。最後に、役員改選が行われ、単独シャッパで、そのまま以下の通り信任された。会長=玉城道子、副会長=近澤前田久子マリーナ、根岸岳雄マリオ、書記=松本渋川喜代美オデッテ、アミルトン・アウベス・デ・モライス、会計=カマルゴネベス志保子アメリア、古屋美代子、広報渉外部長=名和渋川幸子マリア、同副部長=小笠原ミリアン、社会文化部長=島袋葉月ルイザ、同副部長=宮本リリアン、監査=成田修吾、近藤いさおアデマル。玉城会長は「母県の補助金が半分以下になり、サンタカタリーナの姉妹州県事業関連の資金もゼロになった。厳しい状況だが母県からの協力で会館改修も目処がついた。こちら側での寄付が少ないのが残念」とのべた。その後、その場の最長老、高坂光丸さん(みつまる、83、青森)の音頭で元気に乾杯し、持ち寄ったご馳走に舌鼓をうった。
ニッケイ新聞 2010年1月29日付け ブラジル佐賀県人会(吉村幸之会長)は2月21日午前11時(第二次招集)から同会館(R. Pandia Calogeras, 108, Aclimacao)で2010年度定期総会を開く。主な議題は09年度事業および決算報告、今年度事業計画および役員改選など。総会終了後に新年会を催す。会費は15レアル。問い合わせは同会(電話=11・3208・7254)まで。
ニッケイ新聞 2010年1月29日付け 「とにかく休みたい」――。今年、創立50周年を迎える秋田県人会。母県から慶祝団を迎え盛大に祝う準備が進められるなか、小松雹玄会長がわずか1期で辞任した。JICAブラジリア事務所元所長という異色の経歴もあり、鳴り物入りで2008年に会長に就任した小松会長。今年の活躍を期待し、「せめて後1年」と会員らが慰留したようだが、その意志は固かった。会長に就任した川合昭顧問は、「(辞任の理由は)口が裂けても言えない」と口を閉ざす。その頑なな態度に違和感を覚えた会員も多く、他コロニア団体の役職も辞していることから「帰国するのではないか」との声も聞こえており、一致団結すべき節目の年の何とも後味の悪いスタートとなったようだ。 「とても几帳面な人で頼んだことはやってくれた。ダジャレで笑わせてくれ、友達感覚で付き合えた」と婦人部の女性は語る。会員の評価も高く、この度会長に就任した川合昭氏も「彼はピカイチですよ。あれほど実行力のある会長はいなかった」と手放しで褒める。別の婦人部会員は「(会長を辞任できないのなら)脱会すると言って、頑として聞かなかった。せめてあと1年。それが会員みんなの総意でした」と残念顔だ。小松氏は就任後から、精力的に会の運営に参加。少なくとも週3、4日は、会館に顔を出していた。09年には、母県に赴き、今年の創立50周年の打ち合わせも行っていたことから、誰もが続投するものと考えていたようだ。小松氏に話を聞くと、「気になるとやらないと済まない性格なんですよ。県人会活動は会長に責任が掛かりすぎる」と話す。「熊本県人会の福田康雄元会長(08年死去)を思い出すんですよ。亡くなる1カ月前に会ったとき、『コロニアは行事が多くてかなわん』と疲れた様子だった。自分も頭が疲れた。会長は元気な時にやらないと、周りに迷惑がかかる」と気持ちを語った。創立50周年に関しては、「実行委員としてお手伝いはする」と会活動への協力姿勢を見せた。シャッパ提出期限の12月には、辞意を表明していたことから、2、3世会長も検討されたが「時期尚早」との意見が多く、過去2回会長を務めた川合顧問に白羽の矢が立った。ある会員は、「(川合氏は)ベテランだから安心だけど、若者を育てないといけない時期」とある意味、後ろ向きといえる今回の役員改選に複雑な表情を見せている。 総会=川合昭氏が会長に就任=今年、創立50周年も ブラジル秋田県人会は24日午前10時から、定期総会を同会館で行い、43人が参加した。役員改選も行われた。昨年度の活動報告では、母県から技術研修員の受入れ中止、会館の改修工事について説明された。今年行われる県人会創立50周年式典のための母県訪問、モジの高岡専太郎学校へ80冊の本を寄贈したことが報告された。本年度事業案は、同県人会創立日(5月16日)に合わせた「創立50周年法要」、東北・北海道祭(9月)、創立50周年式典(10月)、ピクニック(11月)などが発表された。なお、恒例の「キリタンポ会」は大きな行事が多いため、本年度は行わないことが承認された。09年度の収支報告は、収入約20万2千レアル、支出約11万4千レで、約8万7千レを繰越し。今年度予算は20万レアルで、会費は60レから70レに、50周年式典は別予算を組むことが説明された。続いて、役員改選が行われ、単独シャッパで次の通り信任された。過去2回会長を務めた川合昭顧問(75)が会長に就任し、「たかが会長、されど会長というが、責任の重さを考えると大変。前会長と比べると10分の1の力もないが、頑張りたい」と表情を引締めた。一期2年で役目を終えた小松前会長は、「会はみなさんの協力があってこそ。執行役員だけではなく、みなさん出来るだけ会館に出向き、支え合ってください」と話した。続いて行われた新年会には、地方からもあわせて50人以上が参加。川合新会長の音頭で乾杯、ビンゴなども行われ、盛会のうちに終了した。【秋田県人会新役員】会長=川合昭、第1副会長=大石博道、第2副会長=舟木良治、第3副会長=青木ヴァギネル昭広、第4副会長=阿部カルロス健二書記(ポ語)=米谷アメリア律子、(日語)=田口寛二、第1会計=大間知アルフレッド諒士、第2会計=三船広土、正監事=菊地雅夫、菊地栄、今野喜一郎、監事補=尾崎功、奥村重、安藤光明。
秋田県人会 新会長に川合昭氏再登板 創立50周年式典に新体制整う 秋田県人会は24日午前10時から、聖市内ビラ・マリアナ区の同会会館で2010年度定期総会を開催し、09年度の事業および会計報告と、今年度の予算案および活動計画の審議などのほか役員改選を行った。新会長には3度目の会長就任となる川合昭氏(75、1世)が選出され、今年10月、母県から知事をはじめとする慶祝訪問団を迎えて開催される県人会創立50周年式典は新体制で迎えることになった。 先亡者へ1分間の黙祷がささげられた後、議長および書記が指名され、総会が開会。小松雹玄会長から「太鼓騒音訴訟の判決で1万レアルの支払いを命じられたが直ちに控訴した」「小松会長と菊池副会長が50周年式典への出席依頼のため母県を訪問した」などのほか、昨年の定例行事などについて報告があった。 また、今年度の主な行事としては、創立50周年法要(5月16日)、東北・北海道祭(9月12日)、創立50周年式典(10月24日)などが挙げられ、大きな行事が予定されているため、きりたんぽ会などの定例行事は実施しないと報告された。 会計・予算については総収入20万1797・29レアル、総支出11万4501・19レアル、年度末残高8万7296・10レアルとする09年度決算報告が承認されたほか、07年以来60レアルだった年会費を10年度から70レアルに改定することが承認された。 任期満了に伴う役員改選は、09年12月14日を締め切りとしてシャッパを受け付けたところ申請があったのは川合昭氏を会長とする1組のみだったため、投票は行われず、挙手による採決で同シャッパが承認された。 川合新会長はあいさつで「県人会長の仕事というのはやりだしたらきりがない。たかが県人会長、されど県人会長ということ。県人会役員は名誉職ではなく責任職であり、会長をはじめ役員らは会員のため、母県との友好親善のために頑張らないといけない」と述べ、県人会のさらなる発展のために役員一同が力を尽くすと力強く語った。 08年から会長を務め「2年間で10年分くらいの働きをした」と川合新会長が絶賛するほど積極的な活動を行ってきた小松会長は退任の理由について「06年から第1副会長、08年からは会長として、合わせて4年間やってきたのでそろそろ休みたい」と正直な心境を明かし、50周年式典については「もちろん、お手伝いはさせてもらう」と語った。創立50周年式典実行委員会は2月に発足する予定。 なお、この日承認された10~11年度新執行部は次の通り(敬称略)。会長=川合昭、第1副会長=大石博道、第2副=舟木良治、第3副=青木ワギネル昭広、第4副=阿部カルロス健二、ポ語書記=米谷アメリア律子、日語書記=田口寛二、第1会計=大間知アルフレッド諒士、第2会計=三船広士、正監事=菊地雅夫、菊地栄、今野喜一郎、監事補=尾崎功、奥村重、安藤光明。 写真:35周年時にも会長を務めていた川合氏が50周年の新会長に
アクレー州に日語学校開校 元県費留学生矢野さんが奔走 【ベレン支局】ブラジルの最西端の地、ペルー国と国境を接するアクレー州の州都リオ・ブランコに、3月から日本語学校が開設されそうである。昨年、同地の私立大学の教師としてベレンから転住した矢野パトリシアさん(35)が、地元の日系人の協力を得て開設にこぎつける。 地元日系人会の再発足の引き金に ちょうど1年ほど前、最北端のローライマ州に日本語学校が設立されたが、このアクレー州初の日本語学校が開かれれば、アマゾン地方全域に日本語教育施設が行きわたることになる。 パラー州出身の矢野さんは、宮崎県の県費留学生として日本へ行き、その後引き続き、名古屋市立大学で心理学の修士から博士号まで修得し、6年間にわたる留学を終えて2009年にベレンへと戻ってきている。 その後、アクレー州リオ・ブランコにある私立西部アマゾン大学に請われ心理学教師として昨年8月に同地へ赴いている。 矢野さんは同大学へ着任早々から「日本語学校を設立し、自分が先生となり、リオブランコの人達へ日本語を教えてみたい」という、強い希望を持ちベレンの北伯日本語普及センター(山瀬楢雄理事長)や汎アマゾニア日伯協会(生田勇治会長)とコンタクトを持ちながら学校設立の準備を進めてきた。 また、この情報を知ったJICAブラジリアでは吉田憲次長を昨年11月にアクレー州へと派遣し青年ボランティアによる支援の可能性をさぐった。この折、北伯日本語普及センターに所属している中瀬洋子JICAシニアも同行している。 青年ボランティアを受け入れるためには、受け皿として日系協会が存在した方が良いというJICA側のアドバイスを受け矢野さんは、リオ・ブランコ在住の各日系人宅を訪問し日系協会の設立を呼びかけた。 1990年代半ばまでリオ・ブランコには日伯協会があったが、活動的だった当時の会長の死亡とともに協会は自然消滅状態になっていた。 市内に居住する日系有力者たちが集まり何度かの会合を経て19日の会議で、日伯協会の再編と日本語講座の開講が決められた。 この後、2月8日の会議で新生日伯協会の役員が構成されることとなっている。 日伯協会設立メンバーの中に、同市で最大手の建築会社のオーナー笹井カルロス・隆氏が現在アクレーSEBRAE(零細小企業支援機関)の評議会議長を務めていることから日本語講座の場所は、SEBRAEの施設を利用する可能性が強い。 戦後、1959年より始まったアクレー州への日本人移民はリオ・ブランコから30キロメートル地点にあるキナリー植民地へ13家族91人が入植している。地の利の悪さから雨季には植民地が孤島化し、移民たちは次々にこの地を去り現在は2家族のみが残っている。 なお、アクレー州内にはサンパウロやパラナ等の他州からの転住者を含め約1千人の日系人が居住している。 写真:アクレー州の日系人とJICA吉田次長(中央)...
全国で初めての試みに加藤さん 新設短期研修員制度で出発 鳥取県人会(本橋幹久会長)は、このほど鳥取県(平井伸治県知事)で新設された『ブラジル交流促進事業に係る短期研修員』を選出、28日から同県に派遣する。 同制度は、県の制度を利用した研修や留学を終えた人を再度受け入れ、母県の最新技術等を短期集中的に習得する機会を提供し、ブラジルとの交流促進を図ることを目的としている。JETプログラム等を行っている財団法人自治体国際化協会(CLAIR)がスポンサー。 短期研修員は、日本全国で鳥取県が初めてのケースで、今回は14年前に技術研修員として同県で学んだ、加藤アケミ・ベロニカさん(39、4世)が選ばれた。歯科医の加藤さんは、同研修終了後、軍の病院施設等で技術を磨き、インプラントや入れ歯といった治療行為に従事している。 訪日にあたり本橋会長と来社した加藤さんは、「最新技術はもちろんのこと、インプラントに用いる機器の素材比較等を行いたい」と、抱負を語っていた。2009年度事業として実施される同研修の期間は、2月1日から3月25日まで。 写真:本橋会長と加藤さん(右から)
コロニアかるた会 鳥取県人会館で開催 コロニアかるた会(黒田貞徳代表)は2月7日午後1時から、鳥取県人会会館(聖市ドナ・セザリア・ファグンデス街323番)で第406回かるた会を行う。会費=5レアル(1品持ち寄り)。 同好者多数の出席を呼びかけている。
ニッケイ新聞 2010年1月27日付け ブラジル福岡県人会(南アゴスチーニョ俊男会長)は2月7日午前10時(第二次招集)から大阪なにわ会(R.Domingos de Morais,1581)で2010年度総会を開く。主な議題は09年度事業・会計報告、今年度事業計画・予算案の審議、役員改選など。総会終了後に新年会を催す。問い合わせは同会(電話=11・5549・7226)まで。
ニッケイ新聞 2010年1月27日付け ブラジル愛知県人会(豊田瑠美会長)は2月7日午前9時半(第二次招集)から同会館(R. Santa Luiza, 74)で2010年度定期総会を開く。主な議題は09年度事業および会計報告、今年度事業計画および役員改選など。総会終了後に新年祝賀会を催す。会費は12レアル。羽田宗義名誉会長と楽団エトアールのメンバーによる歌謡ショーや花柳流なでしこ会の舞踊披露、山川純子さんによるピアノ独奏やコーラスなどのアトラクションを予定している。さらに、純粋な餅米だけで作られた白餅を1袋5レアルで販売する。事務局では抽選及びビンゴを開催するにあたり、景品を募集している。祝賀会への参加と餅の購入希望者は2月2日までに申し込みが必要。申し込みは同会(電話=11・3241・2682、3104・8392)まで。
ニッケイ新聞 2010年1月27日付け ブラジル山形県人会(荒木克弥会長)は2月7日午後2時(第二次招集)から同会館(Av.Liberdade,486)で第57回定期総会を開く。議題は09年度事業および決算報告、今年度事業計画と予算案の審議、役員改選など。終了後、新年宴会を催す。会費無料。
兵庫県人会(尾西貞夫会長)は、2月28日午前10時半(1次招集)から宮城県人会館(聖市リベルダーデ区ファグンデス街152番)で定期総会を開く。2次召集は同11時から。 議題は、2009年度決算・事業報告、10年度事業計画・予算案、50周年記念式典の詳細など。総会終了後、新年昼食会とビンゴ大会が行われる。会費20レアル。75歳以上は無料。 問い合わせは、同県人会事務局(電話11・3207・0025)まで。
