07/03/2026

関連ニュース

沖縄古武道神武会ブラジル支部(フラビオ・ビセンテ・デ・ソウザ支部長)は八月三十日午後三時から沖縄県人会(リベルダーデ区トマス・デ・リマ街七二番)で「第二回沖縄空手・古武道演武会」を開催した。 〇七年以来二度目となる同演武会では、同支部の生徒二百人とブラジル国内の空手道場の生徒らが参加し、凛とした演武を披露した。また、城間和枝琉舞道場、斉藤悟琉舞道場、和太鼓グループ喜楽も、日頃の鍛錬の成果を思う存分発揮した。 同武道会に参加するため来伯した石橋満雄さん(沖縄少林空手古武道重礼館道場館長)は、沖縄少林流空手協会教士八段、沖縄古武道連盟教士七段のスペシャリスト。フラビオ支部長と石橋さんとは旧知の仲だ。 受付のゲンカ・アパレシーダさんは「琉球王朝時代から連綿と続く沖縄の文化を体感してください」と語っていた。 会場に来ていたイタイン・パウリスタ聖市市役所支所の比嘉セルジオ監査課長は「沖縄の古武道の伝統や舞踊、ウチナーンチュによる民謡を堪能してほしいです」と話していた。 写真:沖縄空手古武道演武を披露する参加者
県連(与儀昭雄会長)の八月度代表者会議が、八月二十七日午後四時から聖市リベルダーデ区の文協ビル一階会議室で開かれ、第十二回日本祭りの中間報告(既報)以外に、第二十三回ゲートボール大会、十月の弁論大会やサントス上陸記念碑移転などについての報告が行なわれた。 八月二十三日に開かれた第二十三回ゲートボール大会には、十八県人会四十七チームが参加。「熊本2」チームが優勝した。 十月十八日午後一時から広島県人会館(聖市リベルダーデ区タマンダレー街八〇〇番)で行なわれる弁論大会は、ブラジル発展に尽力できる人材育成を目的としており、テーマは「私のまわりの日本文化」。対象年齢は、十五歳から三十五歳で男女、日系・非日系は問わない。出場者は二十五人ほどを考慮しており、 希望者は所定の申込み書と発表内容の原稿を添えて県連事務所に申し込むこと。締め切りは今月十日までだが、延長される可能性もある。 賞品は、一位=日本往復航空券、二位=フォス・ド・イグアスー往復券、三位=ポッソス・デ・カルダス往復券、四位=聖市内ホテル宿泊券、五位=シュラスカリア無料招待券。参加者全員に記念品が贈呈される。 そのほか、サントス市ボケイロン海岸に設置されている上陸記念碑が、カナル1にあるエミサリオ・スビマリーノ公園(プレジデンテ・ウィルソン通り)に移設されることになり、その移転記念式典が十月十八日午前十時から同公園で行なわれる。 実行委員長の坂本アウグスト栃木県人会長によると移設の理由は、従来の場所では駐車場もなく、あまり適していなかったという。 移設される場所は、昨年六月にご来伯された皇太子殿下の記念碑や大竹富江氏のモニュメントがあり、駐車場も完備され、サントス市からの協力要請を得て実現することになった。 当日は、サントス市が五十平米(10×5メートル)の特設舞台を設置し、記念式典とアトラクションが行なわれるほか、県連を通じて各県人会への郷土食出店の協力を求めている。 写真:移民像が取り除かれたサントス上陸記念碑=8月23日撮影
北海道人ブラジル移住九十周年記念式典が開催された八月三十日、午後七時から聖市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで高橋はるみ北海道知事主催の返礼会が行なわれ、道人および北海道協会(木下利雄会長)関係者ら約百人が出席した。 開会のあいさつで高橋知事は、九十周年記念式典開催準備に木下会長をはじめとする協会関係者への感謝の意を示し、「日本では政治が激変し、政権交代が決まった中で、北海道の立場としてどう発展していくのか、今後しんどい仕事が待っている」と表情を引き締めた。 引き続き、「おばんでございます」と道産子の方言であいさつに立った谷川弘一郎北海道市町村訪問団団長は、「北海道魂はむしろ、ブラジルにあると感じた」と賞賛し、若手の活躍に期待感を込めた。 伊藤義朗北海道商工会議所連合会名誉会頭、大部一秋在サンパウロ総領事のあいさつに続き、松田利民日伯協会会長が乾杯の音頭を取り、北海道とブラジルの新しい時代に向けた交流の大切さを説いた。 高橋知事は本紙のインタビューに答え、ブラジルの印象について「BRICsとして世界の中で最も発展している国との話題を聞いていたが、実際にサンパウロに来てみて若さと強さを感じた」と述べた。 また、今後のブラジルと北海道の関係について、「若い人同士の交流がもっとも重要になる」と説明。今年で北海道からの農業研修生制度が打ち切りになる可能性が大きいとの話には、「こちら(ブラジル)に来るまで、聞いておらず、状況を確認したい」とした上で、「行政同士の関係には限界があり、文化面や人的交流など民間を含めたノウハウを提供できる体制を整えるなど、しっかりやっていきたいと思っている」と答えた。 さらに、日本の与党が自民党から民主党に変わったことについて、「アメリカやカナダのように二大政党を有しながら交替してやっていくのか、元に戻るのかは日本の国民が決めていくこと。地方として、大きなマイナスが出ないように発言力を高めていきたい」と語った。 写真:返礼会であいさつする高橋はるみ知事
ニッケイ新聞 2009年9月3日付け 今月の宮城県人会「青葉祭り」(青葉健康生活協会主催、中沢宏一代表)は五日と十九日、午前七時から午後五時まで同会館(ファグンデス街152)で開催される。両日ともADESC(ブラジル農協婦人部連合会)が有機野菜や手作り加工食品などを販売。食事コーナーでは五日は天ぷらうどん、十九日は秋刀魚定食、イカポッポ焼き、ソースイカ入り焼きそば、ずんだ餅、はらこ飯など恒例のメニューが用意される。その他、森山雅和師範による小児ぜんそくの背骨矯正治療や、高橋幸衛家紋研究者による家紋の展示販売。また、先月から始めた糖尿病向け焼き饅頭の予約も受け付け、十九日の「青葉祭り」で販売される。問い合わせは同事務局(11・3209・3265)まで。
ニッケイ新聞 2009年9月3日付け 式典は4日、市役所で=大阪・サンパウロ姉妹提携40周年=東洋街で記念フェスティバル=大阪の味、観光をPR=式典は4日、市役所で=「みおつくしの鐘」寄贈も 大阪・サンパウロ姉妹都市提携四十周年を記念して、三日から様々な関連行事が実施される。大阪市からは市や議会、姉妹都市協会、市民交流団を中心に使節団が来伯。四日、サンパウロ市役所で記念式典が行なわれる。五日には文協大講堂で記念歌謡ショーが開催されるほか、五日から七日までリベルダーデで記念フェスティバルも開かれる。 大阪市からは橋本寛樹政策企画室都市外交部長はじめ、市議会から木下吉信市議、大阪・サンパウロ姉妹都市協会(吉川謹司会長)から岡田茂男副会長らが来伯。市民交流団(もず唱平団長)二十二人は三日に来伯する。使節団は計二十八人。四十周年の記念式典は四日午後三時半からサンパウロ市役所で開催される。聖市から大阪市へサンパウロ市旗、大阪市から聖市へ「みおつくしの鐘」が贈呈されるほか、市役所ロビーでは大阪市写真展も開催される予定。「リベルダーデ・フェスティバル」は五日から七日まで、リベルダーデ広場で開催。サンパウロ国際交流協会、大阪・サンパウロ姉妹都市協会、ACAL(リベルダーデ文化福祉協会)の主催で、午前十時から午後八時まで。開会式は五日の午前十時から。両市から代表団が出席し、大阪市から聖市へ贈られる平和と愛のシンボル「みおつくしの鐘」について説明が行なわれる予定。また、大阪出身の主人が経営する「レストラン淀」がお好み焼きと押し寿司を提供。舞台では日系だけでなく、東洋街らしく韓国・中国系のグループも出演する。また、六日午前十時から大阪PRブースが出展され、観光パンフレットや絵葉書やうちわなどを配布する。同じく六日午後一時から、大阪音楽親善大使の歌手・成世昌平さんがゲスト出演する予定だ。◎大阪市の訪問団一行は、三日に大阪なにわ会へ「大阪市旗」を贈呈。四日の四十周年式典に続き、五日はリベルダーデ・フェスティバルや記念歌謡ショー、午後七時から「市民交流の夕べ」に出席。六日は「第四回マナブ・マベ日伯近代美術館建設支援歌謡祭」(午後三時、ジャバクアラ文協)に参加する。一行は滞在中、チエテ環境公園で植樹を行なうほか、ブラジル日本商工会議所、サンパウロ工業連盟(FIESP)なども訪れる予定。
ニッケイ新聞 2009年9月2日付け 東洋街にキャンパスを持つ私立大学FMU(エデヴァルド・アルベス・ダ・シルバ学長)と、コレジオ・パウリスターノOB会は十九日午前十時からウリッセス・ギマランエス講堂(タグア街150番)で、原爆イチョウの植樹式を行う。現在FMUのキャンパスがある場所は、元々コレジオ・パウリスターノだった。その時代は生徒の三割が日系人だった縁で、OBの一人、広島県人会理事の平崎靖之さんが発起人となり、「意味のあることをやろう」と原爆イチョウを植えることを発案。シルバ学長が快諾したことから実施されることになった。来社した森陽一郎さん(眼科医)は同コレジオのOBだが、「三十五年後にFMUの法科に入学したので、同じ校舎の同じ部屋で二度学んだ」と笑う。「昔小さかった庭木が大きくなっていて感慨深いものがある」と振り返る。当日は、やはりOBのアデリコ・マチオーリ陸軍少将もブラジリアから駆けつける予定。広島県人会の大西博巳会長、長崎県人会の野口圭三会長も出席する。原爆イチョウを育ててきたのは中沢宏一さん(アチバイア市タンケ区)で、「一メートルぐらいに育ったのを三本提供します」という。平崎さんは「興味のある方はぜひいらして下さい」と呼びか
ニッケイ新聞 2009年9月2日付け 「日本にいないからこそ日本人の心を温めてきた移民の方々を思って歌いたい」。大阪・サンパウロ姉妹都市提携四十周年記念し、日本のメジャーから発売された初めてのブラジル移民の歌「みかえり富士」を披露すべく初来伯した、大阪市音楽親善大使の民謡歌手・成世昌平さん(58、広島)は八月三十一日に着聖、本紙を訪れ抱負を語った。「本当は昨年来たかったけど、でもどうしてもスケジュールが合わなかった。ついに来伯を実現できた」と成世さんは笑顔で話す。一九八五年に日本クラウンレコード専属契約、「はぐれコキリコ」などのヒット曲がある有名歌手だ。成世さんが特に力を込めるのはズバリ「みかえり富士」(日本クラウン)で、「みかえり仰ぐ富士の山 あの姿 鑑(かがみ)かな 日本の誉れというひとの ブラジル目指し 乗り込む移民船」という歌詞の本格的ブラジル移民の曲で、今年二月に発売されたばかり。さらに「ノスタルジア椎葉(しいば)」は、戦後日本で大ヒットした民謡「ひえつき節」の作詞者で、伯国に移民し聖州スザノ市で亡くなった故・酒井繁一氏を顕彰した曲。メジャーから発売された、特定の移民を顕彰した曲も初めてだ。成世さんら大阪市慶祝団が参加して行われる記念歌謡ショーと紅白歌合戦は、五日午後一時から文協大講堂(サンジョアキン街381)で開催される。聖市大阪姉妹都市協会(高木ラウル会長)、ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(北川好美会長)が共催、読売新聞社、クラウンレコードが後援する。成世さん、作詞家のもず唱平さんが出演し、第一部「成世昌平ふるさと民謡巡り」、第二部「作詞家もず唱平大阪芸術大学教授特別講演」、第三部「成世昌平歌謡ショー」、第四部「日伯交流紅白歌合戦(両国から約三十人が出場)」などが行なわれる。第一部では各地の民謡を歌った後、会場からのリクエスト曲を歌う企画もあり、盛り上がりが期待できる。第三部では「はぐれコキリコ」はもちろん「貝殻恋唄」「逢えてよかった」などを披露。話題の「みかえり富士」は伯国初だ。また船村徹作品メドレーで「王将」や「矢切の渡し」「みだれ髪」も歌われる。成世さんは「皆さんに自分の歌を歌ってもらっているだけでも嬉しい」と話し、「大阪市からのプレゼントとして一生懸命歌います。皆さんに喜んでもらいたい」と期待を込めた。案内に訪れた成世さん、北川会長、北川彰久名誉会長、同連盟会員らは「この機会に、ぜひ移民の歌を聞きにきて下さい。一緒に一日音楽を楽しみましょう」と来場を呼びかけた。当日券三十レアル。問い合わせは、同連盟(電話=11・2275・8277)まで。前売り券(三十レ)の購入は、同連盟又はニッケイ新聞社(3208・3977)まで。
ニッケイ新聞 2009年9月2日付け 沖縄県人ブラジル移民百周年記念事業としてジアデマの沖縄文化センターで建設が進められてきた移民資料館の建物落成式が、五日午前十一時から同所で挙行される。実行委員会の松堂忠顕委員長(県人会第二副会長)、高安宏治さん(同第四副会長)が案内に来社した。母県から二千万円、県内市町村から一千万円、さらに沖縄ブラジル協会の西原篤一氏(在那覇ブラジル名誉領事)が中心となって集めた一千万円の協力を受けて進められている同事業。落成式には母県から西原氏が慶祝に訪れる。式典ではまた、昨年の県人移民百周年で金武町から贈られた記念石碑と、会の記念事業として建設した夫婦像「万国津梁の民」の除幕式も行なわれる。会場では沖縄太鼓の披露もあり、軽食も用意される。参加無料。このたび落成する資料館は半円型の一階建ての建物。屋根掛けも終わって外装工事はほぼ終了しており、落成式後、内部の展示を進めていく考えだ。展示品としては、移民が使用した道具や資料のほか、県人・県系人の名前のデータベースも設置する計画。また、あわせて位牌を安置する場を設けることも検討しているという。松堂さん、高安さんは「今のうちに集められるものを集めておきたい。県人会へ連絡してもらえれば取りにうかがいます」と話し、会員に対し展示品、資料の提供を呼びかけた。また、落成式前日の四日午後六時から県人会館(トマス・デ・リマ街72)で、西原氏の歓迎会が開催される。会費は百レアル。問い合わせは県人会(11・3106・8823)まで。
ニッケイ新聞 2009年9月2日付け 北海道人ブラジル移住九十周年の記念式典が八月三十日午前十時過ぎから、聖市の北海道交流センターで開かれ、国内各地から四百人以上が訪れた。北海道からは高橋はるみ知事をはじめとする慶祝使節団が来伯。同会の創立七十周年、同センター建設十周年とあわせ、三つの節目を盛大に祝った。 北海道人のブラジル移住は一九一八年、小笠原尚衛氏が一族五十数人とともに聖州奥ソロカバナのブレジョン植民地(現アルバレス・マッシャード)へ入植したことに始まる。その後戦前戦後を通じて約二万七千人が移住。現在の道人系人口は約十五万人とされる。北海道協会は一九三九年に聖市で発足。現在の会員は約八百家族で、聖市など国内八都市に支部がある。雲ひとつない快晴に恵まれた式典当日、サンパウロ、バストス、ロンドリーナ、ミナスなど各地から縁の人たちが参集した。北海道からの使節団は知事のほか、市町村訪問団(団長=谷川弘一郎・浦河町長)、伊藤芳朗・北海道商工会議所連合会名誉会頭、松田利民・北海道日伯協会長、北方圏センター代表など約四十人。ブラジル側からも、島内憲駐伯大使、大部一秋在聖総領事夫妻など日本政府関係者、ウィリアン・ウー、飯星ワルテル両連議はじめ日系政治家、与儀昭雄県連会長ら日系団体代表など多数の来賓が出席した。先亡者への黙祷、両国歌斉唱に続き、木下利雄会長は「北海道のフロンティア精神を子孫が受け継ぎ、社会の各界でブラジルへ貢献していることは大きな誇り」とあいさつ。同式典を「一世主体の最後の式典」と位置付け、今後も会を通じて後進育成が進むことに期待を表わした。あわせて、十周年を迎えた現センター建設当時に受けた道庁、関係者の支援に改めて感謝した。高橋知事は「移住一世、二世の不屈の開拓精神が子供たちの世代へ受け継がれていることを誇りに思う」と称え、同協会に対し「今後も北海道とブラジルの友好発展に尽力いただきたい」と述べた。連議、聖市議会などから知事、木下会長ら関係者へ感謝状、記念プレートを贈呈。知事から功労者三人(山田勇次さん、岡野脩平さん、佐藤泰司さん)と八十歳以上の高齢者百二十四人、北方圏センターから功労者二人(川南政雄さん、藤沢舟橋瑠璃子アンナさん)が表彰された。記念品の交換も行なわれた。功労賞受賞者を代表してあいさつした山田さんは、ミナス州ジャナイーバでバナナなど熱帯果実の栽培・販売を手広く手がける。「先人の血と汗と涙の上に私たち戦後移民の今がある」と感謝を表わし、「ブラジルの農業を私の力で少しでも良くしたい」と決意を新たにした。北海道が六四年から実施する道費留学、技術研修員(七七年から)制度。これまで南米から三百五十三人の子弟が先祖の故郷で学んできた。式典では六四年に第一回留学生として北海道大学工学部で学んだ吉井篤さん(70)と、〇八年度研修員の田尻えりかさんがそれぞれ挨拶し、感謝とともに、制度継続へ期待を表わした。最後に謝辞を述べた青年部「ひぐま会」の藤田エリオ会長は、「北海道の血を持って生まれたことは大きな誇り」と語り、「北海道人の勇気と勇敢さをもって夢を追いつづけていきたい」と宣言した。来賓一同で鏡割りを行なった後、知事、大部栄子総領事夫人、婦人部「はなます会」の水野誠子会長がそれぞれ、九十、七十、十周年のケーキをカット。祝賀昼食会をはさんで午後からは、サンバショーやヨサコイソーランで盛り上がり、その後も花柳龍千多さん、丹下セツ子さんの舞台、歌や三味線、民謡などが披露された。歌手の井上祐見さんも出演し、式典に花を添えた。ロンドリーナ市から訪れた沼田信一さん(91)は、今年で移住七十六年。「八十歳以上の人が表彰されて良かった。苦労は皆がしてきたから」と喜び、「式典が昔の事や、北海道の事を思い出す機会になれば」と話す。この日は小笠原尚衛氏とともに三歳でブレジョン植民地へ入植した小笠原直臣さん(94)も会場を訪れていた。十三歳で父親を亡くし、家長として二十歳まで一家を支えた植民地の思い出を振り返り、「印象的な式典でした」と話していた。
江差追分ブラジル大会 優勝は江田グスタボさん 第二十回江差追分ブラジル大会(石川諭委員長)と第九回道南口説節(どうなんくどきぶし)コンクールが八月二十三日午前九時より、宮城県人会会館(聖市リベルダーデ区ファグンデス街一五二番)で開催された。 小路流尺八道による開幕演奏の後、江差追分会ブラジル支部の支部長でもある石川委員長が挨拶した。数ある民謡の中でも、江差追分は百五十年前から多くの人に愛唱されて来た。また道南口説節も同様に歴史が深い。 道南口説節の元唄は越後(現在の新潟県)で生まれたと言われている。目の不自由な瞽女(ごぜ)によって唄い継がれた物語風の口説き節だ。 今年の優勝者は、津軽三味線を弾いた江田グスタボさん(ミナスジェライス州出身)。江田さんは、優勝賞品としてブラジル・日本間の往復航空券を獲得。今月十八、十九、二十日に亘って北海道の江差町で催される第四十七回江差追分全国大会にブラジル支部代表として参加する。 江差追分ブラジル大会初出場でご自慢の唄声を披露した松浦アントニオさん(希望の家福祉協会理事、ブラジル・ラジオ体操連盟評議員議長)は、「来年も多くの皆さんに参加してほしいです」と話していた。 (写真=日頃の練習の成果を披露する参加者たち) 2009年9月1日付
八月三十一日に開催された北海道人移住九十周年記念式典には、北海道をはじめ、サンパウロ、バストス、ロンドリーナやボリビアなど遠方からも北海道人およびその子弟など関係者たちが出席した。当時や今後の思いなど、各人に話を聞いた。 小笠原尚衛の子孫に当たり、現在聖市ブタンタン区に住む小笠原直臣(なおみ)さん(九四)。 「父親(与吉さん)から聞いた話では、私は一九一八年に三歳でブラジルに来て、(聖州アルバレス・マッシャードの)ブレイジョン植民地に入った。二十歳まで居たから第二の故郷と思っている。尚衛さんは品位のある人で、『長寿になる秘訣を教えて下さい』と聞いたら『タバコを吸わず、先祖を大事にし、嘘をつかなければ長生きできる』と教えてくれた」 今回が初来伯の小林和男三笠市長。 「ブラジルの先輩方から話を聞いて、実際の移住が思っていたよりもっと厳しいものであると感じた。北海道には百八十の市町村があり、ここで聞いたことを報告し、ブラジルと北海道の関係をもっと強くしていきたい」 昨年の移民百周年一環行事として、北海道勇払郡安平町早来大(はやきた)町から雪だるまを持ってきた真保(しんぼ)生紀さん。 「昨年は北海道協会さんの協力により、ブラジルに雪だるまを持ってくることができ、私の長年の夢が叶いましたが、お金もかかりました。十年後の北海道人移住百周年にはできれば、百個の雪だるまを持って来たいと思っています」 在ボリビア北海道人会の伴井富雄会長。 「五年前の式典にも出席し、その時はロンドリーナでのパークゴルフ大会にも出席しました。独身の時にモジダスクルーゼスの養鶏家で二年間働いた経験があり、ブラジルには思いがあります。サンファン移住地には他の県の出身者も多いのですが、北海道だけが助成がないので、高橋はるみ知事に会ってお願いしました」 (写真=式典に出席した小笠原直臣さん) 2009年9月1日付
高橋はるみ知事ら迎えて 「90年はもうひとつの北海道の歴史」 北海道人ブラジル移住九十周年、ブラジル北海道協会(木下利雄会長)創立七十周年、会館創設十周年を記念した式典が、八月三十日午前十時から聖市ビラ・マリアーナ区にある同協会交流センターで開催され、会場が超満員となる約五百人が参加した。式典には、今回が初来伯となった高橋はるみ知事、谷川弘一郎北海道市町村訪問団団長(浦河町長)をはじめとする慶祝団約四十人も出席。先駆者を偲び、その開拓者精神を引き継ぐとともに、若手を中心に今後さらにブラジルと北海道の絆を深めていくことが改めて強調された。 島内憲大使も出席 100周年に向けて第一歩踏み出す 北海道人のブラジル移住は一九一八年、小笠原尚衛氏をはじめとする家族四十六人が「讃岐丸」で海を渡ったことに始まるという。 午前十時に会館に到着した高橋知事は入り口向かって右側で、来賓として出席した島内憲ブラジル日本国特命全権大使、大部一秋在サンパウロ総領事、伊藤義朗北海道商工会議所連合会名誉会頭とともに「パウ・ブラジル」の苗木の記念植樹を行なった後、参加者の拍手を受けながら入場。 式典では、アカペラによる伯日両国家斉唱、先没者への黙祷に続き、木下会長があいさつ。戦前・戦後を通じて北海道から約二万七千人がブラジルに移住し、現在、その子孫が約十五万人と日系人口の一割を占める一大勢力になっていることに触れ、「十年後の北海道人移住百周年という大きな節目の第一歩を踏み出しました。若い人たちが後進を育成し、今後の活動の場として北海道との交流や新たな事業展開をしてくれるものと期待しております」と述べた。 高橋知事は、「かつての北海道の開拓時代がそうであったように、ブラジルという新たな地で開拓者精神を発揮して来られた皆様お一人おひとりの九十年間の歴史は、まさにもうひとつの北海道の歴史でもあります」と述べ、ブラジルと北海道のさらなる交流の必要性を強調した。 引き続き、谷川北海道市町村訪問団団長が先駆者の苦労を偲び、今回の訪問が移住者への激励であるとともに、若い世代との交流拡大につなげていく考えを示した。 松田利民北海道日伯協会会長、島内大使、大部総領事、伊藤名誉会頭、ウィリアム・ウー連邦下議、羽藤ジョージ市議、飯星ワルテル連邦下議、第一回道費留学生で小笠原尚衛氏の孫にあたる吉井篤氏、与儀昭雄県連会長の来賓あいさつ、祝電披露に続き、北海道知事および北方圏表彰がそれぞれ実施。山田勇次氏、岡野修平氏、佐藤泰司氏、川南政雄氏、藤沢舟橋瑠璃子アンナ氏の功労者のほか、松川幸三氏をはじめとする十四人に北海道協会表彰、鳴海吉雄氏をはじめとする百二十四人の高齢者(八十歳以上)に表彰状と記念品が贈呈された。 功労者と高齢者を代表して山田氏と鳴海氏が謝辞を述べ、「バナナ王」と称される山田氏はミナス州ジャナウーバを拠点に全伯八か所で農牧畜活動を展開していることを説明した上で、「道産子の魂に恥じない気持ちで邁進したい」とさらなる意欲を示した。 各種記念品交換のあと、道費留学生・研修生代表の田尻えりかさんと「ひぐま会(青年部)」会長の藤田エリオさんが謝辞。藤田さんは「私たちはブラジルで生まれましたが、北海道の血が流れていることは大きな誇り」と述べ、北海道開拓百四十年の歴史を今後も守り続けるとした上で、クラーク博士の「少年よ大志を抱け」の言葉で締めくくった。 記念祝賀会では、来賓たちによる鏡割り、高橋知事、大部総領事夫人、「はまなす会(婦人部)」会長の水野誠子さん三人によるケーキカットに引き続き、馬場光男北海道協会評議員会長の音頭で乾杯が行なわれた。 懇談昼食会のあと、ひぐま会によるヨサコイ・ソーラン踊り、サンバショー、木下会長夫人で日本舞踊名取の花柳龍千多さん、丹下セツ子さんによる舞踊、カラオケ歌謡ショー、海藤三味線民謡、太鼓などが披露。第二部では、日本の歌手・井上祐見さんの歌謡ショーも行なわれ、参加者の心を和ませた。 (写真=北海道協会で開かれた記念式典の様子) 2009年9月1日付
沖縄県人会(与儀昭雄会長)は、昨年の移民百周年記念事業の一環として、念願だった移民資料館の落成式を五日午前十一時からジアデーマ市の沖縄文化センター(セッテ・デ・セッテンブロ通り一六七〇番)で開催する。 前日の四日午後六時からは沖縄県人会館(聖市リベルダーデ区トマス・デ・リマ街七二番)で、同資料館の寄付集めなどに尽力し、沖縄から来伯する西原篤一沖縄ブラジル協会会長の歓迎会(参加料は一人百レアル)も行なわれる。 資料館は、建物の前に、沖縄県旗を象徴する記念碑が造られ、その中の記念プレートに一九〇八年に渡伯した沖縄県人の第一回笠戸丸移民三百二十五人の名前と、県人会現役員の名称が刻まれる予定。 さらに、資料館には、笠戸丸移民をはじめ沖縄県人会員たちの名簿をコンピュータ入力してデータ化し、それぞれの家計図を作成することも考慮されている。 八月三十一日、案内に来社した松堂忠顕実行委員長と高安宏治副実行委員長は、五日の落成式には沖縄県金武(きん)町から寄贈された記念石碑と「万国津梁(ばんこく・しんりょう)の民」碑の除幕式も合わせて行なわれるとして、両日の出席を呼びかけている。 (写真=案内に来社した松堂実行委員長(左)と高安副実行委員長) 2009年9月1日付
県連寄贈の紫水晶が飾られている「市立海外移住と文化の交流センター」(神戸市、旧神戸移住センター)。台座が低かったことから、兵庫県人会の尾西貞夫会長が中心となり、新しい台座が送られた。ただ、水晶が重過ぎ、新しい台座に移動するため業者に委託、十万円掛かったとか。コロニアの思いがたっぷりつまっているだけ、余計に重かった!?
フェスティバル・ド・ジャポン32万レアルの黒字 県連代表者会議中間報告 出展県人会のブース代返却へ ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)の八月度代表者会議が、二十七日午後四時から聖市リベルダーデ区文協ビル一階会議室で行なわれ、七月下旬に開催された第十二回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)の中間会計報告で約三十二万レアルの黒字となることが発表された。予想以上の黒字となったことで、執行部では食ブース参加県人会に対して出店料の千レアルずつを返却する考えも示しており、会計決算が終了する予定の十月頃に各県人会に還元されることで承認を得た。 支出削減が効奏 来年も同祭の開催を承認 県連が発表した二十六日現在の第十二回日本祭りの会計バランスシート(貸借対照表)によると、総収入は百五十三万千五百四十一・九三レアル、総支出は百二十一万九百・二三レアルで、三十二万六百四十一・七〇レアルの黒字となっている。 総収入のうち、九十九万八千五百四十一・九三レアルがすでに入金されており、残り五十三万三千レアルが入金見込みとなっている。また、総支出のうち、八十五万九千六百六十六・二三レアルが支払い済みで、残り三十五万千二百三十四レアルが数か月のうちに支払われる予定で、完全な決算報告は十月頃になる見込みだ。 与儀会長は会議の席上、「(経済的な問題から)開催前は厳しいと言われていたが、費用をできる限り削ったこともあり、予想した以上の収入があった」と述べ、喜びの表情を見せていた。 大幅な黒字が出たことから、会議に出席していた県人代表者からは、昨年の日本祭りで県連がガス代の半分を負担した例が挙げられ、今年も負担できないかとの提案があった。 これに対して、執行部では二十六日の執行部会で、今年「食のブース」に参加の四十三県人会に対して、ブース代の千レアル(四万三千レアル)を戻してはどうかとの案が出たという。 今後赤字になった場合に各県人会からの負担金をどうするのかといった案や、将来的な県連センターへの基金に組み込む案も含めて検討され、「まだ、中間報告の段階で、こういうことは正式な決算報告が出てから決めるものでは」との意見も出された中で、十月頃の正式な決算報告を終えた上で決定することが承認された。 それ以外に神奈川県人会(村田洋会長)は、日本祭りで母県と二宮尊徳などの文化紹介を行なった際、他の県人会では例を見ない三千五百レアルの場所代の支払いを要求されたとして、「来年やる時には、ぜひとも考えていただきたい」と注文を付けた。 与儀会長は来年の第十三回日本祭りに向けて、改めて「フェスティバル委員会」の設置を提案。来年のスポンサー関係を含めた準備のため、県連として第十三回日本祭りを実施することが拍手をもって承認された。 (写真=会議に出席した各県人会代表) 2009年8月29日付
ブラジル北海道移住九十周年、北海道協会(木下利雄会長)創立七十周年、会館創立十周年を記念した式典が、三十日午前十時から聖市ビラ・マリアーナ区の同協会会館(ジョアキン・タボラ街六〇五番、地下鉄アナ・ローザ駅下車)で開催される。 北海道からは、高橋はるみ道知事、谷川弘一郎市町村訪問団長(浦河町長)、松田利民日伯協会会長をはじめとする慶祝団約五十人が来伯して当日の式典に出席する。 一行は、パラグアイ北海道移住七十周年式典に出席後、二十九日にサンパウロに到着し、午後四時にイビラプエラ公園内開拓先没者慰霊碑を参拝。午後六時からは、ブラジル北海道協会主催の歓迎会が開かれる。 翌三十日は午前九時五十分に会館正面玄関入り口で高橋知事による記念植樹の後、午前十時から記念式典が開催。午後からは記念祝賀会と芸能ショーが実施。午後七時からはリベルダーデ区のニッケイパレスホテルで高橋知事主催の返礼会が行なわれる。 三十一日は、午前中に聖州議会、バンデランテス宮を表敬訪問予定。サンパウロ総領事館表敬を経て、午後三時からの記者会見のあと、同日夜に帰国する。 詳細についての問い合わせは、北海道協会(電話11・5084・6422)まで。 2009年8月27日付
ニッケイ新聞 2009年8月29日付け ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、与儀昭雄会長)の八月代表者会議が二十七日午後、文協ビル十四会議室で行われた。先月行われた第十二回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭)の仮の収支決算で、与儀会長が三十二万六百四十一・七〇レアルの黒字を発表した。正式な決算報告は十月以降に行なわれる見込み。 与儀会長の挨拶に続き事務局報告、会計報告が行われ、議題に移った。フェスティバル・ド・ジャポンのアンケートが配られ、参加した感想や、良い点、悪い点を指摘してもらうよう要請した。また、執行部の中では、収支の確定後、ブースの使用料一千レアルを参加した四十三の各県人会にそれぞれ返金、もしくは県連センターの基金にするという話があるという。ただ、逆に収支が赤字の際には各県人会に更に支払いを求めるのか、という問題点も残った。神奈川協会からは二宮金次郎の紹介や文化的な催しを行ったが、ブース使用料が三千五百レアルと高すぎる、という意見が出た。来年のフェスティバル・ド・ジャポン(第十三回)を開催することが拍手多数により、同会議上で決定した。早速準備を進める事になり、十月までにスポンサーに頼みに行くという。各種報告では、国際交流委員会から、ウルグアイで開催される第十五回汎米日系人大会代表者会議に矢野敬崇大分県人会長が、第五十回海外日系人大会に与儀会長と園田昭憲副会長が、それぞれ県連代表として参加することが発表された。また宮崎県人会の黒木慧会長が、二十三日に行なった県人会創立六十周年記念式典への参加に謝意を述べた。その他、二十三日に開催された第二十三回ゲートボール大会について、高齢者の部に二十七チーム、壮年の部に二十チーム、計四十七チームが参加し、熊本Bチームが総合優勝を果たしたことが報告された。 上陸記念碑10月に移転 サントスのボケイロン海岸にある「日本移民ブラジル上陸記念碑」は現在、エミサリオ・スブマリーノ公園に移転するために取り除かれている。坂本アウグスト栃木県人会長、吉村幸之佐賀県人会長、前田ネルソン三重県人会長ら三人が実行委員会を立ち上げ、十月十八日午前十時にサントス市や中井貞夫市議の協力を得て、移転を記念したイナウグラソンを開催、午後四時までアトラクションなどを披露する。当日はサントス日本人会が売店を出し、鳥取県人会の笠踊り、沖縄県人会の太鼓が出演するという。同公園は海岸沿いで駐車場もあり、ゆっくり写真撮影も出来るという。
ニッケイ新聞 2009年8月29日付け 東京都友会(坂和三郎会長)は九月十八日から二泊三日の週末旅行を実施するにあたり、参加者を募っている。行き先は温泉の町ポッソス・デ・カルダスから五キロ離れたファゼンダ・ホテル「ポッソス・デ・カルダス」。プールや室内温泉プールなどの設備ほか、乗馬用の馬や農園、釣りのできる池などがある。十八日午後六時半にリベルダーデ広場を出発、同日夜ホテルに到着。二泊滞在し、ポッソスの市内観光や町のテルマスでの入浴なども予定。二十日午後に出発、六時ごろ着聖の予定。費用は交通費、食事、保険等含み一人四百四十レアル(二人部屋、分割も可)。水着や薬などは持参すること。問い合わせは都友会(11・3254・3540=ベッチ、午後二時から五時)またはTaiyoTur(11・5573・6177)まで。
ニッケイ新聞 2009年8月29日付け 親善大使・成世昌平さん迎え=移民歌った「みかえり富士」も=9月5日、文協大講堂で=作詞家・もずさんも講演 サンパウロ市と大阪市が姉妹都市提携をして四十年。大阪市から、橋本寛樹政策企画室都市外交部長ら三人、市議会から木下吉信市会議員、大阪・サンパウロ姉妹都市協会(吉川謹司会長)から岡田茂男副会長、市民交流団(もず唱平団長)二十二人などの使節団二十八人が今月末から九月二日にかけて来伯する。大阪音楽親善大使の歌手、成世昌平さんが三十一日に来伯、九月五日に記念歌謡ショーと紅白歌合戦が文協大講堂(リベルダーデ区サンジョアキン街381)で開催される。ブラジルへの移民を歌った曲「みかえり富士」も披露される。 民謡甲会家元の成世さんは、「はぐれコキリコ」などのヒット曲で知られる日本民謡界の第一人者。姉妹提携四十周年にあたって平松邦夫大阪市長から親善大使に任命され、初来伯が決定した。五日の記念歌謡ショーは大阪サンパウロ姉妹都市提携四十周年記念・成世昌平ブラジルコンサート実行委員会(高木ラウル総裁、北川彰久実行委員長)が主催。在聖総領事館、ブラジル日本文化福祉協会、ブラジル日本都道府県人会連合会が後援する。第一部は「ふるさと民謡巡り」。日本の北から南まで親しみやすい誰でも知っている民謡を、流暢なトークと共に素晴らしい美声で聞かせる。関西で活躍する三味線奏者高堂淑恵さんが来伯し、伴奏を行う。第二部では、「花街の母」などの作詞で有名なもず唱平さん(大阪芸術大学教授)が、唱歌「赤トンボ」を題材に特別講演会を行う。第三部では、富士山をテーマに移民の心情を綴った「みかえり富士」(もず唱平作詞、船村徹作曲)を中心に、「鶴の舞橋」、「貝殻恋歌」などを披露する。また、「ノスタルジア椎葉」では、宮崎県民謡「ひえつき節」の作詞家で、移民として苦労を重ね、スザノで亡くなった詩人の酒井繁一氏を顕彰する。また、「みかえり富士」のポルトガル語版発表会も行なわれる。第四部では、「日伯交流紅白歌合戦」が行われ、両国合わせて三十人の歌手が歌い競う。審査委員長は、もず氏が務め、双方の優秀歌手にはサンパウロ市長、大阪市長から賞品が贈られる。日本からは木下義信大阪市会議員、ブラジルからは歌手の加藤テレーザさんなども歌う予定だ。成世さんは六日、リベルダーデ広場で開催される「リベルダーデ・サンパウロ大阪民間交流式」とジャバクアラ文協ホールで開催される「第四回マナブ・マベ日伯近代美術館建設支援歌謡祭」にそれぞれ特別参加。九日午前九時から宮城県人会で開催される民謡ワークショップに出演し、十一日にはパラナ州ロンドリーナ市でコンサートを開催、十四日に帰国する。四十周年記念歌謡ショーのチケットは、ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(INB)、北川音楽事務所、ニッケイ新聞社、文協、老ク連、明石屋などで取り扱っている。問い合わせはニッケイ新聞社(11・3208・3977)まで。