06/03/2026

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 年に2回実施されている恒例の「第21回屋台祭り」が、16日午前11時から午後3時ごろまでサンパウロ市リベルダーデ区の愛知県人会館(Rua Santa Luzia, 74)で開催される。  出店するのは、愛知県人会(味噌串かつ、エビの串刺し、抹茶アイス、セビッチェ)、和歌山県人会(関西風お好み焼き)、長野県人会(シイタケご飯、手作りケーキ)、滋賀県人会(近江肉うどん)、大分県人会(鶏飯、鶏天、牛のタタキ)、笠戸丸協会(ニシンの塩焼き)の日系6団体で、前述の各種日本食が会場内で販売される。  当日、会場では「ひまわり太鼓」による和太鼓演奏、合気道のデモンストレーションやビンゴ、カラオケなどのアトラクションも披露される。  案内に来社した愛知県人会の沢田克巳会長、和歌山県人会の谷口ジョゼ会長、長野県人会の杉本みどり理事、笠戸丸協会の吉加江ネルソン会長は「約500人の来場者を想定していますが、新しいお客も回を重ねるごとに増えています。県人会同士の横のつながりもできるし、楽しい一日を過ごすことができます」と当日の来場を呼びかけた。  入場無料。 サンパウロ新聞 2016年10月8日付
ニッケイ新聞 2016年10月11日  ブラジル時間7日昼に噴火した熊本県の阿蘇山。36年ぶりという爆発的噴火に、当地の県人会関係者からも心配の声が上がった。  不安に思った役員数人が週明けの10日午前、申し合わせたように自然と会館に集った。会として対応は検討中だが、熊本県文化交流協会の田呂丸哲次会長は、「個人的には近くに親戚もいる。心配している」と表情を曇らせた。  母県との窓口を担当する赤木数成書記は「県庁との連絡はまだ」としたが、「来年4月の訪日団を募集し始めたところだった」と肩を落とす。熊本地震から1年が経過し、予定される慰霊祭への参加や、復興を直接応援しようという前向きな話題が出た矢先だった。  震災以外に、九州には日本の今夏多くの台風も襲来した。相次ぐ天災に「どう同情したら良いのか…」と、ブラジルの熊本県移住者も頭を悩ませている。
ニッケイ新聞 2016年10月8日  5県人会と笠戸丸協会による『第21回屋台祭り』が、16日午前11時から聖市の愛知県人会(Rua Santa Luzia, 74, Liberdade)で行われる。午後3時まで。  今回のメニューは味噌串かつ、抹茶アイス(愛知)、トリ飯、トリ天、牛たたき、ペルーの郷土食であるセビッチェ(大分)、醤油ラーメン(滋賀)、関西風お好み焼き(和歌山)、椎茸ごはん(長野)、焼きニシン(笠戸丸)など。  様々な郷土食のほか、和太鼓やカラオケ、ビンゴなどもあり楽しめるイベントとなっている。案内に来社した各氏は、「色々なご飯を食べながら、他の人とも交流し楽しんでください」と来場を呼びかけた。  問い合わせは愛知県人会(11・3104・8392)まで。   □関連コラム□大耳小耳  屋台祭りで出る料理は、県連日本祭りとほぼ一緒。その理由は、日本祭りでは各県人会の店に長蛇の列ができて、列の途中で諦める人や調理中に返金を求める人がいるためだとか。「日本祭りでは1、2時間かかったりする、食べる場所も少ないし。その点、屋台祭りには食べる場所はたくさんある。ゆっくり食べながら、周りの人と話し、日系人同士の懇親会のように楽しんで欲しい」とのこと。日本祭りで食べ損ねた人は、屋台祭りで郷土を感じてみては。
ニッケイ新聞 2016年10月7日  ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の9月度代表者会議が、先月29日に文協ビル内の県連会議室で行われた。来訪者発言では下本八郎元聖州議が、チエテエコロジー公園のパルケ・ナソンエス計画について、協力を求める声があった。  冒頭下本さんから、チエテエコロジー公園内に建設を予定するパルケ・ナソンエスの日本文化エリアについて構想が説明された。生け花教室や空手道場などの設備や後援者などについて紹介があり、同エリアの建設計画は「2年後に完成、提出は5年後にされる」とした。  下本さんは「日本祭りの来場客数から見ても、日系人への関心は高い。この計画は成功すると考えている」と前向きだが、質疑応答では「莫大な予算が必要なため実行は難しい」と、現実的な意見が出た。  7、8月の会計は日本祭りの収支が調整中のため、発表はなかった。またイビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑に関し、整備費を捻出するための基金を設立する提案が出された。慰霊碑の整備費は月々800~900レアルで、寄付や県人会からの援助を充てていたが不足が予測されている。  移民110周年(2018年)には皇室招待を検討しているとの報告もあった。
 ブラジルでの任期を終え、日本へ帰国する在ブラジル日本国大使館の梅田邦夫特命全権大使の送別会が、9月29日午後7時半からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会ビル2階貴賓室で行われた。会場には150人を超える各日系団体や日本企業の代表者らが集まり、梅田大使を見送った。  梅田大使は恵子夫人と出席。文協の呉屋春美会長、援協の菊地義治会長、県連の山田康夫会長、商工会の近藤剛史副会頭、日文連(アリアンサ)の大城幸夫会長、在聖総領事館の中前隆博総領事が壇上に上がった。  日系団体を代表して呉屋会長があいさつに立ち、「両国のために働いてくれた梅田大使には感謝の言葉しかありません」と礼を述べた。呉屋会長個人の思い出としては、梅田大使がリンス日本人移民入植100周年祭に出席した際、プロミッソンの上塚周平氏の墓を訪れたことを挙げ、「大使としては初となり、歴史的な出来事だった。日系社会に理解を示してくれたことを何よりも嬉しく思う」と語った。その後、日系団体から感謝状と大竹富江氏の絵画が記念品として贈呈された。  続いてあいさつに立った梅田大使は今月上旬に離伯するとし、「すべての日系社会の皆さんに感謝致します」と述べた。2年7カ月の在任中はサッカー・ワールドカップ、10年ぶりとなる日本の現職総理の訪伯、日伯外交関係樹立120周年、リオオリンピックなど多くの大イベントが目白押しとなったが、「各地の日系社会が協力してくれ、『オールジャパン』で取り組むことができたことに感謝します」と重ねて日系社会へ礼を述べた。  大使の職務としては、日系社会との交流強化を最重要課題にしていたと話し、また大使館では各種文化事業、団体への支援、表彰などに取り組んでいるとした。  「日系社会はブラジル社会への発展だけではなく、親日感情性、日本文化の伝播に貢献している。皆様の長年のご尽力に日本政府を代表して感謝したい。最後に、特別な人的な絆を有する日本とブラジルの関係がますます強まることを願っています」と結んだ。  その後、援協の菊地会長の音頭で乾杯。乾杯後は梅田大使夫妻と写真撮影を希望する出席者の長い列ができていた。 サンパウロ新聞 2016年10月7日付
 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の9月度代表者会議が、9月29日午後4時からサンパウロ市リベルダーデ区文協ビル内5階の同会事務所で行われた。  はじめに山田会長があいさつに立ち、「(9月下旬の)国際民族舞踊祭と県連主催の弁論大会を見学してきた。その中で若い人がいると盛り上がるということを痛感した。これからはもっと若い人を取り込んでいかなければならないと感じた」と話し、県人会の活性化を促した。  報告が遅れている7、8月分の会計報告及び9月の会計報告は来月に持ち越しとなった。会計報告が遅れているのは、日本祭りにかかった費用の支払い方法が特殊なため。日本祭りに使われるスポンサーからの支援金は県連の通常の口座ではなく、ルアネー法用の口座に振り込まれる。口座の金は文化事業にのみに使用され、使用にあたっては承認が必要となるので、工事業者への支払いはまず県連の通常の口座から立て替えられ、承認後、ルアネー法口座からも支払いが行われる。二重で支払ったことになるため、業者から立て替え分が県連口座へ払い戻しされるという。結果的に動いた金額は一緒だが、書類上支出分が重複しており、その修正が終わっていないことが会計が遅れている理由だと市川利雄副会長から説明がなされた。  慰霊碑整備の基金については、日伯外交関係樹立120周年実行委員会から、余った記念事業費用4万1990レアルが寄付されたことが山田会長から報告された。これは、維持費など慰霊碑にのみ使用される。鳥取県人会の本橋幹久会長は、慰霊碑の管理に毎月800レアルから1000レアルかかっているとし、今後は寄付金を元手に管理基金を作り、管理費を賄っていく意向を示した。  主要議題終了後、山形県人会の篠原俊巳会長から「日本祭りは発展しているが、県人会は縮小傾向にあり、祭りのための協力者を出すのが難しい県人会もある」という声が挙がった。篠原会長は「2世、3世が会長を務める県人会は、1世会長の県人会より恐らく活気があるだろう」とし、活性化について良い情報の共有また県連側から話し合いの場を設けてもらえるよう要望した。 サンパウロ新聞 2016年10月5日付
ニッケイ新聞 2016年10月4日  九州ブロックによる『第1回九州文化大会』が16日午前10時から、熊本県文化交流協会(Rua Guimaraes Passos, 142, Vila Mariana)で開かれる。  運動会、敬老会などの定例行事を行なう九州の8県人会。その内の一つだったカラオケ大会の代わりに、文化大会を開催することになった。参加者の減少や高齢化を危惧して、文化継承ができ若者も参加できるような催しに改めたという。  5人一組のチームを組み各県の文化を披露、優勝を争う。演目の合間には、日本や九州をテーマにしたクイズ大会なども予定する。  主催者らは「誰でも楽しめるような内容。九州人以外も私たちの文化を知ってほしい」と来場を呼びかけている。
ニッケイ新聞 2016年10月1日  ブラジル離任が発表された梅田邦夫特命全権大使が先月29日、サンパウロ市にある本紙編集部へあいさつに訪れた。2014年3月の着任から2年7カ月。話題の多かった任期中を「激動の時代」と振り返りつつ、「たくさんのご支援を頂いた」と日系社会に対し感謝を伝えた。  サッカーW杯やリオ五輪といった一大イベントを終え、外交120周年での皇室ご来伯に、安倍晋三首相も2度にわたり当地を訪れた。「無事に終えてホッとしている」と安堵し、様々な成果を口にした。  五輪では400人もの有識者が日本から訪れ、「東京に何を持ち込めるか、そんな成果を持ち帰ってくれたはず」。「参考にすべき」と言う点に節約型運営、ホワイト・エレファント(無用の長物)を残さないこと、大会演出の巧みさやボランティアの活躍を挙げ、バリアフリー対策は「もっと改善できる」と指摘。東京大会の成功を願った。  約2年半の間に76回の出張を重ねた。サンパウロには実に39回、リオにも15回訪れた。さらに18の州を訪問し、知事との会談機会を持つなど精力的に動き回った。入植100周年を迎えた平野植民地ほか、パラー州のトメアスー、サンタカタリーナ州のラーモスなど多くの移住地にも訪れ、「想像以上の歓迎だった」と喜び。ブラジリアの老人会にも訪問するなど、気さくな人柄はコロニア中で親しまれた。  秋篠宮ご夫妻のご来訪には「各地で熱い歓迎があった」とし、移住者が抱く皇室への思いを目の当たりに。同年には外交樹立120周年を記念した公聴会が上下院で実施され、「こんな国は他にない」と常々称賛してきた。  安倍さんの来訪も大きな転機になった。JICAボランティアの増員につながり、「日系社会との連携強化は最重要案件の一つだった」と語る。その間、議員や軍事交流も始まった。  世界最大のコロニアに対し「日本の国益に直結するという意識で取り組むべき」と日本側へ訴え、「インフラ、治安改善、教育、医療など日本の制度を活用することでより強固な協力関係が築ける」と展望した。  デカセギ子弟や帰伯者の教育は「日伯共通の課題」として捉える。また伯国内の動乱に「変改を見届けたかった」との悔いは残るが、様々な課題は「後任に引き継ぎたい」と思いを託した。  今月上旬の離任に先立ち、同日夜には文協で送別会が行なわれた。150人以上の日系人や駐在員が駆けつけ、笑顔で別れのあいさつが交わされた。  リオの日系団体を統括するリオ州日伯文化体育連盟の鹿田明義理事長は、「五輪を中心に気遣いをして頂いた」と話し大使の離国を惜しんだ。呉屋春美文協会長も「常にコロニアに気を配って頂いたことが、何よりも嬉しかった」と感謝を重ねた。   □関連コラム□大耳小耳  惜しまれつつ離伯することになった梅田邦夫大使。政治経済の動乱も大使にとっては良い経験になったとか。大統領罷免や一連の汚職事件には「学ぶことが多かった。外交官冥利に尽きる」。W杯や五輪に加え、安倍総理や皇室のご来伯にも立ち会うなど、実に多忙な任期だったはず。唯一の心残りはジウマ大統領(当時)の訪日延期か。そこは後任の佐藤悟外交官に期待。
ニッケイ新聞 2016年10月1日  広島文化センターと長崎県人会が先月25日、平和卓球大会を初開催した。被爆両県の県人会が、平和活動の一環として共催。27人の出場者が個人戦で優勝を争った。  競技に親しむ長崎県系人が多かったことから、卓球が選ばれたという。会場となった聖市の広島文化センターには4台の卓球台が並べられ、午前8時半から午後2時まで競技を行なった。  優勝したのはムナカタ・アレシャンドレさん(33)。野村アウレリオ聖市議による記念プラッカが贈られ、上位入賞者にもトロフィーが授与された。  報告に訪れた広島の平崎靖之会長は、「初開催とあってどう運営できるか不安もあった。でも好評で、来年はもっと集ろうとの声があった」と喜び。次回に向け「先月立案したばかりで、原爆投下の8月に間に合わなかった。来年はその時期に合わせて開催したい。選手が増えれば、年代別や団体戦など拡大できるかもしれない」と意気込んだ。  戦争や原爆について、広く知ってもらうことが目的の一つ。昼食時には婦人部が用意した料理を囲み、ちびっ子から大人までの選手を含めた約40人の参加者が交流した。
アペル、若林、本橋の3氏を祝い  【既報関連】平成28年度外務大臣表彰の在サンパウロ(聖)総領事館管内での伝達・祝賀式が、9月27日午後3時から聖市モルンビー区の同総領事公邸で行われ、アルビラ・アペル(52)、若林和男(85、兵庫)、本橋幹久(80、鳥取)の3氏が受章した。日系5団体の各代表者が来賓として出席し、家族・友人ら約50人が見守る中、中前隆博総領事から表彰状と副賞の正絹風呂敷が手渡された。  当日は日伯両国歌斉唱後、受章者3氏の功績が読み上げられ、伝達式が行われた。表彰状と記念品を手渡した中前総領事は「御三方がこれからの日伯友好関係を担う若者たちの手本となることを期待し、今回の表彰でさらなる励みになれば」と一層の活躍を願い、3氏の貢献を称えた。  アペル氏はカンポ・グランデ・セントラル観光マーケット協会会長として沖縄移民が伝統的に多い南マット・グロッソ州カンポ・グランデ市で、「フェイラ・デ・ソバ」の会長を2006年から10年にわたり務めている。集客力を高めるために週末ごとにイベントを実施。沖縄そばのモニュメントを設置し、ソバソングのコンテストを行うなど沖縄そばの普及に貢献した。  アペル氏はあいさつで「この受章はカンポ・グランデの日系団体をはじめとした私たちのコミュニティーのもの。とても嬉しく思います」と喜び、「でも、私がやりたいことはまだ半分ほどしかできていません。カンポ・グランデを経済的に盛り上げ、より良い街にしていきたい」と今後の抱負を熱く語った。  美術家の若林氏は約50年間、伯国で絵画活動を行い、サンパウロ国際ビエンナーレを含む多数の展覧会に参加。ブラジル外務省賞をはじめとする賞を受賞している。漆工芸の技法や日本の古典から引用された図柄を生かした作品などを発表し、日本の伝統をブラジル人に分かりやすい形で伝達。後進の指導にも尽力し、日伯文化交流のため献身的な活動を行ってきた。  若林氏は「身に余る受章で非常に嬉しい。個人の表彰ではなく、ブラジルの美術界の中で戦ってきた仲間すべてに対する受章だと思っております」と感謝の言葉を口にし、「これからは我々の美術仲間の仕事に少しでも役立てるよう、今まで以上に集中して貢献していきたい」と意気込んだ。  ブラジル日本都道府県人会連合会前会長の本橋氏は、同連合会と日本の地方自治体との交流促進に貢献。伯国内日系社会のみにとどまらず、南米各国の日本人移住地・コミュニティーを訪問し、日系団体ネットワークの構築に尽力。また、ブラジル鳥取県人会会長として「サンパウロ・鳥取友好の森」植樹プロジェクトを推進し、日伯友好親善と自然環境保護活動に貢献してきた。  本橋氏はあいさつで「今回、私が表彰していただけるのは県連の会長を務めたから。会長としての義務を果たしただけで、貢献できたかは分かりませんが、県連が世間に評価されたという意味では非常に喜ばしい」と受章に対する思いを語った。現在は県連の執行部役員を引退した同氏だが、「『日本祭り』や『移民のふるさと巡り』などのすでに行っている意義ある行事に力を注ぎ、慰霊碑維持のための基金を作ることが今後の目標」と具体的な方針を語った。  受章者のあいさつ後、呉屋春美文協会長が乾杯の音頭を取り、出席者一同が3氏を祝福した。 サンパウロ新聞 2016年10月1日付
ニッケイ新聞 2016年9月30日  平成28年度外務大臣表彰伝達・祝賀式が27日、在聖総領事公邸で行われ、アルビラ・アペルさん(52)、若林和男さん(85、兵庫)、本橋幹久さん(80、鳥取)の3氏が受賞した。家族、友人ら約40人が見守る中、中前隆博総領事から賞状と記念品が授与された。  アペルさんは南麻州カンポ・グランデ市で、日系人経営の沖縄ソバ屋28店舗によるフェイラ・デ・ソバの会長を、2006~10年に務めた。8月に同市で開催されるソバ祭りには毎年10万人が来場しており、沖縄そばは同市の無形文化財に認定されている。  受賞に改めて感謝したアペルさんは、これからの活動について「人種や考え方などの違いもあるが、さらに日伯関係強化に貢献したい」と意気込んだ。  画家の若林さんは約50年にわたり当地で芸術活動に励む。サンパウロ国際ビエンナーレを含む数多くの展覧会に参加し、ブラジル外務省賞をはじめ数々の賞を受賞した。漆工芸の技法や、日本の古典から引用された図柄を活かした作品を多く発表している。  「美術家の仲間の中で自分がたまたま受賞した」と謙遜し、「美術家として名前が残ったが、コロニアの一員でいれることが嬉しい。色々な人に支えて頂き感謝している」と礼を述べた。  本橋さんは県連副会長、会長を歴任し、県連日本祭りへの日本政府参入に貢献した。また、日本の地方自治体との交流促進、南米他国の日系社会との交流にも尽力した。  受賞あいさつでは、「寝る前になんと言おうか考えていたが、結局思いつかなかった」と照れ笑い。県連会長職については、「一生懸命職務を果たしてきたつもりだが、今回の表彰は自分ではなく、県連全体が表彰されたと思っている」と関係者に感謝した。  中前総領事は3氏の受賞に「文化、美術、友好親善にそれぞれ貢献された」と称賛。表彰状を手渡し、記念撮影や懇談など和やかに終了した。
ニッケイ新聞 2016年9月29日  ブラジル日本都道府県人会連合会とブラジル日本語センターが共催する、『第37回サンパウロ・スピーチコンテスト』『第10回弁論大会』が25日午後、サンパウロ市の栃木県人会館で行なわれた。独学で日語学習をしてきた初出場の新崎ローザ百合さん(24、三世)が弁論の部で見事勝利した。考えさせる内容を盛り込み、日語校の生徒を押しのけて優勝を果たした。  スピーチBクラスから始まり、山下ファビオさんが1位に輝いた。250キロを走破する砂漠ランナーをテーマに「過酷な状況に立ち向かう姿に感動」と語り、マラソンに出場した体験談を交え、「年末のサンシルベストレ15キロの部に出る」と宣言して約150人の聴衆を沸かせた。  スピーチAでは「小さな幸せ」をテーマにしたピラール・ド・スール日語校の島崎さゆりさん(16、三世)が1位に輝いた。「たくさん練習した。まさか優勝できるとは」と驚いた様子。フロリアノーポリス往復券を手に笑顔を見せた。  11人が出場した弁論大会を制したのは、初出場の新崎ローザ百合さん(24、三世)。栃木県宇都宮に生まれ、6歳まで日本で過ごした。帰伯後も「日本が好きだから」という理由から、聖市ビラ・カロンで日語教師を務める母を通じて教材を借り、独学で学習を続けた。  母に勧められて初出場。「期限ギリギリで申し込んだ。自分試しに出ようと思った」がまさかの優勝。「信じられない。奇跡。大学の試験勉強も重なったし、不安で昨日の夜もしっかり眠れなかった」と興奮さめやらぬ様子で話し、応援に駆けつけた母と喜びを分かち合った。  志村マルガレッチ審査委員長は、「聞き手に何かを考えさせる内容を評価した。弁論大会は問題提起が大切。個々の技術の差はわずかだった」と語る。  新崎さんは、ノーベル平和賞を獲得したマララ・ユスフザイさんの演説「ペンと本で世界は変わる」を引き合いに出し、「そんな言葉に強く共感。次世代のために私も手本になりたい。よりよい社会になるために努力したい」と発表。共通テーマ「志―社会に対して何ができるか」に沿った内容が勝因となった。  上位入賞者は以下の通り(1位から降順、敬称略)。【スピーチB】山下ファビオ、大貫隼 【スピーチA】島崎さゆり、名久井はると、森美幸 【弁論】新崎ローザ百合、岡本千秋メリッサ、野田博智エルトン、丸屋せいぞう   □関連コラム□大耳小耳  非日系の活躍もあった過去のスピコン&弁論大会。今年はスピーチBに出た、ラリッサ・フェルナンダさん(16)=サンジョゼー・ド・リオ・プレット在住=が唯一の非日系だった。4年前から勉強に励み、現在は日本人牧師による個人教室に通う。趣味の語学学習とアニメ好きが高じて、日本語にも関心を持つようになったという。本番は「地元よりも寒くて、あまり上手くいかなかった」と笑いつつ初出場に喜び。上位入賞はならず、今年は日系が躍進した大会になった。
ニッケイ新聞 2016年9月27日  鹿児島大学が「進取の精神グローバル人材育成プログラム」として開催する、第6回南米研修に参加するため、教員と学生を含む14人が、16日にブラジルに来訪した。  日系移民史や生物多様性などブラジル環境問題、アンケート調査を通じた観光産業などの鹿児島の地域活性化を模索することなどが目的。北部マナウスでは、ブラジル全土の日本語、日本文学、日本文化大学教師学会や、ブラジル日本研究国際学会への参加など、多岐に及ぶ研修を通じて、理解を深める。  参加する学生の関心も様々。水産学部の中村潤平さん(20)は、「アマゾンでの国立公園散策が楽しみ。特に、アマゾン川で魚釣りをしてみたい」と期待を語り、釣り用具も持参してきたという気の入れよう。  団員らはサンパウロ、やアマゾナス両州を中心に巡り、28日まで滞在する予定だ。
 パラグアイの首都アスンシオンでパラグアイ日本人移住80周年記念式典に出席した帰りにブラジルに立ち寄った兵庫県の荒木一聡(かずあき)副知事一行3人は、11日午後2時過ぎからクリチバ市内の「兵庫姫路会館」講堂で経済、学術、技術に焦点をあて、兵庫県とパラナ州及び日伯交流の促進を目的にした「ひょうごセミナー」を開催した。  セミナーには、池田敏雄在クリチバ日本国総領事、山脇ジョルジ・パラナ州日伯修好120年委員長、原ルイ・クリチバ日伯文化援護協会会長、大城パラナ日伯商工会議所会頭などのほか、日伯企業関係者、大学教授や日本語教師、パラナ州政府職員など計約70人が出席した。  池田総領事のあいさつの後、荒木副知事が経済、学術、技術に加えて観光の分野で兵庫県を紹介した。続いて、日伯交流を推進してきた山脇氏や原会長などから今後の兵庫県との交流について、中小企業の経済交流には兵庫県の支援が重要であること、文化、学術、技術の交流では留学生や研修員の受け入れ支援が大切であること、交流促進には人と人との交流が大切であることなどが具体的に提案。荒木副知事と意見交換が行われた。  パラナ州政府のパウロ・シュミット補佐官は1983年にパラナ州が工業技術センターを建設した際、兵庫県がJICAからの支援の調整や先端工業技術をブラジルにもたらすために技術者の派遣等の協力を行ったことに「現在のパラナ州の工業技術の礎を築いていただいた」と感謝の意を表した。その上で、「昨年の友好交流45周年でパラナ州は、エコ・エネルギー関係での技術協力を行うことを提案したが、この件で兵庫県にも協力をお願いしたい」と発言した。   ◎   ◎  荒木副知事一行は翌12日午前、ベット・リッシャ・パラナ州知事を表敬訪問した。  会見ではリッシャ知事が、パラナ州と兵庫県の間には46年の友好提携と協力の歴史があり、昨年に友好の絆が再確認されたことに触れ、「この関係をさらに拡大し強化することで、パラナ州にさらなる成果がもたらされる」と述べた。  さらに同知事は、日本人のおもてなしの心やテクノロジー、農業、観光分野での協力を強調。「パラナ州はその開発に貢献された日系コミュニティーに負うものが多い」と日系人の貢献を称賛した。  荒木副知事は「パラナ州との提携は大変重要であり、それを拡張し、パラナ州と兵庫県の絆をさらに深めることに貢献できることは光栄」と述べ、井戸敏三兵庫県知事の親書を手渡した。 サンパウロ新聞 2016年9月27日付
米、酒、茶、海苔の4品をアピール  佐賀県産品の海外輸出可能性の調査を目的とした経済ミッション団一行8人が18日~23日に来伯し、同県の主要産物である米、日本酒、茶、海苔(のり)の4品目についての試食試飲会が21日、サンパウロ市アクリマソン区の佐賀県人会館で行われた。試食試飲会には、当地の食品輸出入会社、高級日本食レストラン、佐賀県人会関係者などが参加。同県産品を実際に味わいながら、今後のブラジル市場での取り扱いの可能性などについて検討し合った。  同調査の背景には、日本の人口減少による国内市場の縮小に加え、農林水産業を取り巻く環境が変化する中で産地・産業の持続的発展を図ることを目的に、2013年の「日本再興戦略」の閣議決定により、農林水産省が20年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円とするべく輸出促進策を実施していることがあるという。  佐賀県では主要品目の中から、米、日本酒、茶、海苔の4品目を選定し、今年8月には中国・韓国で同様の調査を行っており、9月に北米・南米で実施。10月に欧州、来年1月にアジア諸国への調査団派遣を予定している。  ミッション団団長で、佐賀県産業労働部流通・通商課国際経済室農林水産物等輸出促進コーディネーターの湯ノ谷英生氏の説明によると、佐賀県では有名な「佐賀牛」やワインなどは民間会社を通じて、欧米など世界中に輸出されているという。特にサシ(霜降り)が入って旨味のある「佐賀牛」については現在、ブラジル側との輸出入交渉が最終段階に入っており、ブラジルのゼブ牛も日本に輸出されるなど相互協定の実現が高まっているそうだ。  それ以外の主要産品として、今回は佐賀県を通じた経済ミッションで前述の4品目に力点を置き、世界への輸出可能性の調査が目的。今後の各国での税金・通関や現地での販売価格等の問題もあり、「佐賀県産品の『安心・安全』の品質面をアピールするなど、価格を超えたところで何かが作れないかと思っている」と湯ノ谷氏は語る。  同ミッションをコーディネイトしているコンサルタント会社デロイトトーマツの原真一郎マネジャーによると、ブラジルでは特に超富裕層と日系人を主な対象にしているという。今回の来伯では、地元の日系輸出入業者や食品会社との商談をはじめ、21日に佐賀県人会館で行われた試食試飲会で高級日本食レストラン関係者なども招待して実際に佐賀産品4品目の味わいを確かめてもらった。   米は、佐賀県農業協同組合本所営業部次長兼米穀販売課の小栁(こやなぎ)敬一郎課長が、食味ランキングで最高ランクの「さがびより」と、コシヒカリに近く、全国で生産されている「ヒノヒカリ」を説明した。  また、日本国内で年間80億枚が生産される中、半分の40億枚が生産されているという佐賀県産の海苔について、原マネジャーが自然豊かな「有明海」で採れることを強調。「潮が引いている時の太陽光の光合成によりミネラルが豊富で、磯の香りとパリッとした食感、口溶けの良さが特徴」とし、8月の中国・韓国での調査を踏まえて佐賀県産の海苔が「安心・安全」の品質管理が実践されていることを強調した。  日本酒については、佐賀県内に27の酒蔵がある中、今回は小松酒造の清酒「万齢」と、古伊万里酒造の「前(さき)」の純米大吟醸、大吟醸、純米酒のほか、甘口の「飲むみりん」などを原マネジャーが紹介した。  最後に茶の紹介として、川原茶業の川原康寛取締役専務が「うれしの茶」について「緑が濃く、茶葉がしっかりしている」と説明。来場者に振舞われた粉末茶については、菓子類やアイスにも活用できるなどとアピールしていた。 サンパウロ新聞 2016年9月24日付
ニッケイ新聞 2016年9月24日  ブラジル高知県人会(片山アルナルド会長)は、パラグアイの日系人移住80周年式典に合わせて来伯した母県の慶祝団14人を12日、同会館で盛大に歓迎し、元研修生との意見交換を行った。  団長の武石利彦同県議会議長をはじめ県庁、県議会、中南米親善協会、及び一般人を含む団員は7日、昨年45周年を迎えたアルゼンチン同県人を訪れ、8日にパラグアイで移民80周年式典に出席。同国の県人会40周年記念式典にも参加した。  サンパウロの会館に慶祝団が到着すると、20人以上の会員らが暖かく出迎えた。片山会長は、「ごゆっくりと歓談を楽しんでください」と長旅を労うと、来伯3回目という武石議長は、「再会できて大変嬉しく思う。昔の光景が蘇るよう」と喜びを見せた。  高橋一水元会長の音頭で乾杯すると、土佐人らしく酒で歓談。婦人会が朝から準備したという鯛の蒸しなどの郷土食が盛大に振舞われ、郷土の談話に花を咲かせた。  今回の訪問は、元研修生との懇親、意見交換も目的の一つ。「課題をどっさり頂きたい」と武石議長が挨拶し、研修生の声に真摯に耳を傾けた。元研修生が中心の青年部は、7万人以上の集客力を誇るまでに成長した土佐祭りを紹介。依光晃一郎議員からは、同祭へのよさこいチーム派遣や同会青年部でよさこいチームを創設し、母県に呼んで交流を深めるといった具体案も出された。  最後はお互いにすっかり打ち解けた様子で、慶祝団と青年部が同じ机を囲み、研修後の様子や今後の在り方、青年部主催の土佐祭りなどの活動について広く話し合った。  懇親を終えた武石議長は、「研修の手応えを感じる一方、その後様々な課題に直面し、再研修を希望する声も聞いている」と言い、二回目の短期研修を検討しているとう。また「共通の課題を抱えるなか、共に力を合わせて取組みたい」といい、「母県からブラジルへ研修生を送り相互交流を図ることで、互いの地域のために刺激となるようなことも必要」と熱い思いを語った。
ニッケイ新聞 2016年9月24日  広島文化センター(平崎靖之会長)による講演会が、6日午後1時半から同センター(Rua Tamandare, 800, Liberdade)で行われる。テーマは「農業ビジネス」で、進行は基本ポ語。  これまで複数回行なっているシリーズ。今回は第1次産業界で活躍中の県系人を招く。末永リカルドさん(アラサツーバ)がピラルクー養殖、香林昭司さん(グァラサイ)がパイナップル栽培、伊藤悟さん(スマレー)が養鶏業について語る。  来社した平崎会長らは「分野も違うので勉強になる。会の地方連携にもつながる」と開催を喜び、農業ビジネスの理解促進を呼びかけた。閉会後はピラルクー、パイナップル、ゆで卵で親睦を深める。  問い合わせは同センター(11・3207・5476)まで。
 18日に閉幕したリオ・パラリンピックにアーチェリー競技日本女子代表として出場した平沢奈古(なこ)選手(44、埼玉)は、ブラジル埼玉県人会の尾崎眞次会長の親戚だったという。  平沢選手は、尾崎会長の息子の嫁の従姉妹に当たり、今大会の同競技で日本唯一の代表。2004年のアテネ・パラリンピック大会で銅メダルを獲得している実力者で、障害者でありながら日本では健常者と一緒に競技を行うトップクラスの存在だ。  生まれつきの四肢の関節機能障害で、膝から下の感覚がなく、手は伸びない指もある。日常の移動は車椅子で行い、姉の勧めで24歳で同競技を始めた。現在は、さいたま市の教育委員を務めており、地元の子供たちと接する機会もあるという。  12年ぶりに出場した今大会では、12日の予選を通過してリオ市サンボドロモ特設会場で16日の決勝トーナメントに臨んだが、ブラジル選手に惜敗。それでも「(同大会に)出場できたこと、多くの声援をいただいたことに感謝しています。東京に向けて再度鍛え直してチャレンジしていきます。日本出発前はリオ行きへの不安がありましたが、大会でリオ市民の温かい声援をいただき頑張ることができました。過去のパラリンピックに負けない立派な大会でした。リオを離れるのは泣きたいほどつらいです」とコメントし、早くも2020年の東京大会に向けて意欲を表していた。  尾崎会長によると同大会での埼玉県出身選手は11人で、全員選手村に入村したため、個々に接するには競技場で会うしかなく、特に親戚関係に当たる平沢選手には東京都から来伯した鈴木大地スポーツ庁長官とともに応援に力を注いだそうだ。  平沢選手は競技後、東京五輪・パラリンピックの施設運営に関わる鈴木長官から懇談的に質問を受けていたという。 サンパウロ新聞 2016年9月23日付
 広島文化センター(平崎靖之会長)は、10月6日午後1時半から同5時までサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同センター大講堂(Rua Tamandaré, 800)で「農業セミナー」を行う。後援は在聖日本国総領事館とピラルクー愛好会。  農業に携わる3人を講師に招き、講演が行われる。西村俊治技術財団のポンペイア農業技術専門学校(現サンパウロ技術大学(FATEC))出身の末永リカルド氏は「持続可能な農業」をテーマに、アラサツーバ市で成功を収めているカジュ栽培とピラルクーの養殖について講演を行う。当日は、同大学の西村治郎理事長も出席予定。続いて、グァラサイ市パイナップル生産者協会の会長を務める香林昭司さんが「グァラサイ地域のパイナップル生産」をテーマに講演を行うほか、カンピーナス市郊外スマレーで「グランジャ・イトウ」を経営する養鶏家の伊藤悟さんが「卵の生産」をテーマに講演する。  講演後は、3人の生産者が持ち寄った食材で、ピラルクーのシュラスコやパイナップル、ゆで卵などの食事が楽しめる。3年ほど前から始めた同セミナー。将来的には広島県から農業実習生を受け入れる研修事業につなげることも視野に入れている。  案内に来社した一行は「セミナーには農業に携わったことのあるすべての人に参加してもらい、交流をしてほしい」と呼び掛けた。  入場無料。講演はポルトガル語がメインで行われる予定。  申し込み、問い合わせは広島文化センター事務局の次山千恵子さん(電話11・3207・5476)または次のメールアドレス(schken@hydra.com.br)まで。 サンパウロ新聞 2016年9月23日付
ニッケイ新聞 2016年9月23日  高知県人会は25日午前10時から、同県人会館(Rua Miranhas, 196, Pinheiros)でフェイジョアーダ祭りを開く。25レアルで食べ放題。  毎年好評のイベント。県人会関係者が特製フェイジョアーダを用意する。餅の販売や各種料理、ビンゴやカラオケもある。  主催者は、「特製の手作りフェイジョアーダを味わって」と呼びかけた。  問い合わせは同県人会(11・3031・6799)まで。