ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)主催で、7月8~10日に行われる「第19回フェスティバル・ド・ジャポン」の会場となるサンパウロ市クルシーノ区のサンパウロエキスポエキシビジョン&コンベンションセンター(Rod.dos Imigrantes km 1,5)の会場視察会が、3日午後3時から行われ、本橋会長をはじめ、各県人会会長など約20人が参加した。 9万7000平米と中南米で一番の大きさとなる会場は、現在約65%が完成している段階で、4月上旬の完成を目標に300人の作業員が24時間体制の急ピッチで建設作業を進めている。昨年よりも天井が高くなり、新しく造られている部分は柱の数が従来の3分の1ほどに減ったので、面積は変わらないものの、かなり広くなったように感じると関係者は話す。 また、長年大きな課題となっていた来場者の交通手段についても今年は大幅に改善される予定だ。これまで、車で訪れる来場者に対して駐車場の収容車数が少なく、入り口も1箇所しかなかったので、例年大渋滞が起こっていた。車を停める駐車場までの長い行列に耐えられず、会場を目の前にして、相当な数の人々が帰ってしまっていた。今年は、会場の敷地内に入る4箇所の橋や道路を時間帯に合わせて一方通行にするなどの処置を検討中。新しく建てられた駐車場は7階建てで、4500台の車が収容可能。2箇所の入り口に18個の発券機が設置される。機械が、空いている場所を自動で管理し、その場所を光で車に案内するというシステムの導入も、現在検討されている。駐車場2階部分と会場をつなぐ屋根付きの橋も造られるため、天候を心配する必要も全くない。 普段はなかなか見ることができない光景を見学することができて県連関係者たちは満足の様子で、「例年の課題をもとに大幅な改善がなされている。今年の日本祭りは間違いなくよくなるだろう。期待がさらに高まった」と口々に語っていた。 サンパウロ新聞 2016年2月6日付
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1000人の会員増加目標に ブラジル福岡県人会の第86回定期総会が、1月31日午前10時(第2次招集)からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の大阪なにわ会館で行われた。2008年に会長に就任し、4期8年務めた南アゴスチンニョ俊男氏(3世)が勇退。平山イナシオ秀夫氏が新会長(2世)に就任し、新体制となることが発表された。 総会当日は会員約85人が出席した。冒頭に開会宣言、開拓先亡者の霊に黙とうを捧げた後、顧問、相談役、支部長並びに招待者の紹介に続いて、南会長があいさつ。「自分一人の力では何もできなかったと思う。役員の方々、支部長の方々、会員の方々の協力でここまで続けてくることができた。会長職に就いて、学ぶこともたくさんあった。本当に感謝している。新体制の役員には多くのOBの方々や若い方々が入る。自分が会長を務めた8年間も、1世から3世への変化の年になったが、福岡県人会は良い意味でこれからさらに変わっていくと思う。新役員をどうぞよろしくお願い致します」と8年間を振り返るとともに、感謝の言葉を述べた。その後、新聞掲載の総会通告の公示読み上げや、80歳以上の高齢者に対する祝い状と記念品の贈呈、2016年度県費留学生の紹介とあいさつなどが行われた。 15年度会計報告では、前年度繰越金や銀行利子を含めた収入が25万9708.76レアル、支出9万6889.57レアルで、16万2819.19レアルが次期繰越となり、事業報告とともに承認された。16年度事業計画案の後、同予算案では10万1200レアルが発表され、それぞれ審議と承認が行われた。 最後に新体制となった役員らが紹介され、前方に一列に並び、平山新会長が代表してあいさつを行った。平山氏は、自ら会長就任を立候補した福岡県人会への熱い思いの持ち主。総会終了後のインタビューでは「最近は、高齢化などの影響で県人会の会員がどんどん減ってきているのが現実。さらに、世代の差が作り出すコミュニケーション方法の違いなどが関係の溝につながっていると思う。今回の新役員には、若い世代も増えた。会報誌やインターネットを使った情報公開などを活発化させ、現在200人を超える福岡県費留学生のOBなどの日本を知っている若い人たちの力も借りて、出来る限り会員の数を増やしていきたい。それが、県人会全体の活性化につながる。現在700人の会員を1000人に増やすことを1年目の大きな目標としている」と意気込みを語った。 定期総会終了後は新年会が行われ、出席者一同で親睦を深めた。 新役員は次の通り(敬称略)。 会長=平山イナシオ。副会長=福永ミルトン、古賀トシユキ、石崎カンジョ、錦戸エジソン、松田エリアナ。書記=アデマール・カゲ、テレジーニャ・ニタハラ。会計=中村エバンドロ、高田コウジ。 サンパウロ新聞 2016年2月5日付
【東京支社=瀬頭明男】東日本大震災から5年目を目前にした2日、岩手県の達増拓也知事が東京都内で外国メディアと会見し、順調な復興ぶりをアピールした。同知事は、これまで3.4兆円の資金を投入して復興事業を行っており、現在も事業は継続中と述べ、今年から2020年までさらに2.2兆円(復興事業資金総額は5.6兆円)を投入すると説明した。災害復興は全体として、公共施設を中心に6割まで進んでいる。 復興は順調に進行し、災害廃棄物の処理は終了、三陸鉄道も全線が開通した。被災した学校の復旧もほぼ終わり、魚市場も業務を再開している。ただ、仮設住宅住まいの被災者が2万2000人も残っており、公営住宅の整備、土地整備事業などの遅れが目立つ。知事は、18年までには災害住宅の建設を終えたいとしている。 震災で岩手県は金額にして1兆円を超える被害を受け、4672人(現在でも行方不明者が1130人いる)もの死者が出た。しかし、復旧が進んだこともあり、観光客も増え始めた。14年には震災前より観光客が4.8%増加した。岩手県下の各観光地が努力した結果であり、明るい兆しが見え始めたということだろう。 達増知事は会見で説明を始める前に、世界各地からの支援、お悔やみが寄せられたことに感謝の言葉を述べた。 サンパウロ新聞 2016年2月5日付
ニッケイ新聞 2016年2月5日 ブラジル南城市民会(新里哲夫会長)は「創立10周年記念祝賀会」と「第6回敬老会」の記念式典を、1月31日午後2時から聖市ジアデマの沖縄文化センターで開催した。日本から南城市の古謝景春市長、大城悟市議会議長らが来伯。会場は400人を超す参加者で満杯となり、式典後の同5時過ぎから、斉藤悟琉舞道場による踊りなどの伝統芸能を堪能した。 会場は南城市系の家族で埋め尽くされ、賑やかに挨拶する姿があちこちで見られた。式辞の挨拶で新里会長は、「10年というのは会の歴史としてまだ浅い。絆を永久に結び、これからも南城市とブラジルのためにがんばる」と力を込めた。 古謝市長は観光地として200万人以上を集める同市の説明をした後、「南城市民会の方々には今後も会員相互の交流と、若い世代への沖縄文化継承にご尽力をお願いしたい」と述べた。 大城市議長は「皆さんは誇りを持って歴史を刻んでこられた」と会員を称え、ブラジル沖縄県人会の島袋栄喜会長は「南城市からは多くの人材が輩出されている。沖縄県人会とブラジル社会に大きな貢献をしてくれた」と語った。 聖市議会の神谷牛太郎市議から古謝市長、大城市議長、新里会長へ、表彰プレートが贈られた。 古謝市長と新里会長からは、南城市民会の歴代会長へ記念品が贈呈された。創立者への特別表彰として新垣源三さん(故人)の代理・新垣美枝さんが花束と記念品を受け取った。表彰者代表挨拶では、2代目会長の津村勇さんが「今後もブラジルと沖縄の南城んちゅが、ますます友好を深めていくようお願いします」と真剣な面持ちで話した。 06年から行なわれている南城市研修生制度が紹介され、11年度生の嶺井健三さんと12年度生の国保下ジェシカさんが壇上に上がった。 古謝市長から同市民会へ寄付金が贈呈され、新里会長は「市民会発展のために使わせていただきます」と答え、沖縄県人会の与那嶺真次元会長が「今日の喜びを記念してビーバ!」と乾杯の音頭をとった後、参加者はゆっくり食事を楽しんだ。 敬老者表彰式では80歳以上に記念品が贈呈され、古謝市長が「皆様はうちなーんちゅとして多大な貢献をしてこられた」と労をねぎらった。 午後5時から余興が行なわれ、斉藤悟琉舞道場が「かぎやで風」「鳩間節」「繁盛節」などの踊りを披露。また佐久間チエコさんと古堅メイレさんの歌謡ショー、同市民会と吉村尊雄三線・胡弓研究所による「安里屋ゆんた」などの出し物が続いた。ホカマ・ジョアンさん(86、二世)は「南城市の人々が来てくれてとても嬉しい、あるのは感謝だけ」と顔をほころばせた。 □関連コラム□大耳小耳 沖縄県人会の与那嶺元会長は、来伯した南城市の市長に「『そちらからブラジルに研修生を送りませんか』とお願いした」と明かした。日本からブラジルにくる研修生を県人会や市民会が受け入れれば、まさに〃相互〃交流の深化となる。研修生OBの嶺井健三さん(23、二世)は受付を担当、「このイベントに参加するのは義務感からではなく、お返しの気持ちから」とにこやかに話した。この気持ちがさらに強まれば、間違いなく友好が深まりそうだ。
ニッケイ新聞 2016年2月4日 4年越しの念願がついに実現――長崎市が姉妹提携先のサントス市へ寄贈を約束していた路面電車と、民俗芸能「龍踊り(じゃおどり)」の龍体が、1月24日にサントス港に到着し、この2日にサントス市の路面電車発着所前でお披露目された。長崎県人会の栗崎邦彦会長、サントス市のパウロ・バルボーザ市長、中井貞夫市議、ルイス・ギマランイス観光局長、中前隆博在聖総領事をはじめ、約150人のサントス市役所、サントス日本人会、同県人会関係者らが集った。 サントス市と長崎市はともに貿易港で観光都市であり、市内を路面電車が走るという共通点があり、72年から姉妹提携を結んでいる。 中井貞夫市会議員が4年前、路面電車がサントスの古い町並みを走る観光企画「生きた博物館」(Museu Vivo de Bondes)に、長崎の電車も加えたいと打診。長崎市が承諾し、今回の寄贈につながった。 式典では、輸入手続きの折衝を行なったルイス観光局長は、「多くの援助や協力があってお披露目することができた」と感謝の言葉を口にした。 栗崎会長は龍体に言及し、「龍踊りは福を運んでくるもの。サントスでも披露しましょう」と話した。バルボーザ市長は姉妹都市になってからの交流を説明した後、市が受けた日本文化の影響に謝辞を述べた。 その後、バルボーザ市長らは電車内に入り、マルコス・ロゲリオ車体改装責任者から説明を受けた。電車は日本車両製造株式会社の製品。1950年に製造された車体で、重さ16トン、長さ11メートル。現役時は長崎市内を走っており、14年に引退した。サントスでは「長崎号」の名前で走る予定。 中井市議は「一番の問題は輸送だったが、困難を乗り越えられて本当に嬉しい。他国の電車と同じく、長崎の電車がサントスの一員になったことが誇らしい」と笑顔で話した。話が持ち上がった4年前にサントス日本人会会長だった土井セルジオさんは、「到着まで4年もかかったけど、電車も龍体も無事に到着して本当に良かった」と安堵の笑顔を見せた。 ヤクルトの協力で困難乗り越え 電車到着までに大きな問題があった。12年のブラジル長崎県人会創立50周年で、長崎の田上富久市長が「龍踊り」の龍体を同県人会に寄付すると表明。サントス市に寄贈する電車内に龍体を入れ、一緒に輸送する計画が持ち上がった。 しかし長崎港から電車を輸送できる船は出ておらず、特別仕様トラックで博多港まで運ぶ費用が必要となり、計画は難航していた。 ルイス観光局長は14年10月、長崎市で行なわれた電車贈呈式に出席。その際同席していた貞方賢彦ブラジルヤクルト経営審議会会長に輸送費用不足の件を話した結果、ヤクルトの創業者である松園尚巳氏の記念財団が、費用支援を申し出ることに。紆余曲折を経て電車と龍体の輸送が実現した。 ...
伝統芸能「龍踊り」の龍も一緒に 【一部既報】2014年に長崎市からサンパウロ州サントス市へ寄贈された路面電車車両「長崎号」が約1年の運送期間を経て、サントス市に到着。その贈呈式が2日、サントス市で行われた。発端となったのはサントス市の中井サダオ市議会議長の発案から。それをブラジル長崎県人会(栗崎邦彦会長)が仲介し、12年の両市の姉妹都市提携40周年式典を経てようやく実現した。輸送された「長崎号」には、同県人会が長崎市に要望していた長崎県の伝統芸能「龍(じゃ)踊り」の龍も乗車し、共にブラジルの地へと到着した。 今回の電車車両贈呈は、サントス市の中井市議会議長の発案によるもの。同市名物の観光電車には各国の電車が走っており、「日本の電車も走らせたい」という同議長の意向から、長崎県人会が長崎市との間を仲介。要望を受け、12年に行われた両市の姉妹都市提携40周年式典に参加した長崎市の田上富久市長が寄贈の意を表明していた。 贈呈された「長崎号」は1950年に製造された車体で、長さ11メートル、高さ3・5メートル、重さ16トン。14年2月に運行を終え、寄贈されることが決定した。同年10月に長崎市で両市の関係者が参加し贈呈式が行われ、その後松園尚巳記念財団の支援を受け、特別仕様のトラックで山形県酒田港まで運搬。シンガポールなどを経由し、1月24日にサントス港へ辿り着いた。 午前11時からサントス市のバロンゴ駅で行われた式典には、同市の日本人会会員や関係者ら約60人が出席。在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事、パウロ・アレクサンドレ・バルボーザ市長、ブラジルヤクルト商工の貞方賢彦会長、川添博前長崎県人会会長など18人が来賓として参加した。式典に先立ち、ステージではサントス踊りの会のメンバーが「花の盆踊り」と「田原坂」など2曲の舞いを披露した。 あいさつに立った栗崎会長は「長崎の電車がサントスの街を走るのは大変光栄。この機会に多くの人に長崎の名前を知ってもらえたら。龍が来たことも嬉しい。龍が市民に幸せと健康を運んでくれると思う。練習を重ねて、早く皆さんに龍踊りを披露できるように頑張りたい」と述べた。 中井市議会議長は来賓たちに「皆さんの協力のもと、この企画が実現した」と感謝の意を述べ、「他の国の電車と共に日本の電車が走ることは光栄」と喜んだ。 式典後は来賓らが「長崎号」にいち早く乗車。バルボーザ市長が発車の汽笛を鳴らした。 サントス日本人会の大橋健三さん(83、静岡)は「(『長崎号』がサントスに来て)感慨無量。日本人会で仕事をしているので、2012年から今日までの経緯を知っている。大変だったと思う。日本とブラジルの友好関係を象徴する電車なので、これを機にますます日伯の関係が深まってほしい」と「長崎号」への期待を込めた。 同市のルイス・ジアス・ギマランエス観光局長に今後について聞くと、「車幅の変更などに半年の修理期間が必要」と話し、「期間中に日本を思い起こす模様を車体に描く予定」と説明。「サントス市民に日本の電車だと見せることが目的。『長崎号』は他の国からもらった電車より状態が良い。長い時間がかかったが、長崎市には感謝している」と礼を述べた。 サンパウロ新聞 2016年2月4日付
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は、1月28日午後4時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区文協ビル内5階の同会事務所で1月度代表者会議を行った。12月度会議議事録、事業報告、11月と12月の会計報告が行われた後、第19回日本祭りと県連創立50周年記念事業の現在の準備状況、県連事業報告書についての報告、その他各県人会の情報紹介、懇談会などが行われた。 今回のメーンテーマは県連創立50周年記念事業について。今まで仮としていた式典日程を9月18日に正式決定したとし、ロゴ案などが発表された。しかし、催しの内容や会場、招待客、すべてはまだ検討段階とし、本橋会長は「県連の創立記念イベントではあるが、各県人会、特に若い人たちがそれぞれの意志を持って、積極的に参加したくなるような行事にしなければならない。経費については、かかった支出額の半分を県連が支払い、残り半分の支出は各県人会が分担して負担してもらうことに役員会で決定した」と述べた後、各県人会に催しの具体的な案についての意見を求めた。 宮城県人会の中沢宏一会長から「ブラジル日系団体を代表する県連が日本の政府や著名人と参加を交渉するにあたって、今から招待状を送るなどということはあまりに遅すぎる。個人的な意見としてはとても恥ずかしい。その部分をどのように相手に説明し、修正していくつもりなのか。今後の県連を担っていく2世、3世の模範とならなければいけない1世の我々がこのようなことをしていては、示しがつかない。周囲から見られる立場というものを役員の方々にもっと真剣に考えてもらいたい」と準備の遅れを指摘する厳しい意見を述べた。 それを皮切りに、大分県人会の矢野敬崇会長からは「条件だけを作られて、意見を求められても出るわけはない。下手なことをいって、自分たちの経費負担が増えてしまったら、県人会の会員たちに何と説明すればいいのか分からない」といった意見が出るなど、このような状況に至った内容への不満の声が至る所で相次いだ。 サンパウロ新聞 2016年2月3日付
ニッケイ新聞 2016年1月29日 三重県人援護協会の元会長の川村久賀須さんが24日、病気のため亡くなった。享年98。 三重県川添村(現・大台町)に生まれ、両親とともに28年サントス丸で渡伯し、リンスに入植。自身は雑貨の卸売り店を開くなど、一時商業に従事した。60年代には針治療の勉強のため日本に渡り、帰国後はパウリスタ大通りに診療所を開き、専門家として多くの治療に携わった。 仕事の傍ら、67年から三重県海外協会のブラジル支部長を務め、70年に現在の三重援協に改められた際も初代会長に就任。74年まで務めるが、その間三重県と聖州の友好関係締結や、その記念として建設されたリベルダーデ区グロリア街「三重県橋」の開通式にも立ち会った。 葬儀は既に営まれており、初七日法要が31日午後2時から聖市の西本願寺(Rua Changua, 108, Saude)で執り行われる。四十九日法要は未定。問い合わせは娘のリリアさん(11・98650・2406)まで。
ニッケイ新聞 2016年1月27日 沖縄県人会評議委員の花城清賢ジョルジさんが16日午後7時半時、癌のため入院先の病院で亡くなった。聖市在住。享年84。初七日は22日に聖市のサンフランシスコ教会で行われた。四十九日法要は3月中に行なわれる予定で、場所は未定。 父・花城清安はバナナ生産組合理事長、汎ジュキア運動連盟理事長、日語普及会評議員、沖縄県人会長などを歴任した重鎮。清賢さんは1931年4月に南聖イタリリーで生まれ、1940年に勉強のために沖縄県名護市の実家に兄弟4人で預けられ、国交回復前の1949年に戻った帰伯二世の一人(詳細は本紙新年号に掲載)。妹アリッセさんは戦後、皇籍離脱して渡伯した多羅間俊彦に嫁いだ。 ブラジル沖縄文化センター理事長、沖縄県人会評議員会副会長を歴任。ジアデマ市議会から名誉市民賞を授与された。
ブラジル岩手県人会(千田曠曉会長)の第57回定期総会と新年会が、17日午前10時半からサンパウロ市リベルダーデ区の同会館で開催され、総会と新年会合わせて約70人の会員が出席した。 先亡者への黙とうの後、千田会長があいさつし、「今年はブラジル国内の政治の混乱が祟って、厳しい年になると思う。そんな中で皆さんと協力し、多くの方と交流しながら発展していきたい。要望があればそれを参考に県人会づくりをしていきたい」と話した。 2015年度事業報告に続いて行われた15年度会計報告では、収入18万0224.74レアル、支出16万2153.56レアルで、1万8071.18レアルが次期に繰越されることが承認された。また16年度予算には16万レアルが承認された。 昨年90レアルに上がった会費は据え置き。千田会長は「会費を上げた分、資産で出た利益で旅行費を半額にしたり各行事での食費を県人会で払うなど、皆さんに還元していきたい」と話した。 続いて新年会が行われ、会員たちはカラオケなどで盛り上がり、新年の交流を深めた。 サンパウロ新聞 2016年1月23日付
ニッケイ新聞 2016年1月23日 熊本文化交流協会(田呂丸哲次会長)が30日午後2時から、熊本産の食品を使った健康イベントを同県人会館(Rua Guimaraes Passos, 142, Vila Mariana)で開催する。入場無料。 県内で有機(オーガニック)農法で作られた「粉末たまねぎ」を使用したチャーハン、「蓮根うどん」が無料で試食できる。またチリ産オリーブオイル「CRUZ DEL SUR」の販売も行われる。 開始冒頭にはオイルを製造する「アニューブラジル」の社長で、講師歴30年の福本利道さんが登壇。振る舞われる商品の説明を行いながら、食生活改善に関するセミナーを開講する。 イベントをプロデュースする食品輸入販売「BBBR社の倉智隆昌CEOは「〃食を通じた日系社会の活性化〃をテーマに、継続的に県人会を通した食生活改善イベントを実施していく」と構想を明かし、参加を呼びかけた。 問い合わせは倉智さん(11・3207・6961/同・97383・9839)まで。
ニッケイ新聞 2016年1月21日 今月8日に聖州マイリポランの自宅で老衰のため亡くなった宮城県人会第一副会長、鈴木運蔵さん(享年84)の追悼慰霊祭が16日、聖市の宮城県人会館で行われた。 息子や孫などの遺族を始め、当日同県人会で行われていた市場「青葉祭り」の関係者などが故人との別れに集った。「サンパウロ宮城仙台七夕祭り」などで親交の深かった、南米神宮の逢坂宮司により神道式で執り行われ、祭詞が奏上された後、一人一人が玉串を祭壇に奉奠し、故人の写真に合掌した。 中沢宏一会長は挨拶の中で、「亡くなったことは非常に残念でならないが、長年尽くして下さった県人会として今日は鈴木さんに感謝をする日」と述べ、「責任感の強さが周りを引き付けた」と故人を偲んだ。最後に会長の音頭で童謡「たなばたさま」を全員で合唱し慰霊祭は終了した。 故鈴木運蔵さんは青葉祭りでは古本販売を担当し、多くの関係者に親しまれていた。参加者らは「とても優しい方でした。本当に残念です」と口々に語り、直前まで元気な姿であったため、多くの参列者に惜しまれていた。
ニッケイ新聞 2016年1月20日 埼玉県庁の県民生活部、久保正美スポーツ局長ほか「オリンピック・パラリンピック課」職員ら4人の視察団が15日に来伯、リオ五輪会場となる各施設を訪問した。2020年東京五輪では同県内各施設でもサッカー、バスケットボール、ゴルフ、射撃の4種目の開催が決定していることを受け、参考にするために観て回った。 一行は上記4種目の会場ほか、開会式が行われるマラカナン蹴球場、日本見本市やメダリストの記者会見が催される「JAPAN HOUSE」予定地、本番を想定したバスケットボールのテストイベント等を視察した。 リオ市五輪運営部長との意見交換では、会場や交通インフラ「都市鉄道システム」(VLT)の建設の現状や「大会の成功と同時にインフラ設備などのレガシー(遺産)を残すことも大切」と説明があったという。 久保局長は「意見が合致した」というが、使用予定のバスケットボール「さいたまスーパーアリーナ」、サッカー「埼玉スタジアム」、ゴルフ「霞ヶ関カンツリー倶楽部」、射撃「陸上自衛隊朝霞訓練場」は、いずれも既存の施設のままで大規模な改修工事を必要としない。 そこで残すべきは「ソフト面のレガシー」、つまり「人材の育成」だ。競技会場や公共交通機関に配置するボランティアは、県によって募集・育成される。正式なボランティア以外にも「県民全体が〃おもてなし〃の精神を持って観光客を迎え、五輪を盛り上げる姿勢も大切」と指摘。県では今後、8月の開催期間中にも視察を重ねる予定で、引き続きソフト面に注目する意向だ。 率直な感想として久保局長は、「工事が追いつかないところもあると思うが、想定していたよりは完成度が高かった」との評価。肝心のソフト面は、テストイベントはほぼポ語対応のみだったことから、「多言語対応の必要を感じた」との感想も漏れ、あまり参考にならなかったよう。 伯国オリンピック委員会(BOC)を訪れ、東京五輪のキャンプ誘致のプレゼンも行った。同県ではバレーボール、ラグビー等の10カ所を候補地として挙げ、多言語に対応した施設の魅力を伝えるパンフレットの作成などをしている。 なお18日夜には埼玉県人会(尾崎眞次会長)との交流食事会が聖市ホテルで催され、五輪に関する意見交換が行われた。途中、尾崎会長へ上田清司知事からの親書が手渡され、互いに親交を深めあった。一行は聖市でも競技施設等を視察、19日に帰国した。
ニッケイ新聞 2016年1月19日 外務省がサンパウロ市に設置する日本広報文化施設「ジャパン・ハウス(仮称)」(以下、JH)に関して、中前隆博在聖総領事が18日午前に会見し、当地JHの開設地がパウリスタ大通り52番となったこと、事務局長に平田アンジェラさんが就任したことなどを発表した。17年3月までの開所に向け、20日には第2回運営委員会も控える中、具体的な内容や日系社会との連携については明言を避けた。 JHは「正しい日本を発信し親日家を育む」という目的の下、聖市ほか英ロンドン、米ロサンゼルスに設置される。当地JHの事業主である日本の最大手広告代理店「電通」とは、先月16日に契約を締結。昨日18日に日本政府官報と外務省サイトで公表した。事業主は昨年中に2度の競争入札が行なわれ9月に決定していた。 開設地はパウリスタ大通り52番の5階建てビルに決まった。同ビルを賃借し仕様書に沿ってカフェ、飲食店、アンテナショップ、展示会場、多目的室などが整備される。20日には施設内容の具体案を集約するため、同ビル内で第2回運営委員会が行なわれる。来月にはプレイベントも企画中だという。 契約者である電通によれば、事業体の主要構成員は以下となる予定。全体統括=電通、設計・建設=ブラジル戸田建設、設計デザイン監修=隈研吾建築年設計事務所、不動産管理経営者=BSP、対外発信=電通ラテンアメリカ・プロパガンダ、事務局運営=スリアナ。 BSP社はブラデスコ系列の不動産会社で、スリアナ社は平田アンジェラ多美子さんが代表取締役を務める企業。ブラジル産商品のPR戦略や、進出企業サポートを手がけている。本紙では13年3月、HAVAIANASブームの火付け人として紹介した。 彼女が事務局長に就任し、企画局長には10年の上海万博でブラジル館を手がけたマルセロ・ダンタスさん、PR局長には国際的ジャーナリストで出版社「Totum Excelencia Editorial」を創業したネリー・カイシェッタさんが就く。館長は現在も調整中。また日本側のJH総合プロデューサーはデザイナーの原研哉さんが務める。 3館合わせた予算として2015年度は36億円、16年度は42億円が充てられた。聖市のみの予算として、外務省は18年度までに25億円を要求しているという。 中前総領事はJHのイメージについて「一歩入れば、そこは日本」と語る。日系社会との連携に関しては「これまで通りコロニアへ説明を続けていく」としながら、文協などとの具体的な協力関係への明言は避けた。「あらゆる可能性を排除したくない」と強調し、「(日本の)地方を発信するのはJHのテーマの一つ」と一例を上げ、県人会との連携は示唆している。 □関連コラム□大耳小耳 広報施設ジャパンハウスの設計デザインを担当する隈研吾さんは、新国立競技場の新たな整備計画案に採用された建築家として、一躍日本で有名になった。先月末に同氏は現地視察のため来伯しており、中前隆博在聖総領事とも面会したとか。「『素晴らしい建物にしたい』と意欲的な様子だった」という。現在は採用された計画案が盗作との疑惑を持たれ、会見で否定するなど目下話題の人物だ。彼が話題を振りまけば、ジャパンハウスにも関心が及ぶかも?
聖市で埼玉県人会等との交流も 埼玉県庁県民生活部の久保正美スポーツ局長を団長としたオリンピック・パラリンピック課職員一行が15日に来伯し、8月にオリンピックが開催されるリオデジャネイロ市の関係各所の視察を行った。併せて2020年の東京五輪では同県でバスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃の4種目が行われることを受け、ブラジル選手団のキャンプ地として同県を利用してもらおうとBOC(ブラジル・オリンピック委員会)やサンパウロ市内の各連盟で招致活動を展開した。また今回の来伯では、2018年に同県からの移民100周年に向け準備を進める県人会への激励、ブラジル日本商工会議所で同県企業や物産、技術の紹介も併せて行われた。 15日リオ市へ到着した一行は、リオ市の五輪運営担当部長のレオナルド・マーシアウ氏と会談。競技運営がどのように行われるかの確認、五輪に向けての準備の様子や、インフラ整備、「レガシー(遺産)」として何を残そうとしているのかなどが話し合われた。 会談を通じ大会ボランティアの組織の仕方や会場へのアクセス方法、レガシーについての意見は「とても参考になった」と久保団長は語り、また「大会前に市民を盛り上げる気運醸成はさすが。自分たちの考え方とほぼ変わらなかったので、それを確認できて良かった」と話した。 一行に同行しているJTB関東支社の小池律子氏によると、レオナルド運営担当部長は五輪に際し格段に整備されるインフラをレガシーとして考えているそうで、「(その中でも)公共交通機関を残すことが重要」と語ったという。また、カリオカアリーナで15日から17日にかけて行われたブラジル含め4カ国が参加した女子バスケットボールのテスト大会を見学。運営方法、ボランティアの仕事の様子、観客の入場の仕方、多言語対応などを視察した。 リオ市ではBOCも訪れ、東京五輪でのブラジル選手団のキャンプ地として埼玉県を利用してもらうよう招致活動を行った。久保団長は「実現するかどうかは分からないが」とした上で、「ある程度の手応えはあった。ブラジルのような大きな国が来てくれることに意味がある。キャンプ地としてだけでなく、県民との交流も図っていきたい。ブラジル選手団には日系人もいるだろうし、県民の中には私のように親戚がブラジルへ移住したという人もいるだろう。そういう意味でも他の国が来るのとブラジルが来るのでは大きく違う」と想いを語った。 18日には聖市へ移動し、午後6時半からリベルダーデ区のニッケイパレスホテルで埼玉県人会(尾崎眞次会長)主催の歓迎会に出席し、当地の同県出身者と交流を深めた。 翌19日はブラジル日本商工会議所と在サンパウロ日本国総領事館を午前中に訪問。午後からはパウリスタバスケットボール連盟、パウリスタ空手連盟の役員らと会談し、キャンプ地の招致活動を行った。 空手連盟のジョゼ・オリベイラ会長は「(空手は現在正式種目ではないが)正式種目に採用された際はぜひ、埼玉でキャンプを行いたい」と前向きな考えを述べた。 全行程を終え、清水雅之同課課長は「視察や招致活動が十分にでき、多くの関係者にも会え有意義な訪問となった。この視察を4年後に生かしたい。五輪に向け頑張っていきたい」と力強く語った。 サンパウロ新聞 2016年1月22日付
沖縄県宜野座村が主催する「第10次南米三カ国派遣青年研修」の参加者である新里俊文さん(26、宜野座村役場職員)と宮平幸信(25、大学生)さんが、小渡克昭ブラジル宜野座村人会連絡委員、比嘉クリスチーナ・キヨコ宜野座村研修OB、久志フラビオ・ユキオ同村人会会計らとあいさつに来社した。 両氏は昨年12月25日にアルゼンチン入り。今月4日まで滞在し、その後14日までペルーで研修を行った。 初めての南米について新里さんは「カルチャーショックだった」と語り、肉食中心の食生活に驚いたそうだ。また「日本文化や日本語学校が人気なことにびっくりした。こういうことは日本にいたら分からないこと」と宮平さんは南米の印象を挙げた。 ブラジルには15日の早朝に到着。滞伯中はカンピーナス市やイトゥー市、リオデジャネイロ市などで研修を行う。 宮平さんと小渡連絡委員は親戚同士で、ブラジルで初対面。宮平さんは「ブラジルには会ったことがない親戚がたくさんいる。彼らに会うのが楽しみ」と目を輝かせた。 新里さんは「観光も楽しみだが、交流事業で来ているので、当地のギノザンチュ(宜野座村の人)との交流が楽しみ。昔の宜野座村の話などをたくさん聞きたい」と意欲を見せた。 両氏は24日まで滞在し、その後、帰国の途に就く。 サンパウロ新聞 2016年1月20日付
具体的事業等は今後の話し合いで 日本の外務省は18日、昨年12月16日にサンパウロ(聖)市のジャパンハウス(仮称、以下JH)の創設・運営等業務について、株式会社電通と契約を締結したことを官報に公示した。その記者会見が同日午前10時から在聖日本国総領事館で行われ、事業体の主要構成及び現地事務局の主要人事やJHの場所をパウリスタ大通り(Av. Paulista, 52)のブラデスコ銀行系列の会社の建物を改築して使用することなどを発表した。建物は平成28年度末(2017年3月末)までに完成させる考えだ。 記者会見を行った中前隆博総領事によると、JHの目的は「これまで日本への関心が高くなかった人を含む幅広い層を対象に、親日・知日派の裾野を拡大していくこと」とし、従来の在外公館の一部ではなく、「民間の活力と地方の魅力をオールジャパンで発信していくこと」と強調。日本文化の発信とともに、カフェ、レストラン、アンテナショップなど商業施設の開設も行っていくという。 ロンドン、ロサンゼルス、サンパウロ3都市のJHの対外広報戦略費は平成27年度(2015年度)で36億円。平成28年度は3都市で42億円、サンパウロだけで28~30年度の3年間で25億円を要求しているそうだ。 今回の記者会見の発表では、JH事業体の全体統括は電通、設計・建設はブラジル戸田建設、設計デザイン監修は隈研吾(くま・けんご)建設都市設計事務所、不動産管理経営はBSP Empreendimentos Imobiliarios S.A、対外発信は電通ラテンアメリカ・プロパガンダ、事務局運営はスリアナ社となっている。 現地事務局の主要人事は、事務局長にスリアナ社代表取締役の平田アンジェラ多美子氏、企画局長にMAGNETOSCOPIO & MAG+ディレクターのマルセロ・ダンテス氏、PR局長にTotum Exelencia Editorialディレクターのネリー・カイシェッタ氏に決定した。 また、JHの場所はパウリスタ大通り52番地のブラデスコ銀行系列会社の2000平米の既存の建物を改築して使用するとし、2017年3月末までに完成させるという。 JHと日系社会との連携や具体的な事業については、今後の事務局や運営委員会の話し合いなどにより決定していくとし、中前総領事はサンパウロのJHが南米最大の都市で世界で最も大きい日系コミュニティーを持つ場所であるため、「日系人の存在を前提にするのは当然のこと」と説明。しかし、ブラジル日本文化福祉協会が現在建設を進めている同ビル地下の文化スペースや日伯文化連盟新施設の使用などを行っていくのかという本紙の質問に対しては、「日系社会とのコラボ(共同作業)はあり得る話だが、それは今後の話し合いの中で決められるべきもので、現在の時点で私が具体的な動きを言える立場ではない」とし、明言を避けた。...
ブラジル東京都友会(坂和三郎会長)主催の新年会が、31日正午からサンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパレスホテル(Rua Galvão Bueno 425)の中2階で開催される。 新年会は恒例の日本舞踊藤間流による祝賀の舞披露で始まり、その後、雑煮が参加者に振る舞われる。各種料理が用意され、カラオケや東京音頭を踊って新年を祝う。当日は在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事も参加する予定。 「東京都出身でなくても東京を愛する方なら誰でも歓迎です。ぜひご参加下さい」と坂和会長は呼びかけた。 参加費80レアル。午前11時半受付開始。問い合わせは同会事務局(電話11・3254・3540)まで。月曜日から金曜日の午前のみ。 サンパウロ新聞 2016年1月15日付
ニッケイ新聞 2016年1月16日 東京都友会(坂和三郎会長)の『新年祝賀会』が31日正午から、リベルダーデ区のニッケイパラセホテル(Rua Galvao Bueno, 425)で行なわれる。午前11時半から受付開始、会費80レアル。 創立51周年の祝賀を兼ね開催される。昼食とカラオケで親睦を深めるほか、藤間流日本舞踊学校の友情出演もある。 案内に来社した坂和会長は、「東京を愛する方ならば誰でも参加下さい。五輪で来伯予定の舛添要一知事を歓迎する場合に備え、結束を固めましょう」と呼びかけた。 問い合わせは事務局(11・3254・3540/平日午前)まで。
ニッケイ新聞 2016年1月9日 2016年の各県人会関係の式典は、ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の50周年を筆頭に、茨城、新潟、島根、宮崎、沖縄の5県人会が開催するのみ。10団体を超える団体が式典を催した昨年と比較しては少な目といえそうだ。ただし、県連には多数の「記念事業」を行なう構想があり、各県人会も式典に向け、母県との連絡を密にしはじめている。 県連は9月18日に「50周年記念式典」を開催する予定だ。来賓として日本の政治家を招くことが検討されている。式典では、これまでの功労者表彰等を行なう。 「日本祭り(7月8~10日)」を記念事業として開催し、半世紀の歴史を振り返る写真展を行なう予定。また同祭りとは別に「記念講演会」を主催する案も理事会では出ており、記念誌の出版も検討中だという。 茨城県人会(小林操会長)は「創立55周年記念式典」を執り行う。日程や場所は未定。橋本昌知事が来伯すれば、45周年以来10年ぶり。前回は県人の多いグァタパラ移住地も訪問した。昨年「東日本大豪雨」の被災地に対し4万レの義援金を送り、母県への思いを示していた。小林会長は知事に対し「必ず来ていただきたい」と強く期待している。 新潟県人会(南雲良治会長)は「創立60周年記念式典」を宮城県人会で7月17日に行なう予定だ。泉田裕彦知事が来伯すれば10年ぶり。昨年4月に「60周年に向けて」と一世の南雲会長が再就任し、訪日して県庁への挨拶を行なうなど準備を始めている。 島根県人会(村上光明会長)は「創立60周年記念式典」を10月23日に開催予定だが、場所や詳細はまだ検討中だ。 宮崎文化援護協会(高橋久子会長)は、「留学生50周年記念式典」を10月23日に宮城県人会で開催する。開始50年を迎える県費留学生度に加えて、技術・農業研修制度のOB・OGを合わせて約250人から参加者が集まるほか、留学先の大学関係者、県庁の農政水産部等へ招待状を出している。高橋会長は「この式典を機に、留学OBが中心の青年部に勢いをつけてもらい、県人会を引っ張るようになって欲しい」と期待している。 沖縄県人会(島袋栄喜会長)は「創立90周年記念式典」を9月4日に県人会本部で開催し、知事や県議長ら大訪問団を招いた盛大な式典を予定している。記念行事も検討中だ。14年末に就任した翁長雄志知事は那覇市長時代の08年移民百周年、13年聖州サンビセンテとの姉妹都市提携35周年、14年カンポ・グランデ百周年各式典のために訪伯した。 今年10月26~30日にかけて、5年の一度の祭典「第6回世界のウチナーンチュ大会」が那覇で開催されることもあり、相乗効果でさらなる盛り上がりが期待されそうだ。また同会ヴィラ・カロン支部(上原テーリオ会長)も「創立60周年記念式典」も別日に開催予定。
