ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)は、9月度代表者会議を9月24日午後4時からサンパウロ市リベルダーデ区の文協ビル5階の県連会議室で開いた。 冒頭のあいさつで本橋会長は「来年に向かって、今後も進んで行きたい」と話し、意気込みを表した。 続いて、9月20日に行われた県連主催の第9回弁論大会の優勝者、本田稔さん(21、3世)による弁論発表が行われた。本田さんが「私のルーツ」と題し、自身の体験を通じたスピーチを堂々と発表すると、会員らは拍手喝采(かっさい)し、日本語能力の高さと内容の充実度に感心していた。本田さんは同大会で日本への往復航空券を贈呈された。また、県連によると「今年は参加者の弁論内容のレベルが高く、審査に1時間を要した」という。 各種報告に続いて、来年の第19回日本祭りについての話し合いが行われた。県連は「第18回日本祭りでは、4万レアルの利益が出た。引き続き会計を細かく見ていく必要があるが、おそらく来年も厳しくなると思う」と発表した。 サンパウロ新聞 2015年10月8日付
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ニッケイ新聞 2015年10月8日 ブラジル富山県人会(市川利雄会長)の『創立55周年式典』(後日本紙7面掲載)に駆けつけた杉本正団長以下訪問団一行は、『富山県とサンパウロ州との友好提携30周年事業』『サンパウロ大学日本語・日本文学専攻学生に対する奨学金制度認定証交付式』に出席。州県のこれまでの友好関係を確認し、さらなる強化へ向けた一歩を踏み出した。 一行は聖州社会開発局を訪問し、州政府関係者等100人が見守る中、友好提携30周年事業に臨んだ。州県の代表として、フロリアーノ・ペザーロ同局長と、荒木勝公営企業管理者が友好関係の推進を確認する書面を交わした。 野村アウレリオ聖市議を交えた懇談会も行われ、荒木氏は県費留学等これまでの交流の歴史を確認し、さらに今後「日本文化、薬用植物、環境の3分野で教官や研究員の来日を通した人的交流」を提案した。 一方、ペザーロ局長は「富山型デイサービス」という富山県独自の福祉サービスへ関心を示した。 また、友好提携の一環として行われてきたサンパウロ大学(USP)における同県からの奨学金制度を受給する5人の学生たちへ認定状交付のため、同キャンパスを訪れた。学生たちは日本語で制度への感謝と自身の研究内容を発表した。 同制度は95年より日系、非日系に関わらず、日本文学・文化を研究する学生を対象に、これまで約100人が受給してきた。 さらにイビラプエラ公園の日本人移民先没者慰霊碑を参拝。県連・本橋幹久会長からの歴史的な説明を受けた上で、黙祷を捧げた。 本紙の取材に対して杉本団長は、「富山県人が誠実、勤勉、感謝の気持ちを持って、ブラジル社会に貢献してきたことを実感した。我々も小さなことかもしれないが、県が助成する奨学金・留学の制度も継続させ、交流を進めていかなければならない」と決意を新たにした。 富山県・聖州の相互交流史 聖州と富山県との友好提携は1985年7月18日に当時の中沖豊、アンドレー・モントロ両知事によって締結。技術研修生やサッカー指導者の派遣など、数多くの交流事業が行われてきた。 更に都市間でも74年には高岡市とミランドポリス市が姉妹都市関係を締結。ジュニア親善大使の交換ホームステイやミランドポリスの高岡日本語学校への教師の派遣を実施。 79年には富山市とモジ・ダス・クルーゼス市が姉妹都市。市長相互の訪問や富山市から衣類や野球道具の寄贈も行われている。“友好の架け橋”に期待=富山県知事 石井隆一 石井隆一知事 ブラジル富山県人会は1960年の発足以来、県人会相互の親睦活動や生活の安定向上の取り組みを積極的に進め、経済社会の発展に大きく貢献され、富山県とサンパウロ州との交流・協力事業に多大な力添えを頂いております。 本県と南米諸国は、県人会の皆様やサンパウロ州政府と友好提携をもとに交流・協力を積み重ねており、これまで県費留学生・海外技術研修員の受入れや、サンパウロ第3アリアンサ地区への日本語教師派遣、サンパウロ大学学生への奨学金の交付など、様々な事業を実施しております。 富山県人の皆様のおかげで、私たちにとってブラジルは「遠くて近い国」であると感じることができます。...
ブラジル兵庫県人会(松下瞳マルリ会長)は、毎年恒例のピクニックを25日に実施する。 行き先はサンパウロ(聖)州グァラレマ市のHotel Fazenda Pintado na Brasa。当日は午前6時45分に聖市リベルダーデ区の県人会前(Rua da Glória, 332)に集合し、同7時に出発。午後7時までに同地に戻る予定。 参加費は、会員60レアル(75歳以上、5歳未満は無料)、非会員は80レアルで朝食、昼食、午後のおやつ、プール、市内観光付き。 申し込みは、20日までに県人会(電話11・3207・0025、メールbrhyogoken@gmail.com)まで連絡のこと。 サンパウロ新聞 2015年10月8日付
ブラジル岐阜県人会(山田彦次会長)主催の交流ピクニックが、25日に実施される。 今回は、サンパウロ(聖)州イトゥー市の中心街と郊外のチョコレート農園へ日帰り観光を行う。 当日は聖市リベルダーデ区の同県人会事務所前(Rua da Glória, 279)から午前7時30分に貸し切りバスが出発し、午後6時ごろ戻る予定。 参加費は、会員一人100レアル(バス代、昼食代込み)、一般120レアル。申し込み期限は16日まで。 連絡先及び問い合わせは、岐阜県人会事務局(電話11・3209・8073か、3208・4207)まで。 サンパウロ新聞 2015年10月8日付
母県から34人の慶祝団が来伯出席 ブラジル富山県人会(市川利雄会長)創立55周年記念式典が、4日午前10時からサンパウロ(聖)市リベルダーデ区の宮城県人会館で開催された。母県富山からは34人の慶祝団(杉本正団長)が訪伯し、記念の一日を共に祝った。富山県民のブラジル移住の歴史は1910年に3家族10人が渡伯したことから始まる。その後、27年にミランドポリス市第3アリアンサに「富山村」を設立するなど、同郷移民たちが団結してブラジルに根をおろしてきた。同村では母県から日本語教師を招聘し、現在も日本語教育などの文化の継承を熱心に行っている。同県人会は60年に創立。聖州と富山市の友好提携、サンパウロ大学日本語学科への奨学金制度設立などの歴史的行事の背景がある中、母県とブラジルの懸け橋となり今日まで発展して来た。 式典は午前10時から同県人会副会長の前田進氏の開会の辞で始まり、続いて先亡者へ黙とう、日伯両国歌が斉唱された。 当日は在聖日本国総領事館の中前隆博総領事、呉屋春美ブラジル日本文化福祉協会会長、本橋幹久ブラジル日本都道府県人会連合会会長、羽藤ジョージ聖州議員ら9人の来賓が出席した。 市川会長はあいさつで「ブラジルと富山県は105年の歴史がある。慶祝団の皆さんが式典に華を添えてくれた。一緒にお祝いできることが何よりの幸せ」と喜んだ。 慶祝団副団長で富山知事代理の荒木勝氏は「ブラジルと日本は互いに地球の反対側に位置するが、富山県人の皆様のお陰で私たちにとっては、まさに『遠くて近い国』に感じられる」と石井隆一県知事のあいさつを代読した。 羽藤ジョージ聖州議は「30年前に連邦議員だった兄(マリオ氏)と聖州と富山市の友好提携に2人で奔走したのを覚えている」と述べ、「富山の皆さん、もっとブラジルに来て聖市の発展に協力して下さい」と話し笑いを誘った。 その後、高齢者表彰と記念品交換などが行われ、菅沢裕明県議の中締めで式典は終了。ステージ上で鏡割りとケーキカットが行われ、乾杯後、来場者たちは昼食を楽しんだ。 日系2世のアルゼンチン人で祖父が富山出身という森山ミリアンさんは「今月からブラジルに住んでいる。アルゼンチンの富山県人会は規模が小さいが、ブラジルは会の規模も大きく、式典も盛大」と感激した様子だった。 午後からはアトラクションが行われ、ソロカバから来たシンレイ・ヨシアキ、マユミ親娘がそれぞれ美空ひばりやチェッカーズなどの日本の曲を歌唱し、会場を沸かせた。 また「日本で一番民謡が上手いと言われている」竹氏修氏と北日本民謡舞踊連合会が、富山の「帆柱起し音頭」をはじめ、全国各地の民謡を披露。林晴夫氏の奏でる胡弓の音色が1世移民らの郷愁を誘った。最後は「越中おわら節」を来場者が輪になって踊り、「越中魂」がブラジルでも健在であることを見せつけた。 来場者が踊る様子を見ていた草島嘉代子さんは「若い頃はよく盆踊りでこの曲を踊った。おわら節を聴くと懐かしくて涙が出てしまう」と目元に涙をにじませた。 続いて杉本正慶祝団団長が作詞し、富山名物を歌詞に忍ばせた「富山甚句」を来場者と合唱。「あーどすこい、どすこい」の掛け声が会場に響き渡った。 親戚と式典に訪れていた北林寛之、和江夫妻は「素晴らしい式典だった。一緒に踊ったり、今日は本当に楽しい。母県から多くの人が来てくれて嬉しい」と満面の笑みを見せていた。 サンパウロ新聞 2015年10月7日付
富山県人会創立55周年記念式典慶祝団には北日本民謡舞踊連合会のメンバー6人が随行し、訪れた各所で演奏を披露した。他県のものとは一線を画す民謡の様式はどの会場でも大きな拍手で称えられ、富山民謡の魅力を印象付けた。 民謡の歌唱を担当する竹氏(たけうじ)修さんは、日本民謡協会から認定されている「民謡名人位」を持つ。日本全国でもわずか5人しかいない名人の一人で、その歌は「民謡の至宝」といわれる。富山県移民の慰問で初めてブラジルを訪れ、「民謡を聴いて高齢者の人が泣いて喜んでくれると『よし、また来よう』と思った」と話し、今回で7回目の来伯となった。「腹から声が出ていれば、今日(4日の式典)のように人に訴えかける。それができて初めて名人になる」と歌の極意を聞かせてくれた。 富山民謡で多用される胡弓を演奏するのは林晴夫さん。演奏者として50年の経歴を誇り、今までに中国、台湾、オーストラリアなどでの演奏経験がある。「日本では静かな民謡が好まれるが、ブラジルは賑やかな曲が好まれる」と分析。「胡弓が富山の民謡の特徴。寂しげな音だが、きれいな音で魅力的。どうしたらきれいな音色が出せるかがすごく重要」とプロ意識をにじませた。 同団は富山県の五箇山地方の民謡「こきりこ節」、山形県の「真室川音頭」、福岡県の民謡「黒田節」など各地の幅広い民謡を取り上げている。サンパウロ州滞在初日は第3アリアンサ富山村でも公演を行った。「歓迎も熱烈で、帰りも雨が降る中を見送ってくれた。泣いてる人もいて、『待ってましたよ』という言葉がすごく心に響いた」と三味線を担当する森正雄さんは感動の面持ちだった。 民謡団で舞踊を担当している後藤しみ子さんは「富山は民謡が盛んで、2歳半から始める子もいる。来伯は2回目。民謡でブラジルの人を元気づけたかった。来れて本当に良かった」と語り、「同郷の人がいると親近感をすごく感じる」と話していた。 サンパウロ新聞 2015年10月7日付
ブラジル宮城県人会(中沢宏一会長)主催の第42回敬老祝賀会の日程が、当初の10日から17日に変更されることになった。 中沢会長によると、パラナ州ローランジャでの布教のため1959年から70年まで同地に移住した仙台市洞林寺前住職の故吉田道彦氏の夫人であるふくこさんと孫の彦英さん(僧侶)が現在、ローランジャ仏心寺55周年記念で来伯しており、当初は10日の敬老祝賀会に出席する予定だったという。しかし、両氏は当日、石巻若宮丸漂流民が日本人としてブラジルに初上陸したサンタ・カタリーナ州フロリアノポリスを含めた視察日程と重なるため、両氏の帰国前の17日に法要と敬老祝賀会を行うように変更したとして、中沢会長は会員ら出席者への理解を求めている。 17日は、午前9時半から佐藤裕香USP教授による健康診断(血糖と血圧測定)をはじめ、午後0時半に昼食、午後1時半に吉田彦英導師による先亡者慰霊法要と会館建設10周年記念法事の後、午後2時から敬老祝賀会が行われる。 また当日は恒例の青葉祭りも午前7時から開催される。 問い合わせは同県人会(電話11・3209・3265)まで。 サンパウロ新聞 2015年10月7日付
ニッケイ新聞 2015年10月7日 6月10日から会館の改修工事を行っていたブラジル秋田県人会(川合昭会長)は9月21日、無事に全てを終えた。築27年の同会館は、建物への落書きや内壁の劣化が問題となっていたため、特別に母県から2200万円の支援を受けて総工費60万レアルをかけた全面改修工事を行い、会館は新築同様の姿に蘇った。 「二、三世から県人会への尊敬が増した」。会館改修で生じた、思わぬ副次効果に秋田県人会川合昭会長はそう喜ぶ。日伯ともに厳しいこのご時勢の中、結果的に2200万円もの援助を母県から引き出した。 改修計画が立ち上がった2年前、母県へは外内壁修繕のための400万円の支援を要請しただけだった。しかし川合会長訪日の際、佐竹敬久県知事に理を尽くして援助要請を行ったところ、日を置いて、県から1700万円、市町村から500万円、あわせて2200万円の援助の申し出があった。 「協力は得られると思っていたが、まさかこれほどとは」と川合会長は当時の驚きを語る。長年の交流事業で培った絆が、具体的な援助となって現れた形だ。 改修中に下水管から漏れ出した水が内壁を浸食していることが発覚。倒壊の危険性もあることから、当初の計画よりも工事規模を拡大した。その後も、収納スペースの増大や荷物搬入路の増設、応接間の仕切り壁を取り払いなど、会員からの改善要望も取り込んで工事規模を拡大した結果、全面改修となった。 総工費は60万レアルに及び、約15万レを県人会が負担した。今回の工事を担当したホス建設の前身であるブラジル清水建設が、27年前に同会館の建設を行った。そうした経緯から、同建設会社は費用面で少なからぬ協力をしてくれ、川合会長の口からはしきりに感謝の言葉がもれた。 新装相成った会館を前に、「これでもう30年は心配ない」と改修の出来に胸を張る川合会長。同県人会は今年で創立55周年を迎え、10月25日には、佐竹知事らを招いて記念式典を行う。前日には落成式も予定しており、「多くの人に立派になった会館を見てもらいたい」と語った。
ブラジル宮城県人会(中沢宏一会長)は「七夕短冊焚き上げ祭」を12日、アチバイア市タンケ区の中沢スポーツ教育センターで開催する。 当日はサンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会(Rua Fagundes,152)をバスで午前8時に出発し、帰りは午後5時に同県人会前で解散する予定。また、東日本大震災支援のための「茶色の綿の苗」と「モリンガ栽培」も視察可能。 案内に来社した中沢会長は「宮城県人会では願い事を記した短冊を『七夕短冊焚き上げ祭』として神式で毎年執り行ってきた。個人でも団体でも希望者は、短冊をご持参の上で参加し、それぞれ成就を祈願してもらいたい」と呼び掛けた。 参加費30レアル(バス・昼食代込み)。問い合わせは、同県人会(電話11・3209・3265)まで。 サンパウロ新聞 2015年10月6日付
ニッケイ新聞 2015年10月6日 宮城県人会(中沢宏一会長)の敬老祝賀会が17日、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行なわれる。ローランジャ仏心寺の建立55周年のため当地を訪れる創立者、故吉田道彦さんの妻ふくこさんと孫の彦英さん来聖に合わせ、10日から変更となった。 午前中は青葉祭りとの併催で、9時半から健康診断会を設ける。昼食をはさみ式典へ。午後1時半から彦英さんによる仏式法要、午後2時から祝賀会を行なう。会館建設10周年も同時に祝う。 問い合わせは同県人会(11・3209・3265)まで。
ニッケイ新聞 2015年10月2日 宮城県人会(中沢宏一会長)は、短冊の焚き上げ祭りを、12日に聖州アチバイア市の中沢スポーツ教育センター(Rod. Fernao Dias, km 32, Tanque)で開催する。 午前8時に同県人会館(Rua Fagundes, 152 Liberdade)からバスが出る。バス、昼食代込みで参加費30レ。 七夕に記された願い事の成就を祈念するため、7月のサンタカタリーナ日本祭り、県連日本祭りのJICA七夕コーナーなどの短冊を焚き上げる。 個人、団体を問わず短冊の持参を呼びかけており、県人会宛てに郵送も可。 問い合わせは同県人会(11・3209・3265)まで。
ニッケイ新聞 2015年10月2日 日伯外交樹立120周年を記念して秋篠宮文仁親王ご夫妻が来伯される予定との報道がNHKで5月にあり、日伯修好通商条約締結日の11月5日に向けて、当地でもあちこちで話題が盛り上がりつつある。 秋篠宮殿下のご来伯、着聖が、今月28日ではないかとの内定情報が聖市の日系団体に流れている。ブラジル日本文化福祉協会など日系主要団体が中心となり、「皇太子殿下御来伯記念講堂」(通称「大講堂」)で歓迎会を開催し、広く一般からも1200人の参加を受け付けたいとの構想もでている模様。 1日に来社した呉屋春美文協会長によれば、5団体で入場整理券を分配する案があり、来週中には正式に決めて発表したいとしている。 歓迎会では秋篠宮殿下の挨拶をお願いするほか、「日伯外交120周年」をテーマにした日語校生徒のスピーチも考えられている。 また同文協ビルでは5団体代表、日系議員等、日系リーダーとの懇談会や移民史料館の視察等が行われる予定のようだ。 文協訪問前には、イビラプエラ公園で恒例の慰霊碑ご参拝や日本館ご訪問、サンタクルース病院へも立ち寄られる可能性があるという。 皇室のご来伯としては百周年2008年6月の皇太子殿下、同年9月の高円宮久子さま以来となる。秋篠宮殿下ご本人としては移民80周年(88年)以来の27年ぶり。 南米において秋篠宮殿下は、98年には同妃紀子さま同行で日亜修好100周年に、2006年にはパラグアイ日本移民移住70周年に、14年1月から2月に日本ペルー外交関係樹立140周年などにもご出席されている。
ニッケイ新聞 2015年9月29日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)とブラジル日本語センター(板垣勝秀理事長)は20日、聖市のブラジル広島文化センターで『第36回スピーチコンテスト』『第9回弁論大会』を開催した。弁論大会はタボン学園(聖州タボン・ダ・セーラ市)の本田稔さんが1位となり、副賞の日本往復航空券を獲得。同学園から2年連続で優勝者が誕生した。 スピーチコンテストA、Bと弁論の部の全3カテゴリーに計32人が出場し、父兄ら150人以上が駆けつけ声援を送った。スピコンBは日本語能力試験N3程度が対象で、和太鼓グループでの体験談や自身が訪日した話題などをテーマに8人が出場した。 非日系のマルコ・アントニオさん(20)は大の戦隊モノ好きとあって『スーパーヒーロー』をテーマに設定。「ウルトラマンや仮面ライダーは僕の憧れ。ブラジルでは人形が高いので、秋葉原に行って安く買いたい」などと笑顔で話した。 スピコンAは同試験N2程度以上を対象とし8人が出場。原爆投下70年となる今年、飛瀬マリアさん(18、四世)は「歴史から未来へ」をテーマにし、原民喜の名詩『コレガ人間ナノデス』の一節を読み上げ、「原爆の恐ろしさを未来に伝えなければ」と語り見事優勝に輝いた。 聖州リベイロン・プレット生まれで、幼少期はバストスの日語校で学び、現在は聖市のアリアンサに通う。「間違えた部分もあってスムーズに話せなかった」と悔やみつつも栄冠を喜んだ。 『私のルーツ』がテーマの弁論大会には16人出場。帰伯子弟も混じり高レベルな争いだった。日本で教育を受けた堀田亮二さんが2位、当地学習者の川原明さんが3位となり、「白ご飯こそ私の原点。フェイジョンと一緒に食べると文化の融合を実感する」などと語った。 そんな中、タボン学園で学ぶ本田稔さん(21、三世)が、「祖母の教えである〃もったいない精神〃が染み付いている。おかげで私の部屋には必要のないものばかり」と笑いを誘って1位に輝いた。 「発表前はドキドキだった。緊張して80パーセントほどの出来だったため、まさか優勝できるとは」と喜んだ。副賞の日本往復券を手にし、3回目の訪日に胸を膨らませた。家族も応援に駆けつけ、母の留美さん(49、二世)は「優勝するなんて驚き」と喜びの声を挙げた。 昨年の滝浪磨輝さんに続き、同学園は2年連続で優勝者を輩出。教師歴25年の大野宏江さん(69、京都)は「部門をまたげば4年連続で優勝者を出したのでは。生徒には日常から日本語を使うように意識付けしている」と好成績を残す秘訣を語った。 審査委員長を務めた日語教師の志村マルガレッチさんは「非常に僅差で順位のつけづらい大会だった。帰伯子弟とコロニア学習者で差が詰まっている」と称え、「情景が伝わるよう豊かな表現を多用してさらなる向上を」と総括した。 成績上位は次の通り(順に1~3位、敬称略)。【弁論の部】本田稔、堀田亮二、川原明 【スピーチコンテストA】飛瀬マリア、大場亜由美、中原一男 【同B】横飛秀男、西川ゆかり、広瀬清幸 □関連コラム□大耳小耳 タボン学園の活躍が印象的だったスピコン&弁論大会だが、他にもスザノ、ピラール・ド・スール勢もかなり目立っていた。またコロニア・ピニャール(福井村)は6人の出場者を送り出し、地元からの応援団約30人に、福井県人会の西川修治会長らが声援を送る熱狂振りを見せた。同地の太鼓グループ「飛翔太鼓」は第12回ブラジル太鼓フェスティバル(7月、聖州サンベルナルド市)のジュニア部門で優勝しており、その勢いもあってか、なんと半数の3人が表彰台に上がった。太鼓やヨサコイソーランを一生懸命取り組むところは、実は日本語教育にも熱心?!
ブラジル栃木県人会は蓮實哲夫(はすみてつお)さんについての情報を求めている。蓮實哲夫さんは、1922年11月28日サンパウロ州ノロエステ線ビリグイ生まれ。心当たりのある人は栃木県人会(電話11・5549・6572)まで。 【説明補足】父親・蓮實録壽(ろくじゅ)さんは、ブラジル移住後の35年3月に死亡。弟・蓮實敏明さんは27年11月22日ビリグイ出身。母親・蓮實トクさんは71年5月7日にパラナ州リホボン市で死亡し、敏明さんがサンパウロ日本国総領事館に死亡届を提出している。 2015年9月30日付
ジャパンハウス・サンパウロの第1回運営委員会が、22日午後0時半から在サンパウロ日本国総領事公邸で行われ、同委員長には中前隆博在サンパウロ日本国総領事が就任した。 今回の会合には日本の外務省から薗浦健太郎外務大臣政務官が来伯参加。委員会冒頭で薗浦政務官から運営委員会メンバーに委嘱状が授与され、ロベルト・ロドリゲス元伯国農務大臣が代表して受け取った。 薗浦政務官は「ジャパンハウスで仕事をするために外務省に来た。ジャパンハウスの目的は日本を知ってもらうこと。日本側とブラジル側の意志をいかに調和させるか。皆さんの意見を生かしつつ、総合プロデューサーと相談して作っていきたい」とメンバーにあいさつした。 委員会後、薗浦政務官が「今回のブラジル滞在は5時間。委員会への出席が目的。錚々(そうそう)たるメンバーが集まった会議に参加できて嬉しい」と報道陣にあいさつし、5分間の質疑応答に答えた。 質疑応答の中で対外広報戦略費として500億円を見込んでおり、ジャパンハウスには36億円が使われることや、ロンドン(英国)、ロサンゼルス(米国)、サンパウロのジャパンハウスは平成28年度中の開館を目指していること、場所に関しては今後候補地の中から決めていきたいと述べた。 ジャパンハウスと日系社会の関わりについては、日本の都道府県の代表者とブラジルの県人会代表者が交流できるような場所にしたいと話した。 運営委員会メンバーは次の通り。 青木智栄子ブルーツリー・ホテルズグループ社長。カイオ・ルイス・シベラ・デ・カルバーリョBand Arte1テレビ社長。呉屋春美ブラジル日本文化福祉協会会長。村田俊典ブラジル日本商工会議所会頭。ジョアン・グランディーノ・ローダス元サンパウロ大学学長。ロベルト・ロドリゲス元農務大臣、渡部和夫元サンパウロ州高裁判事、ジーコ元サッカー日本代表監督。 2015年9月25日付
ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)とブラジル日本語センター(板垣勝秀理事長)主催の「第36回サンパウロスピーチコンテスト」と「第9回弁論大会」が20日、サンパウロ市リベルダーデ区のブラジル広島文化センターで開催された。 コンテスト開始に先がけ板垣理事長があいさつし「本番を前に逃げ出したい人も、もう逃げられません。精一杯頑張って下さい」と出場者を励ました。スピーチコンテストはBとAの2クラスに分かれ、2部合わせて16人が出場。テーマは自由になっており、それぞれが自分の思いを述べた。 Bクラスで優勝した横飛秀男さんは、歴史でしか知らなかった原爆をレジストロ平和灯籠流しに参加したことで身近に感じたと話し、「この悲惨さを伝えていかなければならない」と締めくくった。 Aクラスで優勝した飛瀬マリア・ジュニアさんは助け合いの精神を原爆展を通じ学んだと言い、「ブラジルも日本から学んでいこう」と伝えた。 弁論大会は「私のルーツ」をテーマとし、16人が出場した。1位に輝いたのは本田稔さん(21、3世)。「自分のルーツを忘れず、日系人として日本文化を世界に広めたい」と述べた。審査発表で自分の名前が呼ばれた時は信じられない様子で「ドキドキがおさまらない。3歳から日本語を勉強している。日本には今まで3回行っているが、いつ行っても飽きないのは京都。また行きたい」と優勝者が行ける日本への研修旅行に胸を高鳴らせた。 結果と各人のテーマは次の通り(敬称略)。 【Bクラス】1位=横飛秀男「70年前の痛み、そしてこれから…」。2位=西川ゆかりガブリエラ「忘れない夜空」。3位=広瀬清幸「はじめての体けん」。 【Aクラス】1位=飛瀬マリア・ジュニア「歴史から未来へ」。2位=大場ブルーナ亜由美「いじめにあって」。3位=中原デルソン一男「選択とその結果から学んだこと」。 【弁論の部】1位=本田稔。2位=堀田亮二。3位=川原明。 2015年9月24日付
ニッケイ新聞 2015年9月24日 日本政府が2016年度内の開設を目指す広報文化施設「ジャパン・ハウス(仮称、以下JH)」の第1回運営委員会が22日午後、在聖総領事公邸で行なわれた。委員はサッカー元日本代表監督のジーコ氏ら9人。会合に出席した外務大臣政務官の薗浦健太郎衆議院議員は、「日系社会と連携したブラジルならではの施設にしたい」などと狙いを語った。 運営委員は以下9人。青木智栄子(ブルーツリーホテルズ社長)、カイオ・ルイス・デ・カルヴァーリョ(テレビ局バンジアルテ1社長/元観光大臣)、呉屋春美(文協会長)、村田俊典(伯日商工会議所会頭)、ジョアン・グランディーノ・ローダス(元サンパウロ州総合大学長)、ロベルト・ロドリゲス(元農務大臣)、渡部和夫(元聖州高裁判事)、ジーコ(サッカー元日本代表監督、当日欠席)、中前隆博(在聖総領事)各氏。 在聖総領事館が人選、委員長は中前総領事が務め、年4回開催する。今年1月、現地視察に訪れた薗浦政務官が日本政府を代表し委嘱状を手渡した。報道陣に公開された会冒頭には、「日伯双方の需要をマッチングさせる運営委員会はJHの生命線。何をすれば人が集るか話し合っていきたい」とあいさつ。委員会の重要性を説明した。 会合を終え同政務官が取材に応じ、「プロジェクト始動に立ち会えたことを嬉しく思う。そうそうたるメンバーから様々な意見頂いた」と所感を述べた。『日本の歴史や最先端技術を紹介してほしい』などの意見が挙がったらしく、「16年度内の開設に全力を尽くす」と話した。 開設地については「いくつか候補地がある。現地と相談、審査を経て良い物件を決めていく」。予算規模は英ロンドン、米ロサンゼルス3館合わせ36億円(コンテンツ含む)とした。 さらに「ブラジルではもちろん、日系社会との連携が重要」と強調。日本で取り組む地方創生を引き合いに、「例えば各県の代表団が訪伯しJHで物産展を開催しするなど、県人会や日系団体と連携しイベントを開催して頂きたい。県の売り込みになり、ブラジル側にとっても出身県関係者と交流機会を密にできる」などと具体案を示した。4日付け官報では、サンパウロの事業主は広告代理店の電通に決まったと発表、正式契約に向けた手続き中とのこと。 □大耳小耳□関連コラム JH運営委員会の陣容は元大臣、元学長、元代表監督ら立派な「元」が目立つのと、いかにもブラジル社会向けの人材揃いという印象が強い。一見コロニアの代表に見える文協会長も元聖州税務局幹部職員だし、渡部和夫さんも元州高等裁判事という自己認識が強い面々。いわゆる「コロニア生え抜き」的人材が皆無なのが人選の特徴か。花火大会もそうだったが、いくらテレビや新聞でブラジル社会に懸命にPRしても、日系社会に響くとは限らない。「日系社会と連携を」と本気で言うなら、外務省主導で立派過ぎて空回りしないように、コロニア生え抜きの人材や組織も入れてみたら?◎JHは日本国外3都市に設置される。22日の聖市運営委員初会合に先立ち、ロンドンでは現地時間7日、ロサンゼルスでは同21日に各運営委員会が行なわれた。薗浦健太郎外務大臣政務官は3館全てに出席しており、ロスでの会合を終えた足でサンパウロへ。当地滞在はなんとたったの5時間だったそうだ(本人談)。同氏はツイッターで〃0泊5日〃という今回の強行日程を紹介。コロニア行事の視察などもできれば最良だが、そんな時間もなかったようだ。
ニッケイ新聞 2015年9月24日 記録的な豪雨に見舞われ大被害が出た茨城県常総市への募金活動を、同県人会(小林操会長)が開始した。同市には約4千人の外国人が居住し、その大半がブラジル人と報道されている。 小林会長は「会員の中でも、親戚の家屋や知人経営のブラジル料理店が被害にあった人も出ており、募金活動を求める声が数多く上がった」ことから始められたという。 10月末まで募金を受け付け、11月に「ふるさとリーダー交流事業」で訪日する2人が、募金者の名前記入の上、県庁へ直接届ける予定だ。 会員で募金発起人の一人、グァタパラ在住の林良雄さん(64、鉾田市)は、義姉の実家が浸水の被害にあった。「声をかけた近隣の県人16人全員が見舞金に賛同してくれた。苦しんでいる人達を少しでも助けたい」との気持ちだ。 来社した小林会長と黒沢儀人副会長も「金額や出身県は関係ない。復興を願う我々の気持ちを少しでも被災地へ届けたい。ご協力をお願いしたい」と訴えた。 募金に賛同する人は同県人会まで、電話/メール(11・3209・8515/mk@fremar.com.br)で名前と金額を連絡し、振込み方法等の指示を受けること。また同会館(Rua Bueno de Andrade, 756, Aclimação)では事務局員の八巻さんが午前9時半から午後4時頃まで直接受け付ける。
九州・沖縄8県人会の共催による「第11回九州ブロック親睦芸能祭」が、27日午前9時半からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の熊本県人会館(Rua Guimarães Passos,142)で開催される。案内のため、長崎県人会の栗崎邦彦会長、鹿児島県会の松村滋樹会長、佐賀県人会の西山実会長が来社した。同祭は各県人会が持ち回りで運営にあたって隔年で開催しており、今年は長崎県人会の担当となっている。当日は各県人会が40分ずつの持ち時間で踊りや芝居、コーラスやカラオケを披露する。歌手の中平マリコさん含めて全体で約240人が出演するほか、15レアル程度で弁当も販売される。栗崎会長は「特に、踊りが好きな方はぜひ見に来てください。中平さんの新曲『イペー音頭』に合わせた健康表現体操の新しい踊りもお楽しみいただけます」と来場を呼び掛けた。入場無料。問い合わせは栗崎会長(電話11・98326・8410)まで。 2015年9月23日付
先日、日本で発生した大豪雨では鬼怒川が決壊するなど栃木県、茨城県を中心に甚大な被害が出た。これを受け、ブラジル茨城県人会(小林操会長)では水害の見舞金を募り、母県に送金することを決めた。被害の大きかった茨城県常総市には県内最大となる約2000人のブラジル人が住居を構え生活しており、すっかり地元に定着している。被害の大きさを知った県人会員から「少しでも支援したい」という電話が同県人会に多く寄せられ、募金活動を展開することが決定したという。募金は10月いっぱい受け付ける。集まった見舞金は募金者一人一人の名前を記入し、リーダー交流事業で11月に訪日する2人の研修員が県庁へ届ける。来社した小林会長と黒沢儀人第1副会長は「こちらの気持ちが伝われば、復興への勇気になるはず。一人でも多くの人に協力していただけたら幸いです」と呼びかけた。募金希望者は同県人会事務局(電話11・3209・8515)の八巻氏か、小林会長(mk@fremar.com.br)まで名前と募金額を連絡のこと。 2015年9月22日付
