06/03/2026

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ニッケイ新聞 2016年9月6日  ブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)は、前身である球陽協会創立から90年の節目を迎え、ジアデマ市沖縄文化センターに500人余りが集まり、記念祝典を盛大に行なった。母県からは県庁県議会及び各市町村からの慶祝団55人ほか、亜国やボリビアの沖縄県人会からも県系人が駆けつけ、世界のウチナーンチュ(沖縄人)が一堂に会した。脈々と受継がれてきた伝統芸能を、次世代を担う若者が力強く披露し、日系人口の約1割を占める「マンモス県人」の力を内外に示した。  式典で挨拶に立った島袋会長は、「創設から戦後の沖縄戦災救援運動など、『ゆいまーる(助け合い)』と『いちゃりばちょーでー(出会ったら皆兄弟)』の精神を発揮し、今日の県人会の基礎を築いてくれた」と先駆者を顕彰した。さらに「後継者育成、ウチナーンチュ世界ネット・ワークの構築、伯国社会への普及と統合に全力を尽くしたい」と未来への意気込みを表明した。  沖縄県庁の照喜名一統括監は、「第5回世界のウチナーンチュ大会で1200人の伯国日系人が参加し、国際通りをパレードしたのを今でも忘れられない」と振り返り、翁長知事の祝辞を代読した。新里米吉議長は、「伯国では五輪開催など著しい発展を見せるなか、各界で沖縄県系人が活躍され、誠に心強く大きな誇りでもある」と賞賛し、今年10月に開催されるウチナーンチュ大会への参加を呼びかけ、更なる友好関係の発展を期待した。  城間幹子那覇市長、城間俊安沖縄県町村会副会長、中前隆博在聖総領事、山田康雄県連会長、呉屋春美文協会長、西原篤一沖縄ブラジル協会会長、大田慶子下議から祝辞が相次いだ。県知事から功労者や高齢者に対して、また県人会から歴代会長や役員ら功労者へ表彰式を行ない、積年の労苦を労った。  式典後の昼食会では今後の発展を願い鏡開き。シーサーが描かれた豪勢なケーキに入刀されると会場は「パラベンス・パラ・ボセ」の大合唱で大盛り上がりとなった。琉球王朝時代から宴の際に披露されてきた「かぎやで風節」で芸能が始まり、優美な音色が響き渡るなか、来場者は同郷者との出会いにすぐに打ち解けていた。  若者による力強い太鼓や、伯人グループのサンバで慶祝団を大歓迎。サンバのリズムに酔いしれ会場が一つの輪になった。最後はカチャシーの音楽に合わせてサンバ打楽器が叩かれ、踊り子も入り乱れた「サンバ太鼓カチャシー」となり、お祝いムード一色に。  式典を終え、高齢者表彰を受けた知念敏剛さん(79)は「母県の同胞と話ができてよかった。大変感激した」と興奮冷めやらぬ様子で節目を喜んだ。
 県連(山田康夫会長)は、8月25日午後4時からサンパウロ(聖)市文協ビル内5階の同会事務所で8月度代表者会議を開き、各県人会代表など33県が出席した。  各種報告後、議題に入り、以前から続いている日本祭りの裁判問題は林アンドレ弁護士が、「県連は和解を申し出たが、相手方が上告したので裁判は継続する」と説明した。  また、山田会長は「県人会(県連)の目的について、なぜ県連に加盟しているのか、加盟して誇らしいのはなぜかを考える必要がある。各県人会の若者に紙に書いてもらったので、後日まとめたものを配布する」と述べた。  第19、20回日本祭りについては、市川利雄実行委員長から同じ会場で今年と来年を比較した日本祭りの予算説明があった。同委員長は「収入も支出も今年より増額で組んでいる。今年と来年の収支の不足分はブラデスコ銀行の寄付が大きな助けとなる。来年の会場費は同じ場所で154万5469・20レアルから50万9302・35レアル値引きしてもらった、103万6166・85レアルを見積もっている。場所の契約時期の問題もあるので意見を出してほしい」と呼びかけた。  その他、熊本県人会関係者が「熊本地震の災害募金を集めて、熊本県に送金した結果、熊本県知事より受領書と感謝状を受けとった。皆様の協力のお陰です」と感謝を述べた。 サンパウロ新聞 2016年9月3日付
ニッケイ新聞 2016年8月31日  地デジ協力10周年記念式典に出席するため来伯したあかま二郎衆議院議員(総務副大臣、内閣府副大臣)は、29日、イビラプエラ公園内にある開拓先没者慰霊碑と日本館を公式訪問した。  午後2時半頃到着したあかま議員は、山田康雄県連会長から慰霊碑建立経緯について説明を受けると真剣に耳を傾け、深々と合掌、献花を捧げた。さらに伊藤誠施文協日本館運営副委員長らの案内で日本館を視察した。  日系社会の抱える様々な課題に話が及ぶと、日本でも若い世代への伝統文化継承や言語の乱れなどがあるとして問題を挙げ、「自国のことをより深く考えさせられる」と感慨深げに語った。  本紙の取材に対し、あかま総務副大臣は、「地デジ協力にあたって、伯国を基軸として、他の中南米諸国との積極的な協力関係を築きたい」と意気込みを見せる。  総務省としては通信技術を活かしたインターネット(IOT)による貨物管理システムなど、国民生活の向上に貢献できる分野があると見ており、パラナ州では洪水が発生した際の情報集約のための河川管理システムが試験導入されているなどの協力実績もある。  また、日系社会については「世代や分野によっても課題の捉え方は様々。今回の来伯を通じ、どのように寄り添い、いかなる貢献ができるかを、意見交換を通じて理解を深めたい」とした。
ニッケイ新聞 2016年8月31日  高知県人会青年部(武田アウグスト部長)主催の『第5回土佐祭り』が、20、21日に聖市アグア・ブランカ公園で行われた。両日とも雨天での開催となったが、県人会手製の郷土料理やコスプレイベントを楽しみに、ブラジル人を中心に約1万5千人が来場した。  アグア・ブランカ公園は、地下鉄バハフンダ駅から程近い場所にある自然豊かな公園で、放し飼いの孔雀が見られることでも有名。週末には多くの催しが行われるが、土佐祭りの評判はその中でも高い。  土佐祭りでは例年、食事と雑貨の買い物が楽しめるバザリスタ区、和太鼓や歌謡ショーなど約40演目が披露されるステージ区、アニメ関連の雑貨販売やコスプレ大会が行われるアニメ・コスプレ区が展開される。昨年は約5万人もの来場があった。今回は、来場者が日系人よりも伯人の方が多い点に着目し、柔道や合気道などを体験できるブースを設置し、日本文化の発信に力を入れた。  開催初日、前日から降り続けた雨の影響で、鈍りがちだった客足も、午後の天候の良化とともに回復し、バザリスタ区には多くの人が訪れた。約100軒もの出店が軒を連ねる中、注目を集めたのはやはり、カツオのたたきや鯛の蒸し、すがた寿司などの名物料理を並べた高知県人会だった。  県人会ではこの日の為にカツオ200キログラム、鯛80キロ、ペスカーダ60キロ、海老40キロを仕入れ、婦人部を筆頭に総がかりで調理に当たった。出演者やボランティアスタッフ用の食事の準備も同時に行ったため、前日朝7時から始めた準備が終わったのは夜8時を過ぎてからだった。  「楽しみにしてくれている人がいるから、大変でもやらなくちゃいけないのよ」と明るく笑う婦人部の文野千恵さん(二世、75)。鯛の蒸しは開催前から既に25個の予約が入っており、その人気の高さが伺える。  定番の天ぷらや焼きそば、桜もちも好評で、家族で訪れたフィリス・クラウディアさん(44)は「できることなら全部食べたいんだけど」と迷いながら焼きそばを購入。すがた寿司が気になるようで、携帯電話を取り出して写真撮影。〃珍しい日本料理〃として友人らに見せるという。  午後3時半には開会式が行われ、神谷牛太郎市議、大田マサタカ市議、西本エリオ州議、羽藤ジョージ州議、飯星ワルテル連邦下議(補欠)、中前隆博在聖総領事らが参列。本門仏立宗日教寺による先没者慰霊法要も行われた。  挨拶に立った高知県人会の片山アルナルド会長は、「稀に見る経済不況の中、今年も開催できたのは、協力してくれた皆さんのおかげ」と感謝を述べた。聖州議会から同県人会婦人部の功績を称えた表彰プレートの授与も行われ、最後は鏡割りで賑やかに式を終えた。  21日には、来年の欧州コスプレ世界大会へ続く伯国代表地区予選大会が行われるということもあり、多くのコスプレ愛好者が集まった。人気アメリカンコミック『バッドマン』の悪役・ジョーカーに扮したハファエル・ゴービアさん(19)の衣装は、すべてが手作り。  日本のメイドカフェに憧れるブルーナ・ファイル・バンクスさん(21)は同好の友人らとメイドカフェの模擬店を出店した。コスプレ好きの間でも土佐祭りの認知は広がってきているという。  夜8時半、土佐祭りの最後を締めくくったのは、人気アニメ『聖闘士星矢』のキャラクターに扮した12人のコスプレイヤーと日本の日本の有名アニメソング歌手グループ『JAM PROJECT』の伯人メンバー、リカルド・クルーズさん、当地で活動する歌手リリサ・タッシさん。同アニメの主題歌を中心に約10曲を歌い上げ、集まったファンを歓喜させた。  今年初めて来場したというパウロ・ブルーナさん(33)は、「今日はとても楽しい一日だった。来年も楽しみ」と、さっそく次回の開催に期待を膨らませていた。   陰で支える婦人部を顕彰=感謝伝える5年目の土佐祭り  20日の開会式で聖州議会からその功績を顕彰された高知県人会婦人部。普段は裏方として仕事に徹し、表に出ることの少ない婦人部。表彰されたことに対する感想や、県人会に対する思いを聞いた。...
ニッケイ新聞 – 2016年8月31日  聖市のサンタクルス病院(旧日本病院)がリオ五輪の観戦に訪れる邦人に対し、医師と看護婦らリオ五輪派遣団を組織してフリーダイヤルを設置し、日本語での診療に応じた結果、期間中に19件の対応をした。  石川レナト理事長によれば、大半は軽症で電話相談から実際に診察するものまで。高熱を出した読売新聞の記者の手当てをした事例もあった。うち2件は手術を伴うもので、それぞれ胆石、睾丸の摘出手術だったという。  ホッケー日本代表選手で試合中にボールが耳の後ろに当たり、切ったケースも。「夜11時半に電話があり、医師と看護婦が緊急出動して対応しました。脳内に異変がないか検査し、問題ないと判明した」という。  石川理事長は「日本語で対応するので、皆さんに喜ばれた。やった甲斐があった」と手応えを感じている。「パラリンピック開催中もやります」と頼もしい一言。  医師と看護婦一人ずつが聖市から出張して1週間交代で、バーラ・ダ・チジュッカ地区の「アメリカス・メディカル・シティ」(Av. Jorge Cury, 550)でケガ、病気など不測の事態に応じる。  五輪メイン会場のバーラにある「アメリカス―」内の一角に診療所スペースはあり、五輪ジャパンハウスからもほど近い。待機期間は9月7~18日の午前8時~午後5時で、夜間も緊急時には応じる。  五輪同様にフリーダイヤル「0800・778・2016」を設置。日本の携帯電話会社からも通話可能。邦人患者は日本語で病状を伝えられる。観戦客ほか政府、大会関係者を対象に下痢、発熱などの軽い症状から手術、入院まで幅広く応じる。  適用される保険は次の4社。アクサ、ジェイアイ、プレステージ、東京海上。なお保険外患者でも予算に応じた応急処置を行なう。目安として発熱時の診察費は実費で500レアルほど。 フリーダイヤル 0800・778・2016
ニッケイ新聞 2016年8月26日  「本当にありがたい」―聖南西文化体育連盟(UCES、山村敏明会長)からの熊本地震義援金8100レアルの小切手を受け取った熊本県人会の田呂丸哲次会長は、そう悦び、その場に居合わせた夕食懇親会の参加者約100人は大きな拍手を送った。さらに「あと2カ月ほど募金を続けます。皆さんよろしくお願いします」と頭を下げた。  熊本県人会では毎月第3金曜日に夕食会を開催し、100人以上が参加する。最初はセアザ支部が中心になりレストランで開いていたが、会館が完成した15年前から会場を移し、来年4月で開始20周年。聖市および近郊在住の同県人会員が一堂に会する伝統の親睦行事だ。  山村会長はこのためにレジストロから車を飛ばして4時間余りかけて夜8時過ぎに到着。「聖南西には25文協があり、みなに呼びかけたらすぐに集まった」という。  聖南西の広報理事・小川彰夫さんも「熊本地震のことは地方の文協も心配している。そのことを伝えたかった」と挨拶した。東日本大震災の際も8万レアルを集め、聖市文協に持って行ったが、そのことが一般に知られることはなかったため、今回は直接届けにきた。  山村会長は満州引揚者で、終戦直後の子供時代には父の郷里の鹿児島に身を寄せていた。「そこで取れる塩と米と交換してもらうために、熊本県高森町まで親と汽車で行ったことを今思い出した。熊本には個人的にも世話になった」としみじみ。  田呂丸会長は「この義援金募金は最初、県人会の中で集めようと思っていたが、気が付いたらあっという間に輪が広がり、40万レアル余りも集まった。皆さんのおかげ。協力に感謝します。被災地では仮設住宅に住んでいる人が今も何千人もいる。このキャンペーンをあと2カ月は続ける」と宣言した。   □関連コラム□大耳小耳  聖南西の山村敏明会長は午後10時過ぎ、「じゃ、そろそろ帰るか」と会場でさりげなく別れの挨拶を始めた。聞けば、レジストロに帰り着くのは「午前1時半か、2時ごろ。帰り道は急ぐことないから気が楽。明日も、明後日も向こうで用事があるから、こっちに泊まれない」とのこと。みな日系行事の関係らしい。このような篤い気持ちを持った人物がいればこそ、地方の日系団体の繋がりは保たれる―そう感心させられる去り際だった。
ニッケイ新聞 2016年8月26日  文協で10日に行なわれたリオ五輪の男子サッカー観戦会(日本―スウェーデン)に関し15日午前、同イベントで集められた120キロ分の洗濯用洗剤が援協に贈呈された。  老人ホームなど援協傘下の7施設に振り分けられる。援協の菊地義治会長は「五輪の恩恵の一つ。寄付してくれたコロニアや駐在員の皆さんに感謝したい。環境美化に役立てたい」。  呉屋春美文協会長も「大成功してよかった」と胸をなでおろした。
ニッケイ新聞 2016年8月25日  高知県人会青年部(武田アウグスト部長)主催の『第5回土佐祭り』が、20、21日に聖市アグア・ブランカ公園で行われた。両日とも雨天での開催となったが、県人会手製の郷土料理やコスプレイベントを楽しみに、約1万5千人が来場した。  会場は、食事と雑貨の買い物が楽しめるバザリスタ区、2日間で40の演目が披露されたステージ区、アニメ関連の雑貨販売やコスプレ大会が行われたアニメ・コスプレ区に分けられ、各所には、卓球や合気道などの体験型講座のブースも設置された。  バザリスタ区には、約100軒の出店が並び、高知県人会によるカツオのたたきや鯛の蒸しも提供され、賑わいを見せた。同祭は、青年部へ様々なノウハウを伝えることも目的としており、昨年度の県費研修生、川上カミーラさん(24、三世)も「料理の勉強になる」と婦人部の手際の良さを学んでいた。  20日の開会式には、羽藤ジョージ州議ら日系議員、中前隆博在聖総領事らが参列。挨拶に立った高知県人会の片山アルナルド会長は、「稀に見る経済不況の中、今年も開催できたのは、協力してくれた皆さんのおかげ」と感謝を述べた。聖州議会から同県人会婦人部の功績を称える表彰プレートの授与も行われた。  21日夜には、日本の有名アニメソング歌手グループ『JAM PROJECT』の伯人メンバー、リカルド・クルーズさんが、人気アニメ『聖闘士星矢』の主題歌を熱唱し、集まったファンを歓喜させた。来場したパウロ・ブルーナさん(33)は、「今日はとても楽しい一日だった。来年も楽しみ」と、次回の開催に期待を膨らませた。
ニッケイ新聞 2016年8月24日  【リオ発=小倉祐貴記者】オリンピック・パラリンピックに合わせ開設されたリオ市内の広報施設「トーキョー2020ジャパンハウス」(以下JH)で19日午後、岩手、福島2県と東京都から来訪した芸能団がステージに立ち、伝統文化を披露した。4年後の東京大会をPRするだけでなく、東北2県は東日本大震災における復興支援への感謝の気持ちも込めた。また小池百合子都知事も視察に訪れ、PRの手応えを語った。  東京都などはリオ五輪期間中に、4年後の東京大会をPRすべく複数の文化事業を展開している。その一つが「トーホク&トーキョー・イン・リオ」で、3つの郷土芸能団が来伯し18日にはセントロで、翌日はJHで舞台に上がった。  岩手からは鬼剣舞が舞台に上がった。お囃子の独特な音色が会場に響き、鬼面や甲冑を身につけ刀を手に妖艶に舞った。福島からはじゃんがら念仏踊りのグループが訪れ、復興支援への感謝も込め、太鼓の小気味好いリズムと共に踊った。  東京からは火消し隊による江戸鳶木遣(とびきや)りが、はしごによる曲芸を披露。江戸消防記念会の高柳博一理事(61)は、「観衆の反応が良く気持ちよく演目をやり切れた。ばっちり東京をPRできたと思う」と満足げに語った。  3団体で演者は総勢50人以上。大規模な一団が彩ったステージを見届けようと、県連は日帰りバスツアーを企画した。聖市から日帰りで、日系3団体代表を始めとする約50人が参加した。  母県の芸能団を出迎えるため、岩手県人会は役員ら5人がリオを訪問。事前に連絡を取り合っていたという千田曠暁会長は、「些細なことだけど直接会うことが大事だと思う」と意義を語った。  この日は閉会式出席のため渡伯していた小池都知事も来館。記者団の囲み取材に、「1日最多で6、7千人の来場があると聞く。東京大会のPRにつながっている」と手応えを語り、江戸鳶木遣りの演目を見届けた。  「『リオの次は東京ですよ』と出来る限り広報に務めたい」と狙いを語り、今後の広報展開について「日本国内では当たり前でも、世界から見れば価値の高いものがある。そんな日本、東京の宝を洗い出し、伝え方にも工夫したい」と思いを語った。2日後の閉会式には着物姿で臨んだ。   □関連コラム□大耳小耳  リオのジャパンハウスを訪れた県連バスツアーの一行。事前に来館を伝えていたため、最初は招待客として応じられた。しかし特設舞台前の観覧席で座って開演を待っている時に、なぜか立ち退くように注意を促す係員が現れた。事情を知らない者が、手違いで一行に立ち見を命じたよう。結局最後まで席についてゆっくり見ることができなかった。最後は、平謝りする運営側だったが、柔軟に対応しない悪い意味での〃日本らしさ〃が出てしまったような…。
ニッケイ新聞 2016年8月24日  今年、創立90周年を迎えたブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)は、写真展、芸能祭、式典をという3つの記念事業を企画した。  『写真展』は28日から聖州議会(Av. Pedro Alvares Cabral, 201)で開催。同会の歴史を振り返る。来月4日まで。  3日午後6時からは、1300年の歴史が凝縮された公演『琉球芸能の夕べ』をサーラ・サンパウロ(Praca Julio Prestes, 16, Santa Cecilia)にて。  記念式典は翌4日午前10時から、沖縄文化センター(Av. 7 de Setembro,...
ニッケイ新聞 2016年8月24日  北海道協会婦人部「はまなす会」(鈴木妙子会長)とYOSAKOIソーラングループ「一心」(長谷川ターレス代表)が『第28回ラーメン祭り』を28日に開催する。場所は北海道協会会館(Rua Joaquim Tavora, 605, Vila Mariana)、午前11時半~午後3時半まで。  毎年続いている同イベントには昨年から「一心」が運営に協力したことで、千食用意する事ができた。麺は日本から輸入し、本格的な醤油ラーメンが人気となっている。それ以外にシュラスコや餃子、デザートなども用意。前売り券は25レアル、当日券は27レ。  はまなす会の鈴木会長、柳生エレナ副会長、本田ルイーザ秘書、一心の長谷川代表、野田果里さんが来社し、「心を込めて美味しいものをご用意します」と来場を呼び掛けた。  問い合わせ、前売り券の購入は同協会(11・5084・6422)まで。
 山梨県人会(高野ジョルジ会長)は、13~15日の3日間にわたってサンパウロ(聖)市ビラ・マリアーナ区の日本語センターで「和紙作り体験」のワークショップを開催した。  山梨学院附属高等学校から来伯した小澤あかねさん(17)と廣瀬久実さん(16)により、山梨県から持参した和紙の材料を用いて、和紙の作り方やデコレーション・習字のデモンストレーションなどが行われた。  2人は、山梨県の公益財団法人小佐野記念財団が3月に行った「高校生企画コンクール」で最優秀賞を受賞。3歳から書道を習い、山梨の和紙に幼い頃から親しんでいた小澤さんの「書道半紙に限らず、山梨の和紙を世界に広めたい」との思いから「和紙作り体験」が2人によって考案された。  13日は約40人が参加し、非日系人の参加者もメモを取りながら和紙について熱心に学ぶ姿が見られた。  また、山梨県と姉妹友好都市締結を結ぶミナス・ジェライス州の訪問のため、9日に来伯した山梨県の新井ゆたか副知事が13日のワークショップを視察した。  聖市サウーデ区の自宅で押し絵と押し花の教室を開いている佐口千恵子アリセさん(72、2世)は「普段から和紙を使うので和紙作りに興味がありました。作品に手作りの和紙を使えたら」と笑顔で話し、「山梨県に行ってみたくなりました」と和紙作りを通して山梨県の魅力を感じていた。  大きな声で和紙の説明をし、たくさんの参加者と積極的に交流していた廣瀬さんは「言葉が通じないからこそ、和紙作りという体験を通じて交流がしたい」と3日間の意気込みを語った。「思っていたより人が集まってくれた」と喜びを口にした小澤さんは「この経験を、私たちだけでなく他の高校生にも共有したい」と帰国後の目標を語った。  新井副知事は本紙の取材に対し、「メモを取って話を聞く参加者の姿に感激しました」とワークショップの感想を述べ、「山梨県人会には来伯の度にお世話になっています。これからも交流を深めていきたいです」と県人会との今後の関係について語った。 サンパウロ新聞 2016年8月25日付
 ブラジル北海道協会(大沼宣信会長)主催の「第20回ラーメン祭り」が、28日午前11時から午後3時までサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の同協会会館(Rua Joaquim Távora, 605)で開催される。  毎年大好評の醤油ラーメン。昨年は用意した1000食がほぼ売り切れる人気ぶりで、今年も同じく1000食が用意される。麺とメンマは日本から取り寄せたものを使い、他にもチャーシューやゆで卵、ナルト、海苔などをトッピング。特製スープとよく絡み、至高の一杯となっている。昨年に引き続き、同会婦人部「はまなす会」とよさこいソーラングループ「一心」が共同で運営にあたる。  また会場にはおにぎりや餃子、シュラスコなども販売される。  案内に訪れた「はまなす会」の鈴木妙子会長、柳生エレナ副会長、本田ルイーザさん、「一心」のリーダー長谷川ターレスさん、野田果里さんは「皆様に美味しいと言われるラーメンを、心をこめて作ります。ぜひお越し下さい」と来場を呼びかけた。  ラーメン前売り券は25レアル、当日券は27レアル。券の購入、問い合わせは同協会(電話11・5084・6422)まで。 サンパウロ新聞 2016年8月25日付
 ブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)の創立90周年式典が、9月4日午前10時からサンパウロ(聖)州ジアデーマ市セントロ区のジアデーマ沖縄文化センター(Av. Sete de Setembro, 1670)で行われる。  90周年を記念し、今回は3つのイベントが予定されている。一つは聖州議会で8月28日から9月4日まで行われる写真展。同県や同県人会の歴史を紹介する写真が展示される。  式典前日となる同3日には、聖市カンポス・エリーセオス区のサーラ・サンパウロ(Praça Julio Prestes, 16)で芸能祭「琉球芸能の夕べ」が開催される。知念直義さんを実行委員長、琉球舞踊玉城流扇寿会ブラジル支部の斉藤悟代表を舞台監督に据え、約100人が出演する。同祭は2部構成になっており、1部は「琉球王朝芸能」をテーマに古典舞踊や音楽、伝統舞踊が披露され、2部では「沖縄芸能の今、これから」と題し、創作舞踊や創作エイサー太鼓が披露される。  同4日の同式典には同県庁、県議会からの慶祝団をはじめ、一般慶祝団も合わせて母県から計57人が出席。北中城村慶祝団以外が到着する同2日には、聖市イビラプエラ公園の先亡者慰霊碑や聖州議会を訪問し、午後8時からは同県人会主催の歓迎会が行われる。  同式典にはペルーとボリビア、アルゼンチンの沖縄県人会代表者も参加。午後の祝賀芸能では三線と太鼓、サンバなど沖縄とブラジルを代表する芸能が披露される。  案内に訪れた島袋会長ら一行は「これまでは日系社会に向けて行事を行っていたが、これからはブラジル社会へ発信していこうとイベントを企画した」と話し、芸能祭で舞台監督を務める斉藤さんはじめ、各イベント運営に「うりずん会」の若者を起用。ブラジル人である彼らが中心となり、ブラジル社会へアピールする。また「ブラジルの施設を使うということは今までなかったこと。非常に素晴らしいイベントになると思う」と一行は話した。  イベントはすべて入場無料。芸能祭入場には同県人会で配布している整理券を持参のこと。問い合わせは同県人会(電話11・3106・8823)まで。 サンパウロ新聞 2016年8月24日付
 沖縄県人会ビラ・カロン支部(上原テーリオ支部長)は「第14回おきなわ祭り」を6日、7日の両日、サンパウロ(聖)市ビラ・カロン区の同支部会館そばの広場で開催した。  同祭は、例年2万人以上が来場する聖市東部の恒例イベント。今年は飲食店とバザリスタそれぞれ50店、計100店以上が出店し、ヤギ汁、沖縄そば、サーターアンダギーなどの沖縄料理や、衣類雑貨、CDまで多種多様な商品が並んだ。  中央グランドでは600人の演者による琉球国祭り太鼓、三線、空手、古武道、ダンス、歌や踊りなど様々な沖縄芸能が2日間で総勢約400人掛かりで披露された。さらに、沖縄の歴史や文化を紹介する展示では、戦前戦後、沖縄から世界へ移住した国の状況などを説明するパネルや、『紅型』(びんがた)と呼ばれる染め物などを紹介する場所や琉球舞踊を体験する場もあった。  佐藤良雄(87、福島)、良子さん(74、3世)、佐藤広さん(80、2世)たちは「初めて来ました。とってもきれいで驚きました。ブラジルのテレビで沖縄にルーツを持つ日系ブラジル人が沖縄で働いているのを見ました」と語り、感激していた。  金城ベアトリス・よしみさん(26、4世)は「ウチナーンチュですが、踊りは習っていません。今日はシュラスコや甘いお菓子を食べる予定。県人会は時間があれば手伝いたい」と笑顔で語り、宮原久美さん(71、2世)は、「8年前から毎年来ています。娘がウチナーンチュの人と結婚し、2人の孫と一緒に太鼓と踊りを習っています。所属している『謝縁海渡』の皆さんが温かく迎えてくれ、色々と教えてくれるので楽しいです。今日は孫の晴れ舞台なので嬉しい」と孫の出番が待ち遠しい様子だった。 サンパウロ新聞 2016年8月24日付
県連も46人がバスツアーで参加  リオ五輪・パラリンピック期間中、東京2020大会や日本の魅力を発信する目的で、五輪競技中心地バーラ・ダ・チジュカ地区にある複合文化施設シダーデ・ダス・アルテスに「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE(ジャパンハウス)」が特設された。19日はリオ五輪閉会式出席のため来伯した小池百合子都知事がジャパンハウスの視察を行い、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、山田康夫会長)が企画したバスツアーで県連、文協、援協の関係者ら46人がサンパウロ市から同施設を訪問した。  ジャパンハウスは、日本オリンピック委員会(JOC)、日本パラリンピック委員会(JPC)東京大会組織委員会、東京都が主催し、日本政府やスポンサー企業も出展。会場入り口付近の文化庁エリアには、約1000体の雛人形が飾られ、来場者を出迎えた。会場内は、東京2020組織委員会、東京都、関係各府省庁、パートナー企業、日本代表選手、自治体、文化体験エリアと、在リオ総領事館連絡室の8つが設けられ、日本がPRされた。  また、当日は午後2時45分からイベントステージで「&TOKYO」のキャッチコピーとともにフットボール・エンターテイメント集団「球舞」によるリフティングのパフォーマンス、東日本大震災からの復興をアピールする郷土芸能「鬼剣舞」(岩手県)と「じゃんがら念仏踊り」(福島県)、東京の伝統芸能「江戸鳶木遣り(とびきやり)」が披露された。その後、テレビタレントのヤマイ・ケンジとサブリナ・サトウが登場し、東京の観光についてのトークショーが行われた。  伝統芸能「江戸鳶木遣り」のパフォーマンスを見学した小池知事は、報道陣に「次の開催場所が東京であることをPRすることに(ジャパンハウスが)大いに役立っている」と述べ、食品サンプルの展示を挙げ、「日本人の目からだけでなく、海外の方々から見て面白い文化が日本にはたくさんある。それが上手く展示されていると思いました」とジャパンハウス視察の感想を語った。  さらに、小池知事はリオ五輪・パラリンピック終了後、会場が解体され、4つの小学校を作るのに資材が役立てられることを述べ「3Rという日本のエコサイクルの観点からも、今回のリオのケースを参考にしたい」と述べた。  設けられたコーナーの中でも絶えず行列ができていたのは、茶道や書道の体験、ヨーヨー釣りや浴衣の試着ができる文化体験コーナー。家族連れで訪れたブラジル人や観光客で賑わい、日本文化への理解を深めた。  県連のバスツアーに参加した岩手県人会の千田昿暁会長は印象に残った展示について「自治体エリア」とし、「各県のパネルや郷土品が展示されていて、東京だけでなく日本全体が紹介されていることがよくわかり良かった」とその理由を答えた。  「東京五輪組織委員会には県連の日本祭りを手伝ってもらったし、この機会に東京五輪を日系社会で盛り上げたい」という思いからバスツアーを企画した山田会長は「もう少しブラジルのことを知っている人が関わっていれば今以上に盛り上がっていたのでは」と指摘し、「日系社会との交流を持ってほしかった」と率直な感想を語った。 サンパウロ新聞 2016年8月24日付
 10日にサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)ビル多目的ホールで開催されたサッカー日本代表のパブリックビューイングの受付で、入場者300人から寄付された洗剤が15日、サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)へ寄付された。  入場者から集まった洗剤は約120キログラム。呉屋会長から洗剤一式を受け取った菊地会長は「援協傘下の各施設に配布して使いたいと思う。これで何でも洗えてきれいになる」と笑顔を見せ、「オリンピック・パラリンピック日本人訪問者サンパウロ支援委員会の日系団体、在聖日本国総領事館、そして寄付して下さった応援団の皆様にお礼申し上げたい」と感謝した。 サンパウロ新聞 2016年8月24日付
ニッケイ新聞 2016年8月20日  山口県人会(要田武会長)は9日、郷土出身選手へ現地の声援を届けようと、リオ五輪応援ツアーを実施した。日帰りという強行軍にも関わらず、参加したのは総勢20人。加えて、岩手県人会(千田曠暁会長)では聖市の同会館で12日、母県からリオ五輪男子20キロ競歩に出場する高橋英輝選手(23、岩手)を応援するため、観戦会を開いた。  山口県人会では、郷土から卓球女子日本代表になった石川佳純選手(23)の個人戦を応援に9日、リオを訪れた。青年部らが発案し、5月頃にから「観戦に行こう」との声が内々で上がっていたという。  というのも、1年前に山口県でリオ五輪に関するセミナーが行なわれ、アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ駐日大使が講演をした際、県人会からも要田会長、伊藤紀美子事務局長が出席した。そのような縁もあり、会全体で関心が高まっていたという。  最高齢89歳を乗せた貸切りバスは9日深夜聖市を出発し、午前10時には「石川選手がんばれ! ブラジル山口県人会」と書かれた横断幕を手に五輪会場へ。ただし、肝心の石川選手は7日の初戦で姿を消してしまっていた。残念がる参加者も多かったが、気持ちを切り替え、もう一人のエース、福原愛選手(27)の応援に張り切った。  横断幕の「石川選手」の上には急きょ「日本」の文字をかぶせた。熱烈な声援に応えるように、福原選手はシンガポールの選手を4―0と圧倒。参加者は勝利を見届けることができた。参加した中尾契信さん(67、山口県)は、「私たちの横断幕に気付いたのか、愛ちゃんはこっちを見て一礼してくれた。声援が届いた」と笑顔。「他県人会も応援に行けばよかったのに」とも話した。  会場では河村建夫衆議とも再会した。同衆議は日本卓球協会副会長を務める関係で、観戦に訪れていた。同衆議とは、つい2日前に聖市の会館で交流したばかり。いわば〃アミーゴ〃だ。「この間はありがとう」と気軽に声をかけられ、つかの間の会話を楽しんだ。  またパラリンピック最終日にあたる来月18日には、視覚障害者マラソンに出場するメダル候補者、道下美里選手(39)の応援にも訪れる予定だ。   岩手県人会「高橋選手頑張れ!」  岩手県人会は12日、母県からリオ五輪男子20キロ競歩に出場した高橋英輝選手(23、岩手)を応援するため、聖市の同会館に県人を中心とする約30人が集まった。  午後2時から始まった応援観戦会では、日伯両国旗を手に「がんばれ、ニッポン!」と大きなエールを送る場面も。中盤までトップ集団にいた高橋選手だったが、終盤徐々に追い上げられ、42位でゴールを迎えると、残念がる声が相次いだ。  観戦後には、蕎麦などが振舞われ、和気あいあいとした雰囲気の中、参加者は五輪の余韻に浸った。開会式から五輪観戦を楽しんでいるという竹中ふみ代さん(70、大阪)は、「選手の喜ぶ姿を見たかったので残念。でも、とても和やかな雰囲気で、皆で応援できて楽しかった」と喜びの笑顔を浮かべた。   □関連コラム□大耳小耳  日帰りという弾丸日程ながら、リオ五輪卓球の観戦に向かった山口県人会。お目当ての石川佳純選手敗退は不運だったが、河村建夫衆議との再会もあり、交友を温めるなど目に見える成果があった。事務局曰く、「チケットを買ってバスを貸しきるだけの、実は単純な作業」と一言。それなら、他の日系団体も行けそう。パラリンピックの機会に、リオ見物をかねて企画してみたら? その際は、ぜひ編集部にも一報を。
ニッケイ新聞 2016年8月19日  「一瞬、故郷に帰ってきたという気持ちになった。まるで郷里の町内会のよう」――。河村建夫衆議院議員(日伯国会議員連盟幹事長、中南米日系人支援議員連盟会長)は6日、聖市の山口県人会(要田武会長)を訪問すると、待ち構えていた40人以上の会員らが割れんばかりの拍手喝采を送った。リオ五輪開会式に日本政府を代表して出席した後、イビラプエラ公園内の開拓先没者慰霊碑を6日に公式参拝し、県人会館を訪問。感激した同会会員らは手を取り合って喜んだ。翌7日に県連創立60周年式典に出席した。  河村衆議は出国前に安倍首相を訪れた際、「山口県人会にくれぐれも宜しく」との言葉を託されたと披露。五輪開会式について「大変素晴らしかった。特に日本選手団が入場した際、一際大きな拍手が送られ感激した」と絶賛した。  五輪開催地選考を日伯で争っていた当時、「ルーラ大統領(当時)と会談した際に『会場にジャポネース(日系人)を半分入れるから五輪はリオに任せてくれ』と言われたのを思い出した」との裏話も飛び出した。  日本卓球協会副会長をしてきた河村議員は、卓球女子団体に出場して銅メダルに輝いた石川佳純選手を応援するために山口県人会が作った横断幕を写真に撮って「さっそく激励のメールを本人に送りました」と機転を利かせ会場を沸かせた。  「世界最大の日系人口を抱える伯国は、日本にとって一番大事な国。両国の絆を深めるために努力していきたい」と意気込みを見せた。本紙取材に対し、県連日本祭りへの継続的支援に前向きな姿勢を示した。  2年前に安倍首相来伯の際に同会へ寄贈された最新カラオケセットで、河村衆議は「長崎の鐘」を熱唱、参加者全員で「長州音頭」を大合唱した。「故郷に思いを馳せて歓迎してくれたことを故郷に帰ってPRしたい」と笑みを浮かべた。  あっという間に2時間が過ぎ、河村議員の今後の活躍を願って「エイ! エイ! オー!」と選挙前の後援会のような熱気に。帰りの車に乗り込むまで「河村先生、頑張って!」と熱烈に見送った。同会の西村武人顧問は「郷里の先生に足を運んで頂き、エネルギーをもらいました」と喜びをかみしめた。   □関連コラム□大耳小耳  五輪開会式を終えた翌日、河村衆議が空港から真っ先に向かったのは開拓先没者慰霊碑。案内を務めた県連の本橋幹久元会長、山田康夫会長が、建立に至るまでの歴史を振り返り、その存在意義を語ると、河村議員と隆子夫人は熱心に耳を傾けた。建立の背景に、恩師である故田中龍夫議員の尽力があったことに話が及ぶと、「日系社会を思い大変尽力された。田中先生はブラキチと呼ばれるほどだった」と感慨深げ。文協の山下譲二副会長らの案内で視察した日本館も一つ一つじっくりと見学。そろそろ中南米日系人支援議員連盟会長として、何らかの具体策を打ち出してほしいところか。