ニッケイ新聞 2014年12月4日 23日に81歳を迎える今上天皇陛下の御誕生日を祝し、日系諸団体と在聖総領事館が3日、それぞれ祝賀会を行なった。午前9時から行なわれたリベルダーデ区文協での祝賀会には約50人が、その後、モルンビー区の総領事公邸には約400人が集まり、伯国から天皇陛下の繁栄とご健康を祈った。 文協ビル9階の移民史料館で開催された祝賀会で代表して祝辞に立った木多喜八郎文協会長は、「81歳という長寿を健やかにお迎えになり、ブラジル日系社会を代表し謹んでお喜び申し上げる。日本の繁栄と平和を願うお姿に感動を覚え、皇室のさらなる弥栄を切に願います」と述べた。遠方ではノロエステ連合日伯文化協会会長の白石一資氏も訪れた。佐野浩明首席領事は「コロニアでの催しに感謝します。天皇陛下は常に公務に取り組んでおられます」と現在のお姿を報告した。「日本の象徴である陛下のご健康を祈念しましょう」と本橋幹久県連会長が参加者と万歳三唱し、菊地義治援協会長が乾杯の音頭を取った。ほぼ毎年、聖州プロミッソン市から駆けつける安永忠邦さん(93、二世)は「古くから天皇誕生日(天長節)は四大節に含まれる重要な節目。コロニアにとっても一番大切な行事です」と開催意義を語った。上原幸啓元文協会長は、「かつてはどの家庭にも両陛下の御真影があった。現代でも天皇陛下を思う気持ちや、日本人の誇りを忘れてはいけない」と話した。共催団体としては当日、他に池上アントン(アリアンサ)、小坂誠(熟連)各代表が、来賓には上野秀雄(商議所)、深沢陽(国際交流基金)両氏らが出席した。正午からはモルンビー区の総領事公邸で、華やかに祝賀会が開催された。日系団体や日系企業代表のほか、伯国政府関係者なども訪れた。福嶌教輝総領事は招待客一人ひとりと握手を交わして出迎え、「天皇皇后両陛下の益々のご健康をお祈りいたします」と祝辞を述べた。その後、W杯開催や安倍首相来伯など2014年の出来事を振り返り、今後の日伯関係の強化に貢献することを誓った。ブラジリア連邦高等裁判所で日系初の判事を務めた上田雅三さん(72、二世)は「陛下には3度お会いしたことがある。日伯関係について深くご存知で、とてもお優しい方でした。これからもお元気でいていただきたいです」と話した。
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ニッケイ新聞 2014年12月4日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)の11月度代表者会議が先月27日、文協ビルの県連会議室で行われ、37人が出席した。本橋会長は、10月に参加した第55回海外日系人大会で面談した政府関係者との日本祭りに関する折衝の報告をした。本橋会長は日本滞在中、日本祭りへの財政的な支援を求め、外務省の高瀬寧中南米局長、世耕尋成内閣官房副長官、石破茂地方創生担当大臣、中野直樹農林水産省国際経済課らと面談した。まず「期待していたような財政支援は得られそうにない」との第一印象を語り、「金額よりも日本政府に日本祭りが認められることが、将来続けていくために必要なことではないでしょうか」と述べた。外務省、国土交通省、農林水産省、経済産業省が共同で日本祭りに参加予定であることを明かし、最も多くの予算を拠出する農林水産省は「和食」をテーマに出展を計画中と話した。山田康夫日本祭り実行委員(滋賀)からは、郷土食展参加費に換気扇代が加わることや、配線の問題でガス調理器具を使わない県人会が優先的に会場中央に割り当てられることが発表された。来年の日伯外交開始120周年を記念して、青森県五所川原市から「ねぷた」が当地サンバチームへ贈られるのにあわせ、「ねぷたの日本祭りでの展示も検討中だが、運搬費用が高いため実現は難しい」と話した。援協から引き継いだ県連会議室の地権譲渡契約が正式に終了したことも報告された。日本祭りの規模拡大にあわせ、2012年から移転が行われていたが、IPTU(固定資産税)の書類が整わず正式契約に時間がかかった。県連連執行部は、約2年間の未契約期間に対してIPTUの請求が行われる可能性を考慮して、毎年4千レアルの積み立てを行うことを決定した。会の冒頭では10月度会計報告が行われ、収入8千31レに対し、次回日本祭り費用を含んだ支出7万8千599レが計上され、7万568レの赤字となった。
ニッケイ新聞 2014年12月3日 三重県人会長の大谷パウロさん(二世)が11月18日午後10時半ごろ、肺炎のため聖市サンタクルス病院で亡くなった。19日にコンゴニャス墓地で葬儀が執り行われ、同地に埋葬された。享年78。1936年6月17日、聖市マリンガ生まれ。南米銀行に32年間勤務した後、野村アウレリオ聖市議の補佐を6年間務め、ホンダ・フォルテ社で10年間販売に携わった。サンタクルス病院のボランティア活動に大きく貢献したほか、約20年間に渡って三重県人会の活動に携わり、今年会長に就任していた。四十九日法要の日時は未定。
岩手県人会(千田曠曉会長)は、13日午後2時からサンパウロ市リベルダーデ区の同県人会館(Rua Tomas Gonzaga,95-1andar)で、搗(つ)きたての白餅販売を実施する。 案内に来社した千田会長は、「餅米を90キロ用意しました。粘りのある美味しい餅で、毎年たくさん注文してくれる人がいます」とアピール。来場を呼び掛けた。 餅は1袋500グラムで、前売13レアル、当日15レアルで販売。予約は同県人会(電話11・3207・2383)まで。 2014年12月4日付
ニッケイ新聞 2014年12月2日 兵庫県が主催する「兵庫県若手地域農業リーダー育成研修」の2014年度研修生10人が14日に来伯し、10日間の日程で聖州マリリア、クリチバ、パラナ州マリンガなどの農場を訪問、ホームステイや意見交換会などで交流を深めた。24日夜、兵庫県人会は聖市のニッケイパレスホテルで懇親会を開き、尾西貞夫会長が「将来農業に就いて、研修で学んだ事を活かして欲しい」と研修生らを激励した。研修感想報告の場では、県立農林水産技術総合センターの田中尚智さん(50、団長)が「他国の農業を知り、日本の農業を見つめ直すことが目的。異国での交流は良い経験になったのでは」と成果を語った。県立農業高校生物工学科の奥野智之さん(2年生)は、日本の養鶏飼料自給率の低さに問題意識を持ち、養鶏飼料作物専門の育種家を目指す。養鶏関係の研修はなかったが、「飼料となる穀物の大規模農場や専門外の畜産の現場などを見ることが出来て、視野がとても広がった」と語った。播磨農業高校農業経営課の菅田健作さん(2年生)は、「将来は農業を通じた国際交流を行いたい」と意気込む。中学3年生の時は、カンボジアでの1週間の交流にも参加した。今回は、日本語学校のJICA職員の姿に刺激を受け、国際交流への想いを強くしたという。篠山東雲高校地域農業課で丹波黒豆など特産物の加工・販売を学ぶ赤井愛理沙さん(2年生)は、「黒豆がフェイジョアーダに使われていて驚き」と伯国での黒豆の用いられ方に興味をもった。県立農業大学で果樹を専攻し、栗の品種改良を研究している佐久間瞳さん(1年生)は、「JACTO社見学で見た農業機械の大きさに驚きました」と日伯の農業規模の違いを実感していた。同制度は1978年に第1回が行われ、今回で37回目。研修参加者の延べ人数は今回で515人となった。
来年2月の聖市カーニバルに向け 来年2月13日から行われるサンパウロ(聖)市のカーニバルに『日伯外交樹立120周年』をテーマに掲げて参加するサンバチーム『アギア・デ・オウロ』(シジネー・カヒオーロ代表)は、20日午後8時ごろから聖市バラ・フンダ区の同チーム本部で日系社会向けの「お披露目祭」を実施し、本番に向けた宣伝と参加者の募集を行った。同チームは東京都で毎年行われる「浅草サンバカーニバル」に約10年前からサンバ隊を送り出すなど日本との交流が盛んで、来年のカーニバルには青森県五所川原市の立佞武多(たちねぷた)を山車に使用するとして注目を集めている。 日伯外交樹立120周年テーマに アギア・デ・オウロは4年ほど前から連携中のインスティチュート・パウロ・コバヤシ(IPK、小林ビクトル代表)や、昨年同チームからカー二バルに出場した在聖日本国総領事館の福嶌教輝総領事らの協力により、来年の優勝を目指している。 県連の本橋幹久会長、青森県人会の玉城道子会長も訪れた同祭では、はじめにシジネー代表、小林代表、福嶌総領事がそれぞれ所信を表明。次に伯国メディアのグローボ局で先日放送された同チームの紹介動画、そして『魚と海の幸』『穀物・野菜・果物』『七夕の笹の葉・短冊・吹き流し』などをモチーフにした計6種類の衣装が披露された。他にも同チームのバテリアと日系和太鼓チームによるショーなどが行われた。 また、報道関係者には来年の五つの山車のテーマを発表。(1)最先端テクノロジー(2)食べ物とスポーツ(3)信仰(4)立佞武多(5)日伯文化の融合、となっており、今年8月から職人50人体制で制作に取り掛かっている。 具体的には、(1)アニメ、コスプレ、高層ビル、ロボット、武士(2)和食、相撲、柔道、野球(3)大仏、仏教(4)立佞武多「鹿嶋大明神と地震鯰」(5)サッカー、浅草カーニバルなどとなっており、先導には未来をイメージした船とチームマスコットの金色の鷲が登場する。 シジネー代表はこれらに関し、「(1)は日本の最先端のものを、(2)は長寿の食事である和食と日本のスポーツを、(3)は日本人の落ち着きの元である信仰を、(4)は技術が進歩しても伝統を大事にしている日本の姿を、(5)は浅草から人を連れて来て日本人もカーニバルを大切にしている姿を見せたい」との思いを語った。 なお、同チームは衣装を28種類用意。そのうち5種類はIPKによるもので、2種類は既に完売。残るはコシノ・ジュンコ氏プロデュースの作品を含む3種類で1着300レアルで販売中。 また、日本的空間を演出したVIP席を450席用意。そこでは寿司や日本酒などの日本食なども提供されるという。 IPKの小林代表は、「立佞武多も来るし期待は大きい。日本文化がプラスになって優勝できるだろう」と意気込んでおり、日系人のさらなる参加を呼び掛けている。 問い合わせはIPK(電話11・3288・8989)まで。 2014年11月27日付
沖縄県人会と沖縄文化センター(田場ジョルジ会長)主催の「第10回うちなー芝居」が、9日午後1時からサンパウロ市リベルダーデ区の沖縄県人会館で開催され、会場が満杯となる約400人が詰め掛けた。 舞台上では、ウチナーグチ(沖縄方言)のスピーチや舞踊劇、琉球舞踊やエイサー太鼓などの芸能が披露され、若手へのウチナーグチ及び琉球芸能継承の必要性が強調された。 開会式では、沖縄県人会の島袋栄喜副会長がウチナーグチ及び日ポ両語であいさつ。母県ではウチナーグチを話す人が少なくなる中、「(日本でウチナーグチが)方言ではなく言葉として認められれば教科書を作ってもいいという規定がある。ウチナーの習慣をなくなさいように皆様、ご協力ください」と呼び掛けた。 引き続き、あいさつに立った具志堅シゲ子実行委員長は、ウチナー芝居が10年の節目を迎えて内容も年々充実してきたことに言及。今回、ビラ・カロン区のウチナー口研究会等が中心となり、若い世代にウチナー芝居とウチナーグチが伝えられていることに「明るい兆しが輝いてくることをうれしく思います」と述べ、大会開催に協力した関係者に感謝の意を表した。 2部構成で実施された舞台では、開幕合同演奏「かぎやで風」に始まり、「花」「安里屋ユンタ」の舞踊や琉球民謡などが披露された後、ビラ・カロン支部の高安宏治氏が「少年時代の思い出」をウチナーグチでスピーチ。1959年にボリビア移民として入植。密林を開拓し、泥水をすすりながら生活してきた苦難の道を振り返り、「ボリビアで初めて『ゆいまーる(助け合い)』の言葉の意味が分かった」と発表し、会場から拍手を受けた。 そのほか、2世世代よるウチナーグチの発表やウチナーグチ研究会による「丘の一本松」や特別演歌ショーなども行われ、来場した人々を楽しませた。 2014年11月26日付
ブラジル福島県人会(永山八郎会長)は30日午前11時から午後2時ごろまで、サンパウロ(聖)市リベルダーデ区の同会会館(Rua da Gloria, 721)で「第7回喜多方ラーメン祭り」を開催する。永山会長、曽我部威事務局長が案内に訪れ、来場を呼び掛けた。 2010年10月に始まり、年2回行われている同行事。母県喜多方市の名物ラーメンを、県連日本祭りで出品しようと企画したのがきっかけだったという。最初は、スープ作りなどすべてが手探りだったと曽我部さんは思い出す。 翌年、JICAシニアとして来伯した武藤啓一氏が福島で喜多方ラーメン振興の仕事に従事していたことから、県人会に協力。以後、「麺やスープなど、評判は色々ですが、やるたびに良くなってきている」という。前回(6月)は300食を完売した。 今回も青年部が中心となって300食を用意する。値段は前売り18レアル、当日20レアル。ラーメンのほかに、ギョーザとサーモンのおにぎりを初めて用意する。永山会長は、「喜多方の評判を落とさないように、皆さんから喜ばれるものを差し上げたい」と抱負を語り、来場を呼び掛けた。 問い合わせは同県人会(電話11・3208・8499)まで。 2014年11月22日付
ニッケイ新聞 2014年11月26日 大阪なにわ会(下平尾哲男会長)が「第79回慈善バザー」を、12月7日午前9時から同会館(Rua Domingos de Moraes, 1581、ビラ・マリアーナ駅そば)で開く。婦人部の手芸品(レース編み、ふきん、エプロン等)をはじめ、プレゼント用品、中古衣料品の販売や、協賛業者の出店がある。食堂では寿司、なにわうどん、天ぷら、お汁粉、パステル等が準備される。婦人部から久保美恵子部長、高瀬千秋、桑原妙子さんが来社し、「皆様のご来場をお待ちしています」と呼びかけた。問い合わせは同会(11・5549・7226)まで。
ニッケイ新聞 2014年11月18日 ブラジル福島県人会(永山八郎会長)が『第7回喜多方ラーメン祭り』を、30日午前11時から同県人会館(Rua da Gloria, 721, Liberdade)で開催する。前売り券18レアル、当日券20レ。チャーシュー、ねぎ、メンマをトッピングした醤油味の喜多方ラーメンを300食準備する。「ラーメンだけじゃ足りない」という人のために、今回は餃子とサーモンおにぎりの販売も。案内のため来社した長山会長と曽我部威事務局長は、「県も市もふるさとの味のブラジル普及に協力的。これからも力を入れてやっていきたい」と話し、広い来場を呼びかけた。問い合わせは(11・3208・8499)まで。
ニッケイ新聞 2014年11月22日 南聖ジュキア線のペドロ・デ・トレド入植百周年を祝う式典が15日、第2回沖縄祭りの中で開催され、聖市の沖縄県人会本部やサントアンドレ支部からも民謡愛好会などの芸能団を乗せたバス2台がそれぞれ駆け付け、地元伯人と共に盛大な祝い宴を終日繰り広げた。 1912年に建設開始したジュキア線は14年に完成、その工事に参加した沖縄移民らが沿線に住み着いたことから始まった地区だ。同沿線最古参の長田栄治さん(ながた、沖縄県名護市、96)=ミラカツ在住=は「ワシがきた1935年頃、この町には600家族がいた」と思い出す。現在は60家族で、ほとんどが沖縄系だ。リベイラ河沿岸日系団体連合会の山村敏明会長の薦めにより、今年の百周年を見込んで昨年から「沖縄祭り」を同地で始めていた。今年の式典は、同祭りの一部として昼過ぎから近隣の市長ら多くの来賓を迎えて行われた。金城島袋ソランジェ実行委員長(アレクリン日本人会会長)は開会挨拶で、「いちゃりばーちょーでー(一度会ったら皆兄弟)の精神で準備してきた。この団結自体が祭りの成果だ」と遠路駆けつけた協力者に感謝した。山村連合会長も「ここは最古の植民地の一つ、そこで百年祭が行われることは実に頼もしい。先人に感謝」と称賛した。同地の宮代セルジオ市長の妻マリザ夫人が夫を顕彰する挨拶をし、郷土史家のアナ・マリア・センジンさんが記念出版した同地移民史『Centenário da Imigração Japonesa em Pedro de Toledo』の刊行祝賀の挨拶をした。県人会本部の島袋栄喜副会長は「ここを苗代に県系人は各方面に進出、活躍した。この地は沖縄コミュニティの誇り」と慶祝の言葉をのべ、先日刊行されたばかりで、同地のことも収められている『写真で見る沖縄県人の歴史』が宮城あきら編纂委員長から寄贈された。パウロ・エドゥアルド市議会議長、カイオ・フランサ聖州議、飯星ワルテル連邦下議、在聖総領事館の飯田茂領事部長らに続いて、宮代市長は「60、70年代に多くの人が聖市などに移ったが、今日はたくさんが戻ってきている。鉄道工事に参加してこの町に住み着いたものの子孫として、この祭りを大変嬉しく思う」と喜んだ。会場には同日本人会の沖縄ソバや連合会の日本食ブースを始め、写真展や各種出店など約20店が並んだ。タワタ・セルジオ副実行委員長は「去年は2千人だったが、今年は4千人来ている」と破顔一笑した。援協サントス厚生ホーム運営委員長を務め、サンビセンチ在住の安次富ジョルジさん(二世、72)は、「父が1932年にここの町に来て、僕はここで生まれた。戦後、移転したがとても思い出深い。長い間、来ないうちに大分変わった。今日は踊りを披露するために来たんだ」と懐かしんだ。与那嶺真次元県人会長も「聖市やサントアンドレに住む県系人の多くが、ここに親戚がいる。我々のふるさとみたいな場所」と頷いた。 ミニ・リベルダーデがジュキア線に誕生! まるでガルボン・ブエノ街の大鳥居周辺のような光景が、入植百周年を機にペドロ・デ・トレドにできる。飯星ワルテル連邦下議の協力で、同市バスターミナル横の通り=写真=に鳥居とスズラン灯が建設された。その奥には、日系人が多く働くフェイラが毎週開催され、所縁のある場所だ。本来はこの15日に開所式が行われる予定だったが、アウキミン州知事が出席する日程調整から30日に延期された。
ニッケイ新聞 2014年11月20日 岩手県人会(千田曠曉会長)が14日から16日まで、聖州カナネイアへ親睦旅行に出かけた。サンベルナルド・ド・カンポ、コチアなど近郊からも集まった参加者43人を乗せたバスが、初日深夜にリベルダーデ広場を出発した。海岸沿いの街カナネイアは1531年にポルトガル人のマルチン・アフォンソ・デ・ソウザ率いる遠征部隊が上陸しており、サンビセンチと町創立最古を争う歴史を誇る場所だ。カキの養殖が盛んで、釣り人も多数訪れる港町としても有名だ。翌朝午前6時に老舗日系ホテル「コッケイロ」に到着した一行は、遊覧船で景観を楽しんだ。小雨が降る中、カキの養殖場や、背びれを出して泳ぐイルカなどが乗客を楽しませた。午後はフェリーでコンプリーダ島へ向かった。海水浴などでリラックスし、ホテルの食事では新鮮な生カキ、白身魚の刺身、魚介類のリゾットなどで空腹を満たした。翌日は自由行動、魚屋でお土産を購入する者、釣りで時間を過ごす者などそれぞれ過ごした。千田会長は「参加に感謝。家族のようなひと時を楽しく過ごせた」と充実の表情。モジ在住の菊池達郎さん(86、岩手)、カツエさん(80、福岡)夫妻は初のカナネイアに「海辺の町でのんびり過ごせた。おいしいカキなども味わえて大満足」と満喫した様子で話した。
ニッケイ新聞 2014年11月19日 【長村裕佳子クリチーバ通信員】兵庫県姫路市とパラナ州クリチーバ市が姉妹都市提携30周年を迎え、姫路市から石見利勝市長、八木隆次郎市議会議長ら5人が来伯し、11月7日、バリグイ公園のサロンで記念式典が開催された。関係者約150人が出席して節目の日を祝った。 石見市長は10年前に続き2度目の来伯。「クリチーバ市とは高校生の留学などを通して交流を高めてきた」と話し、「密な姉妹都市関係を続けてこられたのもクリチーバ市民の尽力のおかげ。感謝を申し上げたい」と伝えた。まったく偶然ながら、グスターボ市長の父マウリシオ・フルエチが市長在任中に姉妹都市提携が開始された事を説明し、「30年の交流の中で、温かく迎えてくれた姫路市での留学生の受け入れに感謝したい」と語った。その後、スライドでクリチーバ市の紹介が行われたほか、これまで両国で実施されてきた留学の様子が紹介された。式典には元留学生の本田サンドラ陽子さん(四世、40)も出席。日本語の習得のために98年に留学したという本田さんは、「ブラジルにいる家族から学んだ日本語と現代の日本語の違いを知る事が出来、貴重な経験だった」と振り返った。同日夜には、クリチーバ市内の聖母マリアチャペルで同提携30周年記念コンサートが開催され、姫路市関係者や地元政府関係者など招待客約2000人が来場した。池田敏雄在クリチーバ総領事が「今後さらに姉妹都市交流が発展しますように」とあいさつ。リオ在住のピアニスト・清水由香さんとブラジル人のバイオリン、ヴィオラ、チェロ演奏家との共演で「もみじ」などが披露された。清水さんのピアノソロではブラジル人作曲家ヴィラ=ロボスの曲が演奏され、来場者を楽しませた。演奏会の後、同会場でカクテルパーティが行われ、クリチーバ市の国際交流担当の山脇ジョルジさんが乾杯の音頭を取った。
ニッケイ新聞 2014年11月18日 ブラジル熊本県文化交流協会、ブラジル肥後古流、静風流煎茶道ブラジル灯楽会が共催し、23日午後1時半から『合同茶会』を行なう。場所は同県人会館(Rua Guimaraes Passos, 142, Vila Mariana)で入場無料。肥後古流は熊本藩で誕生した茶道の一つ。当地に支部はないが、趣味としていたJICA日系社会シニアボランティアの大塚優子さんと、05年熊本市費研修生の清原パウラさんが発起人となってイベントを企画。熊本県人会の会館移転式典(2001年8月)には、慶祝団の一員として来伯した、一流派である小堀家13代の小堀俊夫代表が用具一式を寄贈していた。案内のため来社した同県人会の田呂丸哲次会長、静風流の森由里子会長、岡本和子、松浦紀美子両副会長、肥後古流の大塚さん、パウラさんは「お茶とお菓子でおもてなしします。かしこまらず気軽にご参加ください」と呼びかけた。問い合わせはパウラさん(11・99148・9830)まで。
ニッケイ新聞 2014年11月15日 ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)が「第43回移民のふるさと巡り」の参加者を募集している。3月27日から4泊5日でパウリスタ線沿いの移住地を巡る。オズワルド・クルース、バストス、ドラセナ、ジュンケイロ・ポリス、パカエンブーを訪れ、同地日系社会と交流する。この地域へは、25年前に行われた第2回ふるさと巡り以来の訪問となる。最終日は温泉で有名なパラグァス・パウリスタのホテル「Resort Agua das Araras」に宿泊し、蒸気機関車ツアーなどを楽しむ。シングル1850レ、ツイン・トリプルは1580レ。定員になり次第、締め切りとなる。問い合わせ、申し込みはグローバル・サービス旅行社(11・3572・8990)まで。なお、同社は17日に店舗を移転したため、直接申し込みを行う場合は新住所(Praça da liberdade 190 – 1.o andar cj 13)へ。
ニッケイ新聞 2014年11月14日 愛知、大分、和歌山、滋賀、長野の5つの県人会が共催する『第17回屋台まつり』が、23日午前11時から愛知県人会(R. Santa Luzia, 74, Liberdade)で開催される。終了は午後3時半。県人会ブロック地区の垣根を越えた交流を目的として、10年ほど前に始まった。今回の各県メニューは、愛知が味噌串かつ・味噌煮込みうどん・抹茶アイス、和歌山が関西風お好み焼き、大分がトリ飯・トリ天・牛たたき、滋賀が冷やしうどん(和風、中華風)、長野が椎茸ご飯、抹茶ケーキ。ビンゴ大会やカラオケ、日本舞踊のショーなども催される。案内のため、沢田功(愛知)、伊藤信比古(大分)、木原好規(和歌山)、山田康夫(滋賀)、杉本みどり(長野)さんら各県人会代表者が来社し、「和気藹々と楽しめるので、家族、友達を誘ってぜひ来てください」と呼びかけた。
ニッケイ新聞 2014年11月15日 青森県五所川原市の巨大立佞武多(たちねぷた)「鹿嶋大明神と地震鯰(なまず)」(高さ23メートル、19トン)が来年2月の聖市カーニバルへやって来る。近年上位の有力サンバチーム「アギア・デ・オウロ」の来年のテーマは、日伯外交樹立120周年。昨年カーニバルに参加した経験のあるファッションデザイナーのコシノジュンコさんと同チーム関係者が8月、同祭りを訪れたのがきっかけでこの話が動き出した。 日本のファッションデザイナー・コシノジュンコさんは「アギア―」関係者と8月4~6日に行なわれた「立佞武多祭り」を視察した。同チームは来年のテーマに合わせて、日本の伝統的祭事を取り込む調査に赴いていた。その時、同祭りを目の当たりにしたカルナヴァレスコ(総合演出)のアマリルド・デ・メッロさん(47)は、「素晴らしいの一言。紙でできているなんて信じられない。お祭りも見事な演出で、参加者との間に生まれるエネルギーがカーニバルと類似したものを感じた」と本紙の取材に応えた。祭り前日には観光施設「立佞武多の館」にも足を運んだ。同行した市関係者によれば、展示される立佞武多を見てコシノ氏も「鳥肌が立つほど感動した。この魅力を世界の人たちにも知ってほしい」と平山誠敏市長らに語ったという。そうした経緯もあって朝日新聞などの報道によれば、五所川原市は市長や作業員19人の渡航費、国内輸送費として約2200万円を予算化した。五所川原市観光物産課によると、大型の立佞武多が国外のイベントに参加するのは初めて。本紙のメール取材に対し、平山市長は「海外初出陣にあたって、ブラジル青森県人会や日系人など多くの方々を元気づけたい。世界的なイベントに参加するのは大変に名誉なこと。世界中にその勇姿を発信できる千載一遇のチャンスと捉え、国内外からのご声援をお願いしたい。日伯のさらなる友好化にも期待」と答えた。来年2月14日の本番まで期日も迫り、通関手続きなどの不安も残すが、今月21日前後の海上輸送に向け、制作者の福士裕朗さん(33)らが解体作業中と、すでに日本では大々的に報道されている。福士さんは「地元でも大きな話題」と喜びをあらわにし、「輸送、現地での台上げ作業と進んでいくが、安全第一で大成功に終わるようがんばりたい」と心待ちにしている様子だ。東日本大震災の復興を祈願し、2012年に製作された「鹿嶋大明神と地震鯰」だが、カーニバル会場は15メートル以内という高さ制限があるため、台座がない人形部分(14・2メートル)が運行される予定。同ねぷたは終了後、チームに寄贈される見込みとなっている。
ニッケイ新聞 2014年11月15日 沖縄県人会(田場ジョルジ会長)主催の「第10回ウチナー芝居」が9日午後1時、同会館で開催された。ビラ・カロン支部うちなーぐち研究会をはじめ、琉球舞踊協会、斉藤悟琉舞道場などが参加し、方言による舞踏劇、踊り、歌三線など31演目を披露し、約千人の観客を楽しませた。 今回注目を集めたのは、同研究会所属の18人が約30分間の熱演でみせた人情喜劇『丘の一本松』。頑固な父親と反発する子どもの葛藤を描いた作品で、沖縄特有の家族愛や教育観が上手く描かれていると県民に広く親しまれている。 同研究会で方言の指導をしている高安宏治さん(66、沖縄)は、「うちなーぐちの敬語表現は、沖縄でも使われなくなっている。芝居の台詞を通して覚えてもらい、次の世代に文化を繋げたい」とイベントへの参加理由を語った。 来場者の竹田秀子さん(77、沖縄)は、「主人公は北谷の方言、オバアは本部の方言を使っていて、とてもよく出来ていました」と笑顔。最近うちなーぐちの教室に通い始めたという伊芸クリスチーナさん(三世、45)は、「私も、もっとうちなーぐちが上手になったら出演したい」と話した。 午後8時、参加者全員でカチャーシーを踊り、閉幕。沖縄県人会の島袋栄喜副会長は、「うちなんちゅの心は、うちなーぐちでないと表せない部分がある。母県でも方言を見直す動きがあり、教育機関でも教えるようになった。これからも芝居会を続け、継承に努めたい」と次回開催への意欲を語った。
愛知、大分、和歌山、滋賀、長野の5県人会は、今回で17回目となる「屋台まつり」を23日午前11時から午後3時半まで、サンパウロ市リベルダーデ区の愛知県人会(Rua Santa Luzia, 74)で開催する。 県人会や地方ブロックの垣根を超えたつながりを大切に約10年前から開催されている同祭は、日本食レストランでも食べられないような各地の郷土食を提供するのが特徴。 今回初めて提供される滋賀の冷やしうどん(和風と中華風)をはじめ、愛知名物の味噌カツ・味噌煮込み、日本祭りで大人気の和歌山の関西風お好み焼き、鶏肉消費量日本一の大分はトリ飯・トリ天、そして前回の同祭で好評だった長野の椎茸ごはんなど。 また、午後1時から同2時の間にビンゴやカラオケ大会をはじめ、日本舞踊、日系2世女性ソプラノ歌手によるステージ、剣道のデモンストレーションなどがアトラクションとして行われる。 案内に来社した沢田功会長(愛知)、伊東信比古理事(大分)、木原好規会長(和歌山)、山田康夫会長(滋賀)、杉山みどり理事(長野)らは、「日本祭りでも味わえない雰囲気も特徴。家族など皆さんお誘い合わせの上、ぜひ多くの人に来ていただけたら」とし、それぞれ熱い思いで呼び掛けた。 2014年11月18日付
ニッケイ新聞 2014年11月13日 1924年に信濃海外協会や日本力行会によって創設されたノロエステ線ミランドポリス市の第一アリアンサ移住地(通称長野村)が90周年を迎えた。10日に、第一アリアンサ文化体育協会(望月友三会長)による「入植90周年記念式典」が同会館で開催され、約200人が節目の年を祝った。母県からは県文化部国際課の土屋孝夫係長が、聖市からは福嶌教輝在聖総領事らが参加した。 午後1時、式典に先立ってミサが執り行われ、先没者へ黙祷が捧げられた。日伯両国歌斉唱の後、望月会長が開会挨拶で、「日本人の理想郷を作る先人の夢は実現できたでしょうか? 現在のアリアンサを見るにつけ、私は実現されていると思うのです」と熱く語った。「日本と同様、少子高齢化によってアリアンサの日系人口は減少を続けているが、移住地発展のため、今まで以上に皆で頑張っていこうではありませんか」と呼びかけると、会場からは共感の拍手が挙がった。続いて阿部守一長野県知事、小泉知定日本力行会理事長からの祝辞が代読披露された。来賓祝辞には長野県人会の佐藤満理事、ブラジル力行会の岡崎祐三会長、ノロエステ日伯連合会の白石一資会長、全アリアンサ文化協会の佐藤勲会長、関谷ロベルト市議(市長代理)らが立った。福嶌総領事は昨年のノロエステ地方訪問の思い出を振り返って「今年もアリアンサに来ることが出来て良かった」との喜びを語り、日伯外交120周年、リオ五輪と日本からの関心が集まるこの時期に「ノロエステの素晴らしさを日本に伝えたい」と話した。第一アリアンサ文化体育協会と長野県で記念品の交換が行われ、75歳以上の高齢者51人が表彰され、出席者一人ひとりに記念品が贈呈された。最年長の新津英三さん(99、長野)が謝辞を述べ、「アリアンサが10周年の時に移住してきました。この90周年は、私の80年でもあります」としっかりとした口調で挨拶した。第一アリアンサ日本語学校の生徒8人による学芸発表が行われ、アリアンサの歴史や授業風景が発表された。釜野イゴル(16、四世)、竹原利枝(14、同)さんは「勉強の成果が発揮できた」と喜んだ。午後3時、記念ケーキカットが行われ、新津さんの乾杯の音頭で式典は親睦会に。今年69歳の佐藤満理事は、23歳で第二アリアンサを出た。親睦会では旧友との再会を果たし「旧交を温められた。参加して良かった」と笑顔を見せた。午後6時には弓場バレエ団が同農場で、記念公演として独自のヨサコイソーランや「輝かしき開拓者」など5演目を上演した。
