06/03/2026

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ニッケイ新聞 2016年7月12日  日本祭りでは今年も連日、長蛇の列をなした『郷土食広場』。今年参加した46の都道府県人会が、懐かしい郷土の味を販売した。同祭でしか食べられない日本食が堪能できるとあって、これを目当てに同祭を訪れる客も多い。昨年より来場者が増加したことで、今年は売れ行きが良いと感じた県人会も多かったようだ。日系社会面の記者3人が、それぞれ気になった食品を担当、上下に分けて紹介する。  モチモチの食感と、根菜や鶏肉の深い味わいで人気の大山おこわを販売していた鳥取。「土曜日は、その日の200食分が午後2時には売り切れてしまいました」と同会婦人らが話す。「今年は若い人が多く手伝ってくれて嬉しい。とても疲れましたが最後まで頑張ります」と明るい笑顔で応えた。  長野には毎年人気の野沢菜付け、シイタケごはん、花梅漬けなどが店頭に。野沢菜漬けは県人会の元会長、北沢重喜さん夫人の指導の下、先週の月曜日から作り始めた。毎年500食を用意していたが、寒波の影響により今年は150食にとどまったという。そのため土曜日の正午には、早々に売切れてしまった。  鹿児島の目玉商品はかるかん饅頭と薩摩揚げ。手間隙かかる郷土食を、2日がかりで準備した。2014年6月の会館売却後、移転先が決まっておらず昨年同様、調理は聖市東洋街の飲食店「レストラン・サムライ」で行なった。 厨房を貸し出した同店女将の上園モニカさんも、「今年は昨年より早く売り切れてしまいました。土曜日の午後3時には両方とも完売しました」と微笑む。 「無添加で体に優しく、手作りの自然な味わいが人気の秘訣です」と話し、「婦人部と青年部が協力し、賑やかに皆と一緒にできてとても楽しかった」と満足げな様子だった。  高知は鯛の蒸しや姿寿司、鰹のタタキなど、下準備に時間のかかる郷土食を提供した。日曜日には既に130食分が完売していたという鯛の蒸しは、一匹蒸し上げるのに一時間半はかかると言う代物。 「特に土曜日の行列はすごかった。今年はお客さんが多かった」と話すのは同会の婦人。「会員のほとんどが70~80代という中、近年、若い研修生が沢山手伝ってくれて活気が出てきました」と話し、「これからも皆と力を合わせて頑張りたい」と、今後に意気込みを見せた。来月には青年部主体で運営する土佐祭りも控えている。(つづく)
ニッケイ新聞 2016年7月12日  会場が一新して「エキスポ・サンパウロ」で初開催した県連日本祭り――大勢の来場者に恵まれ、土日は大変な賑わいとなった。老いも若きも総動員で郷土料理を提供した県人会も多く、「食の広場」では予想外の早い時間での売り切れが続出したよう。そんな会場の熱気を写真グラフで伝える。 ◎ 県連日本祭り特別写真グラフはこちらをクリック ◎
五輪控え柔道実演や足湯コーナーも  第19回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り、主催=ブラジル日本都道府県人会連合会)が8日~10日、サンパウロ(聖)市のサンパウロ・エキスポ・センターで開催された。今年の同祭テーマはリオ五輪と4年後の東京五輪にちなみ「スポーツと健康」。東京オリンピック組織委員会の出展や、柔道メダリストによる講演と技のデモンストレーションなどが行われた。会場一帯が改装されたことにより渋滞が軽減し、天候に恵まれたこともあり、来場者総数は昨年より多い約18万人(主催者筋)と見込まれているが、正式な来場者総数は主催者側から後日、発表される予定。 8日午前11時頃からメーンステージで行われた開会式には、聖州議員、日系議員、日本政府関係者、各スポンサー代表や日系団体代表ら26人が登壇し、開会を祝った。同祭実行委員長の市川利雄氏はあいさつで「ブラジル経済の低迷にもかかわらず、県人会、日本政府、スポンサーそのほかにも多くの方々に協力してもらい、第19回日本祭りが実現できました。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを表した。在ブラジル日本国大使館特命全権大使の梅田邦夫氏は「同祭はブラジル各地で行われている日本祭りの模範。故に、サンパウロの日本祭りはとても重要で、同祭には多くの日本政府機関も支援している。日本祭りの成功と、日本とブラジル両国の関係のさらなる発展を祈ります」と祝辞を述べ、式典最後は来賓らによる恒例の鏡割りが行われた。  過去最大となる46都道府県人会と団体合わせて53店が出店した郷土食広場は、例年通り大盛況となった。金曜日(8日)は昨年より約3割来場者数が増えたこともあり、予想以上の売れ行きだったという。また、昨年の日本祭りを参考に用意された郷土食は、早くも土曜日(9日)の昼頃には売り切れとなる店舗が続出した。会場が新しくなったことや、各郷土食屋台の看板の大きさを統一したこともあり「来場者にとって回りやすくなった」という声も上がった。  会場の入り口付近で注目を集めた東京オリンピック組織委員会出展の足湯コーナーでは、多くの来場者が疲れを癒やす場となった。担当者の笹井浩典氏は「足湯は日本祭りのテーマの健康に焦点を充て、来場者にリフレッシュしてもらいたいという思いで設置しました。また、リオのジャパン・ハウスの宣伝も出展の目的」と語った。同祭のもう一つのテーマ「スポーツ」に焦点を充てて出展された在聖総領事館のブースでは、バルセロナ五輪金メダリストのロジェリオ・サンパイオ氏たちによる柔道のデモンストレーションが行われ、多くの来場者が参加し、その後写真撮影会も行われた。 2回目の出展となる農林水産省の出展事業(日本料理の講習会及び試食会)も人気を呼んでいた。農林水産省の嶋根一弘氏は「食文化は育っていくもの。伝統的な日本食文化を押し付けるのではなく、正しい日本食を知ってもらい参考にしてほしい」と出展の意図を語った。また、来年度開設予定のジャパン・ハウス・サンパウロのブースでは、白い箱の中にジャパン・ハウスの模型が入れられ、来場者の好奇心を掴んでいたようだ。  ほかにも、サンタ・クルス病院とサンパウロ日伯援護協会のブースでそれぞれ行った健康診断や医師との相談会は来場者の列が絶えなかった。また、日系果樹組合が販売する生産物を買い求める人や、押し花、折り紙、書道などのワークショップを通じて日本文化に触れ合う人など、来場者は思い思いの時間を過ごしていた。  県連の山田康夫会長は「たくさんの人に来てもらえて大成功だったと思う。何より、事故やケガがなく3日間を無事終えることができてよかった」と胸を撫で下ろし、「今年の成功を来年につなげ、継続性のある日本祭りとしてこれからも続けていきたい」と来年の日本祭りの展望を語った。 サンパウロ新聞 2016年7月12日付
 第19回日本祭りの「子ども広場」では、エスコテイロ・ド・ブラジル(ボーイ・ガールスカウト)の13団体の少年・少女たち(連日約120人のボランティア)が、来場の子どもたちに竹を組み合わせた器具を使ったアルゴリズム運動やスカーフの折り方を教えていた。  同広場ではそのほか、「イベス・オオタの平和と正義運動」主催の七夕短冊作りや書道、「貞子への千羽鶴作り」、紙工作、折り紙、合成写真、陶芸体験、はしの使い方練習、凧作り、おにぎり・手巻き作りなどの実体験コーナーが用意され、多くの子どもたちが参加。陶芸体験コーナーにいたペルナンブコ州ペトロリーナ市から来ていたトシロウ君(8、3世)は、「柔らかい粘土に触って、形ができるのがとても面白かった」といい、ベアトリスちゃん(5、聖州ペルイビ市、ポルトガル系)も「粘土が柔らかくて面白かった。また、遊びたい」とし、手の汚れを気にせず楽しんでいた。  凧作り体験コーナーでは、非日系のケルビン・テセイラ・デ・オリベイラ君(7、サンパウロ市)が「凧を作ったのは初めてだったので少し難しかったけど、とても楽しかった」と喜び、日本文化に興味があるという母親ともども満足そうな様子だった。  「貞子への千羽鶴作り」コーナーでは、聖市から来ていたあゆみちゃん(11、2世)、たいき君(8、2世)の姉弟が一生懸命に鶴を折っていた。あゆみちゃんは「広島に原爆が落とされたことは、学校で習っていました。鶴の折り紙は、以前に何度か折ったことがあるので簡単でした。8月6日の日に間に合うよう、広島に持って行って下さい」としっかりとした考えを示していた。  紙工作コーナーでは、日本祭りには5回目の来場だというロドリゴ・ウシザワ君(10、4世)が折り紙、竹ひごと要らなくなったCDで、鯉のぼり作りに熱中。「学校では工作するのが大好きで、ここでは色々な体験コーナーがあって楽しめる」と話しながら、工作に集中していた。  折り紙コーナーにいたルーカス・エイジ・タナカ君(16、3世)は、午前中から父親と2人でボランティアとして、日系福祉団体の物販や会場のパンフレット配りを手伝っていたという。その合間に、折り紙や絵を描くワークショップに参加したと言い、「たくさんの人たちに来てもらい、初めてのボランティア経験を皆と一緒にできて、良い経験になりました」と微笑んでいた。 サンパウロ新聞 2016年7月12日付
 【ベレン支局】熊本地震の被災者に対する義援金を募るチャリティーカラオケ大会が6月26日、ベレンで開催された。  主催したのは北伯県人会協会で、この日会場となったカラオケレストランには、ベレン日本国領事事務所の小林雅彦所長をはじめ汎アマゾニア日伯協会の生田勇治会長、小野重善財務理事等の来賓が出席していた。また、後援団体のカラオケ同遊会や北伯県人会協会加盟の各県人会関係者で会場がいっぱいに埋まっていた。  この日集められた義援金約1万5680レアル並びに20万円はべレン領事事務所へ届けられ、同領事事務所を経て被災県熊本へと送金されることになる。  なお、北伯熊本県人会(島川尚三会長)では独自に義援金を集め、すでに母県へと送金している。  北伯県人会協会の山本陽三会長は「遠く離れたアマゾンの日系人たちの被災者に対する熱い思いを、この義援金に託します」とコメントしていた。 サンパウロ新聞 2016年7月12日付
日系5団体が各種支援策を報告  8月5日からのリオ・デ・ジャネイロオリンピックの開催まで1カ月を切った。文協(呉屋春美会長)、援協(菊地義治会長)、県連(山田康夫会長)、商工会議所(村田俊典会頭)、日文連(大城幸夫会長)の日系5団体は2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)に引き続き、リオ五輪に向けて「日本人訪問者サンパウロ支援委員会」を3月に発足し、5日午後2時から文協ビル2階で記者会見を行った。  記者会見には、日系5団体の各代表者のほか、文協の松尾治副会長、在サンパウロ(聖)日本国総領事館の高元次郎領事、商工会議所の安田篤日伯交流委員長が出席した。同支援委員会は、日本企業を中心としたスポンサーの支援のもと運営されており、文協の呉屋会長はあいさつでスポンサーへの感謝の気持ちを述べた。  同委員会に情報提供などを行っている在聖総領事館の高元領事は「選手への支援、サンパウロを経由する邦人の保護、日系団体との連携強化の3点を軸として、日系社会を盛り上げていきたい」とあいさつした。  緊急医療支援を行う援協の菊地会長は「リオでは7つの病院が緊急対応病院に指定されているが、日本語対応ができない上、日本の保険会社と契約がないので医療費を立て替えなければならない。サンタ・クルス病院と援協では、そういった煩わしい手続きが一切要らない」と説明した。また、援協は緊急連絡先を書いたカードを作り、文協、県連、商工会議所、旅行会社を中心に配布しており、同会長は「場合によってはリオの病院に行くよりもサンパウロまで来て、サンタ・クルス病院や援協を利用することが勧められる可能性もある」と話した。  宿泊支援を行っている県連の山田会長は「サッカーW杯の時は1、2カ月前から宿泊施設に関する問い合わせがきていたが、今回は問い合わせがほとんどない。要請があれば支援していきたい」と県連の動きを説明した。  商工会議所の村田会頭は「会員の3分の2を日本企業が占めており、当委員会のスポンサーも7割が商工会議所の会員。そういった意味で当委員会に商工会議所が参加することは重要な意味を持つ」と述べ、安田委員長は「オリンピックというビッグイベントを機に日伯交流に全力を尽くしたい」と意気込みを語った。また、日伯文化連盟は、翻訳通訳支援を行う。「電話やメールで要請があれば支援していきたい」と大城会長は話した。  同委員会は伯国を訪問する日本人に、事前に正しい情報を得てリオ五輪や観光を満喫してもらうことを目的に、文協ホームページ上に特設ホームページを5日から開設した。URLは次の通り(http://www.bunkyo.org.br/ja-JP/rio2016)。  文協事務局の益本氏は「7、8月にかけて日系社会においてもたくさんの催しがある。このサイトを通して、日系人・日本人・ブラジル人が交流を深めるきっかけになれば」とし、Facebookにもリオ五輪のサイトを立ち上げており、まだ開設してわずかだが日本からのアクセス数が多いという。  同委員会は、8月10日午後6時から文協の多目的ホールでサッカー男子日本対スウェーデン戦のパブリック・ビューイングを行うほか、ラグビー男子日本代表の公開練習の訪問を企画しており、日系人、日本人、ブラジル人との交流を深めることが期待されている。  さらに、NPO法人「日本スポーツ芸術協会」は人形文化の保存・継承に関する活動を行うNPO法人「阿波勝浦井戸端塾」に依頼し、雛人形がリオのジャパンハウスで展示される。その後、約1500体の雛人形が各日系団体に寄贈されるという。  質疑応答では、高元領事がテロ対策に関して「ブラジルでは過去にテロが起こったことはないが、テロの危険性は高まっている」と前置きし、「ブラジリアで伯国政府と連携を取り、情報の共有や伯国政府による外交向けのセミナーに参加しながら、万が一に備えた対策を行っている」と答えた。 サンパウロ新聞 2016年7月9日付
ニッケイ新聞 2016年7月9日  リオ五輪への来伯邦人を受け入れるため、聖市の日系5団体が「日本人訪問者サンパウロ支援委員会」を今月、立ち上げた。文協で5日午後、各団体の代表者による会見が行なわれ、特設サイトとフェイスブックページの開設、二つの応援イベントが発表された。邦人観戦者は最大で1万人と予想されている。  支援委員会設立は情報提供と緊急対応、日系社会のアピールを目的とし、文協サイト内に開設した日語特設ページ(bunkyo.org.br/ja-JP/rio2016)などで広報していく。2014年W杯時のアカウントを引き継ぐ形でフェイスブック(facebook.com/rio2016.nikkey.brazil)も開設。関連イベント、治安情報などを随時アップする。  立ち上げに関し、呉屋春美文協会長は「邦人受入れは重要な事業」と話し、在聖総領事館の高元二郎領事も「経由地のサンパウロでも体制構築が必要。応援にも繋がる」と話し、協力に感謝した。  応援事業として企画されたのは二つ。男子サッカーの日本―スウェーデン戦(8月10日午後7時)で観戦イベントを開催する。同日午後10時35分からは女子バレーの日伯戦もあり、時間の許す限り継続する方向。  また聖市内で事前合宿を行なう一部競技からも、当地に応援要請が届いている。サンパウロ・アスレチッククラブ(SPAC)を拠点に本大会に臨む男子ラグビー(7人制)は、月末以降に公開練習を予定しており、日時など詳細は追って発表される。  援協は別途、緊急連絡先カードを3千枚用意した。記載されたのは在伯公館に日系5団体、救急診療に応じるリオの病院が8施設、日語対応可能な聖市3施設ものせた。当地に支社をもつ日本の旅行代理店JTB、HIS両社、5団体と在伯公館に配布して邦人への周知に努める。  菊地義治援協会長は「病気の時、日本語の分かる相手に電話が通じれば安心。リオで体調不良になった邦人に対し、すぐに診てもらうのが良いか、聖市に寄る予定があればその時に日本語で診察してもらうのが良いか助言できる」と語り、リオからの問い合わせに応じていくという。
ニッケイ新聞 2016年7月9日  いよいよ昨日開幕となった『第19回日本祭』。正午には入場券購入にならぶ来客が長蛇の列をなし、入場開始になると、待ったとばかりに足早に会場に足を踏み入れた。  入口の大鳥居を抜けると、すぐ左手には東京オリンピック・パラリンピック委員会の「足湯」コーナーが、来場者にほっと安らぎを与える。それに加え、毎年人気の高い農水省の日本食実演や、茶の湯、生け花など日本の伝統を感じさせる優美な空間が広がりを見せている。  初日は平日とあって会場に余裕があったが、人気の「郷土食ブース」にはさっそく多くの日系人が集まっていた。森本源治さん(大阪、86)は、「立派な会場で驚いた。せっかく来たからには、故郷の味を楽しみたいが、どれも美味しそうで悩ましい」と妻の敏子さん(二世、70)と微笑んだ。  週末の本番に向け、各県人会も気合は十分だ。三重県人会ブースで手伝いをする杓田美代子さんは、「今年は若い人も協力してくれて頑張っています。作り手不在で昨年中止した手こねずしも、今年は婦人会の手で復活させました。沢山の人に味わって欲しい」と期待に胸を躍らせる。  毎年欠かさず来ているという永井昭子さん(熊本、66)は、「3日間連続で通う」と嬉しそうに言い、「郷土食がやはり一番楽しみです。それにしても、会場が見違えるほど立派になっていて驚いた。渋滞もなしにスムーズに来られました」と賞賛。大幅改修によって生まれ変わった会場に対する感嘆の声が、来場者からは相次いだ。  同祭は8日から三日間で、主要舞台では「ミス・ニッケイコンテスト」や「コスプレサミット」など数々の人気企画が行われるほか、「スポーツコーナー」でのメダリストによる柔道披露や、トヨタ自動車を筆頭にした企業ブースなど老若男女が楽しめる展示企画が目白押しだ。  会場は聖市サンパウロ・エキスポセンター(Rod. dos Imigrantes, Km 1,5 )で、ジャバクアラ駅から無料送迎バスがある。開場時間は土曜日が朝10時から午後9時まで、日曜が朝10時から午後6時まで。70歳以上は入場無料。
ニッケイ新聞 2016年7月9日  現在開催中の第19回日本祭りで保険会社「損保セグーロス」(旧安田マリチマ保険)が、熊本地震の復興支援イベントを実施する。  被害を受けた加入者に対し、保険会社という立場から支援をしてきた同社。同県を心配する日系社会の声を受け企画された。  スローガンは「頑張ろう 熊本!」。熊本日日新聞社提供の写真展や、来場者に千羽鶴を折ってもらい被災地に思いを届けようとのプロジェクトが用意された。  熊本県のご当地キャラ「くまモン」が描かれた募金箱も設置され、寄付を呼びかける。
ニッケイ新聞 2016年7月9日  「スポーツと健康」をテーマとした第19回日本祭り。在聖総領事館主催の柔道ワークショップで、バルセロナ五輪金メダリストのロジェリオ・サンパイオ(土曜午後5時から)、アトランタ五輪銅のエンリケ・ギマラエンス(日曜午後1時から)の両氏が『スポーツコーナー』で講演及び実演を行う。  同コーナーは1500人収容可能。柔道のほか空手、剣道、合気道といった武道全般が披露される。卓球や自転車競技などの実演、護身術のワークショップもある。  詳細は日本祭り公式サイト(www.festivaldojapao.com)まで。
ニッケイ新聞 2016年7月8日  『第19回日本祭り』が本日から開幕―。15万人以上の来客が見込まれるなか、毎年最も人気を博しているのが、何と言っても47都道府県の故郷の味を堪能できる『郷土食ブース』だ。7日午前、開幕を翌日に控える県人会婦人部の準備作業の様子をのぞいてみた。どこも早朝から大変な熱気で、どの県人会も気合い充分だ。  「2カ月前から、毎日こつこつ準備してきました。後は荷物の搬出だけです」と落ち着いた表情で語ったのは、佐賀県人会の婦人たち。目玉商品は「アイスクリームてんぷら」(12レアル)。アイスクリームをカステラで巻いたものを冷凍保存し、会場で天ぷら粉をまぶして揚げる。  日本へ留学した研修生が学んだ秘伝レシピで、3500個も準備されている。「外が熱々で中が冷たく、何とも言えないバランスが人気の秘訣です」と自信たっぷりだ。  富山県人会の一押しはホクホクの「コロッケ」(8レアル)。朝から20人近くの婦人らが集まり、厨房でコロッケのネタ作りに追われていた。一昨日から準備に取り掛かったと言い、3日間で約1400個準備する。  パセリが練り込まれ、さっぱりした味わいが特徴で、「わざわざベレン(パラー州)から手伝いに来てくれた人も。おいしさの秘密は、料理に込められた愛情です」と新城真利枝さんはほほ笑んだ。  東洋街のレストラン・サムライの蒸し暑い厨房のなか、「かるかん饅頭」を準備するのは、鹿児島県人会。米粉と山芋、卵白とを混ぜ合せた皮と、小豆をすり潰した餡子を蒸し揚げるなど、手間隙かけて一つ一つ手作りされた鹿児島銘菓だ。  無添加で体に優しく、餡子の濃厚な味わいが特徴で、毎年早めに完売してしまう人気ぶり。松村茂樹会長は、「手間隙かけて、真心込めて作られた一品です。是非召し上がってください」と来場を呼びかけた。同県人会では、名物「薩摩揚げ」も販売される。  山口県人会からは、「バリバリソバ」。約1千食分が用意されるといい、婦人ら10人が朝早くからあんかけの支度で大忙しだ。また、今年は日本で西洋菓子作りを学んだという青年部員が持ち帰ったレシピで、「お抹茶ブラウニー」も新発売するという。  同県人会事務局の伊藤紀美子さんは、「毎年美味しいと評判です。今年は不景気でどのくらい売れるのか不安要素もありますが、とにかく皆と力を合わせて頑張ります」と意気込んだ。  会場は聖市サンパウロ・エキスポセンター(Rod. dos Imigrantes, Km 1,5 )で、ジャバクアラ駅から無料送迎バスあり。開場時間は本日正午から午後9時まで、土曜日が朝10時から午後9時まで、日曜が朝10時から午後6時まで開催する。70歳以上は入場無料。
ニッケイ新聞 2016年7月8日  県連日本祭りでJETROサンパウロは、日本にある15のキャラクター施設・博物館を紹介するパネル展示をする。  ウルトラマンに出てくる怪獣をテーマとした娯楽居酒屋「怪獣酒場」、「リボンの騎士」王宮風の入口玄関がある『手塚治漫画記念館』(兵庫県宝塚市)、石川県能美市寺井町の遊園地「手取フィッシュランド」の中にある『ウルトラマンスタジアム』、大人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの最先端エンターテインメント施設『ガンダム・フロント東京』(東京都江東区)など日本各地の観光施設をパネルで紹介する。  ブラジル人の若者が日本に観光旅行する際、関心を持ちそうな漫画やアニメなどのキャラクター関係に特化した博物館ばかり。JETROサンパウロの大久保敦所長は「ぜひ息子さん、お孫さんを連れて、ブースを訪ねてみてください」と呼びかけた。
ニッケイ新聞 2016年7月8日  群馬県大泉町「ブラジルタウン」のシンボル、「ブラジリアンプラザ」の再建に向け、日本のNPO法人「交流ネット」が協力を呼びかけている。  同施設内では現在、『ブラジル移住資料館』の設置準備が進められており、資料収集の最中。県連日本祭りという機会に、文協ブース内でデカセギ経験者からの声を集めるという。  交流ネットの岡野護専務理事と林勉事務局長、ブラジル・ビジネス協議会の橋本秀吉代表理事の3氏が来伯し、「なぜデカセギで日本へ行き、そこで何を経験し、今どのような人生を歩んでいるのか。アイデンティティーの確立に苦しむ日系ブラジル人子弟のためにも、ぜひお話を聞かせて下さい」と広く呼びかけている。
ニッケイ新聞 2016年7月7日  「本場所会場の大パネルの前に、いま大躍進中の魁聖の等身大写真とどーもくんが待っています。ぜひ足を運んで!」―県連日本祭り会場に今年も開設されるNHKブースの説明に、日本国際放送(NHKグループ、東京)の吉野実さんとNHKワールド(米国ニューヨーク)の野村美由紀さんが6日来社した。  同ブースには、壁一面のサイズの大相撲本場所の大パネルが設置され、その前には約2メートルの魁聖の等身大写真が飾られる。横には、大人気のNHKマスコット・キャラクター「どーもくん」の人物大人形も。「ブラジル限定、夢の競演です。ぜひ立ち寄って記念写真を」と吉野さんは呼びかけた。  世界に向けて主に英語放送を行うNHKワールドでは、6月から一部番組のオンデマンド放送を始めた。NHKサイトで直接、もしくは専用アプリをダウンロードして携帯などでいつでも視聴できるようになった。  さらに日本祭りの最中に始まる大相撲7月場所から、NHKワールドでは大相撲の英語ダイジェスト番組の放送が始まる。外国人向けの用語解説付の英語アナウンスが行われるという。二人は5日に着伯、日本祭り翌日11日には帰路に着く。   □関連コラム□大耳小耳  今年の日本祭りでも、関脇魁聖の等身大パネルという目玉を用意したNHK。昨年は同局のマスコット「どーもくん」が来伯し、写真撮影に長蛇の列ができるほど好評だった。大銀杏のかつら、着脱がすぐにできる簡易版の回しなど「力士なりきりセット」なるものがあれば、コスプレ大好きな伯人若者にもウケること間違いなし?!
ニッケイ新聞 2016年7月7日  JICAシニアボランティアとして熟年クラブ連合会に派遣されている、与那覇博一さん(51、沖縄)が2年間の任期満了を目前に控えている。今月8日から開かれる、県連日本祭りでの「お手玉レクリエーション」を最後に帰国することになった。  お手玉は脳の活性化につながり、楽しく体を動かすことのできるレクリエーション。高齢者の健康促進にも最適とあって、与那覇さんは積極的に取り入れている。  派遣当初は、当地にお手玉自体が全くないという状態だったという。各所を回ってはワークショップを行ない、日系社会の中でのお手玉文化の普及に取り組んできた。日本祭りは言わば2年間の集大成だ。  これまでの活動の中で「当地でも高齢化が進むが、介護環境が全く整っていないと感じた。特に健康な状態から動けなくなり死に至るまでの間、日本ではデイケアサービスがあるが、伯国ではその間の支援が欠けている」と問題視する。  「最後まで充実していた。だがやり残した感は否めない」。まだまだ名残しさを見せる。「以前老人国際学会に呼ばれ、USP(サンパウロ大学)で講演したが、それをきっかけに日系社会を含めてかなりの人脈ができた。日本の介護技術を伯国社会に普及させていける手応えを感じた」と振り返る。  「まだまだできることがあるはず。培った経験と人脈を活かして、民間主導でモデルケースを作り、政府が体制構築に関与するように巻き込んでいきたい」とも語り、再び伯国へ戻ってきたいとの意気込みだ。  来伯前は沖縄県石垣島で、福祉関係に従事していた与那覇さん。今派遣の際には7人家族で来伯した。「現役引退の後に参加するシニアが多いなか、仕事を辞めて7人家族を連れて参加するということは、JICA史上初だった」と照れくさそうにはにかむ。  「参加にあたっては猛反対に合ったが、ボランティアをしながら、同時に5人の子供たちを育てることができたのは、伯国だったからこそ。支えてくれた日系社会の皆さんには、一言では表せないほど感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げに語った。   □関連コラム□大耳小耳  「ポ語が分からないがために、孫やひ孫とのコミュニケーションがとれない」といった、日本にはない移民社会独自の高齢者問題の深刻さをヒシヒシと感じたというJICAシニアボランティアの与那覇博一さん。「飾りとしても美しく、お孫さんとも接するきっかけとなるはずだ」と考え、お手玉文化の普及を目標に取り組んできた。「お手玉体操」や「お手玉ゲーム」を考案し、伯国社会にも広く普及できるとの手応えを得たという。数年後には、高齢化社会に突入すると言われる伯国。高齢化社会の先進国である日本が介護技術において、貢献できる余地は大きいかも。
 国際交流基金サンパウロ日本文化センターは、日本人ストリートダンスユニットHilty&Bosch (ヒルティ・アンド・ボッシュ)とヒューマン・ビートボックスのReatmo(リトモ)を招へいし、9、10両日の第19回日本祭り会場(Rodovia dos Imigrantes, km 1.5)と12日にサンパウロ美術館(MASP、Av. Paulista, 1578)でそれぞれ公演を開催する。  Hilty&Boschは結成19年目を迎え、これまでに約30カ国でストリートダンス・パフォーマンスを行ってきた。Reatmoは、口で様々な楽器音を奏でる「ヒューマン・ビートボックス」奏者。電子機材によってビートボックスや声を次々重ねていくことで楽曲を構築・演奏していく独自の奏法を持つ。  公演時間は次の通り。 【日本祭り】 9日午後5時15分~午後5時45分。10日午後1時~午後1時半。 【サンパウロ美術館】 12日午後7時半から。入場無料。公演開始1時間前から先着順に会場のチケット売場で整理券を配布する。一人2枚まで。  詳細はウェブサイト(http://fjsp.org.br/agenda/hilty-bosch-brasil/)を参照のこと。問い合わせは同センター(電話11・3141・0110)まで。  サンパウロ新聞 2016年7月8日付
新聞情報通じて日伯の懸け橋に  新潟県新潟市を拠点に活動する新潟日報社(小田敏三社長)と本紙(鈴木雅夫社長)が2011年に新聞提携を行い、今年で5周年の節目の年を迎えた。それを記念した昼食会が、4日正午からサンパウロ(聖)市内のホテルで開かれ、両紙関係者をはじめ日系団体代表など約20人が一堂に会した。 昼食会には、新潟日報社の小田社長、八木浩幸総務局次長兼秘書部長、土田茂幸編集局報道部企画担当部長、平辰(たいら・たつ)東京新潟県人会名誉会長、石綿良夫同会員、新潟フランス協会の坂本明理事、本紙の鈴木社長らをはじめ、来賓として中前隆博在サンパウロ総領事館総領事、新潟県人会の南雲良治会長、樋口香同副会長、原沢和夫、山内淳両県人会顧問や日系5団体代表者などが出席した。  昼食会では、本紙の鈴木社長があいさつに立ち、2011年に新潟日報社と新聞提携を結んだ経緯を説明。3日に開催された新潟県人会創立60周年記念式典の慶祝団として来伯した小田社長から「この機会に新聞提携5周年の記念昼食会を催してはどうか」との提案を受けて、この日の昼食会が実現したことへの感謝を表した。  その後、鈴木社長から来伯した新潟関係者6人が紹介された後、小田社長があいさつ。現在、約230万人の人口を持つ新潟県内で66・7%のシェアを誇る新潟日報社は、自社の新聞以外に県内の朝日、読売、毎日、日本経済の大手4紙を含めて計75万部を印刷しているという。  また、この10年間で地方紙の連携も進んだとし、全国の7社8紙の記事がインターネット上で読めるようになったそうだ。さらに、その他の提携新聞社との連携で13社の地方紙の社長同士が東京で、毎月交流を深めている。  本紙との新聞提携について小田社長は、本紙が過去に「菊池寛賞」を受賞していることを挙げ、「サンパウロの県人会などの情報を発信できることは地方紙ならではの仕事。サンパウロ新聞との連携により、日本とブラジルの懸け橋になれれば」と今後も日伯間での情報交換を継続していく考えを示した。  引き続き、聖市議会からの記念プレートが、野村アウレリオ市議補佐官の桂川富夫氏から小田社長に寄贈。両紙間での記念品の交換も行われた。  その後、平東京新潟県人会名誉会長の発声で乾杯の音頭が取られ、出席した人々は新潟県の銘酒などを飲みながら昼食会での歓談のひと時を楽しんだ。 サンパウロ新聞 2016年7月7日付
 3日に泉田裕彦県知事、早川吉秀県議会議長などを迎え県人会創立60周年記念式典を挙行したブラジル新潟県人会は、泉田知事の来伯を記念して8~10日のフェスティバル・ド・ジャポン会場で「新潟物産展」を行う。 新潟物産展は、新潟県内で生産されている商品や特産物などを即売するもので、3年前の戦後移住60周年記念式典に来賓として出席した泉田知事の来伯記念に新潟県人会とサンパウロ新聞社共催で行ったのが最初で、今回が2回目となる。  3年前に即売した同県の刃物の産地・三条市の包丁をはじめ、ブラジルには少ない新潟県産の砥石は完売するほどの盛況を博した。  今回即売されるのは前回同様、家庭用の包丁(刺身包丁、菜切り包丁、出刃包丁)をはじめ板前さんなどプロが愛用する包丁も並ぶ。また、魚の小骨などを抜く料理用ピンセット、砥石なども用意されている。  また、酒どころ新潟を代表する名酒「八海山」が各種用意されており、「菊水」なども出品される。 さらに、新潟県が本社の亀田製菓のお菓子類も数種類用意され、同社がタイで生産しているあられも特別に出品される。  ちょっと変わったものではS&B食品が同県内の工場で生産しているカレールー各種が並ぶ。前回も出品していたが、日本人や日系人にはなじみが深く購入した人も多かった。しかし、カレーになじみのないブラジル人はどのような味が分からないため「どんなものなのか」との質問が多かった。このため、今回は、毎日数量限定でカレーライスの試食を出して、カレーライス普及に一役買う。  南雲良治新潟県人会会長は、「新潟の物産や新潟の企業が生産した物産を展示、即売することで、少しでも新潟県を理解してくれればありがたい。会場で即売する商品は、すでにブラジルに輸入されているものばかりだが、市価よりも格安で販売するので会場を覗いてほしい。また、毎年販売している人気の白餅なども販売しているので立ち寄ってほしい」と来場を呼び掛けている。 同物産展の場所は、各県人会が並ぶ郷土食コーナーの一角で、ブース番号は53番。大きな「新潟物産展」の横幕が目印となる。  なお、同物産展は、商品を提供した八海山酒造、S&B食品、亀田製菓などが協賛し、輸出元の㈱ワールドリンクス、輸入元の㈱ゼンダイが協力している。 サンパウロ新聞 2016年7月7日付
 ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)は、6月30日午後4時からサンパウロ市リベルダーデ区文協ビル内5階の同会事務所で6月度代表者会議を行った。5月度会議議事録、事業報告、会計報告が行われた後、第19回日本祭り、県連創立50周年記念式典の準備状況が報告された。また、8月21日にサンパウロ市ジャバクアラ区のブラジルゲートボール連合ゲートボールスタジアムで行われる県連主催の「第30回ゲートボール大会」の参加案内、その他各県人会の情報紹介、懇談会などが行われた。  山田会長はあいさつで、今週末に迫った日本祭りに再度協力を呼び掛けた。去年より広告を増やし、多くの新規スポンサーが協賛している第19回日本祭り。9日午前11時から行われる開会式後、スポンサーに応接間で各県人会の郷土食を楽しめるおもてなしが企画されている。  また来年の日本祭りについて、同会場の賃貸料が今年よりも約13万レアル値上げされた103万レアルになる予定であることが市川利雄実行委員長から説明された上で、2017年7月7日から9日に第20回日本祭りを開催することが、約8割の各県人会代表者からの承認を得て、拍手で決定された。市川委員長は「来年も日本祭りを開催することが決定すれば、会場の出口に『来年もまたお待ちしております』といった看板をかかげるなどして、宣伝することができる」と意気込みを語った。  8月7日にサンパウロ州議会サーラ・フランコ・モントーロで行われる県連創立50周年式典では、式典、昼食会、余興が行われる。また9月10日午後1時頃から、日本から招いた講演者による講演会が開かれる予定であることが、本橋幹久前会長と山田会長により説明された。  宮城県人会の中沢宏一会長は「ブラジルの県連は世界的にみても特殊で強力な団体。県連が管理している慰霊碑や、県連の恒例行事である移民のふるさと巡り、日本祭りなどの立派な事業を50年という節目の年にまとめ、将来に向けて県連がどういう形になるかを考え、話し合っていくべき」と意見を述べた。 サンパウロ新聞 2016年7月6日付
 今週末の8日~10日に開催される県連主催の第19回日本祭りを前に、福島県喜多方市にある大和川酒造海外営業部の武藤啓一部長が3日から来伯している。4日、ブラジルでの販売を担当する日本飲料食品有限会社の川添博代表と福島県人会の曽我部威事務局長の案内で来社した。  武藤氏は今回、福島県の助成協力を得て同県の復興と風評被害払拭を目的に、大和川酒造の日本酒のブラジル国内での営業販売活動を行う。その一環として、福島県の銘酒「純米辛口 弥右衛門」と「純米大吟醸 弥右衛門 スパークリング珠泡」の2種計約100本を日本祭り会場の福島県人会及び長崎県人会の郷土食ブースで販売する。  2種の日本酒は、今回の日本祭りに合わせて販売するため空輸したものだが、それ以外にも「本醸造寒造り 弥右衛門」など大和川酒造の日本酒約4000本が船便で送られている。今月9日ごろにサントス港に陸上げされた後、通関を経て数カ月後を目処に日本飲料食品有限会社を通じて販売される予定。  特に、日本祭りで販売される「純米辛口 弥右衛門」は5年連続金賞を受賞している銘酒。「純米大吟醸 弥右衛門 スパークリング珠泡」の2種は、瓶売りとともに1杯100ミリリットルの「一口(ひとくち)」用でも販売される。また、日本祭り会場には大和川酒造の佐藤和典社長も駆け付け、武藤氏らとともに同社のアピールも行う。  武藤氏は「和食が世界遺産に登録されたこともあり、日本国内でも日本酒が見直されており、これからブラジル人にも日本酒は注目されると思います」と話す。  武藤氏によると、3年前からの構想だった「福島喜多方市日伯物産振興協会」を今年4月に地元で立ち上げたという。これにより、今後は日本酒だけでなく喜多方ラーメンなど福島県内の物産をブラジル側に送っていく考えだ。  さらに、福島県人会(永山八郎会長)は来年創立100周年を迎え、その準備として今年10月には曽我部事務局長が福島県を訪問することが予定されている。武藤氏は「物流を通じて福島県と福島県人会との関係がさらに深まるのは意義のあること。来年の県人会創立100周年を良い形で迎えられると思う」と日伯をつなぐ物流が県人会の活性化にもつながることを期待している。  なお、福島県産の日本酒の購入など詳細については川添氏(電話11・4828・3611)まで。Eメール(nipponbebidas@yahoo.com) サンパウロ新聞 2016年7月6日付