ニッケイ新聞 2016年7月7日 JICAシニアボランティアとして熟年クラブ連合会に派遣されている、与那覇博一さん(51、沖縄)が2年間の任期満了を目前に控えている。今月8日から開かれる、県連日本祭りでの「お手玉レクリエーション」を最後に帰国することになった。 お手玉は脳の活性化につながり、楽しく体を動かすことのできるレクリエーション。高齢者の健康促進にも最適とあって、与那覇さんは積極的に取り入れている。 派遣当初は、当地にお手玉自体が全くないという状態だったという。各所を回ってはワークショップを行ない、日系社会の中でのお手玉文化の普及に取り組んできた。日本祭りは言わば2年間の集大成だ。 これまでの活動の中で「当地でも高齢化が進むが、介護環境が全く整っていないと感じた。特に健康な状態から動けなくなり死に至るまでの間、日本ではデイケアサービスがあるが、伯国ではその間の支援が欠けている」と問題視する。 「最後まで充実していた。だがやり残した感は否めない」。まだまだ名残しさを見せる。「以前老人国際学会に呼ばれ、USP(サンパウロ大学)で講演したが、それをきっかけに日系社会を含めてかなりの人脈ができた。日本の介護技術を伯国社会に普及させていける手応えを感じた」と振り返る。 「まだまだできることがあるはず。培った経験と人脈を活かして、民間主導でモデルケースを作り、政府が体制構築に関与するように巻き込んでいきたい」とも語り、再び伯国へ戻ってきたいとの意気込みだ。 来伯前は沖縄県石垣島で、福祉関係に従事していた与那覇さん。今派遣の際には7人家族で来伯した。「現役引退の後に参加するシニアが多いなか、仕事を辞めて7人家族を連れて参加するということは、JICA史上初だった」と照れくさそうにはにかむ。 「参加にあたっては猛反対に合ったが、ボランティアをしながら、同時に5人の子供たちを育てることができたのは、伯国だったからこそ。支えてくれた日系社会の皆さんには、一言では表せないほど感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げに語った。 □関連コラム□大耳小耳 「ポ語が分からないがために、孫やひ孫とのコミュニケーションがとれない」といった、日本にはない移民社会独自の高齢者問題の深刻さをヒシヒシと感じたというJICAシニアボランティアの与那覇博一さん。「飾りとしても美しく、お孫さんとも接するきっかけとなるはずだ」と考え、お手玉文化の普及を目標に取り組んできた。「お手玉体操」や「お手玉ゲーム」を考案し、伯国社会にも広く普及できるとの手応えを得たという。数年後には、高齢化社会に突入すると言われる伯国。高齢化社会の先進国である日本が介護技術において、貢献できる余地は大きいかも。
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国際交流基金サンパウロ日本文化センターは、日本人ストリートダンスユニットHilty&Bosch (ヒルティ・アンド・ボッシュ)とヒューマン・ビートボックスのReatmo(リトモ)を招へいし、9、10両日の第19回日本祭り会場(Rodovia dos Imigrantes, km 1.5)と12日にサンパウロ美術館(MASP、Av. Paulista, 1578)でそれぞれ公演を開催する。 Hilty&Boschは結成19年目を迎え、これまでに約30カ国でストリートダンス・パフォーマンスを行ってきた。Reatmoは、口で様々な楽器音を奏でる「ヒューマン・ビートボックス」奏者。電子機材によってビートボックスや声を次々重ねていくことで楽曲を構築・演奏していく独自の奏法を持つ。 公演時間は次の通り。 【日本祭り】 9日午後5時15分~午後5時45分。10日午後1時~午後1時半。 【サンパウロ美術館】 12日午後7時半から。入場無料。公演開始1時間前から先着順に会場のチケット売場で整理券を配布する。一人2枚まで。 詳細はウェブサイト(http://fjsp.org.br/agenda/hilty-bosch-brasil/)を参照のこと。問い合わせは同センター(電話11・3141・0110)まで。 サンパウロ新聞 2016年7月8日付
新聞情報通じて日伯の懸け橋に 新潟県新潟市を拠点に活動する新潟日報社(小田敏三社長)と本紙(鈴木雅夫社長)が2011年に新聞提携を行い、今年で5周年の節目の年を迎えた。それを記念した昼食会が、4日正午からサンパウロ(聖)市内のホテルで開かれ、両紙関係者をはじめ日系団体代表など約20人が一堂に会した。 昼食会には、新潟日報社の小田社長、八木浩幸総務局次長兼秘書部長、土田茂幸編集局報道部企画担当部長、平辰(たいら・たつ)東京新潟県人会名誉会長、石綿良夫同会員、新潟フランス協会の坂本明理事、本紙の鈴木社長らをはじめ、来賓として中前隆博在サンパウロ総領事館総領事、新潟県人会の南雲良治会長、樋口香同副会長、原沢和夫、山内淳両県人会顧問や日系5団体代表者などが出席した。 昼食会では、本紙の鈴木社長があいさつに立ち、2011年に新潟日報社と新聞提携を結んだ経緯を説明。3日に開催された新潟県人会創立60周年記念式典の慶祝団として来伯した小田社長から「この機会に新聞提携5周年の記念昼食会を催してはどうか」との提案を受けて、この日の昼食会が実現したことへの感謝を表した。 その後、鈴木社長から来伯した新潟関係者6人が紹介された後、小田社長があいさつ。現在、約230万人の人口を持つ新潟県内で66・7%のシェアを誇る新潟日報社は、自社の新聞以外に県内の朝日、読売、毎日、日本経済の大手4紙を含めて計75万部を印刷しているという。 また、この10年間で地方紙の連携も進んだとし、全国の7社8紙の記事がインターネット上で読めるようになったそうだ。さらに、その他の提携新聞社との連携で13社の地方紙の社長同士が東京で、毎月交流を深めている。 本紙との新聞提携について小田社長は、本紙が過去に「菊池寛賞」を受賞していることを挙げ、「サンパウロの県人会などの情報を発信できることは地方紙ならではの仕事。サンパウロ新聞との連携により、日本とブラジルの懸け橋になれれば」と今後も日伯間での情報交換を継続していく考えを示した。 引き続き、聖市議会からの記念プレートが、野村アウレリオ市議補佐官の桂川富夫氏から小田社長に寄贈。両紙間での記念品の交換も行われた。 その後、平東京新潟県人会名誉会長の発声で乾杯の音頭が取られ、出席した人々は新潟県の銘酒などを飲みながら昼食会での歓談のひと時を楽しんだ。 サンパウロ新聞 2016年7月7日付
3日に泉田裕彦県知事、早川吉秀県議会議長などを迎え県人会創立60周年記念式典を挙行したブラジル新潟県人会は、泉田知事の来伯を記念して8~10日のフェスティバル・ド・ジャポン会場で「新潟物産展」を行う。 新潟物産展は、新潟県内で生産されている商品や特産物などを即売するもので、3年前の戦後移住60周年記念式典に来賓として出席した泉田知事の来伯記念に新潟県人会とサンパウロ新聞社共催で行ったのが最初で、今回が2回目となる。 3年前に即売した同県の刃物の産地・三条市の包丁をはじめ、ブラジルには少ない新潟県産の砥石は完売するほどの盛況を博した。 今回即売されるのは前回同様、家庭用の包丁(刺身包丁、菜切り包丁、出刃包丁)をはじめ板前さんなどプロが愛用する包丁も並ぶ。また、魚の小骨などを抜く料理用ピンセット、砥石なども用意されている。 また、酒どころ新潟を代表する名酒「八海山」が各種用意されており、「菊水」なども出品される。 さらに、新潟県が本社の亀田製菓のお菓子類も数種類用意され、同社がタイで生産しているあられも特別に出品される。 ちょっと変わったものではS&B食品が同県内の工場で生産しているカレールー各種が並ぶ。前回も出品していたが、日本人や日系人にはなじみが深く購入した人も多かった。しかし、カレーになじみのないブラジル人はどのような味が分からないため「どんなものなのか」との質問が多かった。このため、今回は、毎日数量限定でカレーライスの試食を出して、カレーライス普及に一役買う。 南雲良治新潟県人会会長は、「新潟の物産や新潟の企業が生産した物産を展示、即売することで、少しでも新潟県を理解してくれればありがたい。会場で即売する商品は、すでにブラジルに輸入されているものばかりだが、市価よりも格安で販売するので会場を覗いてほしい。また、毎年販売している人気の白餅なども販売しているので立ち寄ってほしい」と来場を呼び掛けている。 同物産展の場所は、各県人会が並ぶ郷土食コーナーの一角で、ブース番号は53番。大きな「新潟物産展」の横幕が目印となる。 なお、同物産展は、商品を提供した八海山酒造、S&B食品、亀田製菓などが協賛し、輸出元の㈱ワールドリンクス、輸入元の㈱ゼンダイが協力している。 サンパウロ新聞 2016年7月7日付
ブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)は、6月30日午後4時からサンパウロ市リベルダーデ区文協ビル内5階の同会事務所で6月度代表者会議を行った。5月度会議議事録、事業報告、会計報告が行われた後、第19回日本祭り、県連創立50周年記念式典の準備状況が報告された。また、8月21日にサンパウロ市ジャバクアラ区のブラジルゲートボール連合ゲートボールスタジアムで行われる県連主催の「第30回ゲートボール大会」の参加案内、その他各県人会の情報紹介、懇談会などが行われた。 山田会長はあいさつで、今週末に迫った日本祭りに再度協力を呼び掛けた。去年より広告を増やし、多くの新規スポンサーが協賛している第19回日本祭り。9日午前11時から行われる開会式後、スポンサーに応接間で各県人会の郷土食を楽しめるおもてなしが企画されている。 また来年の日本祭りについて、同会場の賃貸料が今年よりも約13万レアル値上げされた103万レアルになる予定であることが市川利雄実行委員長から説明された上で、2017年7月7日から9日に第20回日本祭りを開催することが、約8割の各県人会代表者からの承認を得て、拍手で決定された。市川委員長は「来年も日本祭りを開催することが決定すれば、会場の出口に『来年もまたお待ちしております』といった看板をかかげるなどして、宣伝することができる」と意気込みを語った。 8月7日にサンパウロ州議会サーラ・フランコ・モントーロで行われる県連創立50周年式典では、式典、昼食会、余興が行われる。また9月10日午後1時頃から、日本から招いた講演者による講演会が開かれる予定であることが、本橋幹久前会長と山田会長により説明された。 宮城県人会の中沢宏一会長は「ブラジルの県連は世界的にみても特殊で強力な団体。県連が管理している慰霊碑や、県連の恒例行事である移民のふるさと巡り、日本祭りなどの立派な事業を50年という節目の年にまとめ、将来に向けて県連がどういう形になるかを考え、話し合っていくべき」と意見を述べた。 サンパウロ新聞 2016年7月6日付
今週末の8日~10日に開催される県連主催の第19回日本祭りを前に、福島県喜多方市にある大和川酒造海外営業部の武藤啓一部長が3日から来伯している。4日、ブラジルでの販売を担当する日本飲料食品有限会社の川添博代表と福島県人会の曽我部威事務局長の案内で来社した。 武藤氏は今回、福島県の助成協力を得て同県の復興と風評被害払拭を目的に、大和川酒造の日本酒のブラジル国内での営業販売活動を行う。その一環として、福島県の銘酒「純米辛口 弥右衛門」と「純米大吟醸 弥右衛門 スパークリング珠泡」の2種計約100本を日本祭り会場の福島県人会及び長崎県人会の郷土食ブースで販売する。 2種の日本酒は、今回の日本祭りに合わせて販売するため空輸したものだが、それ以外にも「本醸造寒造り 弥右衛門」など大和川酒造の日本酒約4000本が船便で送られている。今月9日ごろにサントス港に陸上げされた後、通関を経て数カ月後を目処に日本飲料食品有限会社を通じて販売される予定。 特に、日本祭りで販売される「純米辛口 弥右衛門」は5年連続金賞を受賞している銘酒。「純米大吟醸 弥右衛門 スパークリング珠泡」の2種は、瓶売りとともに1杯100ミリリットルの「一口(ひとくち)」用でも販売される。また、日本祭り会場には大和川酒造の佐藤和典社長も駆け付け、武藤氏らとともに同社のアピールも行う。 武藤氏は「和食が世界遺産に登録されたこともあり、日本国内でも日本酒が見直されており、これからブラジル人にも日本酒は注目されると思います」と話す。 武藤氏によると、3年前からの構想だった「福島喜多方市日伯物産振興協会」を今年4月に地元で立ち上げたという。これにより、今後は日本酒だけでなく喜多方ラーメンなど福島県内の物産をブラジル側に送っていく考えだ。 さらに、福島県人会(永山八郎会長)は来年創立100周年を迎え、その準備として今年10月には曽我部事務局長が福島県を訪問することが予定されている。武藤氏は「物流を通じて福島県と福島県人会との関係がさらに深まるのは意義のあること。来年の県人会創立100周年を良い形で迎えられると思う」と日伯をつなぐ物流が県人会の活性化にもつながることを期待している。 なお、福島県産の日本酒の購入など詳細については川添氏(電話11・4828・3611)まで。Eメール(nipponbebidas@yahoo.com) サンパウロ新聞 2016年7月6日付
12月のリニューアルオープン向けて 群馬県邑楽(おうら)郡大泉町にある「ブラジリアンプラザ」を再生・活性化する事業計画が、同町で進められている。日本国内でブラジルを象徴する存在として知られる同プラザは、2008年のリーマン・ショックや11年の東日本大震災の影響を受けて帰伯した日系ブラジル人の減少により衰退。その後、土地建物所有者から復活再生を依頼された特定非営利活動法人(NPO)交流ネット(舩津丸謙一理事長)と一般社団法人日本海外協会(今村忠雄会長)は今年12月のリニューアルオープンに向けて、その趣旨と目的を説明するために6月30日から関係者が来伯。今月11日ごろまで滞在し、8日から開催される県連主催の日本祭り等で広く日系社会からの協力を呼びかける考えだ。 1日に来社したブラジリアンプラザ館長の岡野護氏、同事務局長の林勉氏、ブラジリアン・ビジネスグループの橋本秀吉代表理事によると、同プラザは2007年ごろにはブラジル食材などを扱うスーパーマーケットをはじめ、旅行社、送金業者、電器店、出版社、レストランなどの店舗が入り、多い時は一日で約1万人の人出があったという。 しかし、リーマン・ショックや東日本大震災の影響で帰伯する日系ブラジル人が相次ぎ、ピーク時は同町に約6000人いた日系ブラジル人が現在は約4000人に減少。同プラザの入居者も店舗を撤退するなどし、プラザとしての機能を失った。そのため、町民や同町在住の日系人などから「このままでは活気が失われる」と危惧する声とプラザの復活を求める声が強くなっていた。そうしたところ、プラザの土地建物所有者から日本海外協会に「無償貸与するので、プラザを復活再生できないか」との依頼があり、同協会と交流ネットが中心となり、再生事業計画を立ち上げたという。 計画では(1)ブラジル移住資料館設置(2)障がい者総合福祉施設の設置(3)フードコート(4)BBGアジア日本、と主に4つの運営を目的としている。 (1)は、日系人が日本に就労に行って約30年に及ぶ「デカセギ」たちの歴史を中心に展示を目指す。日本国内では、日系ブラジル人たちがなぜ日本で就労するようになったのかなどを知る人が少なく、その周知とともに日本で暮らす日系子弟たちにも理解できる歴史を公表していくという。 (2)は、日本での日系ブラジル人の出生率が3%と日本人の出生率(1・42%)の倍以上になっている現状の中、外国人障がい者も増加しているそうだ。現在、交流ネットでは三重県四日市市に同様の障がい者福祉施設を運営。10月には同市内に2つ目の施設建設も予定されており、大泉町の障がい者施設は3つ目の建設となる。 (3)は、ブラジルをはじめ、ペルー、アルゼンチン、ボリビアなど南米の料理を提供する店舗を募り、南米の踊りや音楽を楽しみながら食事する空間を造る。 (4)は、各分野の起業家やビジネスマンなど約100人の会員が活動しており、後進の育成に力を注いでいる。プラザ内では、日本で活動しているブラジル人起業家の成功物語を展示。現在、25のメーカーで構成されている「サボール・ブラジレイロMade in japan」食品の試食スペースなども設置する予定。 長年にわたって公益財団法人海外日系人協会の事務局長を務め、現在は同協会常務理事の肩書きも持つ岡野館長は、「現在、民間のバス会社がブラジル体験ツアーとして東京から大泉までの日帰り観光ツアーを行っているところも増えています」と日本国内でブラジル志向が高まっていることを踏まえて、「資料収集のために出稼ぎなどで大泉に住んでいた人からの様々な形でのデータを提供してほしい」と同プラザリニューアルへの協力を呼びかけている。 詳細については、岡野館長(okano@koryunet.org)か林事務局長(tsutomu-hayashi@koryunet.org)まで。 サンパウロ新聞 2016年7月6日付
7月3日(日)、早朝から十数名のボランティアが集まり、リベルダーデ区の「さむらい食堂」でさつま揚げを作りました。高級魚のすり身50キロを原料に成型して油で揚げる。 第19回フェスチバル・ド・ジャポンのかごしまのスタンド33で販売します。売り切れない内にお買い求めください。
サプライズがある日本庭園 柔道実演や卓球台の設置も 日本祭りの来場者を出迎える日本庭園。そこには、あるサプライズが用意されており、「おそらく、この日本文化が楽しめるのは、日本祭りがブラジル初。間違いなく来場者に喜んでいただける」と山田康夫会長と市川利雄実行委員長は自信を持って語った。 日本祭りの1カ月後に開催されるリオ五輪と、4年後に開催を控える東京五輪にちなみ、「スポーツと健康」が今年のテーマである同祭では、来場者がスポーツを楽しめるような工夫が施される。在サンパウロ日本国総領事館はスポーツコーナーに畳を設置し、柔道のデモンストレーションを行う。柔道のメダリストや柔道を訓練に取り入れているブラジルの軍隊も参加予定。また、来場者が実際に体験できる卓球台の設置も予定されている。 その他の日本政府関連の展示スペースでは、農林水産省による日本食紹介、観光庁による訪日観光促進事業、JETROによる日本のキャラクター関連施設やアニメ等の紹介、JICAによる事業紹介や日系社会ボランティア30周年の紹介、サンパウロ・ジャパン・ハウスによる模型を使ったジャパンハウスの紹介、筑波大学による留学プロモーションなどが行われる。 最大2500人収容可能のメインステージでは、3日間を通じて約40のグループが音楽、踊り、演舞、郷土芸能を披露する。今年は、国際交流基金から、世界各国で活躍する日本の2人組ダンスユニット「Hilty&Bosch(ヒルティ・アンド・ボッシュ)」が来伯し、9日と10日の両日、息の揃った迫真のダンスを披露する。他にも「イペ音頭」で有名な中平マリコさんらが歌を披露し、会場を盛り上げる。 また、9日はブラジル国内各地から予選を勝ち抜いた候補者の中から選ばれる「ミス・ニッケイ・コンテスト」、10日は若者からの注目度が高い「秋葉・コスプレ・サミット」が開催されるほか、野外広場では盆踊りも行われる。 会場には例年同様、折り紙、塗り絵、料理などを体験できる子供広場や、健康相談やマッサージが行われる熟年広場が設けられ、子供から大人、高齢者と幅広い世代が楽しめる。 日本の文化を広く紹介するイベントとしては、世界最大規模と言われる同祭。「今までの日本祭りとは遥かに違う。必ず来た人に満足してもらえるだろう」と山田会長は自信を持って来場を呼び掛けた。 日本政府館 ◆観光局が浴衣着付けでの撮影や金箔貼りの体験も 昨年同様、日本政府館が設置される。その一角に、昨年に続き日本政府観光局(JNTO)ニューヨーク事務所が出展する。 今回は、日本地図パネルをもとにした観光地案内と、浴衣着付けでの日本観光地を背景にした写真撮影、金箔貼りといった体験が楽しめる。ブースに入れば、まるで日本を訪問したような雰囲気になることは間違いない。日本各地の四季折々の美しさが堪能できるだろう。 浴衣を着て観光地をバック撮影した写真はFacebook特設ページにもアップロードでき、ブース内のデジタルディスプレイでも楽しめる。ポルトガル語によるFacebookは初の試み。若者たちに人気となるだろう。 また、日系航空・鉄道会社・ブラジルで訪日旅行を扱う旅行会社が共同出展者として参加する。このコーナーでアンケートを実施しており、答えてくれた人には、寿司型消しゴム・くまもんキャラクターグッズ・和菓子風タオル・抹茶味キットカットなどがプレゼントされる。 JNTOニューヨーク事務所は「景品や体験は数に限りがあるので早めに来場して楽しんでほしい」と呼びかけている。 Sompo...
さらなる母県とのつながり深め ブラジル新潟県人会(南雲良治会長)の創立60周年記念式典が、3日午前10時からサンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館で行われた。式典には母県から泉田裕彦県知事をはじめ慶祝団20人が出席し、会場を訪れた約200人の母県出身者やその子弟らと記念の年を共に祝った。同県人会は、1956年に越後と佐渡の頭文字をとり結成された「越佐郷土会」を前身とする。第2次世界大戦以前にも同県出身で28年から3年間総領事を務めた中島清一郎氏の呼びかけで、県人会結成の動きはあったが破談。戦後になり、母県との連絡の緊密化を目的に長谷川武氏を会長に据え、8人の発起人により郷土会が創立された。60年に「新潟県人会」に改称、79年に現在の名称となり、60年の歴史を重ねてきた。 新潟県からの移住は1908年、第1回日本人移民船「笠戸丸」で移住した3家族9人に始まる。また、笠戸丸以前となる1900年には、同県出身の堀口九万一氏が日本公使館3等書記官としてブラジルに着任。日本人移民発展の礎を築いた。 式典当日はブラジル側の来賓として、在サンパウロ日本国総領館の中前隆博総領事、羽藤ジョージ聖州議ら8人が出席。慶祝団からは泉田知事、早川吉秀県議会議長、平辰(たいら・たつ)東京新潟県人会名誉会長、新潟日報の小田敏三社長らが登壇した。 日伯両国歌斉唱、先亡者に黙とうを捧げた後、南雲会長があいさつに立ち「ブラジルに移り住んだ我々の先輩は、言語に絶する苦難と犠牲を乗り越えて養国ブラジルの発展に貢献し、また子弟への熱心な教育で160万といわれる日系社会に大きな遺産を残してくれました」と先人らに感謝。「母県とのつながりを深め、実のある交流関係を築くために2、3、4世と真剣に話し合う時期が来ている」と節目の年に今後の県人会の方向性を示した。 続いて、祝辞を述べた泉田知事は「ブラジルと新潟県が築いた絆を次世代につなげていきたいと思います。新潟では2004年とその3年後に大きな地震が発生しており、その際は県人会の義援金募金活動はじめ、多くの皆様から復興の支援をしていただいた。改めて感謝申し上げます」と話し、会場から大きな拍手が起きた。 早川県議会議長は「皆様が『ふるさと』として誇れる新潟県を築くため、全力で取り組んでいく」と力強く誓いを述べ、平東京新潟県人会名誉会長は「いつか世界の新潟県人会員が3世、4世問わず、東京そして新潟に集まりましょう」と呼びかけた。 その後、慶祝団から県人会へ記念品が贈呈され、、県人会からも慶祝団へ記念品が贈られた。最後に新潟県民歌が合唱され、式典は閉会となった。 引き続き行われた祝賀会では、ケーキカット、鏡割りが行われ、同県人会の西川忠雄顧問の音頭で祝杯をあげた。アトラクションでは新潟県の民謡「佐渡おけさ」が歌われ、会場が手拍子を打ち故郷の歌に耳を傾けた。 創立会員の一人の原沢和夫さんは「長谷川さんから県人会の創立を打診された時は『ブラジルまで来てなぜ今さら』と生意気を言ったが、こうして60周年を迎え、式典に参加できて嬉しい」と思いを述べた。 原沢さんの甥で慶祝団の一員の原沢正昭さんは「叔父が設立に参加した県人会が60年も続いているのは、なかなかできることではない。周囲の協力があったからこそ。今後にもつないでいってほしい」と期待した。 30歳の時に家族で移住した清野かちえさんは「新潟の人にはなかなか会えないから、20人も慶祝団が来てくれて嬉しい」と喜んだ。 サンパウロ新聞 2016年7月5日付
ブラジル茨城県人会(小林操会長)は、同県人会創立55周年記念式典を31日午前10時からサンパウロ市リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会小講堂(Rua São Joaquim, 381)で行う。 記念式典には茨城県から、橋本昌知事、小川一成県議会議長一行10人を迎えて行う。また、各日系団体の代表者や在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事も招待するという。 30日には橋本県知事一行の歓迎会を予定しており、31日はサンパウロ市イビラプエラ公園内にある日本移民開拓先亡者慰霊碑を参拝した後、午前10時からブラジル茨城県人会創立55周年記念式典、正午から祝賀会が行われる。また、祥こう流ブラジル吟剣詩舞道による詩舞、詩吟が披露される予定。 問い合わせは小林会長(11・4056・5341)まで。 サンパウロ新聞 2016年7月5日付
ニッケイ新聞 2016年7月6日 第19回日本祭り(サンパウロ・エキスポ、7月8~10日)に向け、福島と鹿児島の両県人会が独自商品を取り扱うことになった。福島は母県から輸入した日本酒を、鹿児島は当地産の深ネギを販売する。 福島県喜多方市の老舗酒蔵「大和川酒造」の生産する主力商品、純米吟醸「弥右衛門」と純米大吟醸スパークリング「珠泡」を取り寄せた。今年2月、レストラン・ナガヤマでの試飲会で好評だった商品だ。 元JICAシニアボランティアで、喜多方市役所マーケティング課長だった武藤啓一さん(65、福島)がPRのため再来伯。「計画から足掛け3年。ようやく芽が開きつつある。来年の県人会百周年を機にもっと盛り上げたい」。本格流通を見据え、意気込みを新たにしている。 仕入れに当たっては輸出入業者「ニッポン・ベビーダス」(川添博社長)が仲介。福島と長崎で取り扱う。どちらも50本限定、価格は調整中。なお日本酒販売は秋田(高清水)、岩手(南部美人)、新潟(八海山)なども行なう。 鹿児島はアチバイア産の深ネギを販売することになった。群馬の特産品下仁田ねぎと同品種で、焼くと甘味が強くなるのが特徴だ。 ピラルクーの著名養殖家、鴻池龍朗さん(64、東京)が昨年から生産を開始。同県人会の園田昭憲元会長との交友関係をきっかけに、同祭での販売が決まった。 これまでは飲食業への卸売り販売のみで、一般消費者向けには今回が初めて。案内に訪れた大羽豪三副会長は、「甘味が強く柔らかな食感で、すき焼きや串焼きにはぴったりです。ぜひ味わってほしい」と来場を呼びかけた。 3本で10レアル。限定2~300セット。婦人部お手製のさつま揚げ、かるかん饅頭などの目玉商品もある。
ニッケイ新聞 2016年7月5日 ブラジル新潟県人会(南雲良治会長、会員約180家族)は「創立60周年記念式典」を3日午前、聖市の宮城県人会館で開いた。母県からは泉田裕彦新潟県知事、早川吉秀県議会議長ら慶祝団20人が駆けつけ、会員や県人会代表者など300人を超える参加者が晴れの日を盛大に祝った。 先没者への黙祷後、南雲会長は式辞で「笠戸丸に新潟県の3家族が渡伯し、想像しがたい苦難と苦しみを乗り越えつつ、教育への熱意を忘れず今でも日系人に残る大きな財産を残しました。これからも三世、四世など若者との交流を大切にしていきたい」と語った。 泉田県知事は新潟県人会館の改築を終えたことに祝辞を述べ、「これからブラジル、日本の新潟県人にも会館に足を運んでもらい交流を盛んにしてほしい。また、9年前の新潟県中越沖地震の際にはブラジル、また世界中からご支援を頂きました。今は恩返しをするとき。これからもブラジル新潟県人会と協力しあっていきます」と抱負を語った。 その後、80歳を迎える樋口香さん、江口功さん、南雲会長に泉田県知事から金杯と表彰状が贈られた。80歳以上の高齢者表彰では駒形秀雄さんが32人を代表し表彰状を受け取った。 また南雲会長から文協、援協、県連の三団体へと寄付金が渡され、続けて来賓と記念品が相互に贈られた。 県費留学生、研修生を代表し斉藤由美さん(27、三世)が日本語で謝辞を述べ、会場から大きな拍手が送られた。 来場者全員で新潟県民歌を合唱し閉会。昼食会では民謡や剣舞の披露があった。 来場した江口功さん(80)は59年に渡伯し、果樹園に務めた後、独立し、趣味の観葉植物の販売を始めた。「受付で今日、高齢者表彰をもらえることを知りました。本当に嬉しいです。これからも健康でいたい」と笑った。 親戚訪問をかねて慶祝団に参加した鍋谷愛子さん(62)は、「盛大な会で驚きました。日本の人にも、このようなイベントをもっと知って欲しい。伯国に繋がりがないと知る機会がないのが寂しい。この式典のように日伯間が繋がるものを、小さいことでいいから継続していかなければ」と意気込んだ。
ニッケイ新聞 2016年7月5日 日本祭りまで残り数日―。いよいよ大詰めを迎え慌しい雰囲気の中、日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)の『6月度代表者会議』が先月30日、文協ビル内の県連会議室で行われた。 挨拶に立った山田会長(滋賀)は、ここまで一体となって準備をしてきた各県人会に労いの言葉をかけ、「今年も目前に迫ってきた。創立50周年という節目を迎え、まさに今後の県連の在り方が試されている時だ。一緒に頑張って成功させよう」と鼓舞した。 市川利雄実行委員長(富山)も、「今年は20もの県人会が委員会の運営に協力してくれている。皆に感謝したい。日本祭りを成功させよう」と呼びかけると会議室は高い士気に包まれた。 今年は特に広報に力を入れてきた。実際に「昨年よりも宣伝を多く目にしている」との声が寄せられ、来場者の増加が見込まれる。 しかし前売り券は、予測よりも3割ほど下回る売上げだという。実行委員らは慎重に見守りつつも、「当日券とでは3レアルしか変わらない。当日購入を考えている来場者が多いのでは」と推測した。 さらには次回の『第20回日本祭り』についても議題に上がり、満場一致で開催が決定。16年7月7~9日に行なわれる。会場費は、本年よりも約13万8千レ値上がり150万レに及ぶ見込み。ただし同会場を運営するGLイベンツ社が、正規賃料から約50万レアルもの値引きをするといい、ブラデスコ社に代わり、最大のスポンサーとなる格好だ。 加えて、翌月に控えている『県連50周年記念式典』の準備も同時進行で進められている。8月7日に行われる記念式典とは別に、9月10日には日本から有識者らを招いて、セミナーを実施する予定。「独コロニアに学ぶ成功例」をテーマとする講演なども準備している。
今月8~10日に開催される県連(山田康夫会長)主催の第19回日本祭りを前にした1日、鹿児島県人会の大羽豪三副会長が来社した。鹿児島県人会は同祭ブースで、郷土食のさつま揚げ、かるかん饅頭以外に「深ねぎ」の販売も行う。 元々、この「深ねぎ」は群馬県下仁田地方で生産された甘みの強い長ねぎ(根の白い部分が30センチを超える)で、ブラジルではサンパウロ州アチバイア市で鴻池龍朗氏(64、東京)が昨年から生産を開始している。大羽副会長によると、お勧めの食べ方は、すき焼きや焼き鳥のように串に刺して焼いたり、また鍋物にも適しているという。 日本祭りで販売される「深ねぎ」は、1袋3本入りで10レアル、数百袋を用意する予定。 サンパウロ新聞 2016年7月5日付
「アジアン・エイジング・ビジネスセンター理事長小川全夫(たけお)氏ブラジル初の講演会」Social Gerontology Asian Aging Business Center President 6月17日 熟年クラブ6月20日 援護協会6月21日 サンパウロ大学老年学科 講演会に参加された幾人かが、恵まれた国の日本人と比べて「ラテン系ブラジル人は陽気でくよくよしないよ」だから「ブラジルから日本の高齢社会に活かせることもあるのでは」と語っておられました。もちろん、「自分は高齢者とか老人とか言われるのは大嫌い」とおっしゃる、元気イキイキの老婦人も確かにおられます。 一理あるご意見ですが、サンパウロの街のあちこちでボロ服を纏い、毛布とメリケン袋を背負った高齢者を見かけるのは、ある意味で参考にならない事もあるという事を知らされます。 50年ぶりに訪伯した(本当は十数年前にリオに来た事あり)ブラジル大好きの小川氏は「何らかの形でブラジルにかかわりたい」そうです。 講演の合間、小川氏は「あけぼのホーム」、「憩の園」、「サントス厚生ホーム」を訪問しました。日本から派遣されたベテランの介護指導員の介護の仕方はやはりすばらしいですね。 国と民間が必死に取り組んでいる日本の「高齢者問題解決方法」を参考にしたいな~と思われたら、ぜひ小川氏に再訪問をご要請下さい。
第19回フェスティバル・ド・ジャポン2016(日本祭り)はラテンアメリカ最大級のイベント会場であるサンパウロ・エキスポ(São Paulo Expo-Rod. Imigrantes, km 1,5)で2016年7月8、9、10日に開催されます。 サンパウロ・エキスポは本年4月26日にGLイベント理事長オリビエ・ギノン、サンパウロ州知事ジェラルド・アルキミンによって落成式が行われたばかりの最新のイベント施設で、来場者の要望に応え、快適にフェスティバルを満喫できるよう、世界各地での経験を生かした最先端のインフラ設備が整っています。 また、今回会場のサンパウロ・エキスポは9万平方メートルの建物改築のみならず、入り口要所のViaduto Mateus Torloniへのアクセスが新たに2本開通されるなど、大幅に交通緩和が改善され、新しく建てられた駐車場ビルには4500台の車が収容可能になりました。 日本に関して興味を持つ皆様を、今年のフェスティバル・ド・ジャポンに招待できることは、県連(ブラジル日本都道府県人会連合会)ならびに第19回フェスティバル・ド・ジャポン実行委員会にとって大きな喜びであります。今回のフェスティバル・ド・ジャポンは会場内4万平方メートルのスペースにバザー店やスポンサーのブース、書道、絵手紙、切り絵などの文化紹介コーナー、年配の方や児童のための特別エリア、さらに舞台では様々な郷土芸能や歌などのショー、そして日本祭り自慢の郷土食広場では各県人会、および参加福祉団体が心をこめて作った料理が楽しめます。日本各地のご当地料理を味わう最高の機会でもあります。 また、フェスティバルでは「ミス・ニッケイ・ブラジル」を選ぶコンクールや、若者中心に漫画やアニメのキャラクターに扮するコスプレイヤーたちが集う「アキバ・コスプレ」も行われます。 近年の中でも最高のフェスティバル(日本祭り)を目標に努めていますので、ぜひ皆様にご来場いただき、共に素晴らしいイベントにできるよう、ご協力、支援をよろしくお願いいたします。 サンパウロ新聞 2016年6月28日付
改装により4万平米の会場を使用 7月8日~10日の3日間にわたり、サンパウロ市サンパウロ・エキスポ・センター(Rod. dos Imigrantes Km1,5)で開催される「第19回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り、主催=ブラジル日本都道府県人会連合会)」。リオ五輪と4年後の東京五輪にちなみ、今年のテーマは「スポーツと健康」。9万7000平米の中南米最大規模を誇る会場は、4月26日に改装工事が終了したばかり。日本祭りでは4万平米が使用され、4500台収容可能な立体駐車場も完備。3日間で18万人の来場を見込んでいる。 【食】 日本祭りで最も人気の高い郷土食広場では、過去最大となる46都道府県が出店し、各県人会の会員が一丸となり、自慢の郷土食を販売する。 和歌山の関西風お好み焼き、香川の讃岐うどん、秋田のきりたんぽ、高知の鯛の蒸し、熊本の辛子れんこん、鹿児島の薩摩揚げ、鳥取の大山おこわ、長野の野沢菜漬など、人気の郷土料理を挙げればきりがない。 日本から食材を取り寄せる県人会もあり、普段ブラジルでは口にすることができないような郷土料理を各県人会が工夫を凝らして用意している。人気料理を食べたい人はある程度並ぶ覚悟が必要で、売り切れ御免。 今年度も去年と同様に、席の回転率を上げるために、通常の座席が2200席、立食用の机が2000席用意されるほか、お年寄りや体の不自由な人のための優先席も用意される。 【文化】 日本祭りでは、日本の様々な文化を知ることができる。舞台では、日本の伝統文化、郷土芸能、武道や新しい舞台芸能が披露されるほか、ミス・ニッケイコンテストや、若者に人気のある秋葉・コスプレ・サミットも開かれる。展示スペースでは伝統的日本文化の紹介や、来場者への文化・芸能の公開指導なども行われる。 昨年同様、スポンサー企業・団体のブースが設置。ブースでは企業・団体の宣伝のみならず、企業によるワークショップや、通常より格安で購入することができるアウトレット品の販売も行われる。県連の山田康夫会長は「ブラジルは今、不景気であるにも関わらず、たくさんの日系企業から協力をしていただき感謝している。日系企業の協力なしで日本祭りを開催することはできない」と語る。 また、在サンパウロ日本国総領事館、観光庁、農林水産省、JETRO、JICA、国際交流基金、サンパウロ・ジャパン・ハウス、文部科学省(筑波大学)など各日本政府機関も出展する。今年で創立50周年を迎える県連は、県連の歴史を振り返る写真展を行う。アトラクション詳細は7月5日付特集で紹介する。 入場チケットは既にサンパウロ州の各施設で販売されており、前売り券20レアル、当日券23レアルで60歳以上は半額、8歳以下と70歳以上は無料となっている。一部の店舗ではクレジットカードも使用できるように準備している。チケットの販売先や同祭に関する情報はインターネットで見ることができる。ウェブサイトは(http://www.festivaldojapao.com/)。 毎年、会場内の駐車場へ行く道路の渋滞が深刻だったが、今年の改修工事により駐車場までの道路が1車線から3車線に増やされた。これにより渋滞が解消されることが見込まれているが、会場最寄駅の地下鉄ジャバクアラ駅から出る無料のシャトルバス(巡回バス)の利用が推奨されている。 サンパウロ新聞 2016年6月28日付
ニッケイ新聞 2016年7月4日 いよいよ一週間と目前に迫った『第19回日本祭り』――。同祭のなかで毎年最も人気を博しているのは、何と言っても47都道府県が自慢の料理を持ち寄る『郷土食広場』だ。福井県の「越前おそしそば」、昨年4000枚を売り上げて無敵の売り上げを誇った和歌山県の「お好み焼き」など、普段は食べられない料理が目白押しだ。行列必須のブースも多数。気になる料理を事前にここで確認しておきたい。 北海道協会からは、ノルウェー産の新鮮な「焼きニシン」と「焼きイカ」など北国を思わせる海の幸の数々。昨年新しく仲間入りし、大好評を博した「生チョコレート抹茶味」が再登場。舌の上で溶けるような食感と濃厚な深い味わいが人気の秘訣で、甘党にはこたえられない一品だ。そのほか、チョコレートを使ったフルーツフォンデュも(価格未定)。 青森県人会からは、津軽名産の「ふじりんご」づくめ。サンタカタリーナのサンジョアキン農園で、日系移民によって丹精込めて作られた甘味とと酸味のバランスが絶妙なりんごをふんだんに使った「りんごジュース」や「りんごアイス」が味わえる(価格未定)。 宮城県人会からは、チリから取り寄せたサーモンといくらをふんだんに使った「はらこ飯」(25レ)が大人気。茹でた後に特製味噌で味を染込ませた「牛タン」(10レ)も目玉と言い、海鮮ソース焼きそば(25レ)や餃子(10レ)も準備される。 愛知県人会からは、伯人からも愛されるこだわり味噌を使用した「味噌串カツ」。今年は「味噌煮込みうどん」に代わって、ほくほくの「海老の串焼き」が登場。デザートに、抹茶アイスやクリームパフェも(約10~15レ)。 広島県人会からは名物の「広島風お好み焼き」。現地の味覚に合わせた辛めのソースで、キャベツ、もやし、玉葱、青葉など野菜がたっぷり。広島焼きは、小麦粉を溶いたなかに具材を入れて焼き上げるのではなく、野菜を別々に炒めて薄皮で挟むので、胃もたれもせずヘルシー(約25レ~)。 香川県人会からは、特産の「讃岐うどん」が出品される。昨年は、2300杯が売れるほどの大盛況。こしのあるぷりぷりの本場の冷凍うどんを日本から取り寄せて、「てんぷら」と「きつね」の2種を販売する(価格未定)。 鳥取県人会からは、毎年好評の「大山おこわ」(18レ)。椎茸や牛蒡、人参などの根菜から出る豊かな香りと鶏肉のまろやかな味わい。日本産もち米を使用したモチモチ感が人気の秘訣。ボリュームたっぷりの「牛丼」(25レ)も販売される。 詳細の問い合わせ、申し込みは県連(11・3277・6108/11・3277・8569)まで。
ニッケイ新聞 2016年7月2日 ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)主催の『第51回コロニア芸能祭』が25、26の両日、文協大講堂で開催された。2日間で計134の演目に約680人が出演。伝統の日本舞踊や太鼓、カラオケなどで二日合計約3500人を魅了した。 両日とも琴が幕開けを飾った。特に二日目は琴、尺八と声楽で「長城の賦」を披露し豪華な幕開けとなった。舞踊では藤間流やACAL(リベルダーデ文化福祉協会)、玉城流による琉球舞踊が披露された。 ベテラン以外にも若者が元気に踊るヨサコイや、若手民謡家による「グルッポ民」の津軽じょんがら節、舞踊グループ「優美」による美技が観客を魅了。初日のフィナーレを務めた琉球国祭太鼓や、レキオス芸能同好会によるエイサー太鼓も会場を盛り上げた。 川添敏江さん率いるブラジル健康体操の演目では、来場客と共に健康体操を踊り、座り続けていた参加型演目として好評だった。会場は笑顔に包まれ、非日系の観客も「キ・グラッサ!」と体操を楽しんだ様子だった。 毎年芸能祭に来ているという二世の70代女性二人は、「色んな芸能が見られるので毎年来ている。土曜には演目のため舞台に上がったが、とても緊張。でもやっぱり楽しい」と笑った。 県人会からも北海道はまなす会舞踊部、鳥取しゃんしゃん傘踊りなどがコロニア最大の晴れ舞台に立った。特に長崎は同祭フィナーレに、母県から寄贈された龍踊りを披露。皿踊りとともに郷土芸能で締め括った。 9分間もの迫力の演技を終え、踊り手である龍衆が舞台に並ぶと、会場は割れんばかりの拍手であふれ、大団円らしい盛り上がりとなった。 楠本留巳芸能祭実行委員長は、「イタペセリカ文協牧山栄治会長、イタペセリカ太鼓リーダーの今村浩三さんを先頭に、龍衆をしてくれた皆さん、長崎県人会婦人部、その他皆さんの尽力に深く感謝」と成功を喜んだ。 □関連コラム□大耳小耳 多くの観客で盛り上がった芸能祭。観客、演者ともに日系人がほとんどで、日本文化が大事にされているかを感じられた。だが、ふと床を見るとゴミが色んな所に散らばっている。祭りや発表会などの告知で来社する方々から「日本文化の継承」という言葉をほぼ全員から聞くが、日本文化の継承は、芸能だけではなく生活面でも大事では。14年度のワールドカップで称賛された日本の掃除文化を日系人の間でも見たいところ。
