孫11人、曾孫16人、玄孫1人
【堀内登クリチーバ支局長】平成21年度100歳高齢者のパラナ州における受賞者7人の内、クリチーバ在住の末光トメさん(明治42年5月24日生まれ、宮崎県出身)に、内閣総理大臣からの祝状並びに記念品の贈呈が、去る11月25日正午からクリチーバ総領事館公邸で行われた。
この日、同居する次男マリオさん(73、バンデイランテス生まれ)夫妻や末娘の長南アリセさん(63)ら家族に付き添われ、元気な姿を見せた。
佐藤宗一総領事夫妻の手により祝状並びに記念品が贈呈されると、きちんとした姿勢で「有難うございます」と礼を述べ、記念写真に収まった。
なお当日は、末光さんの表彰と併せてクリチーバ市に居住する85歳以上の高齢者40人(内90歳以上96歳までが13人)を招待して敬老会が催された。
佐籐総領事は「老人福祉に国民の関心と理解を深め、また自身の生活の向上に努める意欲を高めて頂くために色々な行事を行っております。長年にわたり社会の発展に貢献された感謝のお祝いをするものです」と、日本の「老人の日」についての意義に触れた。
その上で、「習慣や文化、言葉の異なるブラジルで、めでたく100歳を迎えられたのは、ご本人の常日頃の心がけはもとより、ご家族やお友達の方々の温かい思いやりがあったからであり、誠に喜ばしく思います。ここにお集まりの皆様も、末永くお元気でお暮らし下さい」と祝辞を贈り、一同を励ました。
山脇ジョルジ文協会長夫妻及び大崎ローザ文協副会長(教育・福祉)も出席、山脇会長の音頭で乾杯の後、総領事夫妻の心温まる昼食の接待を受け、久し振りに若返ったような高齢者たちの表情が印象的だった。
末光さんは郷里で結婚し、1934年、25歳の時に夫・繁美さん(98年に91歳で他界)とともに、1男2女を伴って移住し、聖州モジアナ線のカフェ耕地に配耕された。36年、パラナ州バンデイランテスに転耕し、そこで次男マリオさんが生まれ、2男4女の子供に恵まれ、全員がそれぞれ独立している。
65年にクリチーバ市へ移転、末娘の家族も近くに住み、現在次男マリオ・チエさん夫妻の家族と同居し静かな余生を送っている。孫11人、曾孫16人及び玄孫1人がいる。
この日招待された高齢者は総領事夫妻をはじめ星野領事や岩波副領事及び館員たちの温かいもてなしをうけた。高齢者同士の話題は尽きず、互いの健康と無事を祈り、家族の出迎えを受け総領事夫妻に感謝しながら嬉々として家路についた。(一部既報)
写真:総領事夫妻や家族に囲まれる末光トメさん(前列中央)
2009年12月12日付
