ボツカツ文協には約120家族の会員がおり、日本人の多くは(サンパウロ州立総合大学(UNESP)などの教育関係の仕事に従事している。近年では、若年層は仕事で聖市に出ることが多いが、退職後にボツカツへと戻ってくる人も多いという。
文協の活動は日本祭り「友達」だけにとどまらず、ゲートボール、運動会、餅つき、敬老会、パソコン教室など幅広い。
この日は婦人部を中心に、約40人が交流会に出席した。ふるさと巡りの一行は、婦人部が昨晩から作った日本食をほおばりながら「各地の婦人部の食事が食べたくて参加しているようなものだ」と笑い合っていた。
同地は梅の栽培でも知られており、「第39回山本喜誉司賞」を受賞した台湾移民の孫河福さん(83)が、ブラジルでこれまで誰もできなかった梅干(台湾梅)の普及に成功している。交流会に参加した孫さんは「日本の梅はサンタ・マリーナ耕地に合わなかった。小粒な台湾梅だと育った」と当時を振り返った。
会ではコチア青年同士の出会いもあり、ツアーに参加した上林よしたかさんと荒木しげたかさんは、ボツカツのコチア青年と初対面ながら、これまでのブラジルでの人生について花を咲かせていた。「初めて会ってもコチア青年同士なら家族のような気持ちになる。これまでの生活を聞き、『お互い頑張ってきたよな』と思い、うれしくなる」と話す。
食事の後には、ボツカツ婦人部による花笠音頭が披露され、最後には炭坑節を輪になって全員で踊り交流会は幕を閉じた。
(つづく、植木修平記者)
2012年4月20日付
