今回で37回目の開催となった県連のふるさと巡り。これまでほとんどの同ツアーを引率したという県連事務員の伊東信比古さんによると、今回バウルー文協会館で本格的な追悼法要が行われ驚く人もいたという。また法要といえば、以前訪れたある移住地では、キリスト教のしきたりに沿ってミサが執り行われたが、終盤に線香が配られたそうだ。伊東さんは「牧師さんが『お焼香をお願いします』と言うからびっくりしたよ」と当時を回想し、笑顔を見せた。 ◎ 県連執行部は古川大臣に対し、移民の歴史以外に現在成長著しいフェスティバル・ド・ジャポンについても案内。大臣は「すごいですねえ」と感心し、「おいしい日本酒をブラジルで飲めるように、ちょっと日本酒のやつでもやろうか」とリップサービス。すると本橋県連副会長がすかさず「これぞ国家戦略ですね」と見事に返していた。「日本酒のやつ」とはブラジルに日本酒を輸入する際の税金などをどうにかして抑えることなのか、具体的に何を意味しているのかは不明だが、モザイク子も「日本酒のやつ」を期待している。 2012年5月1日付
Dia: 1 de maio de 2012
ニッケイ新聞 2012年5月1日付け 松尾芭蕉の故郷である三重県が「俳句のくにづくり」事業の一環として昨年実施した『第17回全国作品募集~土の一句』の結果が発表された。応募総数8万94句の内、海外からの応募は727句。当地からは15人が入賞・佳作を果たした。結果は次の通り(パ=パラー、聖=サンパウロ)。 【海外入賞】◎テーマの部井戸掘りの土の色なる裸かな(東比呂、アマゾナス)◎自由部門青山と決めてアマゾン銀河澄む(竹下澄子、パ) 【佳作】◎テーマの部豊の秋かつて痩せ地と云はれし野(伊津野朝民、聖)作りおく客土一盛り春隣(串間いつえ、聖)土に生き土に生かされ種を蒔く(工藤末敏、パ)アマゾンの土に母国の種を蒔く(佐藤あさ乃、パ)ブラジルの土に母国の桜咲く(坂口清子、聖)草の花土に静かな息づかい(上山泰子、パ)大陸の旱の匂ふ土煙(畠山てるえ、聖)◎自由部門信号も国境もなし夏つばめ(今野千枝子、パ)耕やすや父の気配のする大地(佐藤けい子、ペルナンブコ)アマゾンの旅に春愁流しけり(小橋矢介夫、聖)春眠の掌より落ちたるハイネの詩(清水照子、聖)一日の疲れを癒す髪洗ふ(大楯エツヨ、パ)郷愁となる日ならぬ日夕焼けて(渡部悦子、パ)
ニッケイ新聞 2012年5月1日付け 愛知、和歌山、滋賀、大分の4県人会による『第14回屋台祭り』が22日に愛知県人会館であり、雨天にも関わらず約600人が各県の郷土料理を楽しんだ。 今年で創立55周年を迎えた愛知県人会は、「あんかけ焼きそば」、「おにぎり」「あんみつ」を販売。半分はすでに予約済みという持ち帰り用の白餅は「11時前には全部なくなった」と小松ジェニー会長も満面の笑みを見せた。 「鳥飯」「牛のタタキ」「鳥天」を販売した大分県人会は、午後2時半には完売。調理を担当した伊東信比古理事は「もう少したくさん仕込んでおいても良かったかな」と少し残念そう。一度炊いたご飯を、別に調理した具材と一緒に追い炊きする一手間かけた鳥飯は、世代を問わず好評だった様子。 県連日本祭りで、毎年4500食を売り上げる和歌山県人会の「関西風お好み焼き」は、この日も大盛況。「美味しいものをたべてもらいたいので、作り置きはしない」と木原好規会長こだわりの一品は、特製の手作りソースと具材の豊富さが特徴。190食近くを売り、一番人気を見せた。 これに負けずと健闘したのが滋賀県人会「近江の肉うどん」。留学経験もある山田グラシエラ理事(46、三世)は「日本のものにも負けないと思う」と胸を張る。カツオ節を基調とした出汁が自慢のうどんは170食以上が販売された。 料理販売のほか、午後12時半ごろから、鳥取県人会の「しゃんしゃん傘踊りグループ」など、有志による舞台での演芸発表や、カラオケ大会が催され、会場は大きな盛り上がりを見せた。 ダンス教室の同級生だという佐野幸子(70、二世)、曲孝子(66、同)、芳我千枝子さん(76、同)3人組は「うどんが特においしかったので、日本祭りでまた食べたい」と顔を綻ばせながら話した。 次回の屋台祭りは10月末に開催される予定。
