ブラジル鹿児島県人会(園田昭憲会長)が2004年度から行っている実習制度の9期生として川口裕貴さん(24)、石橋恭平さん(23)、花尾彰子さん(22)の3人が着伯。同制度での実習を志望した動機と今後の抱負を語った。
3人の中で唯一社会人経験のある川口さんは学校を卒業後、農業留学のためアメリカに渡った経験がある。アメリカからの帰国後も農業関係の仕事に就 いていた。今後も農業関係の仕事に携わることを希望しているが、「全く違う仕事を体験して将来につなげたい」と同制度に応募。「果物が好きなので、ブラジ ルの果物をたくさん日本に伝えたい」と意気込みを語った。
大学を休学して来伯した石橋さんは、10年から昨年にかけて1年間留学したタンザニアで日常会話ができる程度のスワヒリ語を習得。「会話ができる レベルまでポルトガル語を話せられたら」と語学習得に意欲を見せた。石橋さんの将来の目標は農業技術師になること。大学では農業土木を学んでいる。「アマ ゾン川流域の農業やイタイプー水力発電所ダムのことなど、幅広く学びたい」を目を輝かせた。
「大学では日本語教育について学んだので、人間同士の多文化共生を学びたい」と話した花尾さんは、今年3月に大学を卒業したばかり。卒業後の進路として大学院への進学も考えていたが、同実習での派遣が決まったため合格していた大学院に進まず渡伯した。
今回の同制度では、実習先が日本語学校と邦字新聞社だったが、花尾さんは選考時の面接で「あくまで日本語学校へ行きたいという意思を貫き通し た」。念願がかなってピラール・ド・スール日本語学校での実習が決定。「初めての海外なので、言葉の壁にぶつかることを経験して、より学習者の立場に近付 きたい」と意欲を見せている。
2012年6月14日付
