ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、園田昭憲会長)は、3月28日午後4時からサンパウロ市ビラ・マリアーナ区の三重県人会館で3月度代表者会議を開催した。
同会では、第16回フェスティバル・ド・ジャポン(日本祭り)の各県人会ブース出店料が1500レアルになったと正式に発表された。さらに、従来は土曜正午から開かれていた開会式を、今年は金曜正午から開くことが決まった。冒頭のあいさつに立った園田会長は、「ブラジル景気の冷え込みで現在日本祭りも厳しい状態にある。あたかも戦争のような状態だ」と、今年のスポンサー集めがあまり芳しくない状況にあることを示唆した。
そのほか、木原好規和歌山県人会長が2012年度県連事業報告書の作成に関し、いまだ半分の県人会から報告書が届いていないために遅れていると参加県人会長らに協力を呼び掛けた。
その後の各県人会意見交換では、尾西貞夫兵庫県人会長の発案でサントスの上陸記念碑とイビラプエラ公園の開拓先没者慰霊碑の写真を日本移民史料館に展示するよう文協に提案することが決まったほか、原島義弘千葉県人会長から3月9日の東日本大震災犠牲者三回忌追悼法要への参加人数が少なかったことに対し、苦言が呈された。
◆12年度、R$21万の赤字
13年度予算巡り論争も
県連は第47回定期総会も代表者会議に引き続き、開催した。午後5時の第1次招集には30都府県の各県人会代表者らが出席し、同会の議長には坂和三郎東京都友会長が選出された。
12年度の収支報告及び事業経過報告、13年度の事業計画案はスムーズに承認された。なお、12年度は収入251万4840・47レアル、支出272万8898・19レアルで21万4057・72レアルの赤字だった。その原因は、昨年開催された第1回ロードレースの約21万5000レアルにも上る赤字によるところが大きい。ちなみに、12年12月31日現在の銀行預金額(県連センター基金を含む)は、132万9414・12レアルが計上されている。
その後の13年度予算案を巡り、会議は紛糾した。押切フラビオ山形県人会長は「日本祭りの収入予算額が強気過ぎないか」と懸念の声を上げ、大西博己広島県人会長も「どんぶり勘定ではなく、きちんとした実績に基づく予算作りをすべきだ」と予算承認を拒否した。
これに対し前田ネルソン三重県人会長は「収入予測はまだ難しく、支出も収入も高めに予算を作った」と反論。結局議論は終了予定時刻の午後6時を40分以上過ぎるまで続いた。
そのほか、谷広海宮崎県人会長から「戦後移民60周年記念事業の予算は計上しないのか」という質問も上がったが、園田会長は「事業は県連主催ではなく実行委員会主催のもので、県連は一切金を出さない」と説明した。予算案は最終的に、参加者の一部の拍手をもって承認された。なお、13年度予算は265万レアル。
その後、補充監事選挙が行われ、森永正行ジェラルド石川県人会長、川添博長崎県人会長、永山八郎福島県人会長が選出された。
コラム【モザイク】
3月度県連代表者会議は午後4時から行われたが、開催会場となった県人会館の2世会長は執行 部の一員でもあるのにもかかわらず、20分遅刻して堂々と入場してきた。昨年の12月度代表者会議が栃木県人会館で行われた際、坂本アウグスト進同県人会 長自らが早めに会場入りして会場設営を手伝っていた姿とは大違いだ。2世はもはやブラジル人だから仕方ないという意見もあるかもしれないが、坂本会長は3 世だ。日系何世かなどに関係なく、これは人間的な問題だろう。
◎
県連総会での13年度予算は結局、参加者の拍手でもって承認された形と なったが、明らかに過半数の参加者は拍手をしていなかった。こういった締まりのない会議進行は、ほかの日系コロニア団体にもよく見られる悪い癖だ。今や日 系コロニアを代表する組織になりつつある県連には、ぜひ他団体の手本となるような会議を行ってもらいたい。
2013年4月3日付
