愛知、和歌山、滋賀、大分の4県人会が出店する第14回屋台祭りが4月22日、聖市リベルダーデ区の愛知県人会館で開催された。小雨交じりの天候にもかかわらず例年以上の来場者が訪れ、約240席は瞬く間に満席となった。それぞれの県人会が販売したのは、愛知=焼きそば、おにぎり、あんみつ、持ち帰り用白餅。和歌山=関西風お好み焼き。滋賀=近江肉うどん。大分=トリ飯、トリ天、牛たたき。(植木修平記者)
会場を提供した愛知県人会は、婦人部が中心となって開催2日前の20日から準備に取り掛かり、餅つきや焼きそばの野菜切りなどを行った。当日は約30人が厨房に入り、次々と入る注文に慌ただしく調理していた。
同県人会は、昨年までの屋台祭りでは焼きラーメンを提供していたが、今年はこれまでの経験を生かして人気の焼きそばに挑戦。婦人部が考案した鶏がらで取ったタレが自慢だ。小松ジェニー会長は「フェスティバル・ド・ジャポンでは郷土食の天むすを出す」と話していた。
既に「お好み焼きの和歌山」というほど、確固たるブランドを築いている和歌山県人会は、屋台祭りでもお好み焼きで勝負。熟練の域に達した30人の県人会員が慣れた手付きで約200食を売り切った。同県人会のお好み焼きは関西風で、細かく刻まれたエビ、イカ、ベーコン、卵などがミックスされ、甘口のタレとマヨネーズの上で鰹節(かつおぶし)が踊る。
同県人会の木原好規会長は「日本祭りでは4500食が売れるようになったが、逆の反響が起こった場合を考えると怖い。一つ一つに目を光らせているつもりだ」と、食の王者の地位を得てもなお、決して驕(おご)ることはない。この日も、和歌山のブースの前には行列ができていた。
会場では昨年に引き続き、郷土食の販売のほかに県人会及び有志出演による郷土踊りが実施され、来場者は郷土食を味わいながら伝統芸能を楽しんでいた。
(つづく)
2012年5月4日付
