来年の日伯修好120周年を官民で祝うため8月29日に立ち上げられた「日ブラジル外交樹立120周年 記念事業ブラジル実行委員会」(委員長=梅田邦夫在伯日本国大使)の第2回会議が、3日午前10時からサンパウロ(聖)市ベラ・ビスタ区の在サンパウロ総領事館3階多目的ホールで開催された。会議では主に、特別事業として来年9月の実施が予定されているコシノ・ジュンコ氏プロデュースによる花火イベント、日伯共同プロジェクト巡回展覧展、経済セミナーについて話し合いが行われ、ロゴマークの公募や企業などを対象にした寄付金集めは年内に開始される見通しだ。
この日の会議には、梅田大使、福嶌教輝在聖総領事、商工会議所、文協、援協、県連、日文連、JICA、国際交流基金、ジェトロ、JBIC、日伯文化社会統合協会代表らが出席。
会議後に邦字紙への概要を説明した在伯大使館一等書記官の高田行紀氏によると、第2回会議では主に、(1)花火イベント(2)日伯共同プロジェクト展覧会(3)経済セミナーの3事業について検討したという。
(1)は、日本人デザイナーのコシノ・ジュンコ氏がプロデュースし、来年9月12日に開催されることが現案として発表。場所は、聖市内のジョッ キークラブかイビラプエラ公園内が候補に挙がっている。イビラプエラ公園で実施する場合には、単に花火を打ち上げるだけでなく、同公園内にある噴水と音楽 をマッチさせた総合的なイベントになる見込み。
ちなみに、花火は日本からの輸送ではなく、ブラジル国内で調達することが現時点では前提になっているという。
(2)はJICAが主導し、ウジミナス製鉄やセラード開発などかつての日伯ナショナル・プロジェクトの歴史を伝える写真展をサンパウロ、リオ、ブラジリアなど主要都市7~8カ所を巡回して展示する。
(3)は来年の8月ごろをめどに、2015年に創立75周年を迎えるブラジル日本商工会議所の記念イベントを兼ねた形で行うことが検討されている。
日伯修好120周年記念事業の総予算は未定だが、(1)と(2)の特別事業だけで約8500万円の予算が見込まれており、(1)だけでその7~8割が使用される予定だという。
また、ロゴマークについては公募し、「日伯両国で使用できるもの」として11月中には決めたい考えだ。
特別事業の寄付金集めについても「できるだけ早く始めたい」としており、今後商工会議所などを通じて企業や個人などへの協力が求められそうだ。
開会及び閉会の記念セレモニーも現時点では場所や日時は未定だが、日本とブラジル双方での開会及び閉会が見込まれている。
同会議で日系団体側から「来年、各地域で行われる周年事業に修好120周年の名前を冠するための準備をしているので、その認定を早くしてほしい」との依頼もあったという。
次回の第3回実行委員会は12月ごろに行われ、その時にある程度の具体的内容が決定される予定だ。
2014年10月7日付
