08/03/2026

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ニッケイ新聞 2012年7月12日付け  土曜日(14日)  第三アリアンサ創設85周年記念式典、終日、同移住地      ◎  バストス卵祭り、終日、同移住地、日曜日も      ◎  日本祭り、終日、イミグランテ会場(Rodovia dos Imigrantes km 1,5, Sao Paulo)。日曜日も
ニッケイ新聞 2012年7月12日付け  土曜日(14日)  第三アリアンサ創設85周年記念式典、終日、同移住地      ◎  バストス卵祭り、終日、同移住地、日曜日も      ◎  日本祭り、終日、イミグランテ会場(Rodovia dos Imigrantes km 1,5, Sao Paulo)。日曜日も
ニッケイ新聞 2012年7月12日付け   県連「日本祭り」の会場内講堂で15日午後2時、『Coracoes Sujos』(ヴィセンテ・アモリン監督)が上映される。一足先にあった試写会で早速鑑賞。フィクション映画としてなかなかの出来。特に前半部分は目頭に 熱いものを感じたほど。ほぼ日本語で楽しめる。「人が多くて…」と避ける向きの方も足を運んでみては。
伯国の47都道府県人会の中で唯一、県連(園田昭憲会長)に属していなかった富山県人会(市川利雄会長)は昨年、約10年ぶりに県連に復帰した。同県人 会の発足は1960年。2010年8月には県人移住100周年、県人会創立50周年、母県と聖州との友好提携25周年の記念式典を実施するなど積極的な活動を行っている。 今年は10年ぶりに日本祭りに出店するが、アリアンサ郷友会と同県人会主催の第3アリアンサ入植85周年記念式典が14日午前8時から聖州ミランドポリスの第3アリアンサ移住地会館で開催されるために多忙を極めている。 同県人会が販売するのは、すき焼き丼(12レアル)、コロッケ(4レアル)、天ぷら(4レアル)、コーヒーゼリー(3レアル)、あずきのお菓子 (3レアル)などで、出品に向け2月から練習を重ねてきたという力の入れよう。市川会長は「私は日本祭りにスタンドを出すのは初めてのことですが、10年 前に出店を経験した婦人部の会員がいるので力強い。何も心配していない」と胸を張る。 すき焼き丼は来場者の「おいしいものを少しずつ食べたい」という要望に応えて、通常より小さい器で提供し、高級料理を手軽に楽しんでもらうよう心 掛けた。また、今回の日本祭りへの出店を大変喜んだ母県からは、近年注目されている「高岡コロッケ」を提案され、同県人会でもブラジル風にアレンジしたコ ロッケを提供する。 富山県高岡市はコロッケ消費量が全国有数であることからコロッケでイメージアップを図ろうと、04年に高岡市役所の若手職員の有志が運営するホー ムページ「カラーたかおか」で紹介した。さらにホテルニューオータニ高岡が新作コロッケを作るなどして次第に盛り上がりを見せ、08年6月に高岡市、高岡 商工会議所、富山新聞社などが集まって「高岡コロッケ実行委員会」が発足。同じくコロッケで街おこしを進める龍ケ崎市(茨城県)、三島市(静岡県)ととも に「三コロ会」を結成し、交流を深めている。 また、あずきのお菓子は会員の女性がクリームとフルーツとあずきを使ったものを考案し、同県人会に提案したことがきっかけでメニューに取り入れられた。 市川会長は「会員の発案で日本とブラジルの文化が合わさってできたドッセ。とても意味があると思う」と同県人会の明るく活発なエピソードを明かした。10年ぶりの出店となる富山のスタンドは51番。日本祭りに新たな味の楽しみがまた一つ増えた。 ◎   ◎ 神奈川県文化援護協会(永田淳会長)は今年初めて日本祭りにスタンドを構え、横浜中華街にちなんだ郷土食、中華饅頭をブラジルに紹介する。...
日本の報道によると、フェスティバル・ド・ジャポンの三重県人文化援護協会のスタンドに、清水醸造(鈴鹿市)と寒紅梅酒造(津市)の日本酒が出展されるという。 これは、前田ネルソン三重県人会長が同祭に参加する日本企業を誘致しようと鈴鹿市のNPO法人・愛伝舎代表の坂本久海子さん(50)に依頼。坂本さんが様々な企業に声をかけ、清水醸造の清水慎一郎社長(54)が手を挙げた。 同社は2年前に開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の公認商品に、清酒「作(ざく)」が選ばれた経緯があり、2014年の 伯国大会でも販売したいと考えていたという。また、清水さんが他の蔵元に声をかけ、寒紅梅酒造も出展することになった。同県人会関係者によると坂本さんは フェスティバル・ド・ジャポンにも訪れ、ブラジル日系社会を視察する予定。 2012年7月11日付
【ベレン発】昨年、東日本大震災の影響で中止されたミス日系コンテストが7日夜、汎アマゾニア日伯協会神内講堂を会場に2年ぶりに実施された。毎年恒例の七夕祭りも今回同時開催され、二つのイベントに参集した入場者たちで協会の施設が大いににぎわっていた。 ミス日系には10人の候補者が出場し、今年度の栄冠はカスタニャール日伯文化協会推薦の岡島ラリッサ・マユミさん(17、学生)が射止めた。岡島さんは、14日にサンパウロの日本祭りで開催されるミス日系全伯大会へパラー州代表として出場する。 当日は午後5時から同協会駐車場を会場に七夕祭りが開催。会場には、特大のくす玉吹き流し30個がワイヤでつり下げられ、夜に入るとくす玉の中に 取り付けられた電球が色鮮やかに照り輝き、七夕気分を一層盛り上げていた。会場には食べ物を販売する屋台も並び、用意されたテーブル席がすぐに満席となっ ていた。 ミス日系コンテストは、午後8時から神内講堂で催された。今年のミス候補者10人は、トメアスー、カスタニャール、サンタ・イザベル、サント・ア ントニオ、アナニンデウア、タパナン、ベレンなどの各地域から出そろった。各候補者の応援団も大勢で詰め掛け、100席のテーブルと18の2階桟敷(さじ き)席もすべていっぱいの状態だった。 サンパウロから来ていたテレビタレント・ケンジの絶妙な司会でミス候補者たちが次々に登場。七夕を記念しての浴衣や華やかなドレス、水着などの衣装で舞台から花道にかけてそのプロポーション等を披露していた。 10人の審査委員による審査結果は、ミス日系に大学生で1・75センチの長身岡島さんが選考された。また、プリメイラ・プリンセーザに高校生の吉 野セシン・ナオミさん(16、パラー日系商工会議所推薦)、2位に学生の瀬口スエレンさん(20、トメアスー農業振興文化協会推薦)が入賞。瀬口さんは、 ミスの候補者間の投票で選ばれるミス・シンパチアにも選考されダブル受賞となった。 2012年7月11日付
日本文化普及貢献の10人が表彰  日系ブラジル連邦下院議員の西森ルイス氏が会長を務めている伯日議員連盟は、在ブラジル日本国大使館と共催で6月26日、ブラジリアの連邦下院 議会で移民104周年記念式典を開催した。当日は約200人が来場。式典では、日本文化の普及や促進に貢献したことが認められた日系人10人のうち、来場 した6人が表彰された。 同式典には西森下議をはじめ、大田イオランダ慶子、安部順二、高山ヒデカズ各日系下議や、三輪昭在ブラジル日本国大使、JICAブラジル事務所の室澤智史(さとし)所長らが出席した。 同式典では三輪大使、上田雅三連邦高裁判事、下本八郎元サンパウロ州議員、秋本満敏日伯農業開発株式会社副社長、嶋田巧パラナ日伯文化連合会元会長、水本エドアルド本紙会長の6人が表彰され、同連盟議員よりそれぞれ記念プレートが手渡された。 表彰者を代表して上田判事は、「伯国で貢献した我々の祖先に敬意を払うとともに、移民を受け入れてくれた伯国に感謝」とあいさつ。三輪大使は「苦労を重ね、伯国で信頼を勝ち取った日本移民は我々の誇り」と強調した。 また式典では、日伯国会議員連盟事務局長の藤村修日本国内閣官房長官から届いたメッセージも代読された。 出席した大田、安部、高山各下議はそれぞれ、「日系社会は常に発展しているが、その経緯や歴史を忘れずに子孫へと伝え、将来の日系社会をつくっていこう」と呼びかけた。 表彰を受けた嶋田氏(79、2世)は、パラナ日伯文化連合会会長などを歴任し、同地日系社会の結束に尽力。「こんな素晴らしい賞を私になんてもったいない。パラナの日系人を代表して受け取りました」と感謝を示した。 秋本氏(63、愛媛)はセラード開発などで農業に30年間携わり、近年は文協RURALの企画にも力を注いでおり、「このような機会で今までの努力が認められてうれしい」と話した。 また本紙水本会長は、「これからも日系団体と協力し、メディアの面から日本文化の普及を支えていきたい」と語った。 式典を企画した西森下議は「今回の表彰は数人に贈られたが、本当は日々の小さな活動に従事している何百万人もの日系人に贈られるべきもの」と述べ、各個人の貢献をたたえた。 式典には遠方からの出席者も多く、聖市からは園田昭憲県連会長が参列したほか、パラナ州から約50人が出席した。 団体を引き連れて参加したリーガ・パラナ日伯文化連合会の折笠力己知(りきち)会長は「これまでと違った移民の表彰が行われて良かった。パラナでも西森氏と協力して文化継承に力を入れていきたい」と意気込みを語った。 同式典は同19~28日の日本文化週間の一環で開催。式典後は文化週間の開会式も行われ、琉球国祭り太鼓の華やかな演奏が披露された。また、日本 文化週...
ニッケイ新聞 2012年7月11日付け  「美味しい野沢菜をどうぞ!」。今週末に行なわれる県連主催『日本祭り』で長野県人会(北澤重喜会長)は今年も〃郷土の味〃野沢菜を販売する。  同祭のためだけに栽培するため「1年に一度だけ楽しめる味」と評判も高い。10年以上続く恒例の収穫、漬け込み作業が9日にあった。  約400キロの野沢菜を塩漬けにし、後にピンガ、砂糖などで独自の味付けをするのが長野県人会流。  昨年は600袋を準備したが最終日にほぼ残らなかったことから、今年は800袋分を漬け込む。値段は一袋8レアル。  北澤会長は「今年は寒かったから野沢菜もよく成長した。ご飯のお供、酒のつまみに最高」と話している。同県人会の屋台は4番
ニッケイ新聞 2012年7月11日付け  群馬県人会(内山住勝会長)婦人部の部員10人が先月5日、サンパウロ日伯援護協会が経営する「あけぼのホーム」を慰問に訪れた。  婦人部の活動に長年にわたって貢献し、同ホームに約20年入居する群馬県出身の蓑毛ひろさん(99)を見舞うため、毎年実施されている定例行事。  部員の大矢みどりさんは、「まだまだ元気そうで良かった。本人だけでなくほかの人たちもとても喜んでいた」と感想を話した。  同県人会は、初代会長の石原桂造氏が救済会「憩いの園」の設立に尽力しており、援協傘下の「やすらぎホーム」設立時には福田赳夫元首相(当時は 副総理)を通じ、県人会が仲介して県から建設資金援助を得るなど福祉事業に力を入れてきた歴史がある。この慰問もその一環で、県人会の事業計画の一つとし て数年前から行われている。
長年こだわりの甘味で勝負 第15回フェスティバル・ド・ジャポンが、13日から3日間にわたって聖市のイミグランテス展示場(Rod.dos Imigrantes km 1,5)で開催される。昨年も約20万人が来場し今や世界規模のイベントとなったが、同祭を支えるのは各県人会が出店する郷土食にほかならない。今年は 53の団体がスタンドを構え、来場者を待ち受ける。ブラジル人に人気のある焼きそばを提供する団体は15団体もあるが、本紙では毎年、誇りを持ち伝統を後 世に語り継ごうという心意気で郷土食を提供する県人会を紹介している。今年は日本のお菓子や軽食を提供する県人会にスポットを当ててみた。また、初出店と なる富山と神奈川についても紹介する。(編集部) 鹿児島県人会婦人部(阿部やえ子部長)は、日本祭りの前身「郷土食祭り」のころから、毎年欠かさず出品している甘味を今年も販売する。鹿児島の郷土菓子「かるかん饅頭」だ。 同婦人部は今年、調理に使用するかるかん饅頭用の型を200個新調した。同婦人部員によると、これまで使っていた型も初めは200個あったが、調理中に焼けるなどして約50個が使用できなくなった。また、長年使用するうちに使いづらくなっていたという。 型の購入は早い段階で決まっていたが、今年5月末ころブラジルに到着。6月に開かれた定例役員会の席で、新しい型が到着したことが園田昭憲同県人会長から報告された。 白く柔らかい「かるかん饅頭」は、とろろ芋などの材料をミキサーでよく混ぜて型に入れた後、水を張った鍋で蒸して完成する。同婦人部は一つの鍋で一度に約16個作っている。 長年準備に参加している婦人部員は「力仕事ではないが、量が多いので混ぜる作業が大変」と調理の苦労を語った。 同県人会の「かるかん饅頭」は、例年6個入り1パックで販売している。3日間で約2000個を販売。品切れになることも多い郷土の味だ。同県人会の郷土食は5番スタンドで購入できる。 ◎   ◎ 「私たちなりに作った婦人部のレシピ(レセイタ)があり、ずっと同じ味で作っている」と話すのは、福岡県人会婦人部の前田長美部長。同婦人部は、 母県で手土産の定番として親しまれている「千鳥まんじゅう」を模した「千鳥風まんじゅう」を14年間連続で出品している。10年間部長を務めている前田部...
ニッケイ新聞 2012年7月6日付け  県連主催『日本祭り』の会場内講堂で15日午後2時から、ブラジル映画『Coracoes Sujos』(邦題『汚れた心』、ヴィセンテ・アモリン監督)が上映される。入場無料。  同作品は第二次世界大戦後、日本の勝利を信じてやまない「勝ち組」が、敗戦を認識する「負け組」を〃汚れた心〃を持つ国賊と称し、迫害したという史実を元にしたもの。2000年に発売された同名の書籍が原作。  日系コロニアの精神的支柱でもあった「勝ち組」の元帝国陸軍大佐のワタナベ(奥田瑛二)は、写真館の店主タカハシ(伊原剛志)を「負け組」粛清 の刺客に仕立て上げる。粛清という名の殺人に手を染めるタカハシは血なまぐさい抗争に巻き込まれ、妻や家族との生活が引き裂かれていく。  問い合わせは県連(11・3277・8569)まで。
ニッケイ新聞 2012年7月5日付け  日本の演歌歌手の井上祐見さんが来伯し、各地で公演を行うにあたり、10日午後8時からレストラン伴(Rua Thomaz Gonzaga, 20, Liberdade)で歓迎会が開かれる。会費80レアル。  井上さんは過去12回のブラジル公演の経験を持つ日本人歌手で、2年ぶりの来伯となる。  歓迎会への参加希望は7日までに世話人の小山昭朗さん(11・9946・5134/同・5572・9134)まで。      ■  井上さんの在伯中の主なスケジュールは次の通り。10日=午後4時半グアルーリョス空港着、8時から歓迎会に出席▼12日=ラーモス移住地で歓 迎会・公演▼13日=終日ラーモスで交流会▼15日=日本祭り出演▼17日=ピラール・ド・スールで公演▼21日=グァタパラでの式典に出席、芸能祭出演 ▼23日=離伯。
ニッケイ新聞 2012年6月30日付け  リオ・デ・ジャネイロ市で20~22日に開催された国連持続可能な開発会議(リオプラス20)に出席した公益財団法人オイスカの会長・中野良子 氏の記者会見兼懇親会が23日、聖市リベルダーデ区のニッケイパレスホテルで開かれた。 リオでの会議の報告のほか、同団体が宮城県名取市で進めている 「海岸林再生プロジェクト」についての説明などが行われ、約30人の関係者が訪れた。  オイスカは本部を日本に置き、30の国と地域に組織を持つ国際NGO。主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開し、各国の人材育成にも力を入れている。  中野氏は冒頭の挨拶の中で「リオでの会議で強調してきたのが『ふるさと』というテーマ。共同体意識を高め、支えあいながら活動していくことが大切」と話した。  同会議で、再生プロジェクトについての講演を行った「名取市海岸林再生の会」の鈴木英二会長(71、同市出身)は「何から手をつけて良いかわか らないという状況の中で、最初に出した答えは、早急な海岸林の再生だった」と話し、防砂、防潮、防風などの面での重要な役割を説明。「松と私たちの生活は 共同体。海岸林が再生しないことには、生活の再建は有り得ない」と力を込めた。  同プロジェクトは昨年3月の震災によって甚大な被害を受けた東北沿岸地区の海岸林のうち、宮城県名取市周辺に100ヘクタール分となる50万本のクロマツを植樹するというもので、現在国内、海外を問わず10億円を目標とした募金活動を行っている。  会の終了後、中野氏を含む一行はファゼンダ・ド・カルモ自然公園に移動。ブラジル日本移住者協会(小山昭朗会長)とオイスカ・ブラジル総局(高木ラウル会長)の共催事業として行われている「日伯絆の森計画」の一環として約20本の白イペーの植樹を行った。  中野氏は本紙の取材に対し「日系コロニアが多くの植樹が行なっているのは素晴らしいこと。綺麗な緑があってこそ綺麗な国となる。続けて欲しい」と話し、移住者協会らの活動を評価した。
ニッケイ新聞 2012年6月29日付け 今年80周年を迎えた聖市のタボン体育文化協会(木曾光紀会長、90会員家族)が24日、同会館で『創立80周年記念祭』を盛大に開催した。歴代会長の親族やタボン学園創始者の親族らを始め、在聖日本国総領事館の成田強領事部長や聖市文協の木多喜八郎会長、県連の坂本アウグスト副会長ら約250人が駆けつけた。記念行事の一環として初の記念誌も制作中。会館に隣接するコロニア最古の日本語学校の一つ「タボン学園」の歴史も盛り込まれる。式典の挨拶で木曾会長は「先人が学園と文協の基礎を作って下さったお蔭で、我々子孫も日本人のルーツを保つことが出来た。今日は創始者の皆さんを称えたい」と話した。 1919年、初の日本人家族が同地に入植。子弟を教育する学校設立を目的に、32年文協の前身となる「タボン農會」が設立された。その後、日本政府からの資金援助で同学園が建設された。第2次大戦終了後にタボン体育文化協会と改称、現在に至る。温かい日差しが照りつける中、同学園前に設置された祭壇前で物故者慰霊祭が執り行われた。祝詞奏上では参加者らも頭を垂れて先没者に祈りを捧げ、交替で玉串を献上した。続いて日伯両国歌が響く中、両国および聖州の国旗が掲げられ、学園の入り口で記念プレートの除幕もあった。木曾会長は同文協・学園の成り立ちを説明したうえで「全ての関係者や協力者に感謝したい。先人が残した日本的な規律や価値をこれからも継承していく」と話し、「皆で頑張りましょう!」と日本語で締め括った。逝去した歴代会長の写真が見守るように並ぶ会館の後部には、壁一面に学園と文協の写真パネルが飾られた。壇上には歴代会長の親族や来賓が列席し、一人ひとりに感謝の意を込めた銀の記念プレートが授与された。今回の式典を企画し、また記念誌制作の資料集めにも尽力してきた縁の下の力持ち、宮路アリセ婦人部部長(80、二世)が代表し「80周年の歴史に輝かしい1ページを記し、これからの繁栄にも心を尽くしたい」と満面の笑顔で挨拶を述べた。最後に尾崎博士元会長が音頭を取り、記念パーティーが開幕。舞台で繰り広げられる余興を鑑賞しながら、参加者らはそれぞれブッフェと歓談で午後のひと時を楽しんだ。今回の式典には、若い世代に伝統を継承する意味も強く込められていた。同文協は学園生徒数の減少、文協役員・会員らの高齢化の進行に直面し、「若い世代に任せないと将来がない」と、今年ボーイスカウトと和太鼓グループを母体とした青年会を結成している。木曾会長は「私らの世代はここで育って、いい友人や思い出を作ってきた。そういう機会を次の世代にも繋いで行きたい。子どもたちにとって、第二の家になれば」と願いを語った。
ニッケイ新聞 2012年6月28日付け 在聖日本国総領事館の大部一秋総領事が今月で任期を終え帰国するにあたり、26日夜、聖市文協貴賓室で送別会が開催された。プレジデンテ・プルデンテ、グァタパラ、プロミッソンなど遠方からも日系団体の代表者ら約300人が集い、大部総領事夫妻との別れを惜しんだ。開会の時間まで入場する参加者は途絶えず、貴賓室は満席となった。両国歌を斉唱後、日系社会を代表して木多喜八郎文協会長が「夫妻は着任当初から国歌を暗記し、ブラジルへの敬意を表した。100以上の市や移住地を訪問したのは前代未聞で、どの訪問先も本当に光栄に感じているはず」と謝意を示した。続いて、送別会を主催した35団体、希望の家、こどものそのなど福祉4団体、モジ・ダス・クルーゼス文化協会、ブラジル日本移民史料館からそれぞれ感謝状や記念品が贈られ、夫妻は神妙な面持ちで受け取った。「今夜は友達ばかりの送別会だから」と原稿を持たずに挨拶に立った大部総領事は「祖国日本を思いながら亡くなっていかれた方の魂を感じ、それに魅せられて106カ所を164回訪問した。サンパウロとの出会いは運命。去っても心はここに残る」と涙ぐみながら語り、会場からは大きな拍手が沸き起こった。諸団体の謝意に感激した栄子夫人も、プログラムにはなかったが挨拶に立ち「『ありがとうございます』の一言しかない。ブラジルの応援団として心をここに置いて生きて参ります」と笑顔で感謝を述べた。最後に園田昭憲県連会長の音頭で乾杯が行なわれると、参加者らは次々に大部夫妻を取り囲んで握手や別れの言葉を交わし、記念写真を撮った。大部総領事は本紙の取材に対し「今までのなかでここまで思えた勤務地は初めて。これからは、学んだことをどこに行っても伝えていきたい」と話した。
山口県山口市にあるロータリークラブは19日、山口県人会(要田武会長)の仲介で聖市リベルダーデ区にある同県人会会館で知的障害者援護施設「希望の家」に米1・2トンを贈呈した。 贈られた米は、同県人会が同クラブからの支援金10万円で購入したもの。同県人会の伊藤紀美子事務局長によると、同クラブからブラジルへの寄付は約20年続いており、始まった当初はブラジルの孤児院に向けて援助していた。 寄付が10年程続いたころ、同クラブから同県人会へ「日系社会に援助したい」との要望があったため、同施設へ米の贈呈が始まった。 伊藤事務局長は「ロータリークラブからは毎年10万円届いており、できるだけ多くの米を役立ててほしいと言われている。毎年1トンを目標に購入し ており、多い年では1・6トン寄付できた年もあった」と説明。「米を購入した店は、寄付すると言うと割安にしてくれる上、トラックの運転手も寄付に意義を 持ってくれる」と話し、ブラジル側の理解を喜んだ。 同施設の千田ジョゼー事務局長とともに贈呈に立ち合った大野孔三第1副理事長は、「ブラジルの福祉施設は皆さんから応援してもらっている。非常にありがたい」と感謝の言葉を述べた。 大野副理事長によると、現在同施設には平均年齢50歳以上の80人が入居。寄付された米は入居者と職員の食事として提供される。 また、同クラブはこれまで国内外で植樹や時計塔の設置を行っているほか、オーストラリアやドイツと交流している。2004年には同県人会から長年の寄付に対して感謝状が贈られた。 2012年6月28日付
ニッケイ新聞 2012年6月27日付け  ブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)は24日午前、文協大講堂で『白寿者表彰式』を執り行った。99歳が30人、100歳が10人、日 系コロニア最高齢の108歳が1人の計41人が表彰された。式に出席したのは本人20人と代理の家族ら18人の計38人。会場には家族らを含む約700人 が訪れた。  木多会長は冒頭の挨拶で「矍鑠として舞台にお越しくださったことは慶賀の至り」と祝辞を述べ、今月末に任期を終え帰国する大部一秋在聖日本国総 領事も「毎年何を差し置いてもこの式には出席してきた。白寿表彰を受ける方々は尊い宝のような存在。これからもコロニアの希望の星として輝き続けて欲し い」と受賞者を称えた。  式では、一人一人の名前、出身地、来伯年が読み上げられ、賞状と記念品、金一封が贈られた。自らの足で立ち堂々と表彰を受ける白寿者に涙ぐむ関係者もいた。  受賞者を代表して謝辞を述べたのは水本薫さん(99、岡山)。はっきりとよく通る声で「祖国である日本を愛し、毎日祈りを捧げているが、自分を 温かく迎え入れてくれたブラジルという国にも深く感謝している。みな様も神様に護られて、楽しく健やかな日々を送れるよう祈っています」と話し、会場から 万雷の拍手が送られた。  92歳まで農業を営んでいたという竹原庄一さんに健康の秘訣を尋ねると、「何でもしっかり食べること。でも食べすぎはよくない」と笑顔。  現在も毎日、家族が経営する金物屋に顔を出す。「店先で用心棒として活躍している」と息子の久さん(54、二世)は笑いながらも「誇らしい」と感慨深げに話した。  今回白寿者表彰を受けたのは次の41人。(敬称略、記載がない場合はサンパウロ市在住)  上地マツ(108、沖縄)、水本薫(岡山)、千葉フミ子(北海道)、二神房江(愛媛)、石橋薫(愛知)、伊藤ことみ(広島)、鹿毛千代香(福 岡、サン・ベルナルド・ド・カンポ市)、梶山サチコ(山口)、仲左門(和歌山)、西原チヨ(佐賀)、大熊峯喜(福岡)、佐野常男(三重、フェルナンドポリ ス市)、佐々木正二(愛知)、豊嶋すえ(北海道、バストス市)、渡部經子(北海道、オズワルド・クルス市)、山本文(石川、ヴァルジェン・グランデ・パウ...
ニッケイ新聞 2012年6月27日付け  北伯県人会協会(山本陽三会長)による初の代表者会議が9日、汎アマゾニア日伯協会会議室で行われ、加入、未加入合わせ15県人会の代表者と関係者が出席した。  会費の支払いについて、県人会の規模に応じて年間200レアル、150レ、50レの3ランクが設定された。相談役を務めるの堤剛太氏(汎アマゾニア日伯協会事務局長)によれば「ほとんどの会が最高ランクの金額を払う」という。  汎アマゾニア日伯協会主催で9月10~15日に行われる『日本週間』への参加も正式に決定。各県人会に参加が呼びかけられるとともに、ブラジル日本都道府県人会連合会(県連)の園田昭憲会長を同祭に招くことも決まった。  今後の活動について、県人会単位では出来ない事業を企画し推進していくことを確認。会同士の交流・親睦、子弟の人材育成などを行っていく。  11ある未加入県のうち、出席したのは茨城、三重、宮城、和歌山の4県。うち会員が一家族のみの茨城を除く3県は、「会の会合で加入か未加入かを協議する」と表明した。  7月には山本会長と越知恭子副会長が県連への表敬訪問と「日本祭り」視察のため来聖する。
ブラジル都道府県人会連合会(園田昭憲会長)主催による東北被災地応援ツアーが 10月14日から11月4日まで実施されるにあたり、案内のため本橋幹久、山田康夫両県連副会長が本紙を訪れた。 県連は4月に行われた代表者会議で、毎年充実し100人以上の申し込みがある「ふるさと巡り」について言及し、新たなツアーを企画した。被災地と連絡を取り合いながら急ピッチで企画が組まれ、10月という早い時期で実現することができた。 ツアーの内容は、岩手(釜石市、陸前高田市)、宮城(女川町、石巻市、名取市)、福島(いわき市、原発立入禁止地域境界ゲート、風評被害地)の被災地訪問、東北地域の観光地視察、1週間の自由行動と東京観光などとなっている。 自由行動期間中には公益財団法人海外日系人協会主催の第53回海外日系人大会が催され、3日間の開催期間中、皇族関係者との謁見や衆参両議院議長主催の昼食会などに参加できる。 案内に訪れた本橋副会長は「今まで義援金募金活動を行ってきたが、被災地に実際に行き状況を体感し、被災者の気持ちを幾らかでも共有できれば。また風評被害地の訪問により、わずかでも支援ができれば」と語った。 費用は1人5897ドル+空港税で参加者が30人に達した時点で受け付け終了となる。 申し込み、詳細はサービス・グローバル旅行社(電話11・3572・8990)日本語対応は(電話11・3572・8995)まで。 2012年6月27日付