恒例のカラオケ大会で盛り上がり
「イタニャエン旅行が何年目かは分かりませんが、間違いなく40年以上は来ているよ」―。笑いながらそう話すのは、和歌山県人会の木原好規会長。「毎年、もうイタニャエンに行くのはいいんじゃないだろうかと思っているころに、会員の方から『今年のイタニャエン旅行はいつですか』という問い合わせがある。やっぱり、みんな楽しみにしているんだね」と同県人会の名物行事について語る。
和歌山県人会連合会は3月17、18日に毎年恒例の「イタニャエン敬老慰安ピクニック」を開催し、同県人会会員ら約140人が参加した。17日の昼前には御用達ホテル「マイアミ」に次々と会員らがやって来ては「1年ぶりね」「昨年は雨だったからね。海に行こうよ」など久しぶりの再会を喜ぶ声であふれた。
初日の昼は手製の弁当を広げ海辺で遊ぶ家族連れや、「ミニアマゾン遊覧船」に乗る「くろしお句会」のグループなど、思い思いにゆっくりとした時間を過ごした。
夕食後にはサロンで恒例の演芸大会が催され、高齢者から若者までカラオケ好きの26人が日ごろの練習の成果を披露した。同大会はブラジルの国旗の色になぞらえ黄色チームと緑チームに分かれて歌の技量を競い合うもので、審査委員を務めたのは木原会長、谷口眞一郎副会長、下本八郎さん、宮下詠加さんの4人。
安楽ネウザさんが「人生道連れ」で口火を切ると、緑黄両組の芸達者が技を競い合った。昨年はトップバッターだった小林誠さんは、今年はひょっとこの面を準備して「東京ナイトクラブ」を男声と女声で歌い分け、拍手を浴びていた。個人で1位となった小野チトセさんは「練習していなかったので、まさか1位になれるとは思わなかった」と驚きを隠せずにいた。
今年は最新型の機械でカラオケを楽しんでもらおうと、県人会が旅行の前にテレビを購入。当日も昼から何度もリハーサルを重ねていた。会員らはカラオケ終了後に下準備を重ねた演芸委員に「ありがとうね。お疲れさん」と労っていた。
芸能大会の順位は以下の通り(敬称略)。
【団体】1位=緑(469・6点)、2位=黄(468・1点)。
【個人】1位=小野チトセ、2位=中牟田エミヨ、3位=トモ・ヒカルド。
【最高齢者】女性=上田孝子(93)、男性=内海博(89)。
(つづく、植木修平記者)
2012年4月3日付
