ブラジル日本都道府県人会連合会(本橋幹久会長)とブラジル日本語センター(板垣勝秀理事長)は9月21日、サンパウロ市リベルダーデ区の広島文化センターで「第35回スピーチコンテスト・第8回弁論大会」を開催した。
スピーチの部、弁論の部合わせて29人が出場し、日本語でそれぞれの思いを発表した。会場には約120人の聴衆が詰め掛け、若い日本語学習者たちの発表に耳を傾けていた。
審査員は松原礼子、村石好男、日野寛幸、市川利雄、川合昭の5氏。
スピーチの部はBクラス(日本語能力試験4級から3級級程度)、Aクラス(日本語能力試験2級程度以上)の順で行われ、テーマは自由だった。弁論の部は「好きになった日本文化」をテーマに実施し、12人の参加者があった。
スピーチの部Aクラスで優勝した岡本千秋メリッサさん(17、2世)は、今年テレビで見たという日本の親子関係悪化に関するニュースについて、身ぶり手ぶりを使って思いを述べた。愛することや、周囲への感謝の必要性を訴え、スピーチの最後は「世界中の子どもたちの幸せを願っている」と力強く締めくくった。
本紙の取材に対し、岡本さんは「皆さんに思いを伝えることができたので良かった。将来は子どもに日本語を教えてみたい」と笑顔で話した。
同じくAクラスに出場した名久井そらおさん(15、2世)は、陸上部での活動についてのスピーチを堂々と披露。この日のために1カ月ほど前から学校の壇上 などで練習を重ねてきたという。本番終了後、名久井さんは「大体、上出来です」と満足そうな表情を浮かべ、練習の成果を出し切ったようだった。
大会の結果は次の通り(敬称略)。
【弁論の部】1位=滝浪磨輝、2位=本田稔、3位=飛瀬マリア・ジュリア。
【スピーチA】1位=岡本千秋メリッサ、2位=島田ケニ建造、3位=丸屋せいぞう。
【スピーチB】1位=中原一男エデルソン、2位=リン・チャ・フイ、3位=広瀬清幸チアゴ。
2014年10月2日付
