07/06/2026

Dia: 5 de maio de 2009

会館竣工式で久しぶりに会った原島会長(千葉県人会)は、以前と比べてかなり痩せたように見受けられた。聞けば、会館建設のストレスで八キロほど落ちたのだという。為替変動や資材高騰など、不慮の事態による資金難に悩まされてきた。奔走の末、会館は完成したが、「建設はまだ続いている」と表情を引き締める会長。ハードは出来たが、一番大切なソフト(会作り)はこれから、ということだ。「人生、プラス思考で行けば必ず成就する。これは移民の信念でもある」という会長に、思わず納得。会長はじめ会員のみなさんに敬意を表するとともに、千葉県人会の新たな出発にエールを贈りたい。 ◎ 千葉県人会は会館新築にともない、電話番号が変更となったので注意。新番号は、11・5021・3931(ファックス兼)。住所はこれまで通り、聖市シダー デ・バルガス区ネルソン・フェルナンデス街二四七番。なお、同県人会では現在、学生寮の入居者(男子は満室のため、女子のみ)と住み込み管理人(日系人夫妻)を募集中。詳細は事務局まで。
「『仏作って魂入れず』にならないよう、これから一番大切な中身を作っていきたい」―。千葉県人会(原島義弘会長)は三日、完成したばかりの新会館で、〇九年度定期総会と会館竣工式を行なった。構想から九年、ついに「我が家」を持った会員らの喜びはひとしお。出席した百人は真新しい会館で気分一新、原島会長のもと、更なる団結と会の活性化を誓った。 若者を魅了する活動 8月23日、母県慶視団迎え竣工祝典も 「おはようございます」。開口一番、原島会長の挨拶に、会員らからは暖かい拍手が沸いた。会館建設に奔走し、誰よりも苦労を重ねてきた原島会長。その姿をつぶさに見てきた会員らからの、ねぎらいの拍手だった。 それに笑みで応えた会長は、「みなさんの協力のおかげで今日を迎えられることを嬉しく思います」と静かに始めた。 会館は、地下鉄ジャバクアラ駅から徒歩一分という抜群の立地条件にある。三百平方メートルの敷地面積で、〇四年に購入した平屋家屋を取り壊して新築したもの。 四階建てで、外観・内部ともに白を基調としている。地上部分は一階から順に、多目的ホール、事務所や会議室など、学生寮と続く。地下は十四台分の駐車場を備えた。 母県から約五千万円の資金援助を受け、着工したのがちょうど一年前(〇八年四月末)。ところが、予想外の豪雨、為替変動による資金の目減り、建築資材の高騰など、不慮の事態が続発。工事は大幅に遅れた。 その間、原島会長は骨身を削る思い。毎日、工事現場に通い、資金繰りに奔走した。こうした紆余曲折の末、会館は四月十七日に完成。前身の平屋家屋からは打って変わった立派なものが出来上がった。 「お願いしたいこと」として原島会長は、「外枠は作ったが中身がない、というのでは困る。これからは、一番大切な魂作りをしていきたい。会員一人ひとりの会館を目指したい」と抱負を語り、会員らにも協力を要請した。 会館を見学して回った会員らからは、「きれい」、「近代的」などの感想が漏れ、一様に満足の表情を浮かべていた。 サン・ジョゼ・ドス・カンポスから来ていた内山節子さん(六八、勝浦市出身)は、「孫やひ孫までは、この会館で世話になると思う」とし、県人の結束力をさらに高めていきたい、と話していた。 会場からはさらに、「一番の目的は若い人を惹きつけること」、「若者が集うような会館に」とした要望が多く聞かれるなど、会の活性化と若者を取り込む運営方法に期待が寄せられていた。 これについては、原島会長はじめ役員らも同意見。七月頃には会館運営が軌道に乗ると見込んでおり、それに合わせてイベントやコースなども検討していく。 八月二十三日には、母県から慶祝団を迎えて、新会館の建設竣工祝典も行なう予定。原島会長は、「常に上昇志向で目標を達成していきたい。いいことは全部やる」と力強く語り、会館と会運営に意欲を示していた。 なお総会では、〇八年の事業・会計報告、婦人部・青年部経過報告、〇九年度事業警告・予算案などを審議。役員改選はなかった。 写真:平屋家屋が新装一転 写真:新会館の竣工を祝った会員のみなさん
親睦と団結誓って ―埼玉県人会― シュラスコパーティー 埼玉県人会(飯島秀昭会長)は四月二十五日、アルジャー市内の別荘でシュラスコパーティーを行なった。五日に就任した会長が、新会員の獲得と若い世代の取り込みを狙って発案したもの。青年部の役員が県出身者らに声をかけ、約五十人が参加した。 青空の下、別荘の庭には三張のテントが設営され、おでんや角煮、酢の物といった和食を会長が用意。それらがズラリと並んだテーブルには長蛇の列ができた。 「これから協力して下さる皆さんの顔が見たかった。だから今日は最大限のもてなしをしたい。まずは食べて」とエプロン姿の会長が次々に肉を焼いて振る舞った。参加者は炭火焼や、前日からじっくり焼いて旨味が凝縮された肉に舌鼓を打った。 会長は、「埼玉県人は光っていると言われるような県人会にしていく。日本人会をどげかせにゃ。埼玉はやりますよ」と熱意を示し、参加者からは新会長に期待する声が多く聞かれた。 初めて県人会活動に参加した二十代の女性は、「同感。埼玉は日本でも存在感が薄い。これからは若い力で動かしていかなければ、集まれ若者たち」と熱のこもった声援を送っていた。 飯島会長は一九七九年に着伯。約三十店舗を抱える美容室「SOHO」の創業者で、昨年の二十五周年を機に引退。現在は「美しくする会」や「YOSAKOIソーラン」の活動を積極的に行なっている。一月には県人会の事務所をブリガデイロ・ルイス・アントニオ大通りに新設した。 写真:「埼玉はやりますよ」と意気込む県人会員ら
人気だった絵画ワークショップ  ウニヴェルソ・ダ・アクアレラ 賑わった文化救済慈善バザー 水彩画グループ「ウニヴェルソ・ダ・アクアレラ」(小松レジーナ、脇坂グラシエラ両代表)主催の文化救済慈善バザーが、四月二十四日午前十時半から午後十時まで、聖市アクリマソン区の滋賀県人会会館で開かれ、平日にもかかわらず累計で約四百三十人(主催者発表)にのぼる人が詰めかけ、盛況を博した。 同バザーは、小松代表らがホテルや判事関係の協会などでこれまで十数回にわたって行なってきたが、滋賀県人会会館で開催するのは今回が初めて。教師、保母など教育関係者への援助や水彩画グループの若手育成が主な目的で、他の団体と協力し合うことで、交流と情報交換やそれぞれの活性化を見込んでいる。 この日のバザーには、サンタクルース病院、ピッコロ、パイネイラなどのコーラス・グループも奉仕し、昼食に用意された弁当百七十食分が早々に完売したという。 会場では、衣類、木工品、宝石・装飾品、陶器や生活用品など十八のバザリスタが出店。地下の空間では、水彩画グループによる絵画や折り紙のワークショップも行なわれるなど、充実した様子だった。 バザリスタの一人である吉本ルシアーナさん(五二、三世)は「医者の仲間から誘ってもらい、初めて自分で作った品物を売りましたが、本当に楽しいですね」と笑顔を見せていた。 滋賀県人会の山田康夫会長は「滋賀県人会だけではできないことを、模索しながら皆さんに協力してもらうことで、県人会の存在を知ってもらうこともできるし、活性化にもつながる」と話す。 脇坂グラシエラ代表は「滋賀県人会だけでも、水彩画グループだけでも人数が少なくてできなかったことを今回、一緒にやることができました。たくさんのボランティアの人にも手伝っていただき、また次もやってみたいと思います」と意欲を見せていた。 写真:滋賀県人会での慈善バザーを成功させた小松・脇坂両代表(右側左から)
 千葉県人会念願の新会館が完成した。地下鉄ジャバクアラ駅から徒歩一分という好立地。地上三階地下一階、駐車場も完備しており、今週末には家具などをそろえる予定だ。  二人部屋の学生寮(広さ十三平方メートル、家賃一人三百レアル)は既に入居している人もあり、申込みも来ているとか。連絡は原島会長(11・5012・3379)まで。
制度発足50周年迎える 日本へ感謝の気持ち伝えたい ASEBEX、10月に記念式典 ASEBEX(留学・研修生OB会、小松ジェニ会長)は、県連(与儀昭雄会長)、文協(木多喜八郎会長)との共催で今年十月に県費留学生・技術研修生制度開始五十周年を記念する式典を開催する。同制度で日本に行く日系子弟が年々減少する傾向にある中、小松会長は「五十周年の節目を機会に、昔のOBたちに戻ってきてもらうことができれば」と話しており、これまで世話になった日本側への感謝を示すとともに、日本文化を体験してきた日系人たちの存在をアピールする考えだ。   前留学生、研修生OB集合を! 日系人の存在感をアピールへ 県連の創立四十周年記念誌「ブラジル県連」によると、県費留学生制度は、岡山県が他県に先駆けて一九五九年に創設。第一期生は、現在のブラジル文化福祉協会第二副会長の栢野定雄氏だった。 現在、留学生・研修生OBの総数は定かでないが、県費留学生OBだけで千人以上に上る。 小松会長によると、一九六六年にASEB(留学生OB会)、八一年にABEX(研修生OB会)がそれぞれ創立され、九一年に両団体が現在のASEBEXとして合併して今年で十八年になるという。 その他に、文部科学省やJICAによる日系研修生制度などもあり、十月の式典ではASEBEXのみならず、すべての留学生・研修生を対象に参加を呼びかける考えだ。 小松会長は今年一月に会長に就任(一期一年)。九七年に愛知県の県費留学制度で豊橋技術科学大学で化学工学を一年間学び、九九年から一年間JICA研修制度により環境工学(排水処理および廃棄物処理)分野関連会社で研修。現在もサンパウロで環境関連の仕事に就いている。 ASEBEXでは毎年一月、日本への研修希望者を対象にしたセミナーを開催し、五月か六月頃に秋の研修会、年に二回(六月と九月頃)留学生向けの講演会などを実施。七月には県連主催の日本祭りにもボランティアとして協力している。 十月の式典場所など詳細は後日決定されるが、各県人会を通じて各県の知事や国際交流課関係者など招待してもらうことや、県人会からの推薦により代表者を式典当日に表彰する考えだ。 そのほか、OBを中心にインタビューを行ない、ビデオや書籍としてまとめることも考慮しており、現在のところIPK(インスチチュート・パウロ・コバヤシ財団)からの資金協力が決まっているという。 小松会長は「毎年、留学生・研修生の募集者が減っているのが問題視されていますが、OBがいる限り私たちの活動は続けられると思います。今回の式典は、すべての留学生・研修生たちからの日本に対する感謝の気持ちを伝えることが目的ですが、昔のOBや先輩たちに戻ってきてほしいという思いも強いです」と半世紀の節目を機会に、日本文化を自ら体験してきた「日系人」たちの思いを強化することも視野に置いている。 「今の二〇歳代の若者たちの間には、日本文化についてもっと知りたいという思いがあっても、親が日本のことを知らずに教えられないという現実があります。そういう人たちを、私たちASEBEXでもっと引き込みたいと思います。太鼓や祭り、アニメといった日本文化も良いのですが、他人への思いやりや真面目さなど、日系としての基本的な価値をASEBEXで伝えていくことができれば」と小松会長。『日系人』としての思いを継承していくことを望んでいる。
 ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、与儀昭雄会長)主催のフェスチバル・ド・ジャポン(七月十七から十九日)では、今年も日系女性が美しさを競うコンテスト『ミス・フェスチバル・ド・ジャポン/ミス・ニッケイ2009』の開催が決まっており、主催者側は現在コンテスト出場希望者を募集している。申し込みはサイトwww.missfestival.com.brまたはwww.festivaldojapao.comで受付、締め切りは六月十四日となっている。  出場資格としては日系人女性であること、コンテスト当日に十五歳以上三十歳以下であること、独身であることなどが規定されており、それらの条件を満たしていればブラジル国内どこからでも出場できる。  写真および書類による一次審査が行われ、その通過者だけが七月十八日にフェスチバル・ド・ジャポン会場内で行われる本選に進むことができる。  出場資格、参加申し込み方法などの詳細は前記サイトを参照のこと。